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⑭彼氏がキレました……
─雷─⑨※
しおりを挟む絶頂間近で寸止めされた俺は、膝を震わせながら息も絶え絶えにちょっと忘れかけてたあのことを思い出す。
でも迅の唇が耳からほっぺたに移動してきて、イタズラはされないかわりに今度は甘々攻撃をしかけてきた。
ちゅっ、ちゅっ、はむっ、「やわらけぇ、餅みたい」って……俺のほっぺたは大福じゃねぇよぉ……ッ。
「あぅッ♡ いや、それは……ッ、そんな改まって聞かれると恥ずいんで……てかなんでやめ……ッ?」
「雷にゃんがやめろって言ったんだろ。気になるから話せよ。何?」
「あ、その……その……ッ、俺今日、イチジクを所持してないもので……! レッスンのマナーを無視するのはよくないかな、と……思いましてですね……!」
「あぁ、そんな事か」
「そんなことって!!」
もしかしたら指三本なんて無謀なチャレンジをやめてくれるかも、と淡~い期待を抱いてたんだけど。
俺が実はめちゃめちゃビビってるって、もうバレちまってんのかな。
ニヤリと笑った迅が、おもむろにしゃがんだ。
今度はナニをする気だ。
いじくられてツンツン勃っちまったちくびとチン○はほったらかし。
甘噛みされたほっぺたがムズムズした。
しゃがんで俺のお尻を鷲掴んだ迅の動向が気になって、恐る恐る振り返ってみる。
「……迅……? ナニしてんの? いや、ナニしようとしてんの?」
「ちょっと野暮用」
「はッ? てかあんまジロジロ見ないでほしいんだけど……ッ!」
両方の手のひらで、割れ目が見えるようにグイッとお尻を開かれて凝視されてるんだが……迅さんよぉ、そんなところにいったい何の野暮用があるんです?
俺のプリチーなお尻に近付いてくる、イケメンのニヤけたツラにヤバい気配を感じた。
もしかしてもしかすると、コイツ……ッ!
「迅……ッ!! なんかどんどん顔近付いてねぇ!?」
「ああ、そりゃ舐めるからな」
「はぁッ!? そ、そんなのダメだって!! だ、だってな!? ちゃんと中をキレイキレイにしとかねぇとバッチィって……」
「どこがバッチィんだよ」
「あッ、ウソ、……ッ!? ちょっ……迅! やめろ! ひぃぃッッ!?」
ウソだろぉッッ!?!?
迅の野郎、ほんとに舐めてきやがった!!
むにゅっと生温かいベロの感覚が、確実に俺の大事な穴に触れた。ていうか、ちょっとだけベロの先っぽ入れてきた……!?
「うぅわあぁ……ッ! ま、ま、ま、マジで、な、な、な、なめ……ッ!?」
「フッ……指より先に舌が入るってどゆ事?」
「俺が聞きてぇよ!! あッ♡ 待っ……待ってくれッ、迅! ダメだって! マジでバッチィ……から……ッ!」
迅は何のためらいも無かった。
ベロを尖らせて穴に侵入してくるし、抜いたと思ったら穴の周りを攻めてきやがる。
むにゅむにゅ、レロレロって、そんなところを一生懸命舐め回さなくていいって!
せめてキレイにしてから、……あぁいやキレイにしても舐められたくねぇとこだ、ソコは!
「迅……ッ、ダメ……ッ♡ ダメだってば! バッチィって、言ってんだろ……ッ! んむぅッ……!」
「は? 雷にゃんはどこもかしこもキレイで美味いよ。この体は俺のものなんだぞ。バッチィとこなんかあるか。バカ言うな」
「ンッ……ンン……ッッ、迅~……ッ!」
俺が止めたとこで、あっさりさっぱりやめるような彼ピッピじゃねぇことくらい分かってたよ!
一瞬喜びそうになってハッとした俺は、お利口さんだ。だって俺の体は俺のものだし……!
ペロペロしちゃいけねぇ場所を、キレた迅さんどこ行った?くらい真剣に、ひたすら舐めまくっている。
指一本の感触さえ忘れかけてんのに、新しく上書きする予定のレッスン内容が濃厚過ぎてショートしそうだ。
すげぇヘンな感じなんだもん……ッ。
さっきゾクゾクッと下半身から上がってきた快感とは全然違う。もちろん、指でぐにゅぐにゅされる時ともな。
「迅~……ッ、も、マジでやめ……ッ! なんか、なんか、……ヘンなんだよぉッ」
「ンな事言って、ケツおとなしいじゃん。黙って舐められてフニャフニャ言ってんのに、いざやめたら悲しくなんだろ?」
「フニャフニャなんか、言ってねぇッ! 悲しくも、ならねぇ……ッ、はぅぅ……ッ♡」
「フニャフニャ言ってんじゃん」
「ふぇぇ……んッ!」
迅のツラが見らんねぇよーッッ!
今、絶対、コイツは、近年まれに見るイジメっ子みてぇなツラしてんだ!
寄りかかるもんがなくて、仕方なく壁に張り付いてフニャフニャ言うのも、迅があり得ねぇ場所をしつこく舐めてくっからだろッ?
あと俺は、好きでおとなしくしてるわけじゃねぇ!
ベロの感触をそんなトコで味わうとは思わなくて、ナニが起こってんのか絶賛混乱中なだけだ!
「そろそろ指一本いけそうだな」
「ひぃッ!? も、もう!? イチジクは!?」
「必要無え。気になるならシャワーで洗浄してやろうか? 調べ尽くしたから俺にも出来るぞ」
「いぃぃッッ!?」
「洗浄やるかやらねぇのか。雷にゃん選べよ」
「そんな恐ろしい選択肢あるか!」
「じゃあ不要って事で」
えぇぇッッ!? 決定早すぎません!?
立ち上がった迅が、ボディーソープからワンプッシュ手のひらに乗せた。
白い液体をニチャニチャ指でこねくり回して、それを主に中指に持ってく……とこを見ると、ついにあのレッスンが開講されるってことで……!
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