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猫記念日
─4─※
しおりを挟む「あっ、迅! 待って待って! エッチする前に今日が何の日か当ててみて!」
「…………興味無え……」
「そんな事言わずに~! あれが大ヒント!」
指差した先には、おやつやらオモチャやらでパンパンになった黄色いビニール袋。
袋から中身が飛び出しそうになってるから、気付いてくれるかな。
俺の指差した先を追った迅は、ローションのボトルのキャップを開けようとしてた手をぴたっと止める。
「あれもっさん達のか。あんなに買い込んできたのか? いくらだった? 気使うなよ」
「違う違う! そうじゃなくて~なんつーのかな? 〇〇の日、なんだよ今日! その〇〇とは一体何でしょー!」
「……雷にゃん初めて猫のオモチャを使う、の日」
「長い! そんで意味分かんねぇし!」
ドロッとしたローションを手のひらに垂らして、指先でぴちゃぴちゃさせてる迅が超激レアな笑顔を向けてくれた。
俺のパンツを脱がせようとしてくる迅に、俺は逆らわない。むしろ自分から足を上げて協力する。
「サンキューな。明日あれでもっさん達と遊んでやろう」
「うんうん、そうしよう! 俺らの休み合わせたから明日はいっぱい構ってやれるな!」
「だな。まぁ俺は今から雷にゃんで手一杯なんだけど」
「えぇ~そんな事言うなよ~ドキドキしちゃうだろ~? 迅様のえっち♡」
「……ほんと単純」
「ひゃっ……!」
手のひらで温めてくれたはずのローションは、俺の肌に落ちてくると冷たい。
身を縮ませた俺のほっぺたを撫でた迅に、「しっぽちゃん取って」と言われて手渡すとニタニタが再開された。
「まさかこんな嬉しい物を雷にゃんが自分で買ってくるとはなぁ。マジでサンキュ」
「そんなに嬉しかったんだ? 良かったぁ、しっぽちゃんも喜んでるよ……んッ♡」
普段は照れ屋な迅が、さっきから何回も「サンキュ」って言ってくれてる。
無防備になった孔に指を入れられて無意識に体が固くなってしまっても、すぐにトロトロに蕩けさせてくれる迅の愛撫。
「迅……ッ」
「ん。チューな?」
「……うん、……ッ」
名前を呼んだだけで俺の気持ちを分かってくれるなんて、迅はなんて優秀な俺様なんだ。
あったかい唇が降ってきて、熱い舌と吐息を絡ませているともうアソコがムズムズしてきた。
でも腰をモゾモゾさせて動いちゃうと、中を弄ってる迅の邪魔になるからジッとしておくしかない。
目を瞑って女の子みたいに全部を相手に委ねるこの時間に、俺はやっと慣れてきたとこ。
俺は男だけど、誰かを押し倒したい願望っていうのが全く無くなっちゃったのは迅のせいだ。
「迅ーッ♡ きもちい、……んッ……♡ そこきもちいッ♡」
「気持ちいいよな、指締め付けてくっから分かる」
「……うん、きもちいッ……! あぁぁっ……♡ 迅ッ、いれていいよ、てかいれてほしいッ、……ぎゅってしてほしいッ」
挿抜がスムーズになって、指だけのくちゅくちゅが物足りなくなってきた俺は、迅に両腕を伸ばして甘えた。
迅のアソコで中を掻き回される快感を知ってしまってから、優しいペッティングすらも物足りない。
ヤリチンだった過去を彷彿とさせる、俺とは全然違う色味の濃い迅の迅様で早くめちゃくちゃにしてほしい。
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