79 / 137
第四章
古代のエルフ
しおりを挟む
木漏れ日が差し込む部屋の中に、ハーブティーの良い香りが立ちこめた。これは俺が作った特製ハーブティーだ。主にリリアが喜んでくれるのでよくいれている。
アベルとマリアにはそれほど人気はないのだが、「お湯よりはマシ」と言って飲んでくれている。正直、複雑な心境である。リリアはそのことに檄おこプンプンしてくれたが。
一息ついたところで、この青の森の族長、ベンジャミンが聞いてきた。
「それで、こんなところまで来て、一体何の用なのかな?」
この言葉遣いは優しいものだったが、どこか俺たちを疑うような感じも見て取れた。この場はリリアに取り仕切ってもらった方が良いだろう。リリアに目配せした。
それを見たリリアは、軽くうなずくと口を開いた。
「実は、私たちが拠点にしている王国や、その周辺の国で流行病が流行したのよ」
リリアはことの経緯を丁寧にエルフの夫婦に話した。この青の森の族長であるベンジャミンは、真剣なまなざしで話を聞いていた。
「そうか。そんなことが起こっていたのか。さすがにこの辺りまではそんな話は伝わっていなかったよ。それに、今の話だと、エルフ族はその病にはかからないみたいだからね。それならますます誰も聞いたとこがないだろう」
ベンジャミンは腕を組んで考え込んだ。エルフ族は魔法に長けているだけでなく、その知識も豊富であると言われている。
「私が知る限りでは、他の部族の間でもその病についての話は出なかったな。隣の国と関わりを持っている部族なら何かしらの情報を知っているかも知れないが……それでも、病原体を作り出すほどの知識や施設があるとは思えないな」
「そうですか。ありがとうございます。エルフが関与している可能性が低いことが分かっただけでも、重要な情報ですよ」
取りあえず、リリアの同族が病原体を作り出した可能性は低いようである。俺は安心したのだが、リリアはまだ暗い顔をしていた。
「本当に何も思い当たることはないのかしら? 確かに私たちエルフには、錬金術の技術や知識よりも、魔法に関する知識の方が多いわ。それでも、まったく錬金術の技術や知識がないわけではないでしょう?」
どうやらリリアはまだ疑っているようである。それとも、何か思い当たることがあるのかも知れない。
「リリアは一体何のことを言っているのかな?」
ベンジャミンは何も知らないと言った体で、リリアに話しかけた。
「これでも私は族長の娘よ。エルフの歴史については、他のエルフたちよりも知っているつもりよ。もちろん、普段は知り得ないようなこともね」
ベンジャミンは目を閉じると、大きく息を吐いた。
「リリアはエンシェント・エルフのことを言っているのかい? 彼らはずっと昔に滅んでしまったはずだよ。その姿を見たことがあるという話を、私はこれまでに聞いたことがないね」
エンシェント・エルフ。初めて聞く名前だな。ベンジャミンの話だと絶滅しているようだが……いるな。どうやら大森林にはまだ彼らは生き延びているようだ。
「ねぇ、そのエンシェント・エルフって何者なの?」
マリアが聞いてきた。そりゃ気になるよな。俺も気になる。俺たち三人はベンジャミンを見た。それに気がつくと、やれやれ、といった体で話を始めた。
「エンシェント・エルフはね、私たちエルフの祖先なんだよ。エルフとしての血を濃く持っているのが彼らだ。今、こうして森のあちこちで見かけるエルフは、他の種族と交わりを持ったことで、昔に比べると、随分とその血が薄くなっているのだよ。まぁ、そのお陰で、こうして滅びずに種を存続できているのだがね」
そう言うとベンジャミンはお茶で喉を潤した。その様子はどこまで話すかを慎重に見極めているようだった。しかし、その話をリリアが引き継いだ。
「エンシェント・エルフは高い錬金術の技術と知識を持っていたのよ。不死の薬も作り出せると言われていたほどなのよ」
「不死の薬!? すごい薬が作れるのね。これはさすがの天才錬金術師ダナイでも無理でしょ~?」
マリアがニヤニヤとこちらを見てきた。……うん。それが、やろうと思えば作れちゃうんだな~。でもこれ、ゾンビ薬なんじゃないのか? とてもこの薬を使うことで幸せになれるとは思えないんだけどなぁ。
俺が無言を貫いている間にも、話は進んでいく。
「でも、それなら何で、今のエルフたちは錬金術を使わなくなってるの? あったら便利そうなのに?」
アベルが素朴な疑問を投げかけた。その疑問に、少し目を落とすリリア。
「その昔、エンシェント・エルフから受け継いだ錬金術の技術で、エルフだけでなく、この大森林の生き物たちが大打撃を受けたことがあるそうなのよ」
「だ、大打撃? 一体何が起こったの?」
ギョッとしてアベルとマリアがリリアを見た。なるほど。パンデミックはその昔にも発生していたのか。
「錬金術によって作成された、特殊な成分のせいで、多くの生き物が大森林から消えていったのよ」
「それって……」
「そう。つい最近起こった流行病みたいなものね。それが一体何だったのかは解明されていないわ。でも確かなことは、その事件のあと、私たちエルフは錬金術を捨てたと言うことよ」
重苦しい空気が流れた。それを破ったのはベンジャミンだった。
「そこまで知っているのなら、これ以上は隠す必要もないか。そう、リリアの言う通り、その事件のあと、我々は錬金術を捨て、錬金術を学ぶことさえタブーにしてきたのさ。でもその事件は、もう何千年も前の話さ。今ではこの話を知っているのは、一部のエルフだけだよ」
「そう言うわけだから、内緒にしておいてね」
リリアの言葉に俺たちは首を縦に振った。別にエルフを陥れる気などさらさらないからな。元から誰かに言話すつもりはないのだが。
「それじゃ、そのエンシェント・エルフが怪しいってことなのね?」
マリアがまとめた。あごに手を当てて、まるで名探偵のようなポーズを取っている。
「そうね。それかもしくは、エンシェント・エルフが残した遺産にそれがあったかよね」
なるほど、とうなずいた。だが、気になることもある。
「エンシェント・エルフは錬金術の技術を捨てなかったのか?」
ベンジャミンは考え込んだ。エンシェント・エルフについての知識はベンジャミンの方が優れているのだろう。リリアもベンジャミンを見つめている。
「彼らもその事件のあとに、錬金術を捨てたはずだよ。だが……中には捨てきれずに続けていた者たちもいただろうね」
その可能性は十分にあるな。エンシェント・エルフの姿が確認されていないところを見ると、随分とその数は少ないのだろう。そうなれば、その錬金術の技術がいまだに継承されている可能性は低いが、ゼロではない。
エンシェント・エルフがどうも怪しそうだな。
俺たちの話を聞き、ベンジャミンにもことの深刻さがようやく分かって来たようである。先ほどよりも真剣な顔になっている。ベンジャミンだけじゃない。先ほどから静かに聞いているベンジャミン夫人の顔つきも変わっていた。
「あなた、ここはあなたが動くべきなんじゃないかしら。あなたも感じているでしょう? 最近、大森林が騒がしいことに」
大森林が騒がしい? その言葉にベンジャミンが首を縦に振った。どうやら、何かが起こりつつあるようだ。
「分かった。この件については私が他の部族たちにも話をつけておこう。だが、一つ問題がある」
「問題? 一体なんですか?」
ベンジャミンに問いかけた。すると、その口からは思いもよらない言葉が出てきた。
「実はね、最近になって、私たちが所有しているミスリル鉱山にゴーレムが出没するようになってね。ミスリルを採掘することが出来なくなっているんだよ。ミスリルは私の部族にとって、一番の収入源なんだ。我々が他の部族と違って畑を持たずに、森を汚さずに生きていられるのはそのためなんだよ」
確かにこの集落には畑も牧場も見当たらなかったが、そう言うことだったのか。そうなると、ミスリル鉱山の閉鎖はかなりの打撃となっているだろう。それが解決できぬままに、他の仕事を優先してしまっては、族長として示しがつかないだろう。
「分かりました。それじゃ、そのゴーレムは俺たちが何とかしましょう。大丈夫、これでも俺たちはBランク冒険者ですからね」
「Bランク冒険者! 本当かい!?」
ベンジャミンは目を輝かせてリリアを見た。
「ええ、本当よ。私たちに任せておいて」
アベルとマリアにはそれほど人気はないのだが、「お湯よりはマシ」と言って飲んでくれている。正直、複雑な心境である。リリアはそのことに檄おこプンプンしてくれたが。
一息ついたところで、この青の森の族長、ベンジャミンが聞いてきた。
「それで、こんなところまで来て、一体何の用なのかな?」
この言葉遣いは優しいものだったが、どこか俺たちを疑うような感じも見て取れた。この場はリリアに取り仕切ってもらった方が良いだろう。リリアに目配せした。
それを見たリリアは、軽くうなずくと口を開いた。
「実は、私たちが拠点にしている王国や、その周辺の国で流行病が流行したのよ」
リリアはことの経緯を丁寧にエルフの夫婦に話した。この青の森の族長であるベンジャミンは、真剣なまなざしで話を聞いていた。
「そうか。そんなことが起こっていたのか。さすがにこの辺りまではそんな話は伝わっていなかったよ。それに、今の話だと、エルフ族はその病にはかからないみたいだからね。それならますます誰も聞いたとこがないだろう」
ベンジャミンは腕を組んで考え込んだ。エルフ族は魔法に長けているだけでなく、その知識も豊富であると言われている。
「私が知る限りでは、他の部族の間でもその病についての話は出なかったな。隣の国と関わりを持っている部族なら何かしらの情報を知っているかも知れないが……それでも、病原体を作り出すほどの知識や施設があるとは思えないな」
「そうですか。ありがとうございます。エルフが関与している可能性が低いことが分かっただけでも、重要な情報ですよ」
取りあえず、リリアの同族が病原体を作り出した可能性は低いようである。俺は安心したのだが、リリアはまだ暗い顔をしていた。
「本当に何も思い当たることはないのかしら? 確かに私たちエルフには、錬金術の技術や知識よりも、魔法に関する知識の方が多いわ。それでも、まったく錬金術の技術や知識がないわけではないでしょう?」
どうやらリリアはまだ疑っているようである。それとも、何か思い当たることがあるのかも知れない。
「リリアは一体何のことを言っているのかな?」
ベンジャミンは何も知らないと言った体で、リリアに話しかけた。
「これでも私は族長の娘よ。エルフの歴史については、他のエルフたちよりも知っているつもりよ。もちろん、普段は知り得ないようなこともね」
ベンジャミンは目を閉じると、大きく息を吐いた。
「リリアはエンシェント・エルフのことを言っているのかい? 彼らはずっと昔に滅んでしまったはずだよ。その姿を見たことがあるという話を、私はこれまでに聞いたことがないね」
エンシェント・エルフ。初めて聞く名前だな。ベンジャミンの話だと絶滅しているようだが……いるな。どうやら大森林にはまだ彼らは生き延びているようだ。
「ねぇ、そのエンシェント・エルフって何者なの?」
マリアが聞いてきた。そりゃ気になるよな。俺も気になる。俺たち三人はベンジャミンを見た。それに気がつくと、やれやれ、といった体で話を始めた。
「エンシェント・エルフはね、私たちエルフの祖先なんだよ。エルフとしての血を濃く持っているのが彼らだ。今、こうして森のあちこちで見かけるエルフは、他の種族と交わりを持ったことで、昔に比べると、随分とその血が薄くなっているのだよ。まぁ、そのお陰で、こうして滅びずに種を存続できているのだがね」
そう言うとベンジャミンはお茶で喉を潤した。その様子はどこまで話すかを慎重に見極めているようだった。しかし、その話をリリアが引き継いだ。
「エンシェント・エルフは高い錬金術の技術と知識を持っていたのよ。不死の薬も作り出せると言われていたほどなのよ」
「不死の薬!? すごい薬が作れるのね。これはさすがの天才錬金術師ダナイでも無理でしょ~?」
マリアがニヤニヤとこちらを見てきた。……うん。それが、やろうと思えば作れちゃうんだな~。でもこれ、ゾンビ薬なんじゃないのか? とてもこの薬を使うことで幸せになれるとは思えないんだけどなぁ。
俺が無言を貫いている間にも、話は進んでいく。
「でも、それなら何で、今のエルフたちは錬金術を使わなくなってるの? あったら便利そうなのに?」
アベルが素朴な疑問を投げかけた。その疑問に、少し目を落とすリリア。
「その昔、エンシェント・エルフから受け継いだ錬金術の技術で、エルフだけでなく、この大森林の生き物たちが大打撃を受けたことがあるそうなのよ」
「だ、大打撃? 一体何が起こったの?」
ギョッとしてアベルとマリアがリリアを見た。なるほど。パンデミックはその昔にも発生していたのか。
「錬金術によって作成された、特殊な成分のせいで、多くの生き物が大森林から消えていったのよ」
「それって……」
「そう。つい最近起こった流行病みたいなものね。それが一体何だったのかは解明されていないわ。でも確かなことは、その事件のあと、私たちエルフは錬金術を捨てたと言うことよ」
重苦しい空気が流れた。それを破ったのはベンジャミンだった。
「そこまで知っているのなら、これ以上は隠す必要もないか。そう、リリアの言う通り、その事件のあと、我々は錬金術を捨て、錬金術を学ぶことさえタブーにしてきたのさ。でもその事件は、もう何千年も前の話さ。今ではこの話を知っているのは、一部のエルフだけだよ」
「そう言うわけだから、内緒にしておいてね」
リリアの言葉に俺たちは首を縦に振った。別にエルフを陥れる気などさらさらないからな。元から誰かに言話すつもりはないのだが。
「それじゃ、そのエンシェント・エルフが怪しいってことなのね?」
マリアがまとめた。あごに手を当てて、まるで名探偵のようなポーズを取っている。
「そうね。それかもしくは、エンシェント・エルフが残した遺産にそれがあったかよね」
なるほど、とうなずいた。だが、気になることもある。
「エンシェント・エルフは錬金術の技術を捨てなかったのか?」
ベンジャミンは考え込んだ。エンシェント・エルフについての知識はベンジャミンの方が優れているのだろう。リリアもベンジャミンを見つめている。
「彼らもその事件のあとに、錬金術を捨てたはずだよ。だが……中には捨てきれずに続けていた者たちもいただろうね」
その可能性は十分にあるな。エンシェント・エルフの姿が確認されていないところを見ると、随分とその数は少ないのだろう。そうなれば、その錬金術の技術がいまだに継承されている可能性は低いが、ゼロではない。
エンシェント・エルフがどうも怪しそうだな。
俺たちの話を聞き、ベンジャミンにもことの深刻さがようやく分かって来たようである。先ほどよりも真剣な顔になっている。ベンジャミンだけじゃない。先ほどから静かに聞いているベンジャミン夫人の顔つきも変わっていた。
「あなた、ここはあなたが動くべきなんじゃないかしら。あなたも感じているでしょう? 最近、大森林が騒がしいことに」
大森林が騒がしい? その言葉にベンジャミンが首を縦に振った。どうやら、何かが起こりつつあるようだ。
「分かった。この件については私が他の部族たちにも話をつけておこう。だが、一つ問題がある」
「問題? 一体なんですか?」
ベンジャミンに問いかけた。すると、その口からは思いもよらない言葉が出てきた。
「実はね、最近になって、私たちが所有しているミスリル鉱山にゴーレムが出没するようになってね。ミスリルを採掘することが出来なくなっているんだよ。ミスリルは私の部族にとって、一番の収入源なんだ。我々が他の部族と違って畑を持たずに、森を汚さずに生きていられるのはそのためなんだよ」
確かにこの集落には畑も牧場も見当たらなかったが、そう言うことだったのか。そうなると、ミスリル鉱山の閉鎖はかなりの打撃となっているだろう。それが解決できぬままに、他の仕事を優先してしまっては、族長として示しがつかないだろう。
「分かりました。それじゃ、そのゴーレムは俺たちが何とかしましょう。大丈夫、これでも俺たちはBランク冒険者ですからね」
「Bランク冒険者! 本当かい!?」
ベンジャミンは目を輝かせてリリアを見た。
「ええ、本当よ。私たちに任せておいて」
0
あなたにおすすめの小説
鬼の兵法伝承者、異世界に転世せしむる
書仙凡人
ファンタジー
俺の名は桜木小次郎。
鬼一法眼を祖とする鬼一兵法の令和の伝承者。
だがある時、なぜか突然死してしまったのだ。
その時、自称神様の変なペンギンが現れて、ファンタジー世界の転生を持ちかけられた。
俺はヤケになって転生受け入れたら、とんでもない素性の奴にログインする事になったのである。
ログイン先は滅亡した国の王子で、従者に毒盛られて殺されたばかり。
なにこれ? クーリングオフねぇのかよ!
『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』
チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。
その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。
「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」
そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!?
のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。
鑑定持ちの荷物番。英雄たちの「弱点」をこっそり塞いでいたら、彼女たちが俺から離れなくなった
仙道
ファンタジー
異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。
音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、
幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。
魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。
そして再び出会う幼馴染。
彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。
もういい。
密かにやってた支援も打ち切る。
俺以外にも魔道具職人はいるさ。
落ちぶれて行く追放したパーティ。
俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。
魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します
burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。
その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる