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第五章
それぞれの使命
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ガラガラと石柱が崩れてゆく光景を、半ばぼうぜんとして見ていた。俺だけじゃない。ほかのメンバーもその光景を驚きの目で見つめていたことだろう。
土埃が収まったあとには、ただのガレキが広がる光景に変わっていた。
『まさか、我が分体を破壊できる者が存在するとはな。おかげで予定が狂ったぞ』
おぞましい声が辺りに響いた。どことなく背筋が凍るような冷たい声色だった。分体ということは、あれが本体ということか。
そこには黒いマントに黒いフードで顔を隠した人物がいた。フードからは長くて黒い髪が下へと伸びている。見た目は人と同じような格好をしているが果たして……。
「お前、何者だ?」
俺の問いには答えず、その何かは呼びかけた。
『来い、我に忠誠を誓いし者たちよ』
その声に導かれてか、地面に紋様が浮かび上がった。あれはもしかして、何かを召喚しようとしているのか!? 紋様の中から四体の邪悪な存在が出現した。おそらくこれが例の四天王なのだろう。あの偽物とは違い、なかなかまがまがしい魔力を放っているな。
『くっ、やはり復活が早すぎたか。余計なことをしてくれる……!』
肩で大きく息をしている。どうやらご立腹の様子である。ということは、今の状態は相当弱体化しているということである。これは僥倖だ。あの世に送るのなら今しかないだろう。四天王もここで滅殺しておこう。その方があとからアベルたちが探す手間も省けるだろうからな。
「どうする、ダナイ?」
「聞くまでもなかろうよ」
それを合図に問答無用にアベルが黒い何かに斬りかかった。まさか攻撃してくるとは思っても見なかったらしく、そいつは大きく赤い目を見開いていた。
残りのメンバーは今し方現れた魔族に攻撃を仕掛けた。俺とマリアが無属性の魔法で攻撃し、リリアとスザンナは支援魔法でサポートに回った。残りのメンバーはいつでも動けるように待機している。
魔族は簡単に押すことができた。まさか自分たちにダメージを与える魔法があるとは思わなかったのだろう。ギョエエ、と悲鳴を上げている。
「ダナイ、コイツ、聖剣でも切れないよ!」
『バカな! なぜ我を攻撃した武器が折れぬのだ!』
二人とも驚いていた。どうやらその昔、オリハルコンの剣を真っ二つに折ったのはコイツだったようである。なるほど。ただ者ではなかったか。だが、こんなこともあろうかと……。
「アベル、周りの魔族を頼む! あいつらなら聖剣であっという間だろう。そいつは俺に任せておけ」
俺は印籠型のマジックバッグから太刀を取り出した。この太刀には「封神の付与」を付けてある。
聖剣でも倒せないとなると、おそらく神様の類いだろう。つまりあれは邪神だ。そして、フードに隠れてはいるものの、その雰囲気は俺をこの世界に送り込んだ神様にどことなく似ている。
もしかするとあれは、神様の半身なのかも知れないな。俺に聖剣を作って欲しいと言うのは建前で、本音は「封神の付与」が付いた武器で邪神を封印して欲しいということだったのかも知れないな。道理で『ワールドマニュアル(門外不出)』の中に神様を封じる付与が存在しているわけだよ。
俺の動きを警戒してか、邪神がこちらをジッと見ている。もしかすると回避されるかも知れないな。アベルのときみたいに、油断してはいないようである。ここは万全を期した方がいいだろう。
一番まずいのが逃げられることだ。逃してどこかで力を蓄えられでもしたら、倒せなくなってしまうかも知れない。
ギャアア、と悲鳴が上がった。四天王の中でも最弱の一体がアベルに倒されたようである。これで向こうは時間の問題だな。こちらも覚悟を決めて踏み込まねばならない。
【武芸者としての技術の全てをインストールしますか?】
イエスっと。
【武芸者としての技術の全てをインストールしました】
さて、これで負けることはないだろう。機動性の悪さは身体強化の魔法でカバーするとしよう。太刀をスラリと引き抜くと、正眼に構えた。
一瞬にして場の空気が変わった。それを感じたのか周囲の動きがピタリと止まった。その気配から全員がこちらを注目していることが分かる。
そのままスルスルと水が流れるがごとく邪神に近づく。相手はもちろん俺の接近に気がついている。しかしあまりの大胆不敵な行動に、相手の動きが一瞬遅れた。俺はそのすきを逃さず、一気に詰め寄ると太刀を振るった。
かろうじて急所を避けた邪神だったが太刀は右腕を切断した。次の瞬間、切り離された腕は太刀の中に吸い込まれるように消えて行った。
実際は消えたのではない。太刀の中に封印されたのだ。その光景を驚きの瞳で邪神が見ていた。そして危険だと察知したのだろう。逃げる体勢に入った。
だがもう遅い。すでに太刀の間合いに入っている。そのまま返しの太刀で胴をなぎ払った。上半身と下半身が両断され、下半身が封印される。残された右腕で、邪神が魔法を使おうとしたが、それが発動するよりも早く左腕も切断した。
『まさかお前……』
邪神が言葉を言い終わらないうちに首と胴体を切り離した。頭、上半身、左腕がそろって封印された。俺が邪神に斬りかかってから二秒とかかっていないだろう。多分太刀筋は俺じゃなければ見えなかっただろう。まさにチートだな。
この光景を見た、残りの三体の四天王は一斉に逃げ出した。
「待て、逃げるな!」
「ギェピーッ!」
投げつけた聖剣が一体の魔物に突き刺さった。そしてそのまま霧のように霧散して行った。初めて聖剣で魔族を倒しているところを見たが、あんな風になるんだな。まさに一撃必殺。ヤバい代物を作ってしまったな。まあ、平和のためになるのだからヨシとしよう。
投げつけた聖剣はまるで意志を持っているかのようにアベルの手元に戻ってきた。ブーメランっていうレベルじゃねぇな。ありゃチートだ。
残念ながら残りの二体は脱兎のごとく逃げ去って行った。アベルは不満そうな顔をしていた。
「ダナイ、大丈夫なの?」
「大丈夫だよ、リリア。だがこの武器はもう使えないな。二度とさっきのヤツが復活しないように厳重に処分しないといけない。そうだな、空間魔法を使って、神様のところにでも送り届けるとするか」
ガッハッハと笑うと、リリアが困ったような顔をした。本気なのか冗談なのか、判断に困っているようだ。だが俺は本気だぞ。神様のところに持って行けば悪いようにはしないだろう。むしろそれが狙いだった可能性も十分にあるしな。
「ダナイ、いつの間にあんな技術を身につけたの? もしかして、初めからあれだけ戦えたのに俺に黙ってた?」
おおっと、アベルが突っかかってきたぞ。ここでアベルにライバル視されるのは非常に厄介だぞ。インチキして強くなりました、とか言えそうな雰囲気ではないな。
「違うぞアベル。火事場の馬鹿力ってヤツだな」
ガッハッハッハと笑ってごまかした。状況が不利なときはこの手に限る。アベルは微妙な顔をしているが、それ以上は聞いてこなかった。
良かった。手合わせしてくれ、とか言われなくて。
「魔族が二体、逃げて行ったわね」
スザンナが面倒なことになったぞ、と顔をしかめて言った。確かに面倒なことになったな。四天王の残りの二体、そのうち討伐に向かうことになるだろう。多分、アベルたちが。
「まあ、アベルの持つ聖剣があれば大丈夫だろう。魔力探知機もあることだし、聖女様の予言能力も借りれば、案外早く片付けられるかも知れないぞ?」
「ちょっとダナイ、随分と他人事のように聞こえるんだけど?」
マリアがジト目で聞いてきた。さすがに鋭いな。俺の役目は本当にこれで終わりだ。あとは若い連中に任せてしまっていいだろう。魔導船もアベルたちに渡す予定だし、俺のできることはないな。
「まあまあ、良いじゃないか。その任務が終われば「勇者様ご一行」になってるかも知れないぞ?」
俺の発言に、俺とリリア、ジュラを除く五人の顔が輝いた。どうやら満更でもない様子である。俺はそんな肩書きなんかいらないんだけどなぁ。若い子が考えることは分からんな。
ま、とりあえずは任務完了だろう。あとはここで起こったできごとをアベルたちが国王陛下に報告して終わりだろう。
あとのことは任せたぞ、アベル。お前がナンバーワンだ。
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おぞましい声が辺りに響いた。どことなく背筋が凍るような冷たい声色だった。分体ということは、あれが本体ということか。
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『くっ、やはり復活が早すぎたか。余計なことをしてくれる……!』
肩で大きく息をしている。どうやらご立腹の様子である。ということは、今の状態は相当弱体化しているということである。これは僥倖だ。あの世に送るのなら今しかないだろう。四天王もここで滅殺しておこう。その方があとからアベルたちが探す手間も省けるだろうからな。
「どうする、ダナイ?」
「聞くまでもなかろうよ」
それを合図に問答無用にアベルが黒い何かに斬りかかった。まさか攻撃してくるとは思っても見なかったらしく、そいつは大きく赤い目を見開いていた。
残りのメンバーは今し方現れた魔族に攻撃を仕掛けた。俺とマリアが無属性の魔法で攻撃し、リリアとスザンナは支援魔法でサポートに回った。残りのメンバーはいつでも動けるように待機している。
魔族は簡単に押すことができた。まさか自分たちにダメージを与える魔法があるとは思わなかったのだろう。ギョエエ、と悲鳴を上げている。
「ダナイ、コイツ、聖剣でも切れないよ!」
『バカな! なぜ我を攻撃した武器が折れぬのだ!』
二人とも驚いていた。どうやらその昔、オリハルコンの剣を真っ二つに折ったのはコイツだったようである。なるほど。ただ者ではなかったか。だが、こんなこともあろうかと……。
「アベル、周りの魔族を頼む! あいつらなら聖剣であっという間だろう。そいつは俺に任せておけ」
俺は印籠型のマジックバッグから太刀を取り出した。この太刀には「封神の付与」を付けてある。
聖剣でも倒せないとなると、おそらく神様の類いだろう。つまりあれは邪神だ。そして、フードに隠れてはいるものの、その雰囲気は俺をこの世界に送り込んだ神様にどことなく似ている。
もしかするとあれは、神様の半身なのかも知れないな。俺に聖剣を作って欲しいと言うのは建前で、本音は「封神の付与」が付いた武器で邪神を封印して欲しいということだったのかも知れないな。道理で『ワールドマニュアル(門外不出)』の中に神様を封じる付与が存在しているわけだよ。
俺の動きを警戒してか、邪神がこちらをジッと見ている。もしかすると回避されるかも知れないな。アベルのときみたいに、油断してはいないようである。ここは万全を期した方がいいだろう。
一番まずいのが逃げられることだ。逃してどこかで力を蓄えられでもしたら、倒せなくなってしまうかも知れない。
ギャアア、と悲鳴が上がった。四天王の中でも最弱の一体がアベルに倒されたようである。これで向こうは時間の問題だな。こちらも覚悟を決めて踏み込まねばならない。
【武芸者としての技術の全てをインストールしますか?】
イエスっと。
【武芸者としての技術の全てをインストールしました】
さて、これで負けることはないだろう。機動性の悪さは身体強化の魔法でカバーするとしよう。太刀をスラリと引き抜くと、正眼に構えた。
一瞬にして場の空気が変わった。それを感じたのか周囲の動きがピタリと止まった。その気配から全員がこちらを注目していることが分かる。
そのままスルスルと水が流れるがごとく邪神に近づく。相手はもちろん俺の接近に気がついている。しかしあまりの大胆不敵な行動に、相手の動きが一瞬遅れた。俺はそのすきを逃さず、一気に詰め寄ると太刀を振るった。
かろうじて急所を避けた邪神だったが太刀は右腕を切断した。次の瞬間、切り離された腕は太刀の中に吸い込まれるように消えて行った。
実際は消えたのではない。太刀の中に封印されたのだ。その光景を驚きの瞳で邪神が見ていた。そして危険だと察知したのだろう。逃げる体勢に入った。
だがもう遅い。すでに太刀の間合いに入っている。そのまま返しの太刀で胴をなぎ払った。上半身と下半身が両断され、下半身が封印される。残された右腕で、邪神が魔法を使おうとしたが、それが発動するよりも早く左腕も切断した。
『まさかお前……』
邪神が言葉を言い終わらないうちに首と胴体を切り離した。頭、上半身、左腕がそろって封印された。俺が邪神に斬りかかってから二秒とかかっていないだろう。多分太刀筋は俺じゃなければ見えなかっただろう。まさにチートだな。
この光景を見た、残りの三体の四天王は一斉に逃げ出した。
「待て、逃げるな!」
「ギェピーッ!」
投げつけた聖剣が一体の魔物に突き刺さった。そしてそのまま霧のように霧散して行った。初めて聖剣で魔族を倒しているところを見たが、あんな風になるんだな。まさに一撃必殺。ヤバい代物を作ってしまったな。まあ、平和のためになるのだからヨシとしよう。
投げつけた聖剣はまるで意志を持っているかのようにアベルの手元に戻ってきた。ブーメランっていうレベルじゃねぇな。ありゃチートだ。
残念ながら残りの二体は脱兎のごとく逃げ去って行った。アベルは不満そうな顔をしていた。
「ダナイ、大丈夫なの?」
「大丈夫だよ、リリア。だがこの武器はもう使えないな。二度とさっきのヤツが復活しないように厳重に処分しないといけない。そうだな、空間魔法を使って、神様のところにでも送り届けるとするか」
ガッハッハと笑うと、リリアが困ったような顔をした。本気なのか冗談なのか、判断に困っているようだ。だが俺は本気だぞ。神様のところに持って行けば悪いようにはしないだろう。むしろそれが狙いだった可能性も十分にあるしな。
「ダナイ、いつの間にあんな技術を身につけたの? もしかして、初めからあれだけ戦えたのに俺に黙ってた?」
おおっと、アベルが突っかかってきたぞ。ここでアベルにライバル視されるのは非常に厄介だぞ。インチキして強くなりました、とか言えそうな雰囲気ではないな。
「違うぞアベル。火事場の馬鹿力ってヤツだな」
ガッハッハッハと笑ってごまかした。状況が不利なときはこの手に限る。アベルは微妙な顔をしているが、それ以上は聞いてこなかった。
良かった。手合わせしてくれ、とか言われなくて。
「魔族が二体、逃げて行ったわね」
スザンナが面倒なことになったぞ、と顔をしかめて言った。確かに面倒なことになったな。四天王の残りの二体、そのうち討伐に向かうことになるだろう。多分、アベルたちが。
「まあ、アベルの持つ聖剣があれば大丈夫だろう。魔力探知機もあることだし、聖女様の予言能力も借りれば、案外早く片付けられるかも知れないぞ?」
「ちょっとダナイ、随分と他人事のように聞こえるんだけど?」
マリアがジト目で聞いてきた。さすがに鋭いな。俺の役目は本当にこれで終わりだ。あとは若い連中に任せてしまっていいだろう。魔導船もアベルたちに渡す予定だし、俺のできることはないな。
「まあまあ、良いじゃないか。その任務が終われば「勇者様ご一行」になってるかも知れないぞ?」
俺の発言に、俺とリリア、ジュラを除く五人の顔が輝いた。どうやら満更でもない様子である。俺はそんな肩書きなんかいらないんだけどなぁ。若い子が考えることは分からんな。
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