【完結R18】おまけ召還された不用品の私には、嫌われ者の夫たちがいます

にじくす まさしよ

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31 優しくする R18

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 ゼファーとの初夜を終えたあと、翌日はシビルなのかなって思っていたら、巣ごもりで2週間ゼファーと寝室で過ごした。期間は短くしているみたい。本当なら、夫ももっとその年の繁殖期は妻を独占したがるみたいだが、それは争いの元になるため、2週間ずつと決められている。

聞いてない、聞いてないよ! え? 2週間えっちばっかり生活? さらに3倍?

 そりゃもうびっくりしたし、んなあほなってエセ関西弁がでるほど狼狽えた。でも、生理の日付とか根掘り葉掘り義母たちに聞かれたなとは思っていた。
 まさか、夫たちとの愛の2週間に生理がきたら中断になるから、巣ごもりえっちに支障のない日を選ぶだなんて思いもよらなかったのである。

 この世界の獣人たちは愛を確かめ合う期間があって、発情期的なアレコレのために子作りシーズンがある。うーん。人間には発情期って聞いた事ないから不思議。

 敢えて言うなら年がら年中? でも、毎月の排卵日というか、妊娠しやすい日の前はえっちな気分に女の子がなったりするとか聞いた事がある。

 じゃあ、この国のペンギンはどうなのって思っていたら、毎年春頃の恋の季節に基本的に添うらしく、ペンギンの姿のまま愛を確かめ合う事が多いみたい。私の誕生日が4月2日だからちょうど今の時期じゃないかと偶然の一致にびっくりした。

 先輩がいうには、人化状態でのえっちは、繁殖という目的の意味合いが薄いから物足りないらしい。

え? じゃあ、ゼファーたちもそうなんじゃ……でも、ペンギンと……? ペンギンと……。ちょっと待って、ペンギンと? そもそも出来るのかな? うーん、うーん……。ペンギンと、ねぇ……?

 そんな風にうーんって悩みながら、彼とお風呂に温めのお湯を張って楽しんでいた。だけど、ペンギン姿になれないゼファーとは、そんな事を思い悩む理由がないじゃないと思い至る。

「カレン、何を考えているのですか? 俺の事に集中してくださいね? ほら、こうしたら他の事は考えられないでしょう?」

「あ、やぁん、ひっぱらないでぇ……」

 私が上の空でこんな事を考えていると、ゼファーがいきなり胸を揉んで先端を指でこねたり弾いたり好き勝手始めた。だんだん彼の手つきが怪しくなって、そのまま求められるがままつながったのである。


※※※※


 ゼファーとの巣ごもり2週間が終わった時、彼はあれだけ毎日動いてしまくっていたのに、巣ごもり前よりも肌が張っているし艶々になったように見える。若返ったというか、生気に満ち溢れて輝いているみたいだった。
 一方私はヘロヘロで、足腰立たないほどではないけれど、ゼファーに抱っこして移動してもらう方が楽ちん。ますます歩けなくなりそうだから、元気になったらウォーキングなどをしようと思った。

 ちょうど、翌日から生理が来ちゃって、シビルとはその後になった。シビルは、疲労困憊の私と、幸せの絶頂だという事を微塵も隠していないゼファーを見て、複雑そうな顔をした。でも、ここで申し訳ないとか思ったりそれを口にするのは何か違うと思った。

 だから、シビルに2週間ぶりに会えたから嬉しいって気持ちを全面に出して彼の腕に移動する。けど、ゼクスがいなくてションボリした。ゼクスは、なんでも城に呼ばれて仕事をしているみたい。

 今日のご飯は、アサードというお肉の炭火焼き。あと、細長いパラパラのお米に野菜スープ。ふたりは沢山の量をぱくぱく食べながら、私の口にお肉を運ぶ。私が一口お肉を噛んでいる間に、お茶碗一杯分くらいのお肉が減っちゃう。

「カレン、もっと食べろ。ほら、口を開けて」
「ドゥルセデレチェをたっぷりかけたフランは後であげるから、そっちばっかり見ないでくださいね? プチェロの煮込まれた野菜なら食べれるでしょう? あーん」

「もぐもぐ……。もうお腹いっぱい……、フランが食べたい……」

 ふたりにしては私はほとんど食べていないっていう認識らしい。でも、考えて欲しい。彼らは大きいのだ。私はすでに、丼1.5杯分の量のごはんを食べているのだ。もうこれ以上食べたら下手すればマーラ〇オンだ。
 結局、私がふたりにお願いをすると、フランを食べさせてくれるのだ。私がご飯を食べ終えても、まだまだ食べ続けるふたりを見ていると、ますますおなかがいっぱいになった。


※※※※



 生理と排卵期、そして体温の変動や妊娠しやすい日を、先輩がこの国の人々に教えた事もあって、1年私と夫婦になれないし王子だから最初はゼクスの子がいいだろうって言われた。

「じゃあ、まだ先になるよ……? 繁殖期が過ぎたら来年になっちゃうかもよ? それに、子供はいいの?」

「巣ごもりは別にその季節だけってわけじゃない。そもそも俺の国は、今ごろじゃなくて冬の間に子供を作る事が多いんだ。だけど、カレンは人間だから季節は関係ないだろう? それに、俺もカレンとは人化状態で色々したいしな。別に妊娠しやすい期間が終わってからでいい。もともと、カレンと一緒にい始めた頃には俺はそう決めていた。というよりも、殿下の誕生日が結婚式で初夜でもいいと思っていたんだがなぁ……」

「え? ほんと?」

「そうですよ。今年にするか、来年にするか。俺たちは一日も早くカレンと夫婦になりたかったけど、殿下をさし置いてまで結婚したいとまでは思っていなかったんです。だけど、殿下が、最初の子を自分にしてくれるのだから、一足先に俺たちとカレンとの夫婦生活をしていて欲しいって願われたんです」

「ゼクスが……」

「ああ。それに、カレンも今は疲れているだろう? 誰のせいとは言わんが、加減して貰っていてもこんなにひ弱なんだ。この国の女性たちは、病弱な少女でもカレンよりも体力があるからな。魔法も使えるし、俺との日までにもっと元気になっていてくれ」

 要するに、シビルの相手はゼファーよりも大変だから、たっぷり時間はある今のうちに体の調子を整えて体力をつけろと言っているのだ。
 確かに、手加減されても、ゼファーでもこんなにヘロヘロだ。シビルだとどうなるのかわからない。
 勿論、彼だってこんな意地悪風に言っているけど、優しくしてくれるに決まっている。だけど、ちょっとした頭にポンッて大きな手が乗せられるだけで、私の顎や首にはかなりの力を感じるほど、彼の素のパワーが凄いのだ。

 今のヘロヘロ状態のままだと、本気でシビルのえっちに耐えられないかも……


※※※※


 幸い、生理は軽いし周期は一定で28日ごと。
 ゼファーとのえっちの約一か月後、シビルとの2週間の巣ごもりが始まった。

 ゼファーとはあんな事やこんな事までしたけど、シビルとは初めてだ。ドキドキ胸がはち切れそうなほど、大きく鼓動を打つ。

 シビルは、夕食を食べた後、お風呂にも入らず私と一緒に寝室に歩いて来た。

「シビル? お風呂は……?」

「……一緒に入る。ゼファーから頼めば一緒に入ってくれると聞いた。俺も入りたい」

「ええ? ちょっと最初っからは……」

 ゼファー! 一体何をシビルに教えているの~!

 いきなりそんな事言われるとは思っていなかったから、かなりびっくりしたし、恥ずかしすぎて目が回るし、ゼファーをちょっと恨んだ。

「嫌か……? 嫌なら、我慢する。だが、2週間の間に一度くらいは……」

 私は全身ゆでだこのように体がカッカする。頬や耳が熱いし、そこがジンジンしているから、真っ赤になっているだろう。

 シビルは最初をゼファーに譲ったし、キスも子供もゼクスに譲っている。そりゃ、3人で決めた事なんだろうけど、やっぱりこのままだとシビルが不公平かなって思った。

 なかなか返事をしないし、いきなりはダメだったかと諦めたシビルは、私だけお風呂に入るように言うと、ソファに座った。
 テーブルの上に置いてあったブランデーをグラスに注ぎ出す。私は、それを飲む前にグラスを取り上げて、ブランデーの代わりに私のキスを彼の大きな唇に当てて、舌を入れてみた。

「はぁ、カレン……?」

「……ん。シビル、いいよ。一緒に入ろ?」

 そう言うや否やシビルが無言で立ち上がり、私を抱きかかえて風呂場に直行したのは言うまでもない。

 服を着たままバスルームに入って、脱がすのも面倒だとばかりにはぎとられてしまう。幸い、夕ご飯の前にお風呂も済ませているから、トイレも行っていないし、そんなには汚れていないとは思う。

 あと、先月の巣ごもりにつけられた、数々のゼファーのキスマークはもう消えている。なのに、胸をはだけられた途端、ゼファーがつけた場所に吸い付かれた。上書きされるみたいにシビルのキスマークで赤く印がつけられる。

「ん、シビル……」

「……ここも。ここも……」

 私の服を、バナナの皮みたいに剥いていくたびに、シビルにはわかるのか、ゼファーがキスマークをした場所全部に赤いうっ血痕が作られる。
 ゼファーに譲ったとはいえ、長い間待っていたしヤキモチを焼いていたのだろう。

「シビル、好き、好きぃ……」

「カレン……、好きだ」

 滅多に言ってくれない彼からの好きという言葉がひとつずつ与えられる。つけられたキスマークが呼び水になり、ポツポツ私の中に火が灯る。それはやがて大きくひとつになった。

 先月彼が言っていたように、シビルのアレは息子さんとはとても言えないほど立派だった。
 ゼファーのと形も全然違っていて、真ん中付近が一番太くなっている。先っぽのえらの部分までだって、入るのかな? ていうくらいにその太さは圧巻で、とろんと蕩けた瞳のまま、なんだか凶悪な姿のそれが可愛くなってきたからきゅって握った。

 すでに、私の中は解されていて、お湯以外のぬめり気を帯びた液でびしょぬれだ。体の奥が、握ったコレを欲しがっているのが分かって、ゼファーに教えられたように手を動かす。
 指で彼が気持ち良さそうにする場所に触れると、ますます硬く大きくなった。

「シビル、お願い……」

「カレン……、優しくする」

 シビルとの初めての場所はお風呂で、お互いキスをしながら座った彼に跨るように少しずつ体を落していった。思った以上に、体の中がむりやり広げられるみたいな感覚と、やっと彼と繋がれる幸せな気持ちが、私の感覚を鋭くさせて、苦しみよりも快楽を増やしていく。

 根元までまだ数センチくらい残っているけど、これが限界だ。シビルがゆっくり私の腰を掴んで揺らす。ほんの少しの動きだけで、私は軽く何度もイってやがて降りてこれなくなった時に、彼のを絞るように中が蠢いたのが分かった。大きなソレが一際質量を増すと、私の奥に当たる先端から勢いよく沢山注がれたのであった。






ドゥルセデレチェ:コンデンスミルクに黒砂糖などを煮詰めたソース。カロリーは考えてはいけない。

フラン:プリン

プチェロ:シチューっぽい具沢山の煮込み料理。
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