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第三章
侯爵様はもだもだ中
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ヴァルコヴオッコの花がそこかしこに顔を見せるようになった。もう1ヶ月ほどティーナに会っていない。便りもないため、義父が心配して彼女の実家に問い合わせたところ、実家にも帰っていないようだった。
朝日が登り、夜が長いここではあっという間に日が沈む。だというのに、一日一日が、こんなにも長く感じるのはいつくらいぶりだろう。
雪にもなれない冷たい氷のような雨降るある日、ティーナが久しぶりに義父に会いに来た。新しい民芸品を取引きする計画があったので、あちらの国でも概ね受け入れる事が出来そうだからと、最終契約書の確認をするために書類を持って来たようだ。
義父との話のあとは、いつものように俺の元にやってくる。
「ライナさん!」
久しぶりに見た彼女は、たったひと月会っていなかっただけだというのに、一気に大人びたように見える。幼さの残る笑顔が、大人の女性のそれになっていて、どきりと胸が跳ねた。
「久しぶりだね。元気そうで安心したよ。何かいい事でもあった?」
「あ……あのですね。去年会った番に再会したんです」
「は?」
番に恋人がいたから、声も出さずにはらはら涙を流して諦めていたはずの彼女が、番と再会したことで、こんなにも嬉しそうに頬を赤らめて俺に報告するだろうか?
自分でもみっともなく口をぽかんと開けたまま、彼女が、番に恋人がいたのは誤解で、それ以降何度かしたデートの話をするのを聞いていた。
「でね、彼の種族はそれほど番を感じなくて。でも、なんとなくなんですけど、私の事を番だと認識してくれているんですって。あの……落ち込んでいた頃にライナさんが支えてくれていたのに、報告が遅くなってごめんなさい。まだ夢のようで、未だに信じられないんです」
「……そうか」
卑怯だとは思いつつも、彼女の傷ついた心の隙間に、あわよくば俺という存在を刻み付けようとしていた。この数か月は、全くの無駄だったというのだろうか?
確かに、ティーナからは俺に対する好意が芽生えていたのを感じていた。それも、以前のような兄としてではなく、ひとりの男として、だ。このまま順調に仲を深めて、今度の春の祝祭の日にプロポーズする予定だった。
番との未来が絶たれたとはいえ、俺自身に対して好きだという気持ちが彼女の中にあったのは、自惚れだったのだろうか?
それが、彼女と俺の数年は、たった数回、いや、たった一度の番との出会いで脆くも崩れ去るほどの弱い絆だったという事らしい。こんな事、到底、納得できるはずがない。
だが……
とても嬉しそうに、聞きたくもない番との会話を話す彼女は、大人の女性らしさをほのかに感じさせる。俺では、こんな彼女の姿を引き出す事は出来なかったに違いない。
番、という全き神の作り出した、その魂に刻み付けられた獣人の性質が憎くてたまらない。そんなものがなければ、これほどまでにティーナが数回会っただけの何もわからない男に強烈に惹かれるはずなどないだろう。
どうして、俺が彼女の番ではなかったんだ? 俺のどこが不足しているというのか。
俺は、敬愛し続けた神に、初めて恨み言のような憎しみに似た何かを心が覚えた。
愛しい彼女が、「ヤンネ」という知らない男の名をその口から作る度に、胸がじりっと焦げ付くような痛みを生じる。
「ライナさん、どうかしました?」
笑え、いつものように笑うんだ。
彼女の幼い頃からの夢がかなったんだ。せっかく番といい雰囲気になっているのだ。近々、俺にとっては地獄のような、彼女の幸せをまざまざと見せつけられる事だろう。
義父も、エミリアさんへの想いが届かなかった時に、こんなにも自分の体と心がバラバラに千切れて離れて行くような思いをしたのだろうか。
義父と義母の間にも確かに愛はあったと思う。だが、それは家族のような穏やか過ぎる愛情だった。義父の心に住み着いた初恋の面影を追い求める感情を、義父はどうやっておさめたのだろう。俺には、到底真似できそうにないと思った。心を殺す事も、ティーナを忘れる事も、大人の態度で接する事もなにも出来ない。
だけど、彼女の幸せを心から願っている。ただ、ティーナの幸せの隣にいるのが、俺ではなかっただけで。
たった五文字を伝える言葉がなかなか出てこない。これほどまでに身を切られるような辛さを味わうなど、今までなかった。
笑うんだ。笑って、彼女におめでとうと言うんだ。
「……すまない、少々疲れていてぼうっとしていた。ティーナちゃん、ここの所仕事が忙しくてね。当分の間はここに来ても、今までのように時間が取れない」
必死に笑えと自信に言い聞かせても、笑う事がとてつもないほど難しい。今まではどうやって笑顔を作っていたのか忘れてしまったかのように顔が強張る。しまった。素っ気ない言葉を、伝えても仕方がないどころか彼女が気にしてしまうだろうとってつけたかのようなセリフが出てしまった。
「おめで、とう……」
先ほどの失言をとりなすかのように言った今の言葉は、へばりつく咽でようやく絞りだした。ちっともめでたくない、真逆の事実だというのに、こんな心にもない言葉を言う今の状況が、あのまま彼女の前から消えていればよかった「ヤンネ」という番が心底憎い。
「あの、ライナさん。いつも忙しいのに、私なんかのために時間と気を使わせてしまってごめんなさい……。落ち着いたらでいいので、また連絡をくれたら嬉しいです……」
「ティーナちゃん、ごめん。違うんだ。今までティーナちゃんが来てくれて嬉しかったし、時間もきちんと取れていたのは本当なんだ。ただ、今の時期は……そう、春の行事があってね。今年は盛大にすることが決まったから例年以上に忙しくて。だから……」
しょんぼりとした彼女の瞳がかげる姿など見たくない。しっかりしろ、いつものように笑って、きちんと祝福するんだ……!
「だから、春のお祭りのときには、是非、番の彼とここを訪れて欲しい」
「え……? いいんですか? その時もすごく忙しいでしょうし、無理しないでください」
「当日も忙しいとは思うけれど、ふたりを迎え入れる準備や案内くらいは出来るさ。やっと、幼い頃からの夢がかなうんだね。俺も、…………ティーナちゃんが幸せになれるなら、嬉しいよ」
今度こそ、ちゃんと笑えただろうか。自分で言っていて、絶対にそんな日が来ない事を願ってしまう。女々しくてみっともない俺の頬がぴくついているのが分かる。
彼女に気付かれないように、さっと顔を逸らして、ちょうど目の前にいた真っ白いヨウツェンに視線を逸らせる。
ヨウツェンは、二羽いた。皮肉にも雄が羽を広げてバタバタさせると、雌もそれに応じた。とても仲が良さそうに寄り添い嘴を合わせたりと、まるでティーナとヤンネを模しているかのように思えて胸が苦しくなる。
そんなヨウツェンたちを見て、ティーナが自分の事のように笑う。おそらくは、彼女の中で、俺なんかとは比べものにならないほど、あっという間に大きくなった番の存在とのひと時を思いだしているのだろう。
「綺麗な番ですねぇ。とても仲が良さそう……」
「ああ、そうだね…………」
俺たちは、こんなにも近くにいるというのに、目の前のヨウツェンとは違いとても遠い。ほんの少し手を伸ばせば、いつものように手を握る事が出来るだろうか?
つ、と伸ばした指先が彼女の細い指先に触れる。いつもなら、どちらからともなく、握ったり指を絡ませたりしていた指先は、その日は重なる事はなかった。
ヨウツェン:白鳥
朝日が登り、夜が長いここではあっという間に日が沈む。だというのに、一日一日が、こんなにも長く感じるのはいつくらいぶりだろう。
雪にもなれない冷たい氷のような雨降るある日、ティーナが久しぶりに義父に会いに来た。新しい民芸品を取引きする計画があったので、あちらの国でも概ね受け入れる事が出来そうだからと、最終契約書の確認をするために書類を持って来たようだ。
義父との話のあとは、いつものように俺の元にやってくる。
「ライナさん!」
久しぶりに見た彼女は、たったひと月会っていなかっただけだというのに、一気に大人びたように見える。幼さの残る笑顔が、大人の女性のそれになっていて、どきりと胸が跳ねた。
「久しぶりだね。元気そうで安心したよ。何かいい事でもあった?」
「あ……あのですね。去年会った番に再会したんです」
「は?」
番に恋人がいたから、声も出さずにはらはら涙を流して諦めていたはずの彼女が、番と再会したことで、こんなにも嬉しそうに頬を赤らめて俺に報告するだろうか?
自分でもみっともなく口をぽかんと開けたまま、彼女が、番に恋人がいたのは誤解で、それ以降何度かしたデートの話をするのを聞いていた。
「でね、彼の種族はそれほど番を感じなくて。でも、なんとなくなんですけど、私の事を番だと認識してくれているんですって。あの……落ち込んでいた頃にライナさんが支えてくれていたのに、報告が遅くなってごめんなさい。まだ夢のようで、未だに信じられないんです」
「……そうか」
卑怯だとは思いつつも、彼女の傷ついた心の隙間に、あわよくば俺という存在を刻み付けようとしていた。この数か月は、全くの無駄だったというのだろうか?
確かに、ティーナからは俺に対する好意が芽生えていたのを感じていた。それも、以前のような兄としてではなく、ひとりの男として、だ。このまま順調に仲を深めて、今度の春の祝祭の日にプロポーズする予定だった。
番との未来が絶たれたとはいえ、俺自身に対して好きだという気持ちが彼女の中にあったのは、自惚れだったのだろうか?
それが、彼女と俺の数年は、たった数回、いや、たった一度の番との出会いで脆くも崩れ去るほどの弱い絆だったという事らしい。こんな事、到底、納得できるはずがない。
だが……
とても嬉しそうに、聞きたくもない番との会話を話す彼女は、大人の女性らしさをほのかに感じさせる。俺では、こんな彼女の姿を引き出す事は出来なかったに違いない。
番、という全き神の作り出した、その魂に刻み付けられた獣人の性質が憎くてたまらない。そんなものがなければ、これほどまでにティーナが数回会っただけの何もわからない男に強烈に惹かれるはずなどないだろう。
どうして、俺が彼女の番ではなかったんだ? 俺のどこが不足しているというのか。
俺は、敬愛し続けた神に、初めて恨み言のような憎しみに似た何かを心が覚えた。
愛しい彼女が、「ヤンネ」という知らない男の名をその口から作る度に、胸がじりっと焦げ付くような痛みを生じる。
「ライナさん、どうかしました?」
笑え、いつものように笑うんだ。
彼女の幼い頃からの夢がかなったんだ。せっかく番といい雰囲気になっているのだ。近々、俺にとっては地獄のような、彼女の幸せをまざまざと見せつけられる事だろう。
義父も、エミリアさんへの想いが届かなかった時に、こんなにも自分の体と心がバラバラに千切れて離れて行くような思いをしたのだろうか。
義父と義母の間にも確かに愛はあったと思う。だが、それは家族のような穏やか過ぎる愛情だった。義父の心に住み着いた初恋の面影を追い求める感情を、義父はどうやっておさめたのだろう。俺には、到底真似できそうにないと思った。心を殺す事も、ティーナを忘れる事も、大人の態度で接する事もなにも出来ない。
だけど、彼女の幸せを心から願っている。ただ、ティーナの幸せの隣にいるのが、俺ではなかっただけで。
たった五文字を伝える言葉がなかなか出てこない。これほどまでに身を切られるような辛さを味わうなど、今までなかった。
笑うんだ。笑って、彼女におめでとうと言うんだ。
「……すまない、少々疲れていてぼうっとしていた。ティーナちゃん、ここの所仕事が忙しくてね。当分の間はここに来ても、今までのように時間が取れない」
必死に笑えと自信に言い聞かせても、笑う事がとてつもないほど難しい。今まではどうやって笑顔を作っていたのか忘れてしまったかのように顔が強張る。しまった。素っ気ない言葉を、伝えても仕方がないどころか彼女が気にしてしまうだろうとってつけたかのようなセリフが出てしまった。
「おめで、とう……」
先ほどの失言をとりなすかのように言った今の言葉は、へばりつく咽でようやく絞りだした。ちっともめでたくない、真逆の事実だというのに、こんな心にもない言葉を言う今の状況が、あのまま彼女の前から消えていればよかった「ヤンネ」という番が心底憎い。
「あの、ライナさん。いつも忙しいのに、私なんかのために時間と気を使わせてしまってごめんなさい……。落ち着いたらでいいので、また連絡をくれたら嬉しいです……」
「ティーナちゃん、ごめん。違うんだ。今までティーナちゃんが来てくれて嬉しかったし、時間もきちんと取れていたのは本当なんだ。ただ、今の時期は……そう、春の行事があってね。今年は盛大にすることが決まったから例年以上に忙しくて。だから……」
しょんぼりとした彼女の瞳がかげる姿など見たくない。しっかりしろ、いつものように笑って、きちんと祝福するんだ……!
「だから、春のお祭りのときには、是非、番の彼とここを訪れて欲しい」
「え……? いいんですか? その時もすごく忙しいでしょうし、無理しないでください」
「当日も忙しいとは思うけれど、ふたりを迎え入れる準備や案内くらいは出来るさ。やっと、幼い頃からの夢がかなうんだね。俺も、…………ティーナちゃんが幸せになれるなら、嬉しいよ」
今度こそ、ちゃんと笑えただろうか。自分で言っていて、絶対にそんな日が来ない事を願ってしまう。女々しくてみっともない俺の頬がぴくついているのが分かる。
彼女に気付かれないように、さっと顔を逸らして、ちょうど目の前にいた真っ白いヨウツェンに視線を逸らせる。
ヨウツェンは、二羽いた。皮肉にも雄が羽を広げてバタバタさせると、雌もそれに応じた。とても仲が良さそうに寄り添い嘴を合わせたりと、まるでティーナとヤンネを模しているかのように思えて胸が苦しくなる。
そんなヨウツェンたちを見て、ティーナが自分の事のように笑う。おそらくは、彼女の中で、俺なんかとは比べものにならないほど、あっという間に大きくなった番の存在とのひと時を思いだしているのだろう。
「綺麗な番ですねぇ。とても仲が良さそう……」
「ああ、そうだね…………」
俺たちは、こんなにも近くにいるというのに、目の前のヨウツェンとは違いとても遠い。ほんの少し手を伸ばせば、いつものように手を握る事が出来るだろうか?
つ、と伸ばした指先が彼女の細い指先に触れる。いつもなら、どちらからともなく、握ったり指を絡ませたりしていた指先は、その日は重なる事はなかった。
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