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第三章 変化
呼び方
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俺は今町に来ている。そして俺の隣には変装をしているシェーンが立っていた。
シェーンの気持ちは変わらなかったのだ。嬉しい、嬉しいが何だか嫌な予感がするのは気のせいだろうか。それにシェーンは変装していると言っても髪型を編み込み、服装は町人に寄せていた。ただ、俺から見たらオシャレをしたシェーンその者だった。
「な、何よ。やっぱりこの格好変かしら?」
この言葉は城を出る時にも聞いてきた。その時そんなことはないとはっきり言ったはずなのだが。
「そんなことないですよ。似合っています。いつも以上に可愛いですよ。」
そう言うとシェーンは顔を背けてしまう。俺なんか怒らせるようなこと言ってしまっただろうか。
「そ、そう。・・・ありがとう。」
どうやら怒ってはないみたいだ。その言葉を聞いて安心する。
「シェーン様・・・」
名前を呼んだところで口を塞がれた。顔を近づけながら小声で言ってくる。
「ちょっと。その名前で呼んじゃダメじゃない。気付かれちゃうでしょ。城を出る前に言ったでしょ。シェリーって呼びなさいって。」
今口を塞がれて話せないので頷いてわかったことを示した。シェーンは読み取ってくれたらしく手を口から外してくれた。ただ、顔はまだ目の前にあった。
「はあ。すみませんでした。うっかりいつもの調子で話しかけてしまいました。」
「それと、敬語は禁止。いいわね。」
「わかりま・・・わかったよ。シェリー。」
「よろしい。」
そう言うとようやく顔を離してくれた。しかし、さっきまで俺の口を塞いでいた手は俺の手を握っている。
「あ、あの、手を繋ぐ必要は・・・」
言い終わる前にシェーンに睨まれてしまう。
「別にいいでしょ。手ぐらい。それにこれの方がバレにくいはずよ。」
そう言って先に進んでしまう。俺は引っ張られている。そうあの時のように。
「わ、わかったから。そんなに引っ張らないでよ。」
「シェ―。くっ。」
手を強く握られてしまう。ああ、この時のために手を繋いだのか。しかしまだ、慣れない。早く慣れなければボロを出してしまう。その前にシェーンの姿を見てバレなきゃの話だが。
「シェリーはどこか行きたいところある?」
「え?ビスが考えてくれてたんじゃないの?あの時どこ行くか考えとくっていったじゃない。」
どうやら俺の言ったことを覚えていたらしい。訝しげにこちらをじっと見てくる。
「い、いや、考えてきたよ。ただ、行きたいところがあったらと思って聞いてみたんだ。」
決して嘘ではない。あのあと部屋に戻って必死で考えたのだから。それも夕食までに決まらず、睡眠時間も削ってだ。そのため起きた時は隈がすごかった。
ただ、今は化粧でそれを隠している。絶対にそれを気取られたくなかったから。しかし、それでもここまで来て不安になってしまったのだ。楽しんでくれなかったらどうしようと。こういうことには慣れていないのだ。
「そう、ならそれでいいわ。早く行きましょう。」
シェーンは視線を元に戻す。
「わかったよ。・・・後で文句言わないでよ。」
「ん?何か言った?」
「何も。」
そうこうしているうちに最初の店にたどり着いた。ここはいつも行っている服屋だ。男物だけではなく女物も置いてある。
「へえ、あなたにしてはいいところ選んだわね。」
「そうでしょう。もっと褒めてよ。」
俺は勝ち誇ったような顔をしたが、シェーンはすでに服に夢中であり,一言だけ吐き捨てた。
「調子に乗らない。」
まあ、こんなに勝ち誇っているが昨日の夜まで女物があるのは知らなかった。フロワに聞いたのだ。色々詮索されると思ったが思い切って聞いてみた。それだけ切羽詰まっていた。
ただ、詮索されることはなかった”はあ、今回だけですよ。”と何かを悟ったかのように教えてくれた。この店以外にもいくつかお店をピックアップしてくれた。
俺は少し疑問に思い失礼を承知で聞いてみた。”あの何でこんなにお店を知ってるんですか?”と。
シェーンの気持ちは変わらなかったのだ。嬉しい、嬉しいが何だか嫌な予感がするのは気のせいだろうか。それにシェーンは変装していると言っても髪型を編み込み、服装は町人に寄せていた。ただ、俺から見たらオシャレをしたシェーンその者だった。
「な、何よ。やっぱりこの格好変かしら?」
この言葉は城を出る時にも聞いてきた。その時そんなことはないとはっきり言ったはずなのだが。
「そんなことないですよ。似合っています。いつも以上に可愛いですよ。」
そう言うとシェーンは顔を背けてしまう。俺なんか怒らせるようなこと言ってしまっただろうか。
「そ、そう。・・・ありがとう。」
どうやら怒ってはないみたいだ。その言葉を聞いて安心する。
「シェーン様・・・」
名前を呼んだところで口を塞がれた。顔を近づけながら小声で言ってくる。
「ちょっと。その名前で呼んじゃダメじゃない。気付かれちゃうでしょ。城を出る前に言ったでしょ。シェリーって呼びなさいって。」
今口を塞がれて話せないので頷いてわかったことを示した。シェーンは読み取ってくれたらしく手を口から外してくれた。ただ、顔はまだ目の前にあった。
「はあ。すみませんでした。うっかりいつもの調子で話しかけてしまいました。」
「それと、敬語は禁止。いいわね。」
「わかりま・・・わかったよ。シェリー。」
「よろしい。」
そう言うとようやく顔を離してくれた。しかし、さっきまで俺の口を塞いでいた手は俺の手を握っている。
「あ、あの、手を繋ぐ必要は・・・」
言い終わる前にシェーンに睨まれてしまう。
「別にいいでしょ。手ぐらい。それにこれの方がバレにくいはずよ。」
そう言って先に進んでしまう。俺は引っ張られている。そうあの時のように。
「わ、わかったから。そんなに引っ張らないでよ。」
「シェ―。くっ。」
手を強く握られてしまう。ああ、この時のために手を繋いだのか。しかしまだ、慣れない。早く慣れなければボロを出してしまう。その前にシェーンの姿を見てバレなきゃの話だが。
「シェリーはどこか行きたいところある?」
「え?ビスが考えてくれてたんじゃないの?あの時どこ行くか考えとくっていったじゃない。」
どうやら俺の言ったことを覚えていたらしい。訝しげにこちらをじっと見てくる。
「い、いや、考えてきたよ。ただ、行きたいところがあったらと思って聞いてみたんだ。」
決して嘘ではない。あのあと部屋に戻って必死で考えたのだから。それも夕食までに決まらず、睡眠時間も削ってだ。そのため起きた時は隈がすごかった。
ただ、今は化粧でそれを隠している。絶対にそれを気取られたくなかったから。しかし、それでもここまで来て不安になってしまったのだ。楽しんでくれなかったらどうしようと。こういうことには慣れていないのだ。
「そう、ならそれでいいわ。早く行きましょう。」
シェーンは視線を元に戻す。
「わかったよ。・・・後で文句言わないでよ。」
「ん?何か言った?」
「何も。」
そうこうしているうちに最初の店にたどり着いた。ここはいつも行っている服屋だ。男物だけではなく女物も置いてある。
「へえ、あなたにしてはいいところ選んだわね。」
「そうでしょう。もっと褒めてよ。」
俺は勝ち誇ったような顔をしたが、シェーンはすでに服に夢中であり,一言だけ吐き捨てた。
「調子に乗らない。」
まあ、こんなに勝ち誇っているが昨日の夜まで女物があるのは知らなかった。フロワに聞いたのだ。色々詮索されると思ったが思い切って聞いてみた。それだけ切羽詰まっていた。
ただ、詮索されることはなかった”はあ、今回だけですよ。”と何かを悟ったかのように教えてくれた。この店以外にもいくつかお店をピックアップしてくれた。
俺は少し疑問に思い失礼を承知で聞いてみた。”あの何でこんなにお店を知ってるんですか?”と。
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