132 / 171
第五章 旅立ち
止まる思考
しおりを挟む
二人の様子を見終わり、自分の部屋へ向かう。そして、部屋の目の前まで来て違和感がする。足音がしないのに誰かの気配がするのだ。それをわざと出しているようにしか思えない
「メイユ、いつまでついてくる気だ?」
「バレましたか・・・いえ、ソエルさんのことを聞いたようにパヴィさんのことは聞かないのかなと思いまして、ここまでついてきたんです」
聞くも何もなんとなく思っていることは感じ取れるので、聞く必要はないのだが
「そうだったのか。部屋入るか?」
「ビスがそういうなら構いませんよ」
「別に深い意味はないからな」
「そうなんですか、残念です。ワタクシに魅力感じませんか?」
なんだか話が面倒くさい方に向かってしまう。まあ、その原因をつくったのは俺なんだが。なぜかそう言わなければいけない気がしたのだ。どう返そうか迷っているとあの大きな声が聞こえてくる
「おーい、ビス。ってメイユもいたのか、ちょうどいい、これ見てくれよ、めちゃくちゃ旨そうなの町で売っててよ、三人で食べないか・・・メイユ何でそんなゴミ虫を見る目でオレを見てくるんだよ。そんな目で見てくるんならとやらねえぞ」
確かにそんな目でアシオンを見ている。俺にとっては救世主がやってきた感じだ。それを精一杯目で表現してやろう
「ほら、ビス二人で食おうぜ。・・・てお前も何て目でオレを見てくるんだよ。目をキラキラ輝かせて、そんなに腹減ってたのか。そうかそうか、そりゃよかった、結構買ってきちまったからな。さっさと部屋のなかで食おうぜ」
アシオンは誤解している。まあ、それでもいいのだが。それにしても、あの時の不機嫌だったアシオンはどこにいったのやら。ただ、これは使えるな。食料を余分に持っていくか
「待ちなさい。ワタクシも一緒に食べますわ」
こんなにドタバタするのも今日までだと思うと感慨深いものがある。まあ、別の意味でドタバタしそうだが。今はそんなことは気にせず、楽しむことにしよう
「これ、もーらい」
「あっ‼それオレが食べようとしてたやつ。やりやがったな、ビス」
「いいだろ、まだあるんだから」
「アシオン、行儀が悪いわよ。ご飯を食べる時は立ち上がるんじゃないの」
「だってよ~、ビスのやつオレが狙ってたの食たんだぜ」
「悪かったって。ほら、これも美味しそうだぞ。とってやるよ」
「おっ、本当だ・・・そう言って食うんだろ?」
「・・・バレたか。まあ、食うんだけど」
「あーーー‼」
「アシオン、大声出さないでよ。うるさい、それに食べ物に唾がかかるわ、やめなさい」
「メイユ、何でオレばっかり注意するんだよ。ビスにも何か言ってくれよ・・・ってお前、一番多く食ってんじゃないか」
「あら、そんなことないわよ。それより、こっちに気を取られてたらビスに全部食べられるわよ」
「へっ⁉ノーーーー‼ああ、もういい。おれも食う」
「アシオンそんなにがっつくなよ」
「ふぉんなこぉとひぃって、オレの気を逸らす気だろう。ふぉのてにふぁかからふぁいぞ」
「しゃべるか食べるかどちらかにしなさい、アシオン」
「あっ、おいそれ俺の‼」
「くくくっ、仕返しだ」
「・・・アシオン私のも取ったわね」
「メイユ冷静に、な。食事中に立ち上がるのは行儀が悪いんだろ」
「ふぁんだ、ふぁんのか」
「あっぶねぇ、やめろ二人とも・・・まあ、いいか。食べ物非難させてあっちでゆっくり食べてこよう」
「そうはいきませんわよ、ビス」
「メイユ!?アシオンはどうした」
「そこに伸びてますわ」
「ははっ。これでゆっくり食べられるな・・・おい、なんで俺に拳を向けてる?」
「そのスイーツはワタクシのです」
「あ、これ・・・わ、わかった今置くからな。だからその拳を下げ、ぐあああああ」
「ふふふっ。ワタクシの勝ちです・・・何を争ってたんでしたっけ?」
「そりゃない、よ・・・」
「メイユ、いつまでついてくる気だ?」
「バレましたか・・・いえ、ソエルさんのことを聞いたようにパヴィさんのことは聞かないのかなと思いまして、ここまでついてきたんです」
聞くも何もなんとなく思っていることは感じ取れるので、聞く必要はないのだが
「そうだったのか。部屋入るか?」
「ビスがそういうなら構いませんよ」
「別に深い意味はないからな」
「そうなんですか、残念です。ワタクシに魅力感じませんか?」
なんだか話が面倒くさい方に向かってしまう。まあ、その原因をつくったのは俺なんだが。なぜかそう言わなければいけない気がしたのだ。どう返そうか迷っているとあの大きな声が聞こえてくる
「おーい、ビス。ってメイユもいたのか、ちょうどいい、これ見てくれよ、めちゃくちゃ旨そうなの町で売っててよ、三人で食べないか・・・メイユ何でそんなゴミ虫を見る目でオレを見てくるんだよ。そんな目で見てくるんならとやらねえぞ」
確かにそんな目でアシオンを見ている。俺にとっては救世主がやってきた感じだ。それを精一杯目で表現してやろう
「ほら、ビス二人で食おうぜ。・・・てお前も何て目でオレを見てくるんだよ。目をキラキラ輝かせて、そんなに腹減ってたのか。そうかそうか、そりゃよかった、結構買ってきちまったからな。さっさと部屋のなかで食おうぜ」
アシオンは誤解している。まあ、それでもいいのだが。それにしても、あの時の不機嫌だったアシオンはどこにいったのやら。ただ、これは使えるな。食料を余分に持っていくか
「待ちなさい。ワタクシも一緒に食べますわ」
こんなにドタバタするのも今日までだと思うと感慨深いものがある。まあ、別の意味でドタバタしそうだが。今はそんなことは気にせず、楽しむことにしよう
「これ、もーらい」
「あっ‼それオレが食べようとしてたやつ。やりやがったな、ビス」
「いいだろ、まだあるんだから」
「アシオン、行儀が悪いわよ。ご飯を食べる時は立ち上がるんじゃないの」
「だってよ~、ビスのやつオレが狙ってたの食たんだぜ」
「悪かったって。ほら、これも美味しそうだぞ。とってやるよ」
「おっ、本当だ・・・そう言って食うんだろ?」
「・・・バレたか。まあ、食うんだけど」
「あーーー‼」
「アシオン、大声出さないでよ。うるさい、それに食べ物に唾がかかるわ、やめなさい」
「メイユ、何でオレばっかり注意するんだよ。ビスにも何か言ってくれよ・・・ってお前、一番多く食ってんじゃないか」
「あら、そんなことないわよ。それより、こっちに気を取られてたらビスに全部食べられるわよ」
「へっ⁉ノーーーー‼ああ、もういい。おれも食う」
「アシオンそんなにがっつくなよ」
「ふぉんなこぉとひぃって、オレの気を逸らす気だろう。ふぉのてにふぁかからふぁいぞ」
「しゃべるか食べるかどちらかにしなさい、アシオン」
「あっ、おいそれ俺の‼」
「くくくっ、仕返しだ」
「・・・アシオン私のも取ったわね」
「メイユ冷静に、な。食事中に立ち上がるのは行儀が悪いんだろ」
「ふぁんだ、ふぁんのか」
「あっぶねぇ、やめろ二人とも・・・まあ、いいか。食べ物非難させてあっちでゆっくり食べてこよう」
「そうはいきませんわよ、ビス」
「メイユ!?アシオンはどうした」
「そこに伸びてますわ」
「ははっ。これでゆっくり食べられるな・・・おい、なんで俺に拳を向けてる?」
「そのスイーツはワタクシのです」
「あ、これ・・・わ、わかった今置くからな。だからその拳を下げ、ぐあああああ」
「ふふふっ。ワタクシの勝ちです・・・何を争ってたんでしたっけ?」
「そりゃない、よ・・・」
0
あなたにおすすめの小説
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
【完結】あなたの思い違いではありませんの?
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
ファンタジー
複数の物語の登場人物が、一つの世界に混在しているなんて?!
「カレンデュラ・デルフィニューム! 貴様との婚約を破棄する」
お決まりの婚約破棄を叫ぶ王太子ローランドは、その晩、ただの王子に降格された。聖女ビオラの腰を抱き寄せるが、彼女は隙を見て逃げ出す。
婚約者ではないカレンデュラに一刀両断され、ローランド王子はうろたえた。近くにいたご令嬢に「お前か」と叫ぶも人違い、目立つ赤いドレスのご令嬢に絡むも、またもや否定される。呆れ返る周囲の貴族の冷たい視線の中で、当事者四人はお互いを認識した。
転生組と転移組、四人はそれぞれに前世の知識を持っている。全員が違う物語の世界だと思い込んだリクニス国の命運はいかに?!
ハッピーエンド確定、すれ違いと勘違い、複数の物語が交錯する。
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/11/19……完結
2024/08/13……エブリスタ ファンタジー 1位
2024/08/13……アルファポリス 女性向けHOT 36位
2024/08/12……連載開始
異世界で幸せに~運命?そんなものはありません~
存在証明
ファンタジー
不慮の事故によって異世界に転生したカイ。異世界でも家族に疎まれる日々を送るがある日赤い瞳の少年と出会ったことによって世界が一変する。突然街を襲ったスタンピードから2人で隣国まで逃れ、そこで冒険者となったカイ達は仲間を探して冒険者ライフ!のはずが…?!
はたしてカイは運命をぶち壊して幸せを掴むことができるのか?!
火・金・日、投稿予定
投稿先『小説家になろう様』『アルファポリス様』
感情の贈与税 〜光の加護より、確かな契約。没落令嬢による国家再生録〜
しょくぱん
恋愛
「君のような地味な女、僕の隣にふさわしくない」
魔王軍を討伐し、凱旋した公爵令息カシアンが放ったのは、婚約者エレナへの冷酷な決別だった。
彼の傍らには、可憐な「救国の聖女」レティシア。
だがカシアンは忘れていた。彼の眩い金髪も、魔王を圧倒した剣技も、すべてはエレナが十年間「愛の贈与」として捧げ続けた魔力の賜物であることを。
「……承知いたしました。では、滞納分を含め、全魔力を今この場で『徴収』いたします」
2度死んだ王子は今度こそ生き残りたい
緑緑緑
ファンタジー
王太子ロイは、かつて二度の革命によって祖国を崩壊させてしまった過去を持つ。命を落とすたび、彼はある時点へと巻き戻される。そして今、三度目の人生が静かに幕を開けようとしていた。
――自分は民を理解しているつもりだった。
だが実際には、その表面しか見えていなかったのだ。
その痛烈な自覚から、物語は動き始める。
革命を回避するために必要なのは、制度でも権力でもない。「人を知る」ことこそが鍵だと、ロイは気付く。
彼はエコール学園での生活を通じ、身分も立場も異なる様々な人間と深く関わっていく。
そこで出会う一人ひとりの想いと現実が、やがて国の未来を大きく左右していくことになるとは、この時のロイはまだ知らない。
婚約破棄された元OL悪役令嬢、コンサル知識で潰れかけのギルドを王国一に再建します
黒崎隼人
ファンタジー
エルムガンド王国の第一王子から、卒業パーティーの最中に婚約破棄を宣告された公爵令嬢イザベラ。
断罪のショックで、彼女は自分が現代日本で経営コンサルタントとして働いていた前世の記憶を取り戻す。
ここは乙女ゲームの世界。このままでは爵位剥奪、領地没収の破滅ルートが待っている!
「冗談じゃない。そんな未来、絶対に受け入れてなるものか」
イザベラは破滅フラグを回避するため、父の道楽である赤字続きの冒険者ギルド「白銀の獅子」の運営を引き継ぐことを宣言。
前世で培った現状分析、プロジェクト管理、成果報酬制度などのビジネススキルを駆使し、潰れかけのギルドの改革に乗り出す。
クエストの可視化、新人教育、そしてエルフの賢者や獣人ギルドのマスターとの異種族間連携。
最初は彼女を馬鹿にしていた荒くれ者の冒険者たちも、その圧倒的な手腕とカリスマ性に惹かれ、いつしか彼女の頼もしい仲間となっていく。
やがて彼女のギルドは王都最大の組織へと成長し、彼女を陥れた敵の陰謀すらも打ち砕く!
恋愛よりも仕事! 最高の仲間たちと共に、すべての種族が笑って暮らせる未来を創り上げる、元悪役令嬢の痛快お仕事ファンタジー、開幕!
【完結】前代未聞の婚約破棄~なぜあなたが言うの?~【長編】
暖夢 由
恋愛
「サリー・ナシェルカ伯爵令嬢、あなたの婚約は破棄いたします!」
高らかに宣言された婚約破棄の言葉。
ドルマン侯爵主催のガーデンパーティーの庭にその声は響き渡った。
でもその婚約破棄、どうしてあなたが言うのですか?
*********
以前投稿した小説を長編版にリメイクして投稿しております。
内容も少し変わっておりますので、お楽し頂ければ嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる