9 / 9
epilogue
「いい天気だ」
「だいぶ晴れたから良かったな。ステファノは暑くない?大丈夫か?」
「大丈夫だ。それより、ミカの方が肌が白いから心配だ」
ステファノは俺の腕を掴み、「こちら側を歩くと良い」と言って道の木陰になっている方に俺を誘導した。
こういう事がさらっとできるのが、ステファノも本当にアルファなんだなあという感じがする。俺にとっては可愛くて仕方が無い彼だが、同時にこういったアルファらしい格好良さも良いな、と思うのだから、惚れた弱みとはこの事だと実感した。
休みを合わせて、俺とステファノはレアンドロ領内にある大きな公園に来ていた。レアンドロ領内でも有名な噴水公園らしい。綺麗に整備されたそれは、今日の晴れた陽射しを浴びてキラキラと輝いていた。場所が都市部からは離れているおかげで人もそこまで多くなく、絶好のデート場所と言える。
何しろ、俺とステファノの出会いはあの地下室だ。日も当たらない夜中に、ひっそりと愛を育むのも乙ではあったなあと今は思うものの、やっぱりここは日差しの中でデートなんてものをしたい……と思うのはおかしいだろうか。
大きな木々たちがさざめいて心地いい風が吹く中、ちらり、とステファノの方を見る。
暖かくなってきたから、薄手のシャツを着た彼は前髪も上に上げていた。おでこが見える事で、その端正な顔立ちがくっきりと見える。今日は日差しが強い事もあって、目を伏せるステファノのまつ毛の影が綺麗だ。月夜の中で初めてステファノの顔を見た時から、綺麗な顔だとは思っているが、こうして日差しの中で見る彼もとても良い。肌や髪の色が綺麗なので、とても映える。
俺がずっと見ていたからか、ステファノが顔を上げた。
「何だ」
「いや、その髪型も似合うなあと思って」
「……ありがとう」
ぱちぱち、と瞬きをした彼の目元が、ほんの僅かに赤くなった。
ああ!何でこんなに可愛いんだろう……!
こんなにも純粋で繊細で、可愛くて綺麗なアルファの男がこの世にいるなんて。しかし、俺なんかよりも頭が良く、余っ程アルファらしく格好良い時もあるので、いつも何度でもステファノに惚れてしまうのだった。
ステファノと出会ってから、既に三年ほど経っていた。とはいえ会えなかった期間の方が長かったので、俺たちは今が蜜月なのだ。
あの地下室で愛を育んだ俺達だが、こうして一緒に暮らし始めてからはまだ半年だ。しかもお互い忙しかったのもあって、中々ゆっくりと二人で過ごす時間も取れなかった。
俺は今、この国の第二王子殿下の護衛の仕事に就いている。元々シルスターンの騎士団長であり、元剣闘士でもある俺だ。国家の争いの火種になってもいけないので、このフィデリアで騎士となって、勢力に加担する事は禁止されていた。
祖国にはたまに帰って騎士としての仕事を熟すが、この国でもきちんと成果を出したいところだった。どうするかなと思っていたところに、この国の第二王子殿下が声を掛けてくれたのだ。自分の護衛任務に当たらないか、と。
非常に有難い申し出に即座に引き受けたものの、第二王子殿下はかなり忙しくしている人だったため、俺も合わせて色々な所に護衛に行かなくてはならなかった。しかも剣技も鈍ってはいけないので、鍛錬に勤しむ時間も必要だと思い城の中庭で練習していたところ、俺の噂を嗅ぎつけたこの国の騎士たちに目をつけられ、気が付くと騎士の卵たちに型を教える指導係になっていた。
それはそれで非常に有難いのだが、領地経営を退いたとは言え未だに忙しいステファノとは時間がなかなか合わず、結局今になって漸くお互い色々と慣れて、時間が取れるまでになったのだ。
……まあ、忙しくても一緒に住んでいるから、家ではその分ステファノが少し寂しがって引っ付いてくれるのもそれはそれで来るものがあったけど……彼に寂しい思いをさせるのは可哀想なので、これからは二人の時間を大切にしたい。
ぐるりと公園を見ながら、ある程度のところで俺たちは昼食を摂る事にした。ステファノの服が汚れてはいけないのでハンカチをベンチに敷き、彼を座らせた。俺は別に汚れてもいいので適当に座りながら、邸宅のコックが作って持たせてくれたパンや惣菜を、もう一枚敷いたハンカチの上に広げる。
美味そうな肉と野菜が挟まれたパンを彼に渡した。
「はい」
「ありがとう。頂きます」
ステファノは大きな口でかぶり付き……はせず、上品に端から一口ずつ食べた。こういう時、彼が貴人だなあと思う。俺みたいな粗野な所は微塵もなくて、生まれ持った高貴さがあるのだ。
俺はただの叩き上げの爵位持ちでしかないし、この国では通用もしない。ただこの人の隣に立つのだから、この国でも功績を上げたいなと思う。一生に暮らし始めた時に籍は入れたが、まだまだこの国の貴族社会では俺は認められていない。もっと名を馳せて、この国でも地位を確立し、ステファノ・マウリ・レアンドロの伴侶として誰一人文句が言えない男になる必要がある。
暫く咀嚼している彼を見つめながらそんな事を考えていたが、俺も漸く惣菜を食べ始めた。邸宅に勤めているコックの腕前は確かなもので、ちょっとした野菜なんかも甘みがあって美味しい。俺が上機嫌にステファノに微笑めば、彼もはにかんでみせた。
「何だか、夢の様だ」
「夢?何で?」
「その……こういう事をしてみたかったんだ。恋人と出掛けて、食事を共にしたり……そういう事を」
照れた様にステファノが笑うから、俺は胸がときめいて苦しくなった。
彼はアルファだが、結構可愛い趣味を持っている。平民向けの恋愛小説を読むのが好きで、こっそりと買いに行っては夜な夜な読んで感情移入して泣いているのだ。アルファらしからぬ趣味なのかもしれないが、ステファノらしいなあと思って俺は好きだ。
しかもステファノはかなり寂しい生き方しか知らないため、恋人と出かけた事なんて殆ど無いだろう。
ステファノの元旦那の事を思うと、今でも切りつけてやりたいくらいには腹が立つ。そもそもステファノを最初に振ったのはあの第二王子殿下らしいし、いくら良くして貰っているからとは言え許せはしない。ただ元旦那の方は牢屋行きだし、第二王子殿下の方はかなり反省しているみたいなので、もう俺に出来ることは無い。
ただ冷め切った政略結婚の日々しか知らない彼は可哀想だし、これからは俺が色んな事を叶えてやりたい。
俺は持ってきた日除けの帽子を手にすると、ステファノに顔を近付けた。自分とステファノの顔を帽子で隠しながらそっとキスをすると、彼は途端に首まで真っ赤になった。
こういう不意打ちに慣れてない所が可愛い。仕事をしている時はテキパキしていて格好いいのだが、やっぱり俺には一番に可愛いアルファなのだ。
俺はにっこりとステファノに笑いかける。
「次はどこに行きたい?やりたい事でもいい。一緒に叶えよう」
「……何でもか?」
「何でも」
「では、一緒に喫茶店に行きたい。二人で窓際の席に座って、お茶をしたい」
「うん。他には?」
「自然や動物が好きなので、植物園や動物園にも共に行きたい。年に一度の祭りにも一緒に行って……指輪を送り合いたい」
「ああ、祭りの時に指輪を送ると、ずっと一緒に居られるという言い伝えがあるんだよな、確か」
「そうだ。他にも沢山出掛けて、記念日には二人で夕食を食べて」
「うん」
「……全部、小説の受け売りだ。でも私には全て縁が無いものだと思っていた。ミカが迷惑じゃないのなら、一緒に叶えて欲しい」
「迷惑なもんか。俺だって全部一緒にやりたいよ」
「ありがとう。あと、……今日も、帰ったらずっと、抱き締めていて欲しい」
俺は声を出して笑った。
「そんな事か。言っただろう、俺はステファノとならどこにだって行くし、誰も居ない地域で二人で抱きしめ合って暮らしたっていいんだ。今日だけじゃなく毎日そうしよう」
ステファノはややあって、ベンチの上でそっと俺の手を握った。
「……早く二人きりになりたくなった」
「俺も」
何かこういう所が、可愛いけど格好いいよなあと思いながら、俺はもう一度帽子で隠して彼にキスをした。
きっと世界には、ステファノの様にアルファらしくないアルファや、オメガらしくないオメガも沢山いるんだろう。そういう人たちがもっと暮らしやすくなると良い、と漠然と思った。まだまだ例もあまり無いが、俺とステファノの様に恋愛結婚をするアルファ同士がいるんだ、という事がもっと広まればいいと思う。
聖魔法で子供をもうけてもいいとは思うが、忙しいステファノの負担にだけはなりたくないし、俺が子育てをしたっていい。
とはいえ、まだまだ俺たちは蜜月だ。それに子供が欲しかったら最初からステファノと結ばれてはいない。ただ発情期も番も出産も関係無く、この人と居たいと思うだけで。
俺もただ剣技だけを極めて生きていた時とは違い、守りたい人が生まれた事で目標もできた。ただ、これからの事を色々と考えながらも、一番大切なことがある。
それは、この人がこれから先も笑っていてくれたらいいと思う……それだけだ。あの地下室で初めて出会った時の様に、溜め込んで辛い涙を流して欲しくない。俺の腕の中で、安心して笑ってくれたらそれで良い。
はにかんで微笑む伴侶を見つめながら、俺はそっと彼を抱き締めた。
「だいぶ晴れたから良かったな。ステファノは暑くない?大丈夫か?」
「大丈夫だ。それより、ミカの方が肌が白いから心配だ」
ステファノは俺の腕を掴み、「こちら側を歩くと良い」と言って道の木陰になっている方に俺を誘導した。
こういう事がさらっとできるのが、ステファノも本当にアルファなんだなあという感じがする。俺にとっては可愛くて仕方が無い彼だが、同時にこういったアルファらしい格好良さも良いな、と思うのだから、惚れた弱みとはこの事だと実感した。
休みを合わせて、俺とステファノはレアンドロ領内にある大きな公園に来ていた。レアンドロ領内でも有名な噴水公園らしい。綺麗に整備されたそれは、今日の晴れた陽射しを浴びてキラキラと輝いていた。場所が都市部からは離れているおかげで人もそこまで多くなく、絶好のデート場所と言える。
何しろ、俺とステファノの出会いはあの地下室だ。日も当たらない夜中に、ひっそりと愛を育むのも乙ではあったなあと今は思うものの、やっぱりここは日差しの中でデートなんてものをしたい……と思うのはおかしいだろうか。
大きな木々たちがさざめいて心地いい風が吹く中、ちらり、とステファノの方を見る。
暖かくなってきたから、薄手のシャツを着た彼は前髪も上に上げていた。おでこが見える事で、その端正な顔立ちがくっきりと見える。今日は日差しが強い事もあって、目を伏せるステファノのまつ毛の影が綺麗だ。月夜の中で初めてステファノの顔を見た時から、綺麗な顔だとは思っているが、こうして日差しの中で見る彼もとても良い。肌や髪の色が綺麗なので、とても映える。
俺がずっと見ていたからか、ステファノが顔を上げた。
「何だ」
「いや、その髪型も似合うなあと思って」
「……ありがとう」
ぱちぱち、と瞬きをした彼の目元が、ほんの僅かに赤くなった。
ああ!何でこんなに可愛いんだろう……!
こんなにも純粋で繊細で、可愛くて綺麗なアルファの男がこの世にいるなんて。しかし、俺なんかよりも頭が良く、余っ程アルファらしく格好良い時もあるので、いつも何度でもステファノに惚れてしまうのだった。
ステファノと出会ってから、既に三年ほど経っていた。とはいえ会えなかった期間の方が長かったので、俺たちは今が蜜月なのだ。
あの地下室で愛を育んだ俺達だが、こうして一緒に暮らし始めてからはまだ半年だ。しかもお互い忙しかったのもあって、中々ゆっくりと二人で過ごす時間も取れなかった。
俺は今、この国の第二王子殿下の護衛の仕事に就いている。元々シルスターンの騎士団長であり、元剣闘士でもある俺だ。国家の争いの火種になってもいけないので、このフィデリアで騎士となって、勢力に加担する事は禁止されていた。
祖国にはたまに帰って騎士としての仕事を熟すが、この国でもきちんと成果を出したいところだった。どうするかなと思っていたところに、この国の第二王子殿下が声を掛けてくれたのだ。自分の護衛任務に当たらないか、と。
非常に有難い申し出に即座に引き受けたものの、第二王子殿下はかなり忙しくしている人だったため、俺も合わせて色々な所に護衛に行かなくてはならなかった。しかも剣技も鈍ってはいけないので、鍛錬に勤しむ時間も必要だと思い城の中庭で練習していたところ、俺の噂を嗅ぎつけたこの国の騎士たちに目をつけられ、気が付くと騎士の卵たちに型を教える指導係になっていた。
それはそれで非常に有難いのだが、領地経営を退いたとは言え未だに忙しいステファノとは時間がなかなか合わず、結局今になって漸くお互い色々と慣れて、時間が取れるまでになったのだ。
……まあ、忙しくても一緒に住んでいるから、家ではその分ステファノが少し寂しがって引っ付いてくれるのもそれはそれで来るものがあったけど……彼に寂しい思いをさせるのは可哀想なので、これからは二人の時間を大切にしたい。
ぐるりと公園を見ながら、ある程度のところで俺たちは昼食を摂る事にした。ステファノの服が汚れてはいけないのでハンカチをベンチに敷き、彼を座らせた。俺は別に汚れてもいいので適当に座りながら、邸宅のコックが作って持たせてくれたパンや惣菜を、もう一枚敷いたハンカチの上に広げる。
美味そうな肉と野菜が挟まれたパンを彼に渡した。
「はい」
「ありがとう。頂きます」
ステファノは大きな口でかぶり付き……はせず、上品に端から一口ずつ食べた。こういう時、彼が貴人だなあと思う。俺みたいな粗野な所は微塵もなくて、生まれ持った高貴さがあるのだ。
俺はただの叩き上げの爵位持ちでしかないし、この国では通用もしない。ただこの人の隣に立つのだから、この国でも功績を上げたいなと思う。一生に暮らし始めた時に籍は入れたが、まだまだこの国の貴族社会では俺は認められていない。もっと名を馳せて、この国でも地位を確立し、ステファノ・マウリ・レアンドロの伴侶として誰一人文句が言えない男になる必要がある。
暫く咀嚼している彼を見つめながらそんな事を考えていたが、俺も漸く惣菜を食べ始めた。邸宅に勤めているコックの腕前は確かなもので、ちょっとした野菜なんかも甘みがあって美味しい。俺が上機嫌にステファノに微笑めば、彼もはにかんでみせた。
「何だか、夢の様だ」
「夢?何で?」
「その……こういう事をしてみたかったんだ。恋人と出掛けて、食事を共にしたり……そういう事を」
照れた様にステファノが笑うから、俺は胸がときめいて苦しくなった。
彼はアルファだが、結構可愛い趣味を持っている。平民向けの恋愛小説を読むのが好きで、こっそりと買いに行っては夜な夜な読んで感情移入して泣いているのだ。アルファらしからぬ趣味なのかもしれないが、ステファノらしいなあと思って俺は好きだ。
しかもステファノはかなり寂しい生き方しか知らないため、恋人と出かけた事なんて殆ど無いだろう。
ステファノの元旦那の事を思うと、今でも切りつけてやりたいくらいには腹が立つ。そもそもステファノを最初に振ったのはあの第二王子殿下らしいし、いくら良くして貰っているからとは言え許せはしない。ただ元旦那の方は牢屋行きだし、第二王子殿下の方はかなり反省しているみたいなので、もう俺に出来ることは無い。
ただ冷め切った政略結婚の日々しか知らない彼は可哀想だし、これからは俺が色んな事を叶えてやりたい。
俺は持ってきた日除けの帽子を手にすると、ステファノに顔を近付けた。自分とステファノの顔を帽子で隠しながらそっとキスをすると、彼は途端に首まで真っ赤になった。
こういう不意打ちに慣れてない所が可愛い。仕事をしている時はテキパキしていて格好いいのだが、やっぱり俺には一番に可愛いアルファなのだ。
俺はにっこりとステファノに笑いかける。
「次はどこに行きたい?やりたい事でもいい。一緒に叶えよう」
「……何でもか?」
「何でも」
「では、一緒に喫茶店に行きたい。二人で窓際の席に座って、お茶をしたい」
「うん。他には?」
「自然や動物が好きなので、植物園や動物園にも共に行きたい。年に一度の祭りにも一緒に行って……指輪を送り合いたい」
「ああ、祭りの時に指輪を送ると、ずっと一緒に居られるという言い伝えがあるんだよな、確か」
「そうだ。他にも沢山出掛けて、記念日には二人で夕食を食べて」
「うん」
「……全部、小説の受け売りだ。でも私には全て縁が無いものだと思っていた。ミカが迷惑じゃないのなら、一緒に叶えて欲しい」
「迷惑なもんか。俺だって全部一緒にやりたいよ」
「ありがとう。あと、……今日も、帰ったらずっと、抱き締めていて欲しい」
俺は声を出して笑った。
「そんな事か。言っただろう、俺はステファノとならどこにだって行くし、誰も居ない地域で二人で抱きしめ合って暮らしたっていいんだ。今日だけじゃなく毎日そうしよう」
ステファノはややあって、ベンチの上でそっと俺の手を握った。
「……早く二人きりになりたくなった」
「俺も」
何かこういう所が、可愛いけど格好いいよなあと思いながら、俺はもう一度帽子で隠して彼にキスをした。
きっと世界には、ステファノの様にアルファらしくないアルファや、オメガらしくないオメガも沢山いるんだろう。そういう人たちがもっと暮らしやすくなると良い、と漠然と思った。まだまだ例もあまり無いが、俺とステファノの様に恋愛結婚をするアルファ同士がいるんだ、という事がもっと広まればいいと思う。
聖魔法で子供をもうけてもいいとは思うが、忙しいステファノの負担にだけはなりたくないし、俺が子育てをしたっていい。
とはいえ、まだまだ俺たちは蜜月だ。それに子供が欲しかったら最初からステファノと結ばれてはいない。ただ発情期も番も出産も関係無く、この人と居たいと思うだけで。
俺もただ剣技だけを極めて生きていた時とは違い、守りたい人が生まれた事で目標もできた。ただ、これからの事を色々と考えながらも、一番大切なことがある。
それは、この人がこれから先も笑っていてくれたらいいと思う……それだけだ。あの地下室で初めて出会った時の様に、溜め込んで辛い涙を流して欲しくない。俺の腕の中で、安心して笑ってくれたらそれで良い。
はにかんで微笑む伴侶を見つめながら、俺はそっと彼を抱き締めた。
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(2件)
あなたにおすすめの小説
「お前を愛する事はない」を信じたので
あんど もあ
ファンタジー
「お前を愛することは無い。お前も私を愛するな。私からの愛を求めるな」
お互いの利益のために三年間の契約結婚をしたアヴェリンとロデリック。楽しく三年を過ごしたアヴェリンは屋敷を出ていこうとするのだが……。
ウサギ獣人を毛嫌いしているオオカミ獣人後輩に、嘘をついたウサギ獣人オレ。大学時代後輩から逃げたのに、大人になって再会するなんて!?
灯璃
BL
ごく普通に大学に通う、宇佐木 寧(ねい)には、ひょんな事から懐いてくれる後輩がいた。
オオカミ獣人でアルファの、狼谷 凛旺(りおう)だ。
ーここは、普通に獣人が現代社会で暮らす世界ー
獣人の中でも、肉食と草食で格差があり、さらに男女以外の第二の性別、アルファ、ベータ、オメガがあった。オメガは男でもアルファの子が産めるのだが、そこそこ差別されていたのでベータだと言った方が楽だった。
そんな中で、肉食のオオカミ獣人の狼谷が、草食オメガのオレに懐いているのは、単にオレたちのオタク趣味が合ったからだった。
だが、こいつは、ウサギ獣人を毛嫌いしていて、よりにもよって、オレはウサギ獣人のオメガだった。
話が合うこいつと話をするのは楽しい。だから、学生生活の間だけ、なんとか隠しとおせば大丈夫だろう。
そんな風に簡単に思っていたからか、突然に発情期を迎えたオレは、自業自得の後悔をする羽目になるーー。
みたいな、大学篇と、その後の社会人編。
BL大賞ポイントいれて頂いた方々!ありがとうございました!!
※本編完結しました!お読みいただきありがとうございました!
※短編1本追加しました。これにて完結です!ありがとうございました!
旧題「ウサギ獣人が嫌いな、オオカミ獣人後輩を騙してしまった。ついでにオメガなのにベータと言ってしまったオレの、後悔」
断られるのが確定してるのに、ずっと好きだった相手と見合いすることになったΩの話。
叶崎みお
BL
ΩらしくないΩは、Ωが苦手なハイスペックαに恋をした。初めて恋をした相手と見合いをすることになり浮かれるΩだったが、αは見合いを断りたい様子で──。
オメガバース設定の話ですが、作中ではヒートしてません。両片想いのハピエンです。
他サイト様にも投稿しております。
当たり前の幸せ
ヒイロ
BL
結婚4年目で別れを決意する。長い間愛があると思っていた結婚だったが嫌われてるとは気付かずいたから。すれ違いからのハッピーエンド。オメガバース。よくある話。
初投稿なので色々矛盾などご容赦を。
ゆっくり更新します。
すみません名前変えました。
婚約破棄させた愛し合う2人にザマァされた俺。とその後
結人
BL
王太子妃になるために頑張ってた公爵家の三男アランが愛する2人の愛でザマァされ…溺愛される話。
※男しかいない世界で男同士でも結婚できます。子供はなんかしたら作ることができます。きっと…。
全5話完結。予約更新します。
姉の聖女召喚に巻き込まれた無能で不要な弟ですが、ほんものの聖女はどうやら僕らしいです。気付いた時には二人の皇子に完全包囲されていました
彩矢
BL
20年ほど昔に書いたお話しです。いろいろと拙いですが、あたたかく見守っていただければ幸いです。
姉の聖女召喚に巻き込まれたサク。無実の罪を着せられ処刑される寸前第4王子、アルドリック殿下に助け出さる。臣籍降下したアルドリック殿下とともに不毛の辺境の地へと旅立つサク。奇跡をおこし、隣国の第2皇子、セドリック殿下から突然プロポーズされる。
政略結婚のはずが恋して拗れて離縁を申し出る話
藍
BL
聞いたことのない侯爵家から釣書が届いた。僕のことを求めてくれるなら政略結婚でもいいかな。そう考えた伯爵家四男のフィリベルトは『お受けします』と父へ答える。
ところがなかなか侯爵閣下とお会いすることができない。婚姻式の準備は着々と進み、数カ月後ようやく対面してみれば金髪碧眼の美丈夫。徐々に二人の距離は近づいて…いたはずなのに。『え、僕ってばやっぱり政略結婚の代用品!?』政略結婚でもいいと思っていたがいつの間にか恋してしまいやっぱり無理だから離縁しよ!とするフィリベルトの話。
【完結】運命なんかに勝てるわけがない
藍
BL
オメガである笹野二葉《ささのふたば》はアルファの一ノ瀬直隆《いちのせなおたか》と友情を育めていると思っていた。同期の中でも親しく、バース性を気にせず付き合える仲だったはず。ところが目を覚ますと事後。「マジか⋯」いやいやいや。俺たちはそういう仲じゃないだろ?ということで、二葉はあくまでも親友の立場を貫こうとするが⋯アルファの執着を甘くみちゃいけないよ。
逃さないα✕怖がりなΩのほのぼのオメガバース/ラブコメです。
純愛モノはあんまり読んだことありませんでしたがいいですね、心がほっこりします。読んでいて楽しかったですし、読みやすかったです。
突然失礼しますm(_ _)m
設定も構成も展開も全部好きです!応援させていただきます🙇♀️これからの展開がどうなるのかが、とても楽しみです!!
こんなに素敵な作品に出会えてとても嬉しいです!ありがとうございます😭