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卯月之章 其一
001.桜祭りと巫女の闇
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柔和な闇に包まれる夜の神社に、しゃん、と澄んだ鈴の音が響いた。
年に一度の桜祭りに相応しく、御神木の桜、命鼓手向は満開だ。一般的なソメイヨシノのおよそ3倍はあろう高さを誇るこの巨桜は、国花の開花と春の訪れを祝う町を、悠々と見下ろしているかのようであった。
参道を進んだ先の本殿では、巫女たちが鼓のリズムに合わせて舞を披露している。しかし、観客の数は決して多いとは言えない。というのも、今日はあくまでも前夜祭で、市民たちが楽しみにしているのは、屋台が出揃う明日の本命祭なのである。やはり観客がいないと張り合いがないのか、巫女たちの顔には僅かに虚無感が滲んでいる。…一人を除いて。
「あっ、こんなところにいた。おーい、ルーラ!」
観衆の背に、突然大きな声がぶつけられた。
玉砂利を踏み、小走りでこちらにやってきたのは、濃い灰色の短髪に褐色の肌をした、大きな体躯の青年である。その人懐っこそうな金色の双眸に捉えられているのは、観衆の最後列にぽつんと佇む、ひとつの背中だった。
キャップを目深に被り、さらにその上に真っ黒なフードを被っているという、おめでたい祭りにはいささか不釣り合いな服装。格好だけ見るとまさに不審者だが、貧弱そうな細いシルエットは、いかにも中学生といった風貌だ。俯き、下から睨むように巫女舞を鑑賞していたその人物は、声に反応しゆっくりと振り返り、ほんの少しだけ顔をあげた。
頭を動かした拍子に、黒いフードの下から羽化するように零れ落ちたのは、白銀色の前髪。顎にまでかかるそれは、まるで月光を織ったかのように細く、柔らかい。隙間から覗く大きく真っ赤な瞳は、さながらみずみずしい柘榴のよう。中性的な体つきに、透き通るような白い肌。神様の最高傑作と言わんばかりの、絶世の美少年がそこにいた。
名をルーラというその美少年は、自身の元へ駆け寄ってきた青年の足元を無言で見つめる。
「サホのやつ、まだ来てないっぽい。探し回ったけど見つからねーわ」
「……」
「つかお前、巫女舞見てんの? 面白いのか、これ」
頭を掻きながらそう聞いてきた青年を、ルーラは白い目で一瞥し、再び背を向けてしまった。そして、髪の毛をフードの中にしまい直すと、ぼそりと言う。
「…ラヴィン、静かにしろ。喋ってるの俺たちだけ」
「ああ、ごめん。じゃああっち行かね? こんな人混みの中にいたらアイツも見つけにくいだろ」
「人混みって言うほどでもないだろ」
「言うな言うな。で、俺は全然わかんねぇけど、ルーラこういうのが好きなのか」
「いや別に………ただ」
ルーラの視線の先には、惰性で披露される巫女舞がある。しかし、彼が注視していたのは舞そのものではなく、その舞い手のうちの一人であった。
手に持った神楽鈴の角度に、足先の描く弧、さらには視線の軌跡に至るまで、他の巫女とは決定的な差がある。どこを切り取っても、寸分の狂いなくたおやかで、かつ洗練されていると感じる美しさ。どこかやる気がない巫女たちのなかで一人、その女性だけが、濃い焦げ茶の髪を揺らし、真剣に舞に打ち込んでいた。
そんな彼女を、ルーラはじっと見つめながら呟く。
「本気で何かを頑張れるって、すごいと思うから」
「……? うん、そうだな」
含みを持たせた称賛は、青年、ラヴィンには伝わらなかったらしい。伝える気もなかった。
数少ない観客のほとんどは、こういった伝統を重んじる高齢者だ。若者が興味を示すことの方が稀だろう。ルーラとて、とある人物が来るまでの暇潰し、そして現実逃避のために眺めていただけである。
そのとき、ぶわりと夜風が吠え、観衆たちが髪や帽子をおさえて俯いた。ルーラもフードが脱げそうになったので、同じように俯こうとする。しかし、ふと動きを止め、眉をひそめた。
同じ振り付けで舞っているはずの巫女たちの中に、微妙に別の方向を向いている者がいると気が付いたのである。その巫女は、ゆるりと回旋するのに合わせ、それとなく足を伸ばし___
次の瞬間ルーラは、先程注視していた女性の体が、前のめりになったのを目撃した。
「___あ」
女性がその場にどさり、と倒れこんだ。落ちた神楽鈴が、ガシャンッと悲鳴をあげる。風が止み、顔をあげた観客たちがにわかにざわついた。
舞は女性を置き去りにして進んでいく。本番中とはいえ、同僚が転んでしまったのにもかかわらず、他の巫女たちは手を差し伸べるどころか、瞥見することすらしない。実は本当に見えていないのではとすら思うほどの、徹底的な無視だった。亡き者にされた女性は、顔を伏せたまましばらく動けずにいた。
ルーラの背後で、ラヴィンが小声で「あちゃ~」と呟く。
「あんなゆっくりした踊りでも、ミスるときはミスるんだな。いや、ゆっくりだからこそバランス取り続けるのがムズいのかな。って、どした? ルーラ」
「………何でもない」
他の巫女が、女性の足を掛けたのだ、とは言わなかった。
うっかり振り付けを間違えたのでもなさそうだった。いったい彼女の何が気に食わないのか、足を掛けた巫女は、うっすらとほくそ笑んでいるようにすら見えた。周囲も全く気にする様子がない。明らかな差別、冷遇である。
しかし、そう考えたところで、ルーラは何をするわけでもなかった。彼女らには彼女らにしかわからない事情があるのかもしれない。第一、自分には関係のないことだ。これ以上思案を巡らすのは得策ではないだろうと、ルーラはキャップを被り直す。そして小さく息を吐き、本殿をあとにしようとした。
しかし、それは叶わなかった。
それまで微動だにしなかった女性が、突然ばっと顔をあげたのである。ルーラは、怒りに歪む切れ長な翡翠の瞳に射貫かれたような心地を覚え、その場から動けなくなった。女性は空を睨み、素早く神楽鈴を拾うと、そこから弾けるように立ち上がった。
その勢いで、女性はもう片方の腕を振り上げる。天に掲げた手のひらが、一瞬眩い光を放ったと思うと、突然辺りが明るくなった。
観客が一斉に「おおっ」とどよめく。神社を照らしたのは、なんと炎を纏った桜の花弁であった。上空から無数にひらひらと降り注いでくるその光景は、まるで自身が宇宙を揺蕩っているかのような錯覚を覚える。手が届く星は、触れるとほんのり暖かい。
女性は、何事もなかったかのように再び舞い始めた。足を掛けた巫女は、悔しがっているのか、焦っているのか、降り注ぐ花弁に隠されその表情は十分にうかがえない。しかし、それでいいのだろう。醜いものは、美しいもので覆ってしまえば、それは最初から無かったのと同じことだ。無いものは、考えなくていい。
起死回生からの粋な演出に、観客は彼女に惜しみ無い拍手を送った。窮地から一転して、女性はこの神社の誰よりも輝いていた。
ルーラは呆然としながら、手のひらで花弁を掬い上げた。燃え盛る花弁は、数秒もすると跡形もなく焼け消えてしまう。灰も残らない。
綺麗で、後片づけも必要ない。時として自分を助け、大勢の人を喜ばせる、どこを切り取っても美しい力。
それを、この世界では“魔法”と呼ぶ。
じわり、墨が滲んでいくように、ルーラの心に影が差す。
(あぁ、すごいな。本当にすごい)
ルーラは無意識にわき腹をおさえた。
(魔法使い様は強くて、どんな逆境にも立ち向かっていけるんだな。俺には、できない)
ルーラは、花弁の消えた空を見上げた。黒く湿っぽい、厚い雲に覆われただけの、驚くほど何もない夜空だった。
「遅くなっちゃったぁ、待った?」
背後から声が聞こえたのは、そのときである。
年に一度の桜祭りに相応しく、御神木の桜、命鼓手向は満開だ。一般的なソメイヨシノのおよそ3倍はあろう高さを誇るこの巨桜は、国花の開花と春の訪れを祝う町を、悠々と見下ろしているかのようであった。
参道を進んだ先の本殿では、巫女たちが鼓のリズムに合わせて舞を披露している。しかし、観客の数は決して多いとは言えない。というのも、今日はあくまでも前夜祭で、市民たちが楽しみにしているのは、屋台が出揃う明日の本命祭なのである。やはり観客がいないと張り合いがないのか、巫女たちの顔には僅かに虚無感が滲んでいる。…一人を除いて。
「あっ、こんなところにいた。おーい、ルーラ!」
観衆の背に、突然大きな声がぶつけられた。
玉砂利を踏み、小走りでこちらにやってきたのは、濃い灰色の短髪に褐色の肌をした、大きな体躯の青年である。その人懐っこそうな金色の双眸に捉えられているのは、観衆の最後列にぽつんと佇む、ひとつの背中だった。
キャップを目深に被り、さらにその上に真っ黒なフードを被っているという、おめでたい祭りにはいささか不釣り合いな服装。格好だけ見るとまさに不審者だが、貧弱そうな細いシルエットは、いかにも中学生といった風貌だ。俯き、下から睨むように巫女舞を鑑賞していたその人物は、声に反応しゆっくりと振り返り、ほんの少しだけ顔をあげた。
頭を動かした拍子に、黒いフードの下から羽化するように零れ落ちたのは、白銀色の前髪。顎にまでかかるそれは、まるで月光を織ったかのように細く、柔らかい。隙間から覗く大きく真っ赤な瞳は、さながらみずみずしい柘榴のよう。中性的な体つきに、透き通るような白い肌。神様の最高傑作と言わんばかりの、絶世の美少年がそこにいた。
名をルーラというその美少年は、自身の元へ駆け寄ってきた青年の足元を無言で見つめる。
「サホのやつ、まだ来てないっぽい。探し回ったけど見つからねーわ」
「……」
「つかお前、巫女舞見てんの? 面白いのか、これ」
頭を掻きながらそう聞いてきた青年を、ルーラは白い目で一瞥し、再び背を向けてしまった。そして、髪の毛をフードの中にしまい直すと、ぼそりと言う。
「…ラヴィン、静かにしろ。喋ってるの俺たちだけ」
「ああ、ごめん。じゃああっち行かね? こんな人混みの中にいたらアイツも見つけにくいだろ」
「人混みって言うほどでもないだろ」
「言うな言うな。で、俺は全然わかんねぇけど、ルーラこういうのが好きなのか」
「いや別に………ただ」
ルーラの視線の先には、惰性で披露される巫女舞がある。しかし、彼が注視していたのは舞そのものではなく、その舞い手のうちの一人であった。
手に持った神楽鈴の角度に、足先の描く弧、さらには視線の軌跡に至るまで、他の巫女とは決定的な差がある。どこを切り取っても、寸分の狂いなくたおやかで、かつ洗練されていると感じる美しさ。どこかやる気がない巫女たちのなかで一人、その女性だけが、濃い焦げ茶の髪を揺らし、真剣に舞に打ち込んでいた。
そんな彼女を、ルーラはじっと見つめながら呟く。
「本気で何かを頑張れるって、すごいと思うから」
「……? うん、そうだな」
含みを持たせた称賛は、青年、ラヴィンには伝わらなかったらしい。伝える気もなかった。
数少ない観客のほとんどは、こういった伝統を重んじる高齢者だ。若者が興味を示すことの方が稀だろう。ルーラとて、とある人物が来るまでの暇潰し、そして現実逃避のために眺めていただけである。
そのとき、ぶわりと夜風が吠え、観衆たちが髪や帽子をおさえて俯いた。ルーラもフードが脱げそうになったので、同じように俯こうとする。しかし、ふと動きを止め、眉をひそめた。
同じ振り付けで舞っているはずの巫女たちの中に、微妙に別の方向を向いている者がいると気が付いたのである。その巫女は、ゆるりと回旋するのに合わせ、それとなく足を伸ばし___
次の瞬間ルーラは、先程注視していた女性の体が、前のめりになったのを目撃した。
「___あ」
女性がその場にどさり、と倒れこんだ。落ちた神楽鈴が、ガシャンッと悲鳴をあげる。風が止み、顔をあげた観客たちがにわかにざわついた。
舞は女性を置き去りにして進んでいく。本番中とはいえ、同僚が転んでしまったのにもかかわらず、他の巫女たちは手を差し伸べるどころか、瞥見することすらしない。実は本当に見えていないのではとすら思うほどの、徹底的な無視だった。亡き者にされた女性は、顔を伏せたまましばらく動けずにいた。
ルーラの背後で、ラヴィンが小声で「あちゃ~」と呟く。
「あんなゆっくりした踊りでも、ミスるときはミスるんだな。いや、ゆっくりだからこそバランス取り続けるのがムズいのかな。って、どした? ルーラ」
「………何でもない」
他の巫女が、女性の足を掛けたのだ、とは言わなかった。
うっかり振り付けを間違えたのでもなさそうだった。いったい彼女の何が気に食わないのか、足を掛けた巫女は、うっすらとほくそ笑んでいるようにすら見えた。周囲も全く気にする様子がない。明らかな差別、冷遇である。
しかし、そう考えたところで、ルーラは何をするわけでもなかった。彼女らには彼女らにしかわからない事情があるのかもしれない。第一、自分には関係のないことだ。これ以上思案を巡らすのは得策ではないだろうと、ルーラはキャップを被り直す。そして小さく息を吐き、本殿をあとにしようとした。
しかし、それは叶わなかった。
それまで微動だにしなかった女性が、突然ばっと顔をあげたのである。ルーラは、怒りに歪む切れ長な翡翠の瞳に射貫かれたような心地を覚え、その場から動けなくなった。女性は空を睨み、素早く神楽鈴を拾うと、そこから弾けるように立ち上がった。
その勢いで、女性はもう片方の腕を振り上げる。天に掲げた手のひらが、一瞬眩い光を放ったと思うと、突然辺りが明るくなった。
観客が一斉に「おおっ」とどよめく。神社を照らしたのは、なんと炎を纏った桜の花弁であった。上空から無数にひらひらと降り注いでくるその光景は、まるで自身が宇宙を揺蕩っているかのような錯覚を覚える。手が届く星は、触れるとほんのり暖かい。
女性は、何事もなかったかのように再び舞い始めた。足を掛けた巫女は、悔しがっているのか、焦っているのか、降り注ぐ花弁に隠されその表情は十分にうかがえない。しかし、それでいいのだろう。醜いものは、美しいもので覆ってしまえば、それは最初から無かったのと同じことだ。無いものは、考えなくていい。
起死回生からの粋な演出に、観客は彼女に惜しみ無い拍手を送った。窮地から一転して、女性はこの神社の誰よりも輝いていた。
ルーラは呆然としながら、手のひらで花弁を掬い上げた。燃え盛る花弁は、数秒もすると跡形もなく焼け消えてしまう。灰も残らない。
綺麗で、後片づけも必要ない。時として自分を助け、大勢の人を喜ばせる、どこを切り取っても美しい力。
それを、この世界では“魔法”と呼ぶ。
じわり、墨が滲んでいくように、ルーラの心に影が差す。
(あぁ、すごいな。本当にすごい)
ルーラは無意識にわき腹をおさえた。
(魔法使い様は強くて、どんな逆境にも立ち向かっていけるんだな。俺には、できない)
ルーラは、花弁の消えた空を見上げた。黒く湿っぽい、厚い雲に覆われただけの、驚くほど何もない夜空だった。
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