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卯月之章 其二
028.お話
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座っていない方の座面をトントンと叩き、隣に座るよう促される。ルーラはそれには応じず、少し離れて正面に立った。正直ここへ来るまでにかなり体力を消耗したので、物凄く座りたい。しかし、何となく弱っているところを見せたくなかったのである。
相手は一瞬、つまらなさそうに目を伏せたが、すぐ笑顔を作って尋ねてきた。
「一回は入るって言ってくれたよな。気が変わったのは何で?」
「その前に質問いいか。ラヴィンを放火魔に変えたのはお前か?」
相手からの質問を遮り、ルーラは単刀直入に言った。無意識に語気が強まる。すると、相手はキョトンとして答えた。
「そうだけど。え、何か怒ってる?」
「あっさり認めやがったなお前! いや怒ってるっていうか、まず自分が何したかわかってんのか?!」
「何ってそりゃあ、魔法使いをあるべき姿に戻したんだよ」
「…はぁ?」
怪訝な顔をしたルーラに、相手は語る。
「神社でも少し話したけど、魔法使いってのは人生に余計な価値を付加したがるんだ。人の役に立てだとか、功績を残せだとか。このまま魔法使いが蔓延る世が続けば将来、アイツらは自らの手で、この世を破滅へ導く。見ただろ、ラヴィン・フェリズの起こした凶行を。あれがいずれ、世界規模で起こる」
当然の事実を教えるような調子で、言葉を連ねていく。
「でも、今はまだ誰もそのことに気付いていない。魔法使い達本人ですら。だから戻してやったんだ。いち早く自覚させるために。自分達が、有害な存在なんだって」
雲が、太陽を覆い隠した。辺りが薄暗くなる。4月の初旬、日が差さないとまだ少し肌寒い。周囲の雑踏が、嫌に耳についた。
「どう、納得した?」
「…するわけないだろ」
ルーラは相手を睨みつけた。
「あるべき姿? 話の飛躍も良いところだ。この世の破滅だの何だの、そんなお伽噺のために、ラヴィンや他の罪のない人達を犠牲にしたのか。凶行って、お前が無理矢理やらせたんだろうが。そっちのほうが余程有害じゃないか」
「どしたんルーラ、お前も魔法使いのこと嫌いだったろ? アイツらに自分の気持ちなんてわからないって」
「もう関係ない! ラヴィンとも最近は普通に話すよ。アイツほんとに普通だった。魔法の有る無しとか関係なく! 今までは変にそれに固着してたんだ。でももう気にしてない。だから、お前の言うサークルには入らない!」
そこまで声を荒らげて、ルーラはようやく息を吸った。相手は、そんなルーラの様子を黙って見つめていた。何を考えているのかわからない。
「…じゃ、俺はこれが聞きたかっただけだから。もう二度と関わるな」
そんな態度にも腹が立って、ルーラは踵を返そうとする。
「帰さないけど」
低く、声が貫いた。
「ルーラはもう、俺達のところに片足突っ込んでるんだから」
ルーラの足がピタリと止まる。相手は更に続ける。
「使っただろ、魔導。俺達の仲間の印」
ゆっくりと振り返る。
闇を映した瞳が、こちらを見据えていた。蛇に睨まれた蛙とは、まさにこのことだろう。ルーラはその場から動けなくなった。
「隣、おいで?」
再び座面を指で小突く。今度は大人しく従った。相手の顔を見れない。
「さっき俺達を有害呼ばわりしたことは、聞かなかったことにしてやるよ。きっとまだ、気が動転してるだけだよな? 魔法使いの暴走も見るの初めてだっただろうし、そのうえいきなりあんな凄まじい力が使えるようになってさ。……なぁ、わかるよな、ルーラ」
ぐい、と顔を覗き込まれ、無理やり目を合わせられる。瞳の影があまりに濃くて、足を滑らせて落ちてしまいそうな気さえした。
「魔導を用いて、魔法使いを打ち負かしたんだ。お前はもうこっち側。認めろよ、なぁ」
反論の余地は充分ある。
ルーラは、ラヴィンを助けたかったのだ。倒そうとしたわけではない。もう彼を、魔法使いを嫌いだなんて思っていない。そっち側になんて行きたくない。しかし、言えなかった。太腿の上で握り締めた拳が、汗をかいている。体が動かない。
すっかり萎縮してしまったルーラの肩を、ふいに相手が馴れ馴れしく叩いた。
「そんな堅くならなくていいって。ルーラは凄いことを成し遂げたんだよ? 初回からあれだけ魔導を使いこなしたんだから。やっぱ“神童”の為せる技なんかな」
「…し、んどう?」
掠れながらも、やっとで声を出せた。すると相手は、何故かポカンと口を開けた。そして急に「そうだった!」と手を叩く。ルーラの身体が、驚きで大きく跳ねた。
「そういや、まだ何も詳細聞いてなかったな! いやーうっかりしてたわ、悪い悪い! そりゃわからないよな、怖いよな! つーか第壱枚様も、邪魔するくらいならそっちで説明しとけっての。ほんっと何であんなクソ女が幹部やってんだか…」
ルーラが話に着いて行けずに戸惑っていると、また相手はニコニコとし始めた。
「わかったわかった、今から色々教えてやるからな。そしたら一緒に行こう! な、これでいいだろ」
「い、いや、俺は」
「まずこれ見て! 神社で言ってたビラ配りのやつ」
何やら相手は素早くスマホを操作する。間もなく、ルーラのスマホから通知音がした。見ると、メッセージアプリに画像が届いている。
全体的に桜色、アクセントカラーに紅色と金色を使用した、華やかなデザインでまとめられた広告だった。目立つところに「生きてさえいればいい。貴方はそれだけで尊い」という文章が載っている。
そしてその下に、「永久手向花で、人生をあるべき姿に戻しましょう」とあった。
「…とこしえの、たむけばな?」
「それが教団の名前」
ルーラの呟きを相手が拾う。次いで生まれた疑問も、すぐさま解消される。
「今まではサークルって表現してたけど、ほんとは宗教なんだよ。ほら、いきなり大仰なこと言い出すと、びっくりすると思ってさ。悪く思うなよ」
そして「あの巫女は教団の幹部だよ、肩書きはね」と嫌味混じりの説明が続いた。聞きながら、サークルと言い換えたのは正しいとルーラは思った。現に今、教団と訂正されて一気に怪しさが増した。最初からそう説明されていたら、一度だって加入しようとは考えなかっただろう。
また、画像には他にも、1時間程度で終わる体験セミナーの案内などが掲載されていた。このチラシを配っているとなると、中には軽い気持ちで足を運んでしまう人もいるかもしれない。
「で、ここからが本題。ルーラ、手向け花って何かわかる?」
「…桜の別名?」
「お、よく知ってるなぁ! そう、桜の花はこの教団の象徴だ。そして教団って言うからには勿論、信仰している神様がいる。これは思い当たるか?」
問われて、ルーラはギョッとする。つい先程、この町の神社でそれを聞いたばかりだったからである。
「えっ…桜花御神…?」
「せいか~い! よく勉強してて偉いなぁ」
頭をポンポンと叩かれる。気持ち悪さから身を捩りたいのを必死で堪えながら、ルーラは相手の話に耳を傾ける。
「名前を知ってるならこれも聞いてると思うけど、桜花御神はこの命鼓市の氏神様。だけど今、かの神はあの神社にはいない。今は、人間化身となって永久手向花を先導してくださっている」
「人間化身?」
「本来の神の姿のまま顕現することはできないからな。仮の姿で宣教師やってるってこと。それ用の名前もある。滅多なことじゃその名を口に出来ないから、普段はみんな“かの方”って呼んでるけど、ルーラは神童だからな。それも特別に許されるだろう」
「待って、だから神童って…」
「化身の名は、薬研 光司様」
数秒間、ルーラはフリーズした。「あぁ聞き間違いかな」と本気で考えていた。しかし、相手は更に続ける。
「かの方はその神力を以て、この世の未来を予知した。そして我ら教徒達に『生きてさえいればいい』と説き、神託をお与えになった。即ち、魔法に相対する力、魔導の使い手“魔導師”を増やすこと。そして、かの方の力を引く神聖な存在、“神童”を見つけ出し保護すること」
相手が、ルーラを真っ直ぐ見つめた。
「その煌めく白銀色の髪も、完熟の柘榴みたいな瞳も、かの方と同じ。全部神から賜った、とっておきのもの。神童の証だ」
止めと言わんばかりに、ルーラのスマホがまた鳴った。目線を落とすとそこには、1枚の写真が送られてきていた。例の体験セミナーの時の画像なのだろう、大勢の人を前に、少し遠くで演説をしているとみられる人が写っている。
ルーラと同じ色の髪と瞳をした、袴を身に着けた初老の男性が、穏やかな笑みを浮かべて、そこに立っていた。
「ルーラ。お前は、我らが桜花御神の化身、ヤゲン様の子だ」
相手は一瞬、つまらなさそうに目を伏せたが、すぐ笑顔を作って尋ねてきた。
「一回は入るって言ってくれたよな。気が変わったのは何で?」
「その前に質問いいか。ラヴィンを放火魔に変えたのはお前か?」
相手からの質問を遮り、ルーラは単刀直入に言った。無意識に語気が強まる。すると、相手はキョトンとして答えた。
「そうだけど。え、何か怒ってる?」
「あっさり認めやがったなお前! いや怒ってるっていうか、まず自分が何したかわかってんのか?!」
「何ってそりゃあ、魔法使いをあるべき姿に戻したんだよ」
「…はぁ?」
怪訝な顔をしたルーラに、相手は語る。
「神社でも少し話したけど、魔法使いってのは人生に余計な価値を付加したがるんだ。人の役に立てだとか、功績を残せだとか。このまま魔法使いが蔓延る世が続けば将来、アイツらは自らの手で、この世を破滅へ導く。見ただろ、ラヴィン・フェリズの起こした凶行を。あれがいずれ、世界規模で起こる」
当然の事実を教えるような調子で、言葉を連ねていく。
「でも、今はまだ誰もそのことに気付いていない。魔法使い達本人ですら。だから戻してやったんだ。いち早く自覚させるために。自分達が、有害な存在なんだって」
雲が、太陽を覆い隠した。辺りが薄暗くなる。4月の初旬、日が差さないとまだ少し肌寒い。周囲の雑踏が、嫌に耳についた。
「どう、納得した?」
「…するわけないだろ」
ルーラは相手を睨みつけた。
「あるべき姿? 話の飛躍も良いところだ。この世の破滅だの何だの、そんなお伽噺のために、ラヴィンや他の罪のない人達を犠牲にしたのか。凶行って、お前が無理矢理やらせたんだろうが。そっちのほうが余程有害じゃないか」
「どしたんルーラ、お前も魔法使いのこと嫌いだったろ? アイツらに自分の気持ちなんてわからないって」
「もう関係ない! ラヴィンとも最近は普通に話すよ。アイツほんとに普通だった。魔法の有る無しとか関係なく! 今までは変にそれに固着してたんだ。でももう気にしてない。だから、お前の言うサークルには入らない!」
そこまで声を荒らげて、ルーラはようやく息を吸った。相手は、そんなルーラの様子を黙って見つめていた。何を考えているのかわからない。
「…じゃ、俺はこれが聞きたかっただけだから。もう二度と関わるな」
そんな態度にも腹が立って、ルーラは踵を返そうとする。
「帰さないけど」
低く、声が貫いた。
「ルーラはもう、俺達のところに片足突っ込んでるんだから」
ルーラの足がピタリと止まる。相手は更に続ける。
「使っただろ、魔導。俺達の仲間の印」
ゆっくりと振り返る。
闇を映した瞳が、こちらを見据えていた。蛇に睨まれた蛙とは、まさにこのことだろう。ルーラはその場から動けなくなった。
「隣、おいで?」
再び座面を指で小突く。今度は大人しく従った。相手の顔を見れない。
「さっき俺達を有害呼ばわりしたことは、聞かなかったことにしてやるよ。きっとまだ、気が動転してるだけだよな? 魔法使いの暴走も見るの初めてだっただろうし、そのうえいきなりあんな凄まじい力が使えるようになってさ。……なぁ、わかるよな、ルーラ」
ぐい、と顔を覗き込まれ、無理やり目を合わせられる。瞳の影があまりに濃くて、足を滑らせて落ちてしまいそうな気さえした。
「魔導を用いて、魔法使いを打ち負かしたんだ。お前はもうこっち側。認めろよ、なぁ」
反論の余地は充分ある。
ルーラは、ラヴィンを助けたかったのだ。倒そうとしたわけではない。もう彼を、魔法使いを嫌いだなんて思っていない。そっち側になんて行きたくない。しかし、言えなかった。太腿の上で握り締めた拳が、汗をかいている。体が動かない。
すっかり萎縮してしまったルーラの肩を、ふいに相手が馴れ馴れしく叩いた。
「そんな堅くならなくていいって。ルーラは凄いことを成し遂げたんだよ? 初回からあれだけ魔導を使いこなしたんだから。やっぱ“神童”の為せる技なんかな」
「…し、んどう?」
掠れながらも、やっとで声を出せた。すると相手は、何故かポカンと口を開けた。そして急に「そうだった!」と手を叩く。ルーラの身体が、驚きで大きく跳ねた。
「そういや、まだ何も詳細聞いてなかったな! いやーうっかりしてたわ、悪い悪い! そりゃわからないよな、怖いよな! つーか第壱枚様も、邪魔するくらいならそっちで説明しとけっての。ほんっと何であんなクソ女が幹部やってんだか…」
ルーラが話に着いて行けずに戸惑っていると、また相手はニコニコとし始めた。
「わかったわかった、今から色々教えてやるからな。そしたら一緒に行こう! な、これでいいだろ」
「い、いや、俺は」
「まずこれ見て! 神社で言ってたビラ配りのやつ」
何やら相手は素早くスマホを操作する。間もなく、ルーラのスマホから通知音がした。見ると、メッセージアプリに画像が届いている。
全体的に桜色、アクセントカラーに紅色と金色を使用した、華やかなデザインでまとめられた広告だった。目立つところに「生きてさえいればいい。貴方はそれだけで尊い」という文章が載っている。
そしてその下に、「永久手向花で、人生をあるべき姿に戻しましょう」とあった。
「…とこしえの、たむけばな?」
「それが教団の名前」
ルーラの呟きを相手が拾う。次いで生まれた疑問も、すぐさま解消される。
「今まではサークルって表現してたけど、ほんとは宗教なんだよ。ほら、いきなり大仰なこと言い出すと、びっくりすると思ってさ。悪く思うなよ」
そして「あの巫女は教団の幹部だよ、肩書きはね」と嫌味混じりの説明が続いた。聞きながら、サークルと言い換えたのは正しいとルーラは思った。現に今、教団と訂正されて一気に怪しさが増した。最初からそう説明されていたら、一度だって加入しようとは考えなかっただろう。
また、画像には他にも、1時間程度で終わる体験セミナーの案内などが掲載されていた。このチラシを配っているとなると、中には軽い気持ちで足を運んでしまう人もいるかもしれない。
「で、ここからが本題。ルーラ、手向け花って何かわかる?」
「…桜の別名?」
「お、よく知ってるなぁ! そう、桜の花はこの教団の象徴だ。そして教団って言うからには勿論、信仰している神様がいる。これは思い当たるか?」
問われて、ルーラはギョッとする。つい先程、この町の神社でそれを聞いたばかりだったからである。
「えっ…桜花御神…?」
「せいか~い! よく勉強してて偉いなぁ」
頭をポンポンと叩かれる。気持ち悪さから身を捩りたいのを必死で堪えながら、ルーラは相手の話に耳を傾ける。
「名前を知ってるならこれも聞いてると思うけど、桜花御神はこの命鼓市の氏神様。だけど今、かの神はあの神社にはいない。今は、人間化身となって永久手向花を先導してくださっている」
「人間化身?」
「本来の神の姿のまま顕現することはできないからな。仮の姿で宣教師やってるってこと。それ用の名前もある。滅多なことじゃその名を口に出来ないから、普段はみんな“かの方”って呼んでるけど、ルーラは神童だからな。それも特別に許されるだろう」
「待って、だから神童って…」
「化身の名は、薬研 光司様」
数秒間、ルーラはフリーズした。「あぁ聞き間違いかな」と本気で考えていた。しかし、相手は更に続ける。
「かの方はその神力を以て、この世の未来を予知した。そして我ら教徒達に『生きてさえいればいい』と説き、神託をお与えになった。即ち、魔法に相対する力、魔導の使い手“魔導師”を増やすこと。そして、かの方の力を引く神聖な存在、“神童”を見つけ出し保護すること」
相手が、ルーラを真っ直ぐ見つめた。
「その煌めく白銀色の髪も、完熟の柘榴みたいな瞳も、かの方と同じ。全部神から賜った、とっておきのもの。神童の証だ」
止めと言わんばかりに、ルーラのスマホがまた鳴った。目線を落とすとそこには、1枚の写真が送られてきていた。例の体験セミナーの時の画像なのだろう、大勢の人を前に、少し遠くで演説をしているとみられる人が写っている。
ルーラと同じ色の髪と瞳をした、袴を身に着けた初老の男性が、穏やかな笑みを浮かべて、そこに立っていた。
「ルーラ。お前は、我らが桜花御神の化身、ヤゲン様の子だ」
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