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第六章
第六章「体育祭」1
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文化祭が終わればアッという間に体育祭が始まった。
「ああ、快晴だっ!」
両手を上げ全力で喜んでいる碧に涼也は苦笑する。
あの文化祭の後、碧は荒れた。
まあ、当然だろう、彼はあの文化祭の後告白ラッシュに合っていたのだが。
言葉だけ聞けばリア充爆発しろ、とか思うかもしれないが、それは相手が女の子だったらの話だろう。
そう、碧が告白されたのは男だったのだ。
一回目は笑い飛ばせた。
二回目はむくれていた。
三回目になるにつれ機嫌が降下していき。
そして、昨日でとうとう二ケタになってしまいブチ切れていた。
何で、こんなにも男らしい俺がっ!何が悲しくて男に告白されなくてはならねぇんだよ、と喚きながら。
ようやく気分転換になりそうな体育祭だが、涼也はこれは気分転換にならないぞ、と心の中で呟いていた。
何せ、碧が出場する競技のいくつかは色物が入っているのだ。
何も起こらず無事に終わるとは涼也は思っていない。
「……。」
何で面倒事ばかりなんだろうかと、涼也は溜息を零したくなる。
「でも…、こう平和な面倒事は今だけなんだろうな。」
バカ騒ぎして、平和な日常に埋もれるこんな馬鹿らしい日常はきっと今だけのものだろう。
高校に入れば一年くらいはきっと平和かもしれない。
でも、肝心の運命の二年はどうなるか涼也自身にも分からない。
「まあ、何とかなるか。」
京也は昔と違って何故かたくましくなっている。
実は前の時も含めて、男に告白された事があるのは碧だけじゃない、前は白雪姫役をやった涼也も若干だが告られた事がある、でも、あの時は劇が劇なので彼に視線を向けられる事はなかった。
その代り、薄幸美人風に仕上がった京也がモテた。男に。
あれは凄かった。
上は教師、下は偶然見に来た幼稚園生まで告られた。
まあ、身内贔屓を抜いたとしても、京也は美人だった。
でも、今回は碧と二分されているようでかなりマシになっているのだが、前回荒れる事のなかった京也は今回荒れた。
多分、性格が若干変わってきているのもあるだろうが、双子の自分が一切男から告白がなかった事も要因の一つだろう。
「涼也はいいよね。」
刺々しい声音を彼の口から聞く事になるとは露にも思わなかった涼也はそれを聞いた瞬間思わず、お前誰だと言ったのは無理ない話だろう。
そこから、涼也と京也の関係は変わった。
今までだった遠慮のない関係だったが、さらに遠慮のない関係になった。
だから、正直、この先がどうなるかなんて誰にだって分からないだろう。
それでも、涼也は京也と別々の学校に行かないという選択はなかった。
「おーい、涼也、行こうぜ。」
「ああ。」
今は未来を考える時ではない、今しかない時を楽しまないと、いけないな、そう思って、涼也は一歩踏み出す。
「ああ、快晴だっ!」
両手を上げ全力で喜んでいる碧に涼也は苦笑する。
あの文化祭の後、碧は荒れた。
まあ、当然だろう、彼はあの文化祭の後告白ラッシュに合っていたのだが。
言葉だけ聞けばリア充爆発しろ、とか思うかもしれないが、それは相手が女の子だったらの話だろう。
そう、碧が告白されたのは男だったのだ。
一回目は笑い飛ばせた。
二回目はむくれていた。
三回目になるにつれ機嫌が降下していき。
そして、昨日でとうとう二ケタになってしまいブチ切れていた。
何で、こんなにも男らしい俺がっ!何が悲しくて男に告白されなくてはならねぇんだよ、と喚きながら。
ようやく気分転換になりそうな体育祭だが、涼也はこれは気分転換にならないぞ、と心の中で呟いていた。
何せ、碧が出場する競技のいくつかは色物が入っているのだ。
何も起こらず無事に終わるとは涼也は思っていない。
「……。」
何で面倒事ばかりなんだろうかと、涼也は溜息を零したくなる。
「でも…、こう平和な面倒事は今だけなんだろうな。」
バカ騒ぎして、平和な日常に埋もれるこんな馬鹿らしい日常はきっと今だけのものだろう。
高校に入れば一年くらいはきっと平和かもしれない。
でも、肝心の運命の二年はどうなるか涼也自身にも分からない。
「まあ、何とかなるか。」
京也は昔と違って何故かたくましくなっている。
実は前の時も含めて、男に告白された事があるのは碧だけじゃない、前は白雪姫役をやった涼也も若干だが告られた事がある、でも、あの時は劇が劇なので彼に視線を向けられる事はなかった。
その代り、薄幸美人風に仕上がった京也がモテた。男に。
あれは凄かった。
上は教師、下は偶然見に来た幼稚園生まで告られた。
まあ、身内贔屓を抜いたとしても、京也は美人だった。
でも、今回は碧と二分されているようでかなりマシになっているのだが、前回荒れる事のなかった京也は今回荒れた。
多分、性格が若干変わってきているのもあるだろうが、双子の自分が一切男から告白がなかった事も要因の一つだろう。
「涼也はいいよね。」
刺々しい声音を彼の口から聞く事になるとは露にも思わなかった涼也はそれを聞いた瞬間思わず、お前誰だと言ったのは無理ない話だろう。
そこから、涼也と京也の関係は変わった。
今までだった遠慮のない関係だったが、さらに遠慮のない関係になった。
だから、正直、この先がどうなるかなんて誰にだって分からないだろう。
それでも、涼也は京也と別々の学校に行かないという選択はなかった。
「おーい、涼也、行こうぜ。」
「ああ。」
今は未来を考える時ではない、今しかない時を楽しまないと、いけないな、そう思って、涼也は一歩踏み出す。
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