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第六章
第六章「体育祭」10
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あっという間に午後の部が始まり、涼也は鉢巻きを締めなおす。
「ん?涼也、気合入ってんな。」
「当然だろう。」
「何でだ?」
「気合を入れないと自分の身が危ないからだ。」
騎馬戦はちょっとした格闘競技みたいなものだ、少しの油断が大けがを招いてしまう。
涼也は「前」の時は体格からかそういったものは中学生ではなかったのだが、体が出来上がった高校生の時はやった事があるので知っていた。
「そうだよな。」
「ん?」
まるで実体験があるような物言いの碧に涼也は首を捻る。
「碧、なんか心が籠ってんな。」
「お前去年は違ったよな。」
「ん?」
涼也は色々思い出し、そして、ああ、と納得する。
「小六ん時頭やったから。」
「あー。」
「そうだっけ?」
「やったぞ。」
疑うような目を向けられ、碧は唇を尖らせる。
「嘘だろう。」
「嘘じゃねぇ。」
「……。」
涼也はどうして自分はやっていなかったのかと考え、そして、そう言えば、小六の時は怪我をして出れなかったな、と思い出す。
「あっ!」
「何だよ。急に。」
急に大きな声を出した悪友に隣にいた友人は驚いている。
「そっか、お前小さいから上だったんだな。」
「……。」
「……。」
「……。」
地雷を踏みぬいた。
わなわなと震える碧に涼也は額を押さえる。
「小さい言うなあああああああああああああああああっ!」
殴りにかかる碧に逃げ回る悪友。
「……何か疲れた。」
「確かにな…。」
涼也はこのやり取りを最後まで見る事無く騎馬戦に出る為に向かった、そして、意外にも涼也に襲い掛かる連中はいなく、むしろ、涼也から逃げ回る騎馬が多く、気づいたら涼也のクラスが勝っていた。
「何なんだ?」
涼也は不思議がっているが、クラスメートたちは彼が本気で狩りに行く目を見てしまい、今後は彼を怒らせないようにと大半の人間は思った。
しかし、馬鹿な人もいる訳で。
「涼也、すげーな。」
「お前怖ぇな。」
と感心する者やゲラゲラと笑っている人もいたのだった。
「ん?涼也、気合入ってんな。」
「当然だろう。」
「何でだ?」
「気合を入れないと自分の身が危ないからだ。」
騎馬戦はちょっとした格闘競技みたいなものだ、少しの油断が大けがを招いてしまう。
涼也は「前」の時は体格からかそういったものは中学生ではなかったのだが、体が出来上がった高校生の時はやった事があるので知っていた。
「そうだよな。」
「ん?」
まるで実体験があるような物言いの碧に涼也は首を捻る。
「碧、なんか心が籠ってんな。」
「お前去年は違ったよな。」
「ん?」
涼也は色々思い出し、そして、ああ、と納得する。
「小六ん時頭やったから。」
「あー。」
「そうだっけ?」
「やったぞ。」
疑うような目を向けられ、碧は唇を尖らせる。
「嘘だろう。」
「嘘じゃねぇ。」
「……。」
涼也はどうして自分はやっていなかったのかと考え、そして、そう言えば、小六の時は怪我をして出れなかったな、と思い出す。
「あっ!」
「何だよ。急に。」
急に大きな声を出した悪友に隣にいた友人は驚いている。
「そっか、お前小さいから上だったんだな。」
「……。」
「……。」
「……。」
地雷を踏みぬいた。
わなわなと震える碧に涼也は額を押さえる。
「小さい言うなあああああああああああああああああっ!」
殴りにかかる碧に逃げ回る悪友。
「……何か疲れた。」
「確かにな…。」
涼也はこのやり取りを最後まで見る事無く騎馬戦に出る為に向かった、そして、意外にも涼也に襲い掛かる連中はいなく、むしろ、涼也から逃げ回る騎馬が多く、気づいたら涼也のクラスが勝っていた。
「何なんだ?」
涼也は不思議がっているが、クラスメートたちは彼が本気で狩りに行く目を見てしまい、今後は彼を怒らせないようにと大半の人間は思った。
しかし、馬鹿な人もいる訳で。
「涼也、すげーな。」
「お前怖ぇな。」
と感心する者やゲラゲラと笑っている人もいたのだった。
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