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第十一章
第十一章「ホワイトデー」17
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放課後、二人は視線を合わすとそのまま荷物も持たずにどこかに行ってしまう。
「はぁ、本当に仲がいいのか悪いのか。」
涼也は何処か呆れながらも二人の後姿を見る。
あと一年。
あと一年でどこまで自分が知っているレールから切り離せるか。
自分の学力は上がっているから何とか京也と同じ学校に入学する事は可能だろう。だけど、それ以降が問題だった。
涼也が知っているのは京也が虐められていた事。
そして、あの「懺悔」のストーリーだけ。
あの「懺悔」がどこまで本当の話なのか、嘘なのかは書いた本人にしか分からない。
高校生になったら曖昧な情報で進むのは危険だった。
そうなると学校になじみながらも情報収集をしないといけない。
学業だって今は何とか追いついているけれども、あの学校でどれだけ自分が通用するかもわからない。
今勉強の貯金が出来るのならしておかないと結構怖い。
刻々と近づく期限に涼也は恐怖を感じながらも、それでも、あの二人を見て、何とか未来を変えられないかと一瞬考えてしまう。
あの二人はこの時点であそこまで仲が良かったわけではなかった。
むしろちょっといざこざがあったクラスメートみたいな括りであったはずだ。
なのに、今ではあそこまでの仲になっている。
それは確実に未来が変わっている証拠のようにも思えた。
だから、なんだかんだと言いながらも涼也は二人に手を貸してしまう。
ただ、それはあくまでも現時点だ。
彼らが自分が知っている道をたどる可能性だって大いにある、むしろ、そうなってしまう気が涼也にはあった。
そうならないためにも今二人が腹を割って話していればいい。
涼也はそう思いながら自分の鞄に荷物を詰め込む。
そして、不意に自分が知っている未来で確実に交わっていなかった迷惑な二人を思い出す。
あの二人も涼也の知っている限りでは接点はなかったはずだ。
だけど、何故かあの二人は碧や樹ほど手を貸してやるかと言う気は何故か涼也には湧き出なかった。
確実にあのう二人はなるようになるとしか思えないのだ。
一方、碧と樹は確実に口や手を出さないとこじれる、こじれて自分が知っている未来を変えてしまうほど拗ねらせるような気がしてならないのだ。
「……。」
涼也は天を仰ぎ、頼むから拗らせるなよ。と念を送る。
正直涼也は何故ここまで二人に首を突っ込んでいるのか分かっていなかった。
もし、その答えを知っていたら、彼は足を止めていたのかもしれない。
不器用な二人に手を貸すという事は、自分でも気づかなかった思いを昇華させるための不器用な彼の行動でしかなかったかもしれない。
「はぁ、本当に仲がいいのか悪いのか。」
涼也は何処か呆れながらも二人の後姿を見る。
あと一年。
あと一年でどこまで自分が知っているレールから切り離せるか。
自分の学力は上がっているから何とか京也と同じ学校に入学する事は可能だろう。だけど、それ以降が問題だった。
涼也が知っているのは京也が虐められていた事。
そして、あの「懺悔」のストーリーだけ。
あの「懺悔」がどこまで本当の話なのか、嘘なのかは書いた本人にしか分からない。
高校生になったら曖昧な情報で進むのは危険だった。
そうなると学校になじみながらも情報収集をしないといけない。
学業だって今は何とか追いついているけれども、あの学校でどれだけ自分が通用するかもわからない。
今勉強の貯金が出来るのならしておかないと結構怖い。
刻々と近づく期限に涼也は恐怖を感じながらも、それでも、あの二人を見て、何とか未来を変えられないかと一瞬考えてしまう。
あの二人はこの時点であそこまで仲が良かったわけではなかった。
むしろちょっといざこざがあったクラスメートみたいな括りであったはずだ。
なのに、今ではあそこまでの仲になっている。
それは確実に未来が変わっている証拠のようにも思えた。
だから、なんだかんだと言いながらも涼也は二人に手を貸してしまう。
ただ、それはあくまでも現時点だ。
彼らが自分が知っている道をたどる可能性だって大いにある、むしろ、そうなってしまう気が涼也にはあった。
そうならないためにも今二人が腹を割って話していればいい。
涼也はそう思いながら自分の鞄に荷物を詰め込む。
そして、不意に自分が知っている未来で確実に交わっていなかった迷惑な二人を思い出す。
あの二人も涼也の知っている限りでは接点はなかったはずだ。
だけど、何故かあの二人は碧や樹ほど手を貸してやるかと言う気は何故か涼也には湧き出なかった。
確実にあのう二人はなるようになるとしか思えないのだ。
一方、碧と樹は確実に口や手を出さないとこじれる、こじれて自分が知っている未来を変えてしまうほど拗ねらせるような気がしてならないのだ。
「……。」
涼也は天を仰ぎ、頼むから拗らせるなよ。と念を送る。
正直涼也は何故ここまで二人に首を突っ込んでいるのか分かっていなかった。
もし、その答えを知っていたら、彼は足を止めていたのかもしれない。
不器用な二人に手を貸すという事は、自分でも気づかなかった思いを昇華させるための不器用な彼の行動でしかなかったかもしれない。
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