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第五章
第五章「文化祭」15
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「うおっ!」
「いやー、こいつ、腰、あたしより細いっ!」
「うわっ!有り得ないこのきめ細かい肌っ!」
「ずるーいっ!」
「「「……。」」」
「……女ってこえー。」
女子たちに採寸をしてもらっているのだが、一つだけ異様な塊があり、涼也たちはそれを恐ろしそうに見ていた。
その女子の群れの中心にいるのは碧であり、彼は何故か制服のシャツをまくしたてられ、腰やら、胸板やらを触られている。
「う……ひゃっ!」
甲高い悲鳴が教室に変に響き渡り、男子は憐みに満ちた目で碧を見つめ、女子はニヤリと笑ったり、何か企んでいるような顔をしている。
「あーお、そんな声上げると女の子みたいね。」
「な、何っ!あ……ひゃ……そこ…や……っ!」
脇やら腰やらと確実に碧の弱い所を弄り始める女子たちに採寸の済んだ男子はこそこそと逃げるように外に出る。
「……。」
涼也自身採寸は終わっているのだが、このまま碧を見捨ているのは流石にないだろうな、とは思っているのか外には向かう様子はない。
しかし、女子の群れに入る勇気はないのか、二の足を踏んでいる。
「ふ…は……はぁ…はぁ…。」
気づいたら女子たちは触るのをやめたのか、顔を真っ赤にして息を荒くした碧が床にへたり込んでいた。
「あー、やりすぎたか。」
「つーか、エロくない?」
「何というか、男にしとくの勿体無いよね。」
「いっそ去勢したら?」
「はっ!何言っているんだよっ!」
女子たちの勝手な物言いに碧はハッとなり、怒鳴る。
「だって、あんたさ、その白さと言い。」
「そのほっそい腰と言い。」
「本当にあんた男と言いたくなるくらいの腕とか脚の毛のなさとか。」
「んでもって、さっきの喘ぎ声、とか完全女じゃん。」
「男だよっ!」
「今はね。」
「ずっと、男だよっ!」
「もし、男捨てたくなったら言ってね。」
「色々探しといてあげる。」
「何がだよっ!」
「えっ、決まっているじゃない。」
「去勢とか色々。」
「――っ!」
絶句している碧に涼也はそろそろ助けに行った方がいいかと一歩踏み出そうとするが、それよりも早く、彼の手を引いた人物がいた。
「へあっ!」
「行くぞ。」
その人物はそれだけを言うと、碧を連れて教室から出ていった。
「いやー、こいつ、腰、あたしより細いっ!」
「うわっ!有り得ないこのきめ細かい肌っ!」
「ずるーいっ!」
「「「……。」」」
「……女ってこえー。」
女子たちに採寸をしてもらっているのだが、一つだけ異様な塊があり、涼也たちはそれを恐ろしそうに見ていた。
その女子の群れの中心にいるのは碧であり、彼は何故か制服のシャツをまくしたてられ、腰やら、胸板やらを触られている。
「う……ひゃっ!」
甲高い悲鳴が教室に変に響き渡り、男子は憐みに満ちた目で碧を見つめ、女子はニヤリと笑ったり、何か企んでいるような顔をしている。
「あーお、そんな声上げると女の子みたいね。」
「な、何っ!あ……ひゃ……そこ…や……っ!」
脇やら腰やらと確実に碧の弱い所を弄り始める女子たちに採寸の済んだ男子はこそこそと逃げるように外に出る。
「……。」
涼也自身採寸は終わっているのだが、このまま碧を見捨ているのは流石にないだろうな、とは思っているのか外には向かう様子はない。
しかし、女子の群れに入る勇気はないのか、二の足を踏んでいる。
「ふ…は……はぁ…はぁ…。」
気づいたら女子たちは触るのをやめたのか、顔を真っ赤にして息を荒くした碧が床にへたり込んでいた。
「あー、やりすぎたか。」
「つーか、エロくない?」
「何というか、男にしとくの勿体無いよね。」
「いっそ去勢したら?」
「はっ!何言っているんだよっ!」
女子たちの勝手な物言いに碧はハッとなり、怒鳴る。
「だって、あんたさ、その白さと言い。」
「そのほっそい腰と言い。」
「本当にあんた男と言いたくなるくらいの腕とか脚の毛のなさとか。」
「んでもって、さっきの喘ぎ声、とか完全女じゃん。」
「男だよっ!」
「今はね。」
「ずっと、男だよっ!」
「もし、男捨てたくなったら言ってね。」
「色々探しといてあげる。」
「何がだよっ!」
「えっ、決まっているじゃない。」
「去勢とか色々。」
「――っ!」
絶句している碧に涼也はそろそろ助けに行った方がいいかと一歩踏み出そうとするが、それよりも早く、彼の手を引いた人物がいた。
「へあっ!」
「行くぞ。」
その人物はそれだけを言うと、碧を連れて教室から出ていった。
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