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国王のまかない③
第4話 ネルヴィスの本気
いつから居たのか。
もしや、俺が目を覚ます前からか??
どちらにしても、ネルヴィスはらしくないくらい情け無い表情でいた。俺に対しても尊敬の意はあれど、堂々と告げてくるような覇気のある態度すらない。
余程、俺にリュシアーノへの気持ちがバレた事に落胆しているのか。
「……ネルヴィス、いつからだ?」
「…………貴方様が、ここに来られてからです」
「ならば、すべて聞いていたのか?」
「……ええ」
俺の前にすぐに出て来なかったのは、俺の様子見と言うところだろう。それくらいは容易に想像が出来る。しかしながら、この落胆っぷりは今までになかった。
(……俺に大反対される覚悟は持っていたか)
それだけ、本気だと言う事。
なら、俺がまずすべき事は!!
「ネル……その、いつからだ?」
「? ……と言うのは?」
「お前がリュシアーノを……特別な感情で見始めた時期だ」
僅か、八歳の子供をそのような目で見るのは、いささか以上におかしいとは俺でも思うが!!
「…………殿下が六つの頃です」
しばらくして、ネルヴィスが口にした答えに……俺は顎が外れるかと思った!!?
「赤児を卒業したばかりだろうが!?」
「自分でもおかしいとは思いましたよ!? しかしながら……時間が経つに連れて、私……僕、は言いようがない胸の高鳴りに悩まされたんです!!」
口調を変えるくらいの慌て様……これは本気の本気なようだ。
しかし、イツキ達と見守ると決めた以上に何も考えていなかった!!
弟分の本気を知った今は……どうすれば。
(それに……耐えられるのか?)
王族の結婚適齢期は……最低でも十四歳。
あと数年とは言え、ネルヴィスに託してもいいものか。
と言うか、恋もわからないはずのリュシアーノにその真実を伝えていいのだろうか? 普通の子供よりは色々と聞き分けの良過ぎる子供ではあっても。
「…………お父様、ネル……本当??」
とかなんとか言っていたら、その娘本人が何故かやってきていた!?
しかも全部聞いていたようだ……。
「「王女殿下!?」」
「リュシアーノ様!?」
「…………本当??」
リュシアーノは驚き過ぎて、似たような言葉しか口に出来ないようだ。顔は赤らんで、まるで恋する少女のようになっている。
これには俺も、『まさか……』としか口に出来なかった。
「リュシアーノ、あの……な?」
「本当なの? お父様……ネル、が」
「…………私は本気です。リュシアーノ様」
久しぶりにネルがリュシアを名で呼び、騎士らしく彼女の目の前で跪いて……手を取り、甲に軽く口付けたのだった。
もしや、俺が目を覚ます前からか??
どちらにしても、ネルヴィスはらしくないくらい情け無い表情でいた。俺に対しても尊敬の意はあれど、堂々と告げてくるような覇気のある態度すらない。
余程、俺にリュシアーノへの気持ちがバレた事に落胆しているのか。
「……ネルヴィス、いつからだ?」
「…………貴方様が、ここに来られてからです」
「ならば、すべて聞いていたのか?」
「……ええ」
俺の前にすぐに出て来なかったのは、俺の様子見と言うところだろう。それくらいは容易に想像が出来る。しかしながら、この落胆っぷりは今までになかった。
(……俺に大反対される覚悟は持っていたか)
それだけ、本気だと言う事。
なら、俺がまずすべき事は!!
「ネル……その、いつからだ?」
「? ……と言うのは?」
「お前がリュシアーノを……特別な感情で見始めた時期だ」
僅か、八歳の子供をそのような目で見るのは、いささか以上におかしいとは俺でも思うが!!
「…………殿下が六つの頃です」
しばらくして、ネルヴィスが口にした答えに……俺は顎が外れるかと思った!!?
「赤児を卒業したばかりだろうが!?」
「自分でもおかしいとは思いましたよ!? しかしながら……時間が経つに連れて、私……僕、は言いようがない胸の高鳴りに悩まされたんです!!」
口調を変えるくらいの慌て様……これは本気の本気なようだ。
しかし、イツキ達と見守ると決めた以上に何も考えていなかった!!
弟分の本気を知った今は……どうすれば。
(それに……耐えられるのか?)
王族の結婚適齢期は……最低でも十四歳。
あと数年とは言え、ネルヴィスに託してもいいものか。
と言うか、恋もわからないはずのリュシアーノにその真実を伝えていいのだろうか? 普通の子供よりは色々と聞き分けの良過ぎる子供ではあっても。
「…………お父様、ネル……本当??」
とかなんとか言っていたら、その娘本人が何故かやってきていた!?
しかも全部聞いていたようだ……。
「「王女殿下!?」」
「リュシアーノ様!?」
「…………本当??」
リュシアーノは驚き過ぎて、似たような言葉しか口に出来ないようだ。顔は赤らんで、まるで恋する少女のようになっている。
これには俺も、『まさか……』としか口に出来なかった。
「リュシアーノ、あの……な?」
「本当なの? お父様……ネル、が」
「…………私は本気です。リュシアーノ様」
久しぶりにネルがリュシアを名で呼び、騎士らしく彼女の目の前で跪いて……手を取り、甲に軽く口付けたのだった。
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