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第10話 洞窟の外の階段
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耳にタコができる勢いでフェルなんとかさんの売り込みをされたわたしは、途中から全力で右から左に聞き流すことにした。
ソファに座って魔法書を開いたものの、ふと頭上を見上げてこう言ってみる。
「ねえ、外に出てみたい」
「え? 外ですか?」
その言葉に我に返ったらしいマルガリータは、くねくねさせた身体を変な形でとめたまま首を傾げる。「ここ、もの凄い山の奥なんですよ。外に出ても、見どころって森と崖しかありません」
「それでもいいよ。この世界がどんなところなのか実際に見たいだけだし」
「んー、まだシルフィア様は魔力が少なくて不安ですが……、まあ、わたしがお守りしますから問題なしですね!」
彼女はそこで力強さを強調するために両腕をすぱーん、と胸に交差して叩きつけたかったらしいが、骨なのでカーン、と響いて全身が何かの楽器のように共鳴していた。
そしてわたしたちは、外の世界を目指して洞窟の中をゆっくりと歩く。
マルガリータは残り少ない魔力を使って一気に外に瞬間移動したかったみたいだけれど、わたしは外への道順を覚えたかったからそれだけは阻止しておく。
「神殿っていうけど、完全に洞窟だよね?」
池の横を通り過ぎ、さらにその先へと歩きながらわたしは上を見上げる。遥か上の方には、ごつごつした岩がつららのように下に伸びているのも見えるし、こういったところに蝙蝠とか生息しているんだろうな、と思える場所だ。
「少しずつ改装していきますから、あっという間に美しい廊下に変わりますよ、ここ」
「まあ、無理しないでね」
わたしはそっとマルガリータを見上げて言うと、また彼女は歩きながら身体をくねらせる。
「優しい! シルフィア様、素敵! 最高!」
「いや、何もそこまで」
――感動するようなことでもないだろうに。
わたしが目を細めて低く唸ると、彼女は鼻息荒く続けるのだ。
「ああ、わたしがもしフェルディナント様として生まれてきていたならば! 抱きしめて離さないのに! こんな幼い頃から、自分の好きなように育てていいんですよ!? そりゃもう、いけないことだって教えちゃう!」
「……変態」
「ああっ」
嬉しそうな声を上げるマルガリータはどうでもいいとして、わたしは少しだけ歩く速度を上げた。そのまま結構歩いたと思う。
やっぱり神殿と呼ばれるだけあって、足元は人工的に整備されているように平らになっていて、歩きやすかった。洞窟の出口であるぽっかりと空いた穴を見た瞬間、わたしのテンションが上がる。
「おおー!」
外に出て、青い空を見上げながら両手を広げる。
深呼吸をしたかったけれど、見えた光景が自分の考えていたものより凄すぎて、それすら忘れてしまう。
わたしたちがいるのは、凄まじく高い崖の上だ。
イメージ的には、山の上にある神社の境内、という感じだろうか。見下ろせば、遥か下へと続く人工的な階段がある。そして、鬱蒼と茂る木々も。
ここから落ちたら死ぬな、と一目で解る高さ。高所恐怖症なら足が竦んで歩けないだろう。
わたしはとんでもなく長い石造りの階段を見ながら、エスカレーターが欲しいと心の底から思った。こんなところ、真面目に降りてたら一日終わりそう。
「向こうが一番近い村ですね」
マルガリータが隣に立って、指を差す。
葉が生い茂る木々の向こうに、ぽっかりと開けた場所がある。かなり遠いから、普通だったら見えないだろうと思うのに、今のわたしの視力はマサイ族も真っ青と言えるのだろうか。そこに見える建物の屋根がどんな形なのかも、人が歩いているだろう姿も、その空の上を飛ぶ鳥の姿も見えた。
「平和そうな村だね」
耳元を過ぎる風の音と、穏やかな太陽の光。
遠くに見える川の流れはキラキラと光が反射して綺麗だ。それは平和そのものと言えるけれど。
「まあ、平和かもしれませんねえ」
そこで、マルガリータの声に妙に歯切れの悪い響きが生まれた。
「ん? かもしれない?」
わたしが風に揺れる髪の毛を掻き上げながら彼女を見上げると、静かな苦笑が返ってきた。
「まだ、この世界の力の源といえるシルフィア様が復活したばかりですから、滅びの淵から生還はした……って感じですけども」
「滅び」
――厭な響きだ。
「見てください。森の木々も、枯れているものが多いでしょう?」
彼女に言われて改めて視線をそちらに向けると、それまで『紅葉でもしているのかな』程度に感じていた赤茶けた木の葉っぱが、ただ枯れているんだと気づかされた。
四季のある日本に暮らしていたせいか、今は秋なのかと誤解してしまうような森。
でも、風の暖かさ、太陽の光の強さ、これだけを感じると初夏だと解る。だとすると、木々が枯れているのはおかしい。もっと緑の色が強くてもいいはずだ。
「作物の育ち方も、湧き出る水の量も、この世界が存続していくには不充分なんです。だから、一度滅んだんですよ」
「滅んだ」
「厳密的に言えば、以前のシルフィア様とフェルディナント様の肉体を魔力に変換して大地に戻すことで、かろうじて生きながらえることができた。でも、それは滅んだと言っても過言じゃないし、完全に復活したわけじゃないんです」
「……わたし、どうしたらいいの?」
わたしは首を傾げたままそう訊いた。
ここで暮らしていくだけで本当にいいんだろうか。料理だキッチンだスローライフだと浮かれていたけれど、それよりやるべきことがあるんじゃないのか。
「もうちょっと魔力が回復したら、色々な村や街に行ってみましょう。そこで、何らかの形で魔力を大地に与えたり、人間に与えれば何とかなるはずです」
「本当?」
「はい。わたし、シルフィア様には嘘はつきませんよ?」
「そう」
にこにこと笑う彼女の表情に嘘は感じられない。
でもだからこそ、早く魔力を回復させないと駄目じゃないかって気になる。
「……あの林檎、もっと育ってから食べたら一発だったのかなあ」
がくりと肩を落とすと、くすくす笑いが響く。
「そんなに慌てなくても大丈夫ですよう。まずは休んで、体力をつけましょう? わたしもシルフィア様と一緒に行動しますから、街に出るためには人間の姿にならないといけません。でも後しばらくは神殿の改造を優先しますので……」
「なるほど」
じゃあ、本格的に外の世界を探検するまでは書庫の本を読んで勉強しようか。もっと魔法について勉強しておいたら、きっと役に立つだろう。
そんなことを考えていたら、マルガリータがそっと『その方向』に指を差して言った。
「せめて、この階段を風の速さで駆け下りることができるようになるまでは、しばらく神殿待機です」
「うげ」
果てしない階段。
どんな部活でもこんな階段を駆け抜けることなんてないだろうと思えるほどの。
「頑張ります……」
わたしは考えるだけでぐったりとしながら引きつった笑みを浮かべた。
そしてまた、我々は洞窟の中――神殿の中へと戻った。
マルガリータが新しくお風呂とトイレ洗面所などを作ってくれている間、わたしはソファに横になりつつ魔法書を開く。
そして寝落ちした。
「あ」
気が付けば、また『あの』空間だ。
地平線が見えるくらいの草原と、扉だらけの場所。
「お兄さん!」
わたしはその扉の陰に立っている彼の姿を見て、思い切り手を振りながら駆けていく。
またこの夢を見られた。
そんなわくわく感。
「……やあ」
彼は驚いたようにわたしを見て、どこか安堵したように笑って見せる。前に見た時と同じ格好で、所在なさげに立ち尽くしていた彼。
「また会えたね」
少しだけ彼の声に嬉しそうな響きがあるのは気のせいだろうか。
「はい。会えて嬉しいです」
夢の中だというイメージが強いせいか、いつになくわたしの口は素直な言葉を吐き出した。会えて嬉しいと男性に言うのって……ねえ、ちょっとどきどきしない?
彼はそんな浮かれた様子のわたしのことを見下ろして、わたしを撫でようか手を伸ばして悩んだみたいだった。でも、その手は引かれてしまった。
撫でてくれていいのに。ちょっと残念。
「ええと、静香ちゃん、だっけ? 前は急に消えたから気になってたんだ」
「そうです、静香です」
そう言いながら、わたしはにへら、と笑ってしまった。覚えていてくれたんだ、わたしの名前。そう思ったら嬉しかった。
ソファに座って魔法書を開いたものの、ふと頭上を見上げてこう言ってみる。
「ねえ、外に出てみたい」
「え? 外ですか?」
その言葉に我に返ったらしいマルガリータは、くねくねさせた身体を変な形でとめたまま首を傾げる。「ここ、もの凄い山の奥なんですよ。外に出ても、見どころって森と崖しかありません」
「それでもいいよ。この世界がどんなところなのか実際に見たいだけだし」
「んー、まだシルフィア様は魔力が少なくて不安ですが……、まあ、わたしがお守りしますから問題なしですね!」
彼女はそこで力強さを強調するために両腕をすぱーん、と胸に交差して叩きつけたかったらしいが、骨なのでカーン、と響いて全身が何かの楽器のように共鳴していた。
そしてわたしたちは、外の世界を目指して洞窟の中をゆっくりと歩く。
マルガリータは残り少ない魔力を使って一気に外に瞬間移動したかったみたいだけれど、わたしは外への道順を覚えたかったからそれだけは阻止しておく。
「神殿っていうけど、完全に洞窟だよね?」
池の横を通り過ぎ、さらにその先へと歩きながらわたしは上を見上げる。遥か上の方には、ごつごつした岩がつららのように下に伸びているのも見えるし、こういったところに蝙蝠とか生息しているんだろうな、と思える場所だ。
「少しずつ改装していきますから、あっという間に美しい廊下に変わりますよ、ここ」
「まあ、無理しないでね」
わたしはそっとマルガリータを見上げて言うと、また彼女は歩きながら身体をくねらせる。
「優しい! シルフィア様、素敵! 最高!」
「いや、何もそこまで」
――感動するようなことでもないだろうに。
わたしが目を細めて低く唸ると、彼女は鼻息荒く続けるのだ。
「ああ、わたしがもしフェルディナント様として生まれてきていたならば! 抱きしめて離さないのに! こんな幼い頃から、自分の好きなように育てていいんですよ!? そりゃもう、いけないことだって教えちゃう!」
「……変態」
「ああっ」
嬉しそうな声を上げるマルガリータはどうでもいいとして、わたしは少しだけ歩く速度を上げた。そのまま結構歩いたと思う。
やっぱり神殿と呼ばれるだけあって、足元は人工的に整備されているように平らになっていて、歩きやすかった。洞窟の出口であるぽっかりと空いた穴を見た瞬間、わたしのテンションが上がる。
「おおー!」
外に出て、青い空を見上げながら両手を広げる。
深呼吸をしたかったけれど、見えた光景が自分の考えていたものより凄すぎて、それすら忘れてしまう。
わたしたちがいるのは、凄まじく高い崖の上だ。
イメージ的には、山の上にある神社の境内、という感じだろうか。見下ろせば、遥か下へと続く人工的な階段がある。そして、鬱蒼と茂る木々も。
ここから落ちたら死ぬな、と一目で解る高さ。高所恐怖症なら足が竦んで歩けないだろう。
わたしはとんでもなく長い石造りの階段を見ながら、エスカレーターが欲しいと心の底から思った。こんなところ、真面目に降りてたら一日終わりそう。
「向こうが一番近い村ですね」
マルガリータが隣に立って、指を差す。
葉が生い茂る木々の向こうに、ぽっかりと開けた場所がある。かなり遠いから、普通だったら見えないだろうと思うのに、今のわたしの視力はマサイ族も真っ青と言えるのだろうか。そこに見える建物の屋根がどんな形なのかも、人が歩いているだろう姿も、その空の上を飛ぶ鳥の姿も見えた。
「平和そうな村だね」
耳元を過ぎる風の音と、穏やかな太陽の光。
遠くに見える川の流れはキラキラと光が反射して綺麗だ。それは平和そのものと言えるけれど。
「まあ、平和かもしれませんねえ」
そこで、マルガリータの声に妙に歯切れの悪い響きが生まれた。
「ん? かもしれない?」
わたしが風に揺れる髪の毛を掻き上げながら彼女を見上げると、静かな苦笑が返ってきた。
「まだ、この世界の力の源といえるシルフィア様が復活したばかりですから、滅びの淵から生還はした……って感じですけども」
「滅び」
――厭な響きだ。
「見てください。森の木々も、枯れているものが多いでしょう?」
彼女に言われて改めて視線をそちらに向けると、それまで『紅葉でもしているのかな』程度に感じていた赤茶けた木の葉っぱが、ただ枯れているんだと気づかされた。
四季のある日本に暮らしていたせいか、今は秋なのかと誤解してしまうような森。
でも、風の暖かさ、太陽の光の強さ、これだけを感じると初夏だと解る。だとすると、木々が枯れているのはおかしい。もっと緑の色が強くてもいいはずだ。
「作物の育ち方も、湧き出る水の量も、この世界が存続していくには不充分なんです。だから、一度滅んだんですよ」
「滅んだ」
「厳密的に言えば、以前のシルフィア様とフェルディナント様の肉体を魔力に変換して大地に戻すことで、かろうじて生きながらえることができた。でも、それは滅んだと言っても過言じゃないし、完全に復活したわけじゃないんです」
「……わたし、どうしたらいいの?」
わたしは首を傾げたままそう訊いた。
ここで暮らしていくだけで本当にいいんだろうか。料理だキッチンだスローライフだと浮かれていたけれど、それよりやるべきことがあるんじゃないのか。
「もうちょっと魔力が回復したら、色々な村や街に行ってみましょう。そこで、何らかの形で魔力を大地に与えたり、人間に与えれば何とかなるはずです」
「本当?」
「はい。わたし、シルフィア様には嘘はつきませんよ?」
「そう」
にこにこと笑う彼女の表情に嘘は感じられない。
でもだからこそ、早く魔力を回復させないと駄目じゃないかって気になる。
「……あの林檎、もっと育ってから食べたら一発だったのかなあ」
がくりと肩を落とすと、くすくす笑いが響く。
「そんなに慌てなくても大丈夫ですよう。まずは休んで、体力をつけましょう? わたしもシルフィア様と一緒に行動しますから、街に出るためには人間の姿にならないといけません。でも後しばらくは神殿の改造を優先しますので……」
「なるほど」
じゃあ、本格的に外の世界を探検するまでは書庫の本を読んで勉強しようか。もっと魔法について勉強しておいたら、きっと役に立つだろう。
そんなことを考えていたら、マルガリータがそっと『その方向』に指を差して言った。
「せめて、この階段を風の速さで駆け下りることができるようになるまでは、しばらく神殿待機です」
「うげ」
果てしない階段。
どんな部活でもこんな階段を駆け抜けることなんてないだろうと思えるほどの。
「頑張ります……」
わたしは考えるだけでぐったりとしながら引きつった笑みを浮かべた。
そしてまた、我々は洞窟の中――神殿の中へと戻った。
マルガリータが新しくお風呂とトイレ洗面所などを作ってくれている間、わたしはソファに横になりつつ魔法書を開く。
そして寝落ちした。
「あ」
気が付けば、また『あの』空間だ。
地平線が見えるくらいの草原と、扉だらけの場所。
「お兄さん!」
わたしはその扉の陰に立っている彼の姿を見て、思い切り手を振りながら駆けていく。
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そんなわくわく感。
「……やあ」
彼は驚いたようにわたしを見て、どこか安堵したように笑って見せる。前に見た時と同じ格好で、所在なさげに立ち尽くしていた彼。
「また会えたね」
少しだけ彼の声に嬉しそうな響きがあるのは気のせいだろうか。
「はい。会えて嬉しいです」
夢の中だというイメージが強いせいか、いつになくわたしの口は素直な言葉を吐き出した。会えて嬉しいと男性に言うのって……ねえ、ちょっとどきどきしない?
彼はそんな浮かれた様子のわたしのことを見下ろして、わたしを撫でようか手を伸ばして悩んだみたいだった。でも、その手は引かれてしまった。
撫でてくれていいのに。ちょっと残念。
「ええと、静香ちゃん、だっけ? 前は急に消えたから気になってたんだ」
「そうです、静香です」
そう言いながら、わたしはにへら、と笑ってしまった。覚えていてくれたんだ、わたしの名前。そう思ったら嬉しかった。
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