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第23話 全部終わりにして
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いつの間にか眠っていたらしい。
ごとごとと揺れる荷馬車の振動が伝わってくるけれど、どうやらわたしの身体はヴェロニカに抱きかかえられているようで、人の体温の心地よさの方が勝る。誰かの膝の上に乗せられて、優しく頭を撫でられる感覚は、一体いつぶりだろう。
眠りと覚醒の真ん中で、まどろんだ状態で目を閉じたままでいると。
「……守護者様、実際のところ、何が『視』えたのでしょうか? わたしもそれを見ることはできるのでしょうか」
ヴェロニカの声が頭上で聞こえた。少しだけ苦し気な呼吸と共に。
「んー? 何がですかー?」
御者台からのんびりした声が返ってくる。
「レインデルス家の、その……」
「うーん。見なくてもいいものってのはあるんですよ、きっと。あなたは優しい人間だから、いくら相手が自分の親の仇とはいえ、凄惨な状況になっていたら傷つくでしょ?」
「でも」
「シルフィア様にもあまり聞いてもらいたくないですしね。呪い返しっていうのは、ただの魔術師が行ってもとんでもないことになるんです。元々の魔力を増幅して返すわけですから。それが、この世界の力の源となる白竜神様がやってしまったんです。だから、あなたもこれで終わりにしてください」
「終わり?」
「せっかく綺麗な魔力を持っているんだから、復讐とか憎しみとかで汚してしまうのはもったいないです。だから、今までのことは全部終わりにして、新しい人生を生きましょうってことです」
その後は、少しだけ沈黙が続いた。
ヴェロニカの苦悩が伝わってくるかのような静けさと、それに似合わない平穏さを運ぶ荷馬車の揺れ。
「だから、シルフィア様も寝たふりしていないで起きてください」
「あ、気づいてた?」
御者台から不満そうな声が飛んできて、わたしはそっとヴェロニカの膝から身体を起こした。
「そりゃ気づきますよう。なんたってわたし、シルフィア様のためだけに生きているような存在ですから! シルフィア様の寝息を聞いただけで色々妄想しちゃう系の守護者なんですから、眠ったふりしているかどうかだって簡単に解ります!」
「何それ」
ちょっと色々重い。
わたしがヴェロニカの服に縋りついていると、マルガリータが続けて言った。
「だから、シルフィア様もこれで終わり! ヴェロニカさんの呪いのことは忘れて、早く魔力の制御を覚えてください。魔力を流し込むたび倒れていたら、わたしの心臓が保ちません」
……ええええ。
ちょっと気になっているんだけれどなあ。わたしがやってしまったことの結果がどうなったのか。
だって、血を吐いて倒れたって聞いたし。
「まあ、人を殺しただけの罰が返っていったのは間違いないですから。きっと、凄く苦しむことになるのも間違いないです」
「ええと……どのくらい苦しむ感じ?」
わたしはヴェロニカの服を掴む手に力をこめる。すると、ヴェロニカもわたしを強く抱きしめてきた。
「うーん、そうですねえ」
マルガリータは少しだけ考えこんだ後、何かを思い出したかのようにこちらを振り返って言った。「シルフィア様の世界の言葉で言うと、アレですアレ! 何て言ったかな、『ゴンジーも裸足で逃げ出すレベル』で酷い感じです!」
「うん、色々間違ってる」
ゴンジーって何だ。ガンジーだよ。
しかもそれ、『ガンジーも助走付けて殴るレベル』と混ざってるから。
「とにかく、魔力制御、頑張って教えますからね!」
マルガリータはふとそこで、御者台に置いてあったサンドウィッチの包みを取り上げた。わたしたちを乗せた荷馬車は森の中を進んでいて、辺りには当然誰もいない。だから気にせず仮面を外すと、思い切りサンドウィッチにかぶり付く。
「ああ、魔力が補充される気がしますう……」
「だろうね……」
わたしはそこで小さく苦笑して、ふと顔を上げてヴェロニカを見やる。やっぱりヴェロニカの表情は硬く、何か考え込んだまま沈黙している。
とりあえず、今はわたしのことよりヴェロニカかな。
そんなことを考えつつ、わたしは軽くヴェロニカの膝を手で叩いた。
「洞窟に帰ったら、唐揚げ作るね。本物の食材では初・唐揚げだから上手くいかないかもしれないけど、食べてくれる?」
「え、ええ、もちろん!」
そこでヴェロニカがはっとしたように表情を引き締め、何とか笑みの形を作ってくれる。マルガリータも「わたしも!」と手を上げてこちらを見ているけれど、馬を操ってるわけだから、まずは前を見ようか。
「……そうか、魔力が上手く操れないってことは魔法の習得も遅れるってわけだ……」
わたしは思わず、荷馬車を降りて階段を見上げてぼんやりと呟く。
辺りはすっかり夕暮れの色に染まっていて、ここでのんびりしていたら階段の途中で夜を明かすことになってしまう。
「そうですねえ。でもとりあえず、荷物を上に運ぶために風属性の魔法をお教えしましょう。重い荷物も軽々と風の力で持ち上げて、上まで運ぶ魔法です」
マルガリータが荷馬車から降りて荷物の前に立ち、わたしの方を見やる。わたしが「おお便利!」と喜んでいると、彼女はしっかり釘を刺してきた。
「これも魔力の制御を間違うと落としてしまいますから気を付けてくださいね! 卵とか買ってきましたよね?」
「そ、そうね……」
「人間を運ぼうなんて思わないでくださいよ? 崖の下に真っ逆さまに落ちたら、普通の人間は死にますから!」
あ、それもちょっと考えてた。
自分の身体を浮かべたら階段を上がらなくていいんだって。
とにかく早く魔力制御とやらを覚えよう……。
何はともあれ、途中で落としそうになりながらも何とか魔法を使って荷物を運び、太陽が落ちて暗くなる頃には洞窟――神殿の中に戻ってこられた。
わたしが冷蔵庫を魔法で作れないかとマルガリータに言ったら、キッチンの横に時間停止機能付きの異空間パントリーを作ってくれた。そして倒れた。お、おう。ごめん。
お礼としてわたしは頑張って唐揚げを作る。残念ながら村に醤油は売ってなかったから、お酒に漬け込んで塩で味付けし、小麦粉で揚げた塩唐揚げ。
米も売ってなかったから、小麦粉と塩でうどんを作った。色々な調味料を試してみたけれど、その中でも貝から出汁を取ったソースがいい感じだったので、それをつけ汁にする。それに温野菜サラダも用意。結構、元の自分の世界と似た野菜があるから助かる。勘で作ったけどどれもいい感じだと思う。
ヴェロニカが料理の手伝いをしてくれて、何だか少しだけ空気が緩んだ。
これがスローライフってやつだろうか、と思いながらみんなで食事。それからお風呂。
そして寝る。
色々やって疲れがあったからなのか、魔法を覚えて色々やっていたからなのか、やっぱりこの日の夜も夢は見なかった。
だから、夜が明けて明るい空を見上げながら目を覚ましたわたしは、ちょっとだけ……いやかなりがっかりしたのだった。
「また村に行ってみましょうか」
早朝、わたしが崖の上でラジオ体操をしていると、背後からマルガリータがそう声をかけてきた。彼女と一緒に姿を見せたヴェロニカも、わたしの怪しい運動に怪訝そうな顔をしている。
「食料の追加の買い出し?」
わたしがパントリーの中の寂しい食料在庫を思い浮かべながら訊くと、マルガリータが頷いた。
「もちろん、あれだけじゃ全然足りないですし! でもそれ以上に、村の大地に魔力を注ぐのももうちょっとやっておかないと」
「うん、そーだね」
わたしは頷きながらも、別のことを考える。
難民と盗賊が来るかもしれないって話。それも何とかできないだろうか。
ごとごとと揺れる荷馬車の振動が伝わってくるけれど、どうやらわたしの身体はヴェロニカに抱きかかえられているようで、人の体温の心地よさの方が勝る。誰かの膝の上に乗せられて、優しく頭を撫でられる感覚は、一体いつぶりだろう。
眠りと覚醒の真ん中で、まどろんだ状態で目を閉じたままでいると。
「……守護者様、実際のところ、何が『視』えたのでしょうか? わたしもそれを見ることはできるのでしょうか」
ヴェロニカの声が頭上で聞こえた。少しだけ苦し気な呼吸と共に。
「んー? 何がですかー?」
御者台からのんびりした声が返ってくる。
「レインデルス家の、その……」
「うーん。見なくてもいいものってのはあるんですよ、きっと。あなたは優しい人間だから、いくら相手が自分の親の仇とはいえ、凄惨な状況になっていたら傷つくでしょ?」
「でも」
「シルフィア様にもあまり聞いてもらいたくないですしね。呪い返しっていうのは、ただの魔術師が行ってもとんでもないことになるんです。元々の魔力を増幅して返すわけですから。それが、この世界の力の源となる白竜神様がやってしまったんです。だから、あなたもこれで終わりにしてください」
「終わり?」
「せっかく綺麗な魔力を持っているんだから、復讐とか憎しみとかで汚してしまうのはもったいないです。だから、今までのことは全部終わりにして、新しい人生を生きましょうってことです」
その後は、少しだけ沈黙が続いた。
ヴェロニカの苦悩が伝わってくるかのような静けさと、それに似合わない平穏さを運ぶ荷馬車の揺れ。
「だから、シルフィア様も寝たふりしていないで起きてください」
「あ、気づいてた?」
御者台から不満そうな声が飛んできて、わたしはそっとヴェロニカの膝から身体を起こした。
「そりゃ気づきますよう。なんたってわたし、シルフィア様のためだけに生きているような存在ですから! シルフィア様の寝息を聞いただけで色々妄想しちゃう系の守護者なんですから、眠ったふりしているかどうかだって簡単に解ります!」
「何それ」
ちょっと色々重い。
わたしがヴェロニカの服に縋りついていると、マルガリータが続けて言った。
「だから、シルフィア様もこれで終わり! ヴェロニカさんの呪いのことは忘れて、早く魔力の制御を覚えてください。魔力を流し込むたび倒れていたら、わたしの心臓が保ちません」
……ええええ。
ちょっと気になっているんだけれどなあ。わたしがやってしまったことの結果がどうなったのか。
だって、血を吐いて倒れたって聞いたし。
「まあ、人を殺しただけの罰が返っていったのは間違いないですから。きっと、凄く苦しむことになるのも間違いないです」
「ええと……どのくらい苦しむ感じ?」
わたしはヴェロニカの服を掴む手に力をこめる。すると、ヴェロニカもわたしを強く抱きしめてきた。
「うーん、そうですねえ」
マルガリータは少しだけ考えこんだ後、何かを思い出したかのようにこちらを振り返って言った。「シルフィア様の世界の言葉で言うと、アレですアレ! 何て言ったかな、『ゴンジーも裸足で逃げ出すレベル』で酷い感じです!」
「うん、色々間違ってる」
ゴンジーって何だ。ガンジーだよ。
しかもそれ、『ガンジーも助走付けて殴るレベル』と混ざってるから。
「とにかく、魔力制御、頑張って教えますからね!」
マルガリータはふとそこで、御者台に置いてあったサンドウィッチの包みを取り上げた。わたしたちを乗せた荷馬車は森の中を進んでいて、辺りには当然誰もいない。だから気にせず仮面を外すと、思い切りサンドウィッチにかぶり付く。
「ああ、魔力が補充される気がしますう……」
「だろうね……」
わたしはそこで小さく苦笑して、ふと顔を上げてヴェロニカを見やる。やっぱりヴェロニカの表情は硬く、何か考え込んだまま沈黙している。
とりあえず、今はわたしのことよりヴェロニカかな。
そんなことを考えつつ、わたしは軽くヴェロニカの膝を手で叩いた。
「洞窟に帰ったら、唐揚げ作るね。本物の食材では初・唐揚げだから上手くいかないかもしれないけど、食べてくれる?」
「え、ええ、もちろん!」
そこでヴェロニカがはっとしたように表情を引き締め、何とか笑みの形を作ってくれる。マルガリータも「わたしも!」と手を上げてこちらを見ているけれど、馬を操ってるわけだから、まずは前を見ようか。
「……そうか、魔力が上手く操れないってことは魔法の習得も遅れるってわけだ……」
わたしは思わず、荷馬車を降りて階段を見上げてぼんやりと呟く。
辺りはすっかり夕暮れの色に染まっていて、ここでのんびりしていたら階段の途中で夜を明かすことになってしまう。
「そうですねえ。でもとりあえず、荷物を上に運ぶために風属性の魔法をお教えしましょう。重い荷物も軽々と風の力で持ち上げて、上まで運ぶ魔法です」
マルガリータが荷馬車から降りて荷物の前に立ち、わたしの方を見やる。わたしが「おお便利!」と喜んでいると、彼女はしっかり釘を刺してきた。
「これも魔力の制御を間違うと落としてしまいますから気を付けてくださいね! 卵とか買ってきましたよね?」
「そ、そうね……」
「人間を運ぼうなんて思わないでくださいよ? 崖の下に真っ逆さまに落ちたら、普通の人間は死にますから!」
あ、それもちょっと考えてた。
自分の身体を浮かべたら階段を上がらなくていいんだって。
とにかく早く魔力制御とやらを覚えよう……。
何はともあれ、途中で落としそうになりながらも何とか魔法を使って荷物を運び、太陽が落ちて暗くなる頃には洞窟――神殿の中に戻ってこられた。
わたしが冷蔵庫を魔法で作れないかとマルガリータに言ったら、キッチンの横に時間停止機能付きの異空間パントリーを作ってくれた。そして倒れた。お、おう。ごめん。
お礼としてわたしは頑張って唐揚げを作る。残念ながら村に醤油は売ってなかったから、お酒に漬け込んで塩で味付けし、小麦粉で揚げた塩唐揚げ。
米も売ってなかったから、小麦粉と塩でうどんを作った。色々な調味料を試してみたけれど、その中でも貝から出汁を取ったソースがいい感じだったので、それをつけ汁にする。それに温野菜サラダも用意。結構、元の自分の世界と似た野菜があるから助かる。勘で作ったけどどれもいい感じだと思う。
ヴェロニカが料理の手伝いをしてくれて、何だか少しだけ空気が緩んだ。
これがスローライフってやつだろうか、と思いながらみんなで食事。それからお風呂。
そして寝る。
色々やって疲れがあったからなのか、魔法を覚えて色々やっていたからなのか、やっぱりこの日の夜も夢は見なかった。
だから、夜が明けて明るい空を見上げながら目を覚ましたわたしは、ちょっとだけ……いやかなりがっかりしたのだった。
「また村に行ってみましょうか」
早朝、わたしが崖の上でラジオ体操をしていると、背後からマルガリータがそう声をかけてきた。彼女と一緒に姿を見せたヴェロニカも、わたしの怪しい運動に怪訝そうな顔をしている。
「食料の追加の買い出し?」
わたしがパントリーの中の寂しい食料在庫を思い浮かべながら訊くと、マルガリータが頷いた。
「もちろん、あれだけじゃ全然足りないですし! でもそれ以上に、村の大地に魔力を注ぐのももうちょっとやっておかないと」
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