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第51話 ぐいぐいくるタイプ
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「いや、ちょっと待って!」
「待ちません! ほら、うちの巫女、そっち押さえて!」
「え? え? こうですか?」
「この世界で一番可愛くしてあげます! いえ、美少女にして差し上げます! あ、ちょっと胸が育ちましたぁ?」
「のおおおおお!」
という、女の子同士の修羅場を経て、わたしはウェディングドレス(仮)を着させられたのだった。
神殿の中、寝室に連れ込まれたわたしは二人に押さえつけられるようにして、最後には化粧までされている。
何もかも終わってベッドに座り込んだわたしだけれど、人間じゃないから感じないはずの疲労感に苛まれてぐったり。多分、わたしの目は死んでいるはずだ。
でも、目の前に持ってこられた姿見に映る自分は、確かにとんでもないくらいの神秘的な美少女になっていた。この世界のお化粧の事情は解らないけれど、赤いアイシャドウにアイブロウというのはどこか花魁のメイクを思わせる色気があって素敵だと思う。
でも――。
「いや……あのさ、マルちゃん?」
「はい、何でしょうシルフィア様」
目の前に立っている骸骨娘を下からねめつけるように見上げ、わたしはそっと目を細めた。
「このドレス、本当にその……フェル何とかさんからのプレゼントで間違いないの? 本当にフェル何とかさんの魔力を感じたの? それが勘違いで全く別人からのプレゼントだったらどうするの?」
「間違いないですよう。っていうか、フェルディナント様、ですよ。もうちょっと呼び方を考えません?」
「考えません」
そう応えながら、わたしは深いため息をついている。そんなわたしの気分を引き上げようと、さらにマルガリータは熱のこもったような口調で言う。
「やっぱり、お二人はお似合いのカップルなんです! 運命の相手なんです! 離れていても心はいつも寄り添っている、そんな素敵な関係なんですよ!」
――うん、全く気分が上がらない。
「そうだ、シルフィア様!」
ぎゅ、とわたしの手がマルガリータの両手に包まれた。「フェルディナント様にドレスのお礼を言いましょうよ!」
「はあ? どうやって?」
顔を顰めてそう言うわたしの手を、彼女はそっと引いてベッドから立ち上がらせる。そして、寝室を出て例の池の方へ引っ張っていく。
まさか、と思ったら。
「つなげましょう」
空間が歪むからそうそう使えない、といった魔法を彼女は呆気なく使い、池に魔力を注いで水鏡のようにさせる。でも前回と違うのは、明らかに向こう側の音が聞こえてきていること。
――ちょっと待って、心の準備ができていない。
それでも、池の中に映る光景を見てしまったらその場から逃げ出すこともできない。
水鏡を通して見えるのは、相変わらず『洞窟』でしかない場所、武骨な祭壇。でも、シンプルながら格好いい感じのテーブルと椅子があって、そこに座っている人影も見えた。お茶か何かを飲んでいるらしい気配と、カップがソーサーに戻される音。
そして、その人影が何かに気づいたように視線を上げた。
彼は高校生くらいの見た目になっていた。
背中を覆うくらいの長い黒髪と、わたし――白竜神と似た二本の角を持つ少年。黒くてシンプルな服を纏った細身の身体と、その身体から迸るような凄まじい魔力の渦。
どうして? わたしよりもずっと育ってるじゃない? もう見た目はわたしより年上だよ?
わたしが呆然としながら池のほとりに膝を突くと、彼がまっすぐにこちらを見て微笑んだ。
「見てる?」
「え?」
わたしは思わず口を手で覆う。
僅かに彼の視線と自分の視線が合わないことから、彼の位置からこちらが見えているとは思えない。しかし彼はすぐに足早に歩きだし、わたしたちがしているのと同じように、洞窟の中にある池を目の前にしてさらに嬉しそうに笑い声を上げた。
「凄い、似合ってるよ」
そう言った彼と、初めて視線が絡み合う。
そう、初めて。
ぞわり、と心臓が震えた気がした。
「ええと、シルフィア?」
彼は切れ長の瞳でわたしを見つめ、少しだけその頬を紅潮させて言った。「俺のプレゼント、受け取ってくれてありがとう。着てもらえて嬉しい」
「え、ええ、と」
わたしが言葉を失っていると、わたしたちを見守っていたマルガリータがそわそわと身体を揺らしながら口を挟む。
「申し訳ありません、フェルディナント様! シルフィア様はとってもとっても緊張しているようでして!」
「……ああ、そうみたいだな」
「言葉も出ないくらい、喜んでいらっしゃるんですよう!」
「へえー」
芸能人みたいに綺麗な顔で笑う彼。その見た目だけなら、眉目秀麗を絵にかいたような近寄りがたい雰囲気を持つ少年。でも、気さくな口調が子犬のような人懐こさすら感じさせた。
「ごめん、勝手にプレゼント送ったけど怒ってない?」
彼は申し訳なさそうに眉尻を下げたけれど、それほど心配はしてなさそうだ。「こっちも……俺の『守護者』っていうの? そいつに色々聞いて教えてもらったんだよ。俺とシルフィアが、運命の恋の相手なんだって。だから、プレゼントもきっと喜んでもらえると解ってたっていうか」
「ええと……ありがとうございます」
わたしはそこで、やっとの思いで口を開いた。でも、それ以上言葉が出てこない。
何だろう。
フェルディナント様とやらは確かに綺麗な男の子なんだけど。
苦手だ。
「正直、ちょっと不安だったんだよね」
彼はそこで肩を竦め、唇を歪めるようにして笑った。「ドレスを届けた俺の守護者の名前、シェルトって言うんだけどさ? 凄く格好いい顔をしててさあ。シルフィアに会わせたくなかったから、接触は禁止にしたんだ。だってほら、先に俺たちが出会うべきだと思ったし」
「そうですよね、解ります解りますう!」
マルガリータがわたしの横で身体をくねらせている。そんな彼女を見て、フェル何とかさんは肩を揺らして笑う。笑う。笑い上戸なのかもしれない。
「そっか、そうだよなー。俺もそうしておけばよかった」
――何を?
そう思ったら、彼はわたしの考えを読んだかのように続ける。
「シェルトも、ずっと骸骨のままにしておけばよかったんだ。そうしたらこうして、シルフィアが惑わされるかも、なんて不安に思うこともなかった」
「何おっしゃるんですかあ、シルフィア様はフェルディナント様と結ばれるお方! 他の男性になんか揺らぎませんよう!」
――お願い、マルちゃん、黙ってて。
わたしは横目で彼女を睨みつけたけれど、全然気づいていないみたいだ。初めてフェル何とかさんと話をしたせいか、テンションが上がりすぎている様子。まるで、イケメンアイドルに会った女の子みたい。
「口が上手いなあ、そっちの守護者」
そんなマルガリータを見ながらニヤリと笑った彼は、感心したように頷いた。「やっぱり、そういう感じに明るい方がいいよな」
「明るいですかあ?」
「うん、明るい明るい。こっちの守護者は真面目っていうの? 物静かっていうの? あんまり会話が弾まないんだよね。俺が目を覚ましたばっかりの頃は、あいつも骸骨だから元気がないのかと思って気にしてやってたんだけどさあ」
「まあ、最初の頃は魔力不足なのは間違いないですねえ。わたしもまだぶっ倒れますもん」
「あー、そうそう! 俺も驚いたよ、あいつ、最初の頃は何か魔法を使うたびに倒れんの!」
両手を叩きながらそれに頷いた彼は、少しだけ顔を顰めた。「ほら、竜の心臓とかいう実がご神木に実るだろ? 小さいうちはその実も全然魔力が足りないって聞いて、俺、ずっと食べるの我慢してたんだ。で、やっと食べたわけ、最近な! で、シェルトの奴も俺の魔力を分け与えてやればもっと元気になって、もっと話の通じるやつになるのかと思ったのに大誤算っていうかさ……」
心底残念そうに言った彼は、所在なげに頭を掻く。
それからふと、その目を細めてわたしを見つめる。そして、ずっと無言だったわたしに対して気遣うように微笑みかけた。
「でも、シルフィアは守護者に恵まれているようでよかった。俺も安心したよ」
「安心……?」
わたしがぎこちなくそう返すと、彼は身を乗り出して頷いた。
「そう! やっぱり俺、シルフィアに変な虫がつくの、厭だからさ! 守ってくれるやつが傍にいてくれると安心だし? 言い寄ってくる男がいたら追い払ってくれるでしょ?」
――う、うん……。まあ、そうだろうね。
わたしはつい、彼から目をそらしてしまった。
でもその仕草は、彼に間違って伝わったらしい。
「何? 照れてんの?」
「えーと……」
違う。
違うんだよね。
考えてみればわたし、こういうぐいぐいくるタイプの人は苦手だった。まともに恋愛したことのない女をなめんなよ? あまり積極的にこられると怖いの。逃げたくなるの。それが解らないかなあ、フェル何とかさんは。
もっと距離感っていうのがあるでしょ? わたしたち、今日初めて会話したんだよ?
「本当、可愛いなあ。俺、シルフィアが運命の相手で本当によかった」
フェルディナントさんがそう言って、わたしはつい――マルガリータの服の裾を掴んでしまったのだった。
「待ちません! ほら、うちの巫女、そっち押さえて!」
「え? え? こうですか?」
「この世界で一番可愛くしてあげます! いえ、美少女にして差し上げます! あ、ちょっと胸が育ちましたぁ?」
「のおおおおお!」
という、女の子同士の修羅場を経て、わたしはウェディングドレス(仮)を着させられたのだった。
神殿の中、寝室に連れ込まれたわたしは二人に押さえつけられるようにして、最後には化粧までされている。
何もかも終わってベッドに座り込んだわたしだけれど、人間じゃないから感じないはずの疲労感に苛まれてぐったり。多分、わたしの目は死んでいるはずだ。
でも、目の前に持ってこられた姿見に映る自分は、確かにとんでもないくらいの神秘的な美少女になっていた。この世界のお化粧の事情は解らないけれど、赤いアイシャドウにアイブロウというのはどこか花魁のメイクを思わせる色気があって素敵だと思う。
でも――。
「いや……あのさ、マルちゃん?」
「はい、何でしょうシルフィア様」
目の前に立っている骸骨娘を下からねめつけるように見上げ、わたしはそっと目を細めた。
「このドレス、本当にその……フェル何とかさんからのプレゼントで間違いないの? 本当にフェル何とかさんの魔力を感じたの? それが勘違いで全く別人からのプレゼントだったらどうするの?」
「間違いないですよう。っていうか、フェルディナント様、ですよ。もうちょっと呼び方を考えません?」
「考えません」
そう応えながら、わたしは深いため息をついている。そんなわたしの気分を引き上げようと、さらにマルガリータは熱のこもったような口調で言う。
「やっぱり、お二人はお似合いのカップルなんです! 運命の相手なんです! 離れていても心はいつも寄り添っている、そんな素敵な関係なんですよ!」
――うん、全く気分が上がらない。
「そうだ、シルフィア様!」
ぎゅ、とわたしの手がマルガリータの両手に包まれた。「フェルディナント様にドレスのお礼を言いましょうよ!」
「はあ? どうやって?」
顔を顰めてそう言うわたしの手を、彼女はそっと引いてベッドから立ち上がらせる。そして、寝室を出て例の池の方へ引っ張っていく。
まさか、と思ったら。
「つなげましょう」
空間が歪むからそうそう使えない、といった魔法を彼女は呆気なく使い、池に魔力を注いで水鏡のようにさせる。でも前回と違うのは、明らかに向こう側の音が聞こえてきていること。
――ちょっと待って、心の準備ができていない。
それでも、池の中に映る光景を見てしまったらその場から逃げ出すこともできない。
水鏡を通して見えるのは、相変わらず『洞窟』でしかない場所、武骨な祭壇。でも、シンプルながら格好いい感じのテーブルと椅子があって、そこに座っている人影も見えた。お茶か何かを飲んでいるらしい気配と、カップがソーサーに戻される音。
そして、その人影が何かに気づいたように視線を上げた。
彼は高校生くらいの見た目になっていた。
背中を覆うくらいの長い黒髪と、わたし――白竜神と似た二本の角を持つ少年。黒くてシンプルな服を纏った細身の身体と、その身体から迸るような凄まじい魔力の渦。
どうして? わたしよりもずっと育ってるじゃない? もう見た目はわたしより年上だよ?
わたしが呆然としながら池のほとりに膝を突くと、彼がまっすぐにこちらを見て微笑んだ。
「見てる?」
「え?」
わたしは思わず口を手で覆う。
僅かに彼の視線と自分の視線が合わないことから、彼の位置からこちらが見えているとは思えない。しかし彼はすぐに足早に歩きだし、わたしたちがしているのと同じように、洞窟の中にある池を目の前にしてさらに嬉しそうに笑い声を上げた。
「凄い、似合ってるよ」
そう言った彼と、初めて視線が絡み合う。
そう、初めて。
ぞわり、と心臓が震えた気がした。
「ええと、シルフィア?」
彼は切れ長の瞳でわたしを見つめ、少しだけその頬を紅潮させて言った。「俺のプレゼント、受け取ってくれてありがとう。着てもらえて嬉しい」
「え、ええ、と」
わたしが言葉を失っていると、わたしたちを見守っていたマルガリータがそわそわと身体を揺らしながら口を挟む。
「申し訳ありません、フェルディナント様! シルフィア様はとってもとっても緊張しているようでして!」
「……ああ、そうみたいだな」
「言葉も出ないくらい、喜んでいらっしゃるんですよう!」
「へえー」
芸能人みたいに綺麗な顔で笑う彼。その見た目だけなら、眉目秀麗を絵にかいたような近寄りがたい雰囲気を持つ少年。でも、気さくな口調が子犬のような人懐こさすら感じさせた。
「ごめん、勝手にプレゼント送ったけど怒ってない?」
彼は申し訳なさそうに眉尻を下げたけれど、それほど心配はしてなさそうだ。「こっちも……俺の『守護者』っていうの? そいつに色々聞いて教えてもらったんだよ。俺とシルフィアが、運命の恋の相手なんだって。だから、プレゼントもきっと喜んでもらえると解ってたっていうか」
「ええと……ありがとうございます」
わたしはそこで、やっとの思いで口を開いた。でも、それ以上言葉が出てこない。
何だろう。
フェルディナント様とやらは確かに綺麗な男の子なんだけど。
苦手だ。
「正直、ちょっと不安だったんだよね」
彼はそこで肩を竦め、唇を歪めるようにして笑った。「ドレスを届けた俺の守護者の名前、シェルトって言うんだけどさ? 凄く格好いい顔をしててさあ。シルフィアに会わせたくなかったから、接触は禁止にしたんだ。だってほら、先に俺たちが出会うべきだと思ったし」
「そうですよね、解ります解りますう!」
マルガリータがわたしの横で身体をくねらせている。そんな彼女を見て、フェル何とかさんは肩を揺らして笑う。笑う。笑い上戸なのかもしれない。
「そっか、そうだよなー。俺もそうしておけばよかった」
――何を?
そう思ったら、彼はわたしの考えを読んだかのように続ける。
「シェルトも、ずっと骸骨のままにしておけばよかったんだ。そうしたらこうして、シルフィアが惑わされるかも、なんて不安に思うこともなかった」
「何おっしゃるんですかあ、シルフィア様はフェルディナント様と結ばれるお方! 他の男性になんか揺らぎませんよう!」
――お願い、マルちゃん、黙ってて。
わたしは横目で彼女を睨みつけたけれど、全然気づいていないみたいだ。初めてフェル何とかさんと話をしたせいか、テンションが上がりすぎている様子。まるで、イケメンアイドルに会った女の子みたい。
「口が上手いなあ、そっちの守護者」
そんなマルガリータを見ながらニヤリと笑った彼は、感心したように頷いた。「やっぱり、そういう感じに明るい方がいいよな」
「明るいですかあ?」
「うん、明るい明るい。こっちの守護者は真面目っていうの? 物静かっていうの? あんまり会話が弾まないんだよね。俺が目を覚ましたばっかりの頃は、あいつも骸骨だから元気がないのかと思って気にしてやってたんだけどさあ」
「まあ、最初の頃は魔力不足なのは間違いないですねえ。わたしもまだぶっ倒れますもん」
「あー、そうそう! 俺も驚いたよ、あいつ、最初の頃は何か魔法を使うたびに倒れんの!」
両手を叩きながらそれに頷いた彼は、少しだけ顔を顰めた。「ほら、竜の心臓とかいう実がご神木に実るだろ? 小さいうちはその実も全然魔力が足りないって聞いて、俺、ずっと食べるの我慢してたんだ。で、やっと食べたわけ、最近な! で、シェルトの奴も俺の魔力を分け与えてやればもっと元気になって、もっと話の通じるやつになるのかと思ったのに大誤算っていうかさ……」
心底残念そうに言った彼は、所在なげに頭を掻く。
それからふと、その目を細めてわたしを見つめる。そして、ずっと無言だったわたしに対して気遣うように微笑みかけた。
「でも、シルフィアは守護者に恵まれているようでよかった。俺も安心したよ」
「安心……?」
わたしがぎこちなくそう返すと、彼は身を乗り出して頷いた。
「そう! やっぱり俺、シルフィアに変な虫がつくの、厭だからさ! 守ってくれるやつが傍にいてくれると安心だし? 言い寄ってくる男がいたら追い払ってくれるでしょ?」
――う、うん……。まあ、そうだろうね。
わたしはつい、彼から目をそらしてしまった。
でもその仕草は、彼に間違って伝わったらしい。
「何? 照れてんの?」
「えーと……」
違う。
違うんだよね。
考えてみればわたし、こういうぐいぐいくるタイプの人は苦手だった。まともに恋愛したことのない女をなめんなよ? あまり積極的にこられると怖いの。逃げたくなるの。それが解らないかなあ、フェル何とかさんは。
もっと距離感っていうのがあるでしょ? わたしたち、今日初めて会話したんだよ?
「本当、可愛いなあ。俺、シルフィアが運命の相手で本当によかった」
フェルディナントさんがそう言って、わたしはつい――マルガリータの服の裾を掴んでしまったのだった。
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