1 / 167
第一章~始まり~
プロローグ
しおりを挟む
春、俺は無事二年生に進級できた。
校門の前で感動で立ち尽くしていた。
という訳ではなく、緊張して足がすくんでしまっていた。
何故なら今年からある目標に向かって頑張る事になったからだ。
『ヲタぼっちの俺がリア充になる!』
今まで俺はリア充の事を心の中で馬鹿にし、自分の好きなアニメやゲームさえ出来れば人間関係なんてどうでもいいと思っていた。
そんな俺の信条を変える出来事が3月の終業式の後に起こった。
――――――――――――――――――――――――――――――――
体育館で校長先生の話を聞いた後、教室で短めのホームルームが終わり、それと同時に高校一年が終わろうとしていた。
クラスの連中は帰りに一年最後のカラオケに行こう等と話したり、二年になっても同じクラスだといいね! などと話している。
ぼっちの俺にはそんな話をする相手も居ないし、必要ないとも思っていたのでさっさと身支度を整え学校を後にした。
3月といってもまだ寒く、身を縮みこまて家に帰って何をしようかと考えながら歩いていると、前方に見える公園からギャルっぽい高笑いが聞こえてきた。
結構人数がいるのか、沢山の笑い声が聞こえる。
一体何がそんなに楽しいのかと思いながらギャルたちに気づかれない様に通り過ぎざまにチラリと公園の中を見た。
すると5人のギャルたちが居た。
妹の制服と同じだった為、中学生だろう。
そう考えながら公園を通り過ぎようとした瞬間、一人の女子が目に飛び込んできた。
ギャル5人に囲まれる様に地面に座り込んでいるのは紛れもない俺の妹だった。
最初に見た時に妹に気づかなかったのは妹だけ座っていてみえなかったのだ。
しかし、なんで妹は地面に座り込んでいるのだろう?
それに何だか雰囲気が良くない感じがある。
気になった俺はギャルたちに気づかれない様に公園の中に入り近くの繁みに隠れ会話を聞く事にした。
「マジうけんだけど~」
「何すわっちゃってんの~?」
「お腹でも痛いんですか~?」
「「ぎゃはははは」」
何だこれは? もしかして妹はいじめられてるのか? 人懐っこくていつも楽しそうに学校の事を話すあの妹が?
俺は状況を把握するため更に会話に耳を傾けた。
「まさかアンタにあんなキモイ兄貴がいたなんてね~」
「思い出しただけで吐きそうー」
どうやら俺の事を言ってるみたいだが、それと妹になんの関係があるんだ?と思っていると、口論が始まった。
「だからどうしたのよ! それより私の事蹴った事謝りなさいよ!」
「は?どうでもよくないっしょ~!」
「そうそう」
「まさかアンタがあの佐藤友也の妹だったなんてね~」
「どうしてかくしてたのかな~?佐藤柚希ちゃ~ん」
「それは、私は私だし! お兄ちゃんは関係ない!」
妹が力強く反論するが、ギャルたちはそれを嘲笑う。
っていうか、俺ってそんなに悪評がひろまってるのか。
「いや、関係大ありでしょ~」
「そうそう」
「あんなキモイ兄貴いるやつと一緒に居たくないし~」
「実はアンタもヲタクなんじゃね?」
「きゃはは、言えてる~」
なんだそれ。俺がキモイから妹もキモイって事なのか?
「私は違う!」
「ふ~ん。ま、どっちでもいいけどね~」
「どういう意味よ?」
「アンタ高校兄貴と同じ所行くんだろ?アタシたちは学校ちがうからさ~」
「だから何?あなた達に関係ないでしょ?」
「そ。もう関係ないね~」
「だから二度と友達面しないでね~」
そういいながら足で地面を蹴って妹に砂を掛ける。
そして「兄貴となかよくね~、きゃはは」 と言いながらギャルたちは去っていった。
妹を見ると悔しそうに俯き握りこぶしを作って震えている。
思わず駆け寄りそうになるがグッと堪える。
今俺が出て行けば妹は更に惨めになると思ったからだ。
しばらく様子を見ていると妹は立ち上がり砂を払って家に向かって歩き出した。
その足取りはしっかりしていて、とてもさっきまで苛められていたとは思えない程だった。
妹が完全に見えなくなってから俺も帰路に着いた。
家に着き、「ただいま~」と言って自分の部屋に向かう途中でリビングに居る妹をチラリと見て自分の部屋へ入った。
「はぁ……」
部屋に入るなり俺は大きなため息を吐いた。
「チラッとしか見えなかったけど、泣いてたよな……」
俺は今まで自分さえ良ければいいと思っていた。
周りからどう見られようと全く気にしなかった。
そんな事よりもゲームやアニメの方が大切だった。
でも、そんな俺でも妹の柚希は大事にしてきたつもりだった。
シスコンと思われるかもしれないが、柚希だけが俺にとっての大切な存在だった。
だが、そんな柚希を俺のせいで泣かせてしまった。
「きちんと話した方がいいよな……。」
そう思いリビングに向かうと柚希はもう泣いておらず、いつも通りの笑顔でスマホを弄っていた。
やがて俺に気づき
「あ、お兄ちゃん帰ってたんだ。おかえり~」
いつもの調子で声を掛けてくる。
あんな事があった後なのに。
俺はなるべく普段通りに話しかけた。
「おう、ただいま」
いつも通りにソファーに腰を掛けてから、少し真剣なトーンで聞いてみる。
「今日で中学最後だったろ? どうだった?」
「う~ん、特別変わった事は無かったかな~。カラオケに誘われたけど今月ピンチだから断ってそのまま帰って来た感じ」
「そっか」
いつも通りの柚希だ。
そしてギャルたちの一件には一切触れなかった。
無理をしている様子でも無さそうに見える。
だから俺は確信を突く事にした。
「柚希、俺の事で虐められたりしてないか?」
俺の言葉に一瞬ビックリするような表情を見せたが、直ぐに笑顔になった。
「なに言ってるのお兄ちゃん、そんな事ないよ~」
笑いながらそう言う。
だが、俺の次の一言で柚希から笑顔が消えた。
「さっき公園でギャルグループに囲まれてただろ?」
「……」
笑顔が無くなり、目線を下に下げた。
「見てたんだ……?」
「偶然な」
「そっかぁ……」
そう言った後少しの沈黙が続いたが、柚希が意を決した様に話し始めた。
「私ってさ、自分で言うのもなんだけど、男子からも女子からも好かれてて、お兄ちゃんが言う所のパーフェクトヒロインだと思うんだ」
俺もそう思う。柚希は勉強や運動も出来て交友関係も広いからな。
「クラスのトップカーストにも属してるしね。私凄いリア充でしょ?」
そう言ってまた「ふふふ。」と笑う。
「それでね、クラスにはもう一つのトップカーストのグループがあるんだけど、それがお兄ちゃんが見たギャルグループなんだよね」
そうだったのか……。
「ウチのグループとそのグループはそんなに仲良く無くて、たまに衝突する事はあったけどそれ以外ではお互いに干渉しないようにしてたんだ。」
柚希の事だから衝突するたびに間に入って仲裁していたのだろう。
「お兄ちゃんって悪い意味で中学の時有名だったじゃん? いつも一人で居てマンガ読んだりゲームしてたりしてて、話す時もぼそぼそと何言ってるかわからないキモヲタクだって。」
「ああ……。」
俺が遠慮気味に相槌をする。
「私とお兄ちゃんて全く正反対じゃん? だから私がお兄ちゃんの妹だって分からなかったみたい。お兄ちゃんも学校では絶対に私に近づこうともしなかったしね。」
俺が兄貴だと知れたら柚希に迷惑かけると思ってたからな。
「それでね、去年の入学式の後、お母さんに頼まれて一緒にスーパーに買い物に行ったでしょ? それをギャルグループの一人が見てたらしくて、私が妹だってばれちゃったんだよね。
あの時見られてたのか。 迂闊だった。
「次の日にギャルグループがウチのグループに接触してきて、私がお兄ちゃんの妹だって皆にバラしたの。皆凄いおどろいてたなぁ。」
「それで虐められる様になったのか?」
俺がそう訊ねると
「ううん。武田君っていうグループのリーダーが庇ってくれたから。実質3年のトップのリーダーの言う事には他クラスも含めて逆らえないっていう状況になって、それ以降私がお兄ちゃんの妹という事で私をいじるなっていう暗黙の了解が出来たんだ。」
それならなんで……?
「なら今日の出来事はどうして?」
「中学最後だからこれまでの分も含めてのお礼参りだってさ。今時お礼参りなんて笑っちゃうよね~。」
そう言いながら柚希は笑った。
でも、俺には泣いている様に見えた。
だから俺は決心した。
「柚希! どうすればリア充になれる?!」
「……、ええええぇぇぇぇ?!」
校門の前で感動で立ち尽くしていた。
という訳ではなく、緊張して足がすくんでしまっていた。
何故なら今年からある目標に向かって頑張る事になったからだ。
『ヲタぼっちの俺がリア充になる!』
今まで俺はリア充の事を心の中で馬鹿にし、自分の好きなアニメやゲームさえ出来れば人間関係なんてどうでもいいと思っていた。
そんな俺の信条を変える出来事が3月の終業式の後に起こった。
――――――――――――――――――――――――――――――――
体育館で校長先生の話を聞いた後、教室で短めのホームルームが終わり、それと同時に高校一年が終わろうとしていた。
クラスの連中は帰りに一年最後のカラオケに行こう等と話したり、二年になっても同じクラスだといいね! などと話している。
ぼっちの俺にはそんな話をする相手も居ないし、必要ないとも思っていたのでさっさと身支度を整え学校を後にした。
3月といってもまだ寒く、身を縮みこまて家に帰って何をしようかと考えながら歩いていると、前方に見える公園からギャルっぽい高笑いが聞こえてきた。
結構人数がいるのか、沢山の笑い声が聞こえる。
一体何がそんなに楽しいのかと思いながらギャルたちに気づかれない様に通り過ぎざまにチラリと公園の中を見た。
すると5人のギャルたちが居た。
妹の制服と同じだった為、中学生だろう。
そう考えながら公園を通り過ぎようとした瞬間、一人の女子が目に飛び込んできた。
ギャル5人に囲まれる様に地面に座り込んでいるのは紛れもない俺の妹だった。
最初に見た時に妹に気づかなかったのは妹だけ座っていてみえなかったのだ。
しかし、なんで妹は地面に座り込んでいるのだろう?
それに何だか雰囲気が良くない感じがある。
気になった俺はギャルたちに気づかれない様に公園の中に入り近くの繁みに隠れ会話を聞く事にした。
「マジうけんだけど~」
「何すわっちゃってんの~?」
「お腹でも痛いんですか~?」
「「ぎゃはははは」」
何だこれは? もしかして妹はいじめられてるのか? 人懐っこくていつも楽しそうに学校の事を話すあの妹が?
俺は状況を把握するため更に会話に耳を傾けた。
「まさかアンタにあんなキモイ兄貴がいたなんてね~」
「思い出しただけで吐きそうー」
どうやら俺の事を言ってるみたいだが、それと妹になんの関係があるんだ?と思っていると、口論が始まった。
「だからどうしたのよ! それより私の事蹴った事謝りなさいよ!」
「は?どうでもよくないっしょ~!」
「そうそう」
「まさかアンタがあの佐藤友也の妹だったなんてね~」
「どうしてかくしてたのかな~?佐藤柚希ちゃ~ん」
「それは、私は私だし! お兄ちゃんは関係ない!」
妹が力強く反論するが、ギャルたちはそれを嘲笑う。
っていうか、俺ってそんなに悪評がひろまってるのか。
「いや、関係大ありでしょ~」
「そうそう」
「あんなキモイ兄貴いるやつと一緒に居たくないし~」
「実はアンタもヲタクなんじゃね?」
「きゃはは、言えてる~」
なんだそれ。俺がキモイから妹もキモイって事なのか?
「私は違う!」
「ふ~ん。ま、どっちでもいいけどね~」
「どういう意味よ?」
「アンタ高校兄貴と同じ所行くんだろ?アタシたちは学校ちがうからさ~」
「だから何?あなた達に関係ないでしょ?」
「そ。もう関係ないね~」
「だから二度と友達面しないでね~」
そういいながら足で地面を蹴って妹に砂を掛ける。
そして「兄貴となかよくね~、きゃはは」 と言いながらギャルたちは去っていった。
妹を見ると悔しそうに俯き握りこぶしを作って震えている。
思わず駆け寄りそうになるがグッと堪える。
今俺が出て行けば妹は更に惨めになると思ったからだ。
しばらく様子を見ていると妹は立ち上がり砂を払って家に向かって歩き出した。
その足取りはしっかりしていて、とてもさっきまで苛められていたとは思えない程だった。
妹が完全に見えなくなってから俺も帰路に着いた。
家に着き、「ただいま~」と言って自分の部屋に向かう途中でリビングに居る妹をチラリと見て自分の部屋へ入った。
「はぁ……」
部屋に入るなり俺は大きなため息を吐いた。
「チラッとしか見えなかったけど、泣いてたよな……」
俺は今まで自分さえ良ければいいと思っていた。
周りからどう見られようと全く気にしなかった。
そんな事よりもゲームやアニメの方が大切だった。
でも、そんな俺でも妹の柚希は大事にしてきたつもりだった。
シスコンと思われるかもしれないが、柚希だけが俺にとっての大切な存在だった。
だが、そんな柚希を俺のせいで泣かせてしまった。
「きちんと話した方がいいよな……。」
そう思いリビングに向かうと柚希はもう泣いておらず、いつも通りの笑顔でスマホを弄っていた。
やがて俺に気づき
「あ、お兄ちゃん帰ってたんだ。おかえり~」
いつもの調子で声を掛けてくる。
あんな事があった後なのに。
俺はなるべく普段通りに話しかけた。
「おう、ただいま」
いつも通りにソファーに腰を掛けてから、少し真剣なトーンで聞いてみる。
「今日で中学最後だったろ? どうだった?」
「う~ん、特別変わった事は無かったかな~。カラオケに誘われたけど今月ピンチだから断ってそのまま帰って来た感じ」
「そっか」
いつも通りの柚希だ。
そしてギャルたちの一件には一切触れなかった。
無理をしている様子でも無さそうに見える。
だから俺は確信を突く事にした。
「柚希、俺の事で虐められたりしてないか?」
俺の言葉に一瞬ビックリするような表情を見せたが、直ぐに笑顔になった。
「なに言ってるのお兄ちゃん、そんな事ないよ~」
笑いながらそう言う。
だが、俺の次の一言で柚希から笑顔が消えた。
「さっき公園でギャルグループに囲まれてただろ?」
「……」
笑顔が無くなり、目線を下に下げた。
「見てたんだ……?」
「偶然な」
「そっかぁ……」
そう言った後少しの沈黙が続いたが、柚希が意を決した様に話し始めた。
「私ってさ、自分で言うのもなんだけど、男子からも女子からも好かれてて、お兄ちゃんが言う所のパーフェクトヒロインだと思うんだ」
俺もそう思う。柚希は勉強や運動も出来て交友関係も広いからな。
「クラスのトップカーストにも属してるしね。私凄いリア充でしょ?」
そう言ってまた「ふふふ。」と笑う。
「それでね、クラスにはもう一つのトップカーストのグループがあるんだけど、それがお兄ちゃんが見たギャルグループなんだよね」
そうだったのか……。
「ウチのグループとそのグループはそんなに仲良く無くて、たまに衝突する事はあったけどそれ以外ではお互いに干渉しないようにしてたんだ。」
柚希の事だから衝突するたびに間に入って仲裁していたのだろう。
「お兄ちゃんって悪い意味で中学の時有名だったじゃん? いつも一人で居てマンガ読んだりゲームしてたりしてて、話す時もぼそぼそと何言ってるかわからないキモヲタクだって。」
「ああ……。」
俺が遠慮気味に相槌をする。
「私とお兄ちゃんて全く正反対じゃん? だから私がお兄ちゃんの妹だって分からなかったみたい。お兄ちゃんも学校では絶対に私に近づこうともしなかったしね。」
俺が兄貴だと知れたら柚希に迷惑かけると思ってたからな。
「それでね、去年の入学式の後、お母さんに頼まれて一緒にスーパーに買い物に行ったでしょ? それをギャルグループの一人が見てたらしくて、私が妹だってばれちゃったんだよね。
あの時見られてたのか。 迂闊だった。
「次の日にギャルグループがウチのグループに接触してきて、私がお兄ちゃんの妹だって皆にバラしたの。皆凄いおどろいてたなぁ。」
「それで虐められる様になったのか?」
俺がそう訊ねると
「ううん。武田君っていうグループのリーダーが庇ってくれたから。実質3年のトップのリーダーの言う事には他クラスも含めて逆らえないっていう状況になって、それ以降私がお兄ちゃんの妹という事で私をいじるなっていう暗黙の了解が出来たんだ。」
それならなんで……?
「なら今日の出来事はどうして?」
「中学最後だからこれまでの分も含めてのお礼参りだってさ。今時お礼参りなんて笑っちゃうよね~。」
そう言いながら柚希は笑った。
でも、俺には泣いている様に見えた。
だから俺は決心した。
「柚希! どうすればリア充になれる?!」
「……、ええええぇぇぇぇ?!」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】好きって言ってないのに、なぜか学園中にバレてる件。
東野あさひ
恋愛
「好きって言ってないのに、なんでバレてるんだよ!?」
──平凡な男子高校生・真嶋蒼汰の一言から、すべての誤解が始まった。
購買で「好きなパンは?」と聞かれ、「好きです!」と答えただけ。
それなのにStarChat(学園SNS)では“告白事件”として炎上、
いつの間にか“七瀬ひよりと両想い”扱いに!?
否定しても、弁解しても、誤解はどんどん拡散。
気づけば――“誤解”が、少しずつ“恋”に変わっていく。
ツンデレ男子×天然ヒロインが織りなす、SNS時代の爆笑すれ違いラブコメ!
最後は笑って、ちょっと泣ける。
#誤解が本当の恋になる瞬間、あなたもきっとトレンド入り。
迷子を助けたら生徒会長の婚約者兼女の子のパパになったけど別れたはずの彼女もなぜか近づいてくる
九戸政景
恋愛
新年に初詣に来た父川冬矢は、迷子になっていた頼母木茉莉を助け、従姉妹の田母神真夏と知り合う。その後、真夏と再会した冬矢は真夏の婚約者兼茉莉の父親になってほしいと頼まれる。
※こちらは、カクヨムやエブリスタでも公開している作品です。
【本編、番外編完結】血の繋がらない叔父にひたすら片思いしていたいのに、婚約者で幼馴染なアイツが放っておいてくれません
恩田璃星
恋愛
蓮見千歳(はすみちとせ)は、血の繋がりのない叔父、遼平に少しでも女性として見てもらいと、幼い頃から努力を続けてきた。
そして、大学卒業を果たし千歳は、念願叶って遼平の会社で働き始めるが、そこには幼馴染の晴臣(はるおみ)も居た。
千歳が遼平に近づくにつれ、『一途な想い』が複雑に交錯していく。
第14回恋愛小説対象にエントリーしています。
※別タイトルで他サイト様掲載作品になります。
番外編は現時点でアルファポリス様限定で掲載しております。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
優しい雨が降る夜は
葉月 まい
恋愛
浮世離れした地味子 × 外資系ITコンサルのエリートイケメン
無自覚にモテる地味子に
余裕もなく翻弄されるイケメン
二人の恋は一筋縄ではいかなくて……
雨降る夜に心に届いた
優しい恋の物語
⟡☾·̩͙⋆☔┈┈┈ 登場人物 ┈┈┈ ☔⋆·̩͙☽⟡
風間 美月(24歳)……コミュニティセンター勤務・地味でお堅い性格
雨宮 優吾(28歳)……外資系ITコンサルティング会社勤務のエリートイケメン
SSS級の絶世の超絶美少女達がやたらと俺にだけ見え見えな好意を寄せてくる件について。〜絶対に俺を攻略したいSSS級の美少女たちの攻防戦〜
沢田美
恋愛
「ごめんね、八杉くん」
中学三年の夏祭り。一途な初恋は、花火と共に儚く散った。
それ以来、八杉裕一(やすぎ・ゆういち)は誓った。「高校では恋愛なんて面倒なものとは無縁の、平穏なオタク生活を送る」と。
だが、入学した紫水高校には《楽園の世代》と呼ばれる四人のSSS級美少女――通称《四皇》が君臨していた。
• 距離感バグり気味の金髪幼馴染・神行胱。
• 圧倒的カリスマで「恋の沼」に突き落とす銀髪美少女・銀咲明日香。
• 無自覚に男たちの初恋を奪う、おっとりした「女神」・足立模。
• オタクにも優しい一万年に一人の最高ギャル・川瀬優里。
恋愛から距離を置きたい裕一の願いも虚しく、彼女たちはなぜか彼にだけ、見え見えな好意を寄せ始める。
教室での「あーん」に、放課後のアニメイトでの遭遇、さらには女神からの「一緒にホラー漫画を買いに行かない?」というお誘いまで。
「俺の身にもなれ! 荷が重すぎるんだよ!」
鋼の意志でスルーしようとする裕一だが、彼女たちの純粋で猛烈なアプローチは止まらない。
恋愛拒否気味な少年と、彼を絶対に攻略したい最強美少女たちの、ちょっと面倒で、でも最高に心地よい「激推し」ラブコメ、開幕!
俺をフッた幼馴染が、トップアイドルになって「もう一度やり直したい」と言ってきた
夏見ナイ
恋愛
平凡な大学生・藤堂蓮には忘れられない過去がある。高校時代、告白した幼馴染の星宮瑠奈に「アイドルになるから」とこっ酷くフラれたことだ。
数年後、瑠奈は国民的アイドル『LUNA』として輝いていた。遠い世界の住人になった彼女との再会なんて、あるはずもなかった――そう、変装した彼女が俺の前に現れ、「もう一度やり直したい」と泣きつくまでは。
トップアイドルの立場を使い強引に迫る元幼馴染と、過去の傷。揺れ動く俺の日常を照らしてくれたのは、俺の才能を信じてくれる後輩・朝霧陽葵の存在だった。
俺をフッた幼馴染か、俺を支える後輩か。過去の清算と未来の選択を描く、ほろ苦くも甘い、逆転ラブコメディ、開幕。
再会した幼馴染は××オタクになっていました。
星空永遠
恋愛
小さい頃から幼なじみの黒炎(こくえん)くんのことが好きな朱里(あかり)。そんな彼は引っ越してしまい、気持ちは伝えられず。しかし、高校で再会することができ、それを喜ぶ朱里だったが、彼は以前とは変わっていて……。
だけど、黒炎くんのお家にお泊りしたり、遊園地では朱里にとっては驚くハプニングが!?二人の距離はどんどん近づいて……。イケメンの幼なじみにドキドキが止まらない!じれったい二人の恋の行方は……?
この恋は本気なんです……!
表紙絵=友人作。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる