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第1話 島村真奈美
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地元の高校に進学して早くも半年近くが経ち、今は文化祭の準備をしている。
バンドの練習と平行してクラスの手伝いをしていた時、一人の女子が目に留まった。その女子は黒髪を腰の辺りまで伸ばしていて身長も高く、スレンダー体型で見た目は可愛いく、実行委員をやっている端中伊織だった。
(こういう行事で仕切りたがるタイプか。苦手だなぁ)
そんな事を思いながら端中を見ていたら、ふと目が合った。その瞬間ツカツカと俺達のグループ迄来ると、何故か俺だけを見て注意してきた。
「皆頑張ってるんだからちゃんと手伝ってよね!」
「バンドの練習で疲れてるんだ。少しくらい休んでもいいだろ」
「え? 坂柳くんバンド出るの?」
「まぁな」
「ふ~ん。でも、それとこれは話が別だからちゃんと手伝ってね!」
そう言い放って元居た場所へ戻って行った。
やっぱり苦手だなぁ。なんて思っていると友人達も口々に不満を漏らす。
「何張り切ってんだかなぁ」
「ほんとそれな!」
「聖人はバンドあんだからしょうがねぇじゃんかよ」
口々に不満を言うが、何だかんだ言って手伝いをする。そんな出来事を経て無事文化祭本番を迎えた。
不安だったバンド演奏も予想以上に盛り上がり大成功し、文化祭自体も凄く楽しめ、高校生活初めての文化祭が終了した。
予想外だったのは俺がバンド演奏した事でちょっとした有名人になった事だ。今まで接点の無かった同級生や先輩から声を掛けられる事が増えた。
その中に端中も含まれ、文化祭以前は話した事さえ無かったのだが遊ぶ機会が増えた。
そして一番驚いたのは違うクラスの女子――島村真奈美に告白された事だった。
「ギター弾いてる姿がカッコ良くて好きになりました。よかったら付き合って欲しいです」
正直、どう答えるか迷った。何故なら俺の中で初恋をまだ引きずっていた。
それに初めて話す子を好きになれるか分からなかった。
見た目は少しギャルっぽいけど大人しそうな雰囲気がある。しかし一番目を引いたのは胸の大きさだった。身体は細いのに胸はかなり大きかった。
(付き合えば好きに出来るのか……)
「いいよ。俺でよかったら付き合って欲しいな」
「っ! よかった~、ダメ元で告白してよかった~」
安心した表情で胸を撫で下ろす。ホントにダメ元だったんだな。
「じゃ、これからよろしく」
「うん!」
こうして性欲に負けた愚かな俺は地獄へ一歩足を踏み入れた。
バンドの練習と平行してクラスの手伝いをしていた時、一人の女子が目に留まった。その女子は黒髪を腰の辺りまで伸ばしていて身長も高く、スレンダー体型で見た目は可愛いく、実行委員をやっている端中伊織だった。
(こういう行事で仕切りたがるタイプか。苦手だなぁ)
そんな事を思いながら端中を見ていたら、ふと目が合った。その瞬間ツカツカと俺達のグループ迄来ると、何故か俺だけを見て注意してきた。
「皆頑張ってるんだからちゃんと手伝ってよね!」
「バンドの練習で疲れてるんだ。少しくらい休んでもいいだろ」
「え? 坂柳くんバンド出るの?」
「まぁな」
「ふ~ん。でも、それとこれは話が別だからちゃんと手伝ってね!」
そう言い放って元居た場所へ戻って行った。
やっぱり苦手だなぁ。なんて思っていると友人達も口々に不満を漏らす。
「何張り切ってんだかなぁ」
「ほんとそれな!」
「聖人はバンドあんだからしょうがねぇじゃんかよ」
口々に不満を言うが、何だかんだ言って手伝いをする。そんな出来事を経て無事文化祭本番を迎えた。
不安だったバンド演奏も予想以上に盛り上がり大成功し、文化祭自体も凄く楽しめ、高校生活初めての文化祭が終了した。
予想外だったのは俺がバンド演奏した事でちょっとした有名人になった事だ。今まで接点の無かった同級生や先輩から声を掛けられる事が増えた。
その中に端中も含まれ、文化祭以前は話した事さえ無かったのだが遊ぶ機会が増えた。
そして一番驚いたのは違うクラスの女子――島村真奈美に告白された事だった。
「ギター弾いてる姿がカッコ良くて好きになりました。よかったら付き合って欲しいです」
正直、どう答えるか迷った。何故なら俺の中で初恋をまだ引きずっていた。
それに初めて話す子を好きになれるか分からなかった。
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「いいよ。俺でよかったら付き合って欲しいな」
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