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まさかの魔法力ゼロ判定 サクラ捨てられる
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召喚の日から一週間。桜はゆいかと共に聖女として下にも置かれぬ丁重な扱いをうけてきた。
豪華な服に豪勢な食事。侍女や他の神官からの羨望のまなざし。
それが一瞬で消えた。いや消えたというよりも、正反対になった。
それは桜が、魔法力の検査をするために魔法石に手を添えたときに起こった。
魔法力ゼロ。
これが魔法技術局長官の答えだった。
まわりに同席していた大神官や神官、魔法技術局の魔官たちは一瞬にして言葉を失った。そして桜を別室に移すと、緊急会議を開いた。
聖女召喚は失敗だったのか?いやでも一緒に召喚されたユイカという少女からは、膨大とはいえないものの、本来貴族しか持たない魔力が確認されている。多少なりとも魔力があるならば、将来その魔力が成長する可能性も考えられる。
しかしサクラとかいう少女は、魔力が・ゼロ・なのだ。魔力がゼロなものはいくら成長してもゼロのままだ。魔力というものは生まれ付いてのもので、有りか無ししかない。魔力が成長することはあっても、ないものが発現することはナイのである。
そこで大神官と魔法技術局長官のだした答えは、こうだった。
聖女召喚は成功した。だが一人の聖女であって、二人ではない。あくまで召喚されたのは一人の聖女のみであったと。
幸いまだ召喚が成功したことは王城に報告はしてあるが、二人いたことは報告はしていない。
なんといっても召喚した聖女が二人だったことは、いままでの歴史上なかったことだからだ。
だから慎重に確かめてからということになった。おかげで歴史に黒い汚点を残すことは避けられた。
魔法技術局長官は、ほっと胸をなでおろした。そこで下された結論は
サクラを・・なかったことにしよう・・・
だった。
桜は今までとはうってかわって、小さい鉄格子の付いた殺風景な部屋に一人取り残され、不安に押しつぶされそうになっていた。
魔力ゼロと認定されてから、ほかの人の対応が手のひらを返したようにうって変わった。
羨望から蔑みに。
いままで優しい言葉をかけてもらっていた神官達からも、汚いものでも見るかのような眼で見られた。
それもそうだ。
この国には・・・特に神殿には選民思想が根付いている。そう魔力を持てるものと持たざるもの。魔力を持たざるものは神殿に入ることは禁忌とされてきた。
魔力を持たない彼女が神殿内にいることそのものが、神を侮辱することにほかならないからだ。
鍵をかけられた扉からは、神官達の会話が聞こえてくる。
「わたしにはあの者が聖女ではないことは、わかっていたよ。だってあの真っ黒の髪に、真っ黒の目、なんておぞましい。きっと心根も真っ黒で醜いに違いない」
「おそらく召喚のときに聖女様に嫉妬して、無理やりひっついてきたのだろう。卑しい分際で身の程をわきまえろ!」
私は神官達の侮蔑や批難の言葉を聴きながら、硬い長いすに腰掛けた。
寒いよぉ・・・。ここは隙間風が入ってくる。不安だ。怖い。いつまで私はここにいたらいいのだろう・・。
寒さに震えながら待つ時は永遠に感じた。
その扉が開いたのは、それから何時間もたってからのことだった。
もう夕食の時間はとうに過ぎているのに、食事や水ですらもらえなかった。
もちろんお腹は空いていたが、それよりもこれからの不安でそんなことは気にもならなかった。
現れたのはセイアレスだった。共の者も連れずに一人で来たのだ。
「だまって着いてきてください」と言って私の肩を掴み、乱暴に細い回廊を抜けて目的の部屋に来た。
そこには町娘らしき服とわずかな食べ物と少しのお金が詰まった袋がおいてあった。
「この服に着替えてください。」
私は彼のいうことに従った。彼の声には逆らえないような響きがある。
私が着ていたのは聖女の衣装だ。それを衝立の奥で脱いで、用意された服を着た。
今まで着ていた上質の絹の感触ではなく、荒くざらざらとした感触が肌を包む。
殺されるのだろうか?
全神経を集中させて、周囲を観察した。
殺されるのだとしても、このまま甘んじて殺されるつもりはない。
ここに剣はないけど、倉島流剣術免許皆伝の名にかけて、せめて一矢報いてから殺されるつもりだ。
だってあんまりじゃないの。
勝手に異世界につれてこられたと思ったら、結局間違いだったってことであっさり殺されるなんて、この国には人権はないのか。
顔が熱くなってきて、目に涙が溜まっていくのを感じた。
だめだ、だめだ、諦めちゃだめだ。
そう、武器になりそうなものを探そう。そこにあるペンのようなものでも、刺す場所によっては致命傷になるだろう。幸い敵は一人。油断したところを狙えばなんとかなるかもしれない。
ペンの場所を確認し、衝立からでる。
するとセイアレスが小さな小瓶を持っているのが見えた。
「着替えましたか?そうしたら、次はこれを飲んでください」
これって毒じゃないの?
「・・・・その毒で私を殺すつもりですか・・・?」
動揺を見せないように隠しながら聞く。
するとセイアレスはその端正な顔に微笑をたたえて、優しい声で言った。
「・・・違いますよ。これはあなたの思っているようなものではありません。これは声を奪う魔薬です。これを飲んでくれるのならば、あなたを解放しましょう。」
「・・・っ!!」
彼らは召喚の失敗を隠すために桜から声を奪おうというのだ。
言葉を発することのできない異世界からきた少女が、ほんの少しの食べ物とお金で町に放りだされて、生きていけるとでも思っているのだろうか?
いや、思っていないだろう。そういうことなのだ。彼らは私の死を望んでいるのだ!!
だけどそれがわかっているからと言って、飲まない選択肢はなさそうだった。そうセイアレスの目が語っていた。
「さあ、あまり困らせないでください。早く飲んだほうが痛い思いをしなくてすみますよ」
セイアレスはその小瓶を無理やり桜の口に押し当てた。
「やだっ・・・!!!ん!」
いやだいやだ。こんなのあんまりだ。勝手にこんなところに連れてきて、私から家族を奪ったくせに、この上声まで奪わないで!!
やめて!!!!!
私は強く願った。頭がキーンとなる。
あふれでる感情が波になり、やがて収縮し一つの線になる。
そして突然 《 現象 》 になった。
「・・・なに・・これ・・?」
私は目を疑った。周りが静寂に包まれている。
音が一つもない世界でセイアレスが小瓶を持ったまま、微動だにしない。
その小瓶からはあまつさえ緑色のにごった液体が流れ出し、瓶の口から10センチほど垂れている。普通ならその液体は床に落ちるだろう。だけどそうはならない。瓶の口から垂れ下がったままだ。
時が止まった。
まさか。一体どういうこと?!
まず自分の手を動かしてみる。普通に動く。
だけど自分以外のものはすべて止まっているのだ。次に瓶の口から零れ落ちそうとしている液体を触ってみる。
普通に触れる・・・。
突然起こった現象に、かなり混乱して頭の中が整理できない・・・。
でも、誰に教えられたわけではないけれども、この現象を引き起こしているのは自分であると言うことは本能で理解していた。
よし。時間が止まっているのならば今できることは一つだ!!
私はその小瓶をそうっとセイアレスの手から離すと、その中身をそばにある花瓶の中に放り込んだ。小瓶の中身は私が触れた瞬間に、液体に戻った。
そうしておいてその小瓶をまた元のようにセイアレスの手に戻す。これで私が小瓶の下に口が来るように潜り込めば、完璧だ。
お願い時よ、戻って!
そう願った瞬間に、時は再び元の時間を刻み始めた。
セイアレスは小瓶が空になったのをみて、満足の笑みを浮かべた。彫像のように美しい顔に刻まれたその微笑みは、その悪魔のような所業とは反対に神々しいものだった。
少し苦しむふりをして何度か咳き込んだ後、かすれた声にならない声を出して涙を流した。
「ごほっ!!・・・・っ」
「それでいいのですよ」
それをみてセイアレスは満足したようだ。
もうこんな瑣末なことには関わるのも時間が惜しいとばかりに私をさっさと運搬人に引き渡し、神殿からも王都からも遠く離れた場所に置き去りにされた。
何事もなかったかのように・・・。
私は捨てられたのだ。
そう思ったら、ものすごく腹が立ってきた。
勝手に異世界に召喚して、聖女だと奉っておきながら、魔力がゼロだからポイ捨てするだと――――!!!
なーにが神官だっての、神様も裸足で逃げ出すわ!!
あんな奴ら!!こんど会ったらただじゃ置かないから!!!ふんっ!
豪華な服に豪勢な食事。侍女や他の神官からの羨望のまなざし。
それが一瞬で消えた。いや消えたというよりも、正反対になった。
それは桜が、魔法力の検査をするために魔法石に手を添えたときに起こった。
魔法力ゼロ。
これが魔法技術局長官の答えだった。
まわりに同席していた大神官や神官、魔法技術局の魔官たちは一瞬にして言葉を失った。そして桜を別室に移すと、緊急会議を開いた。
聖女召喚は失敗だったのか?いやでも一緒に召喚されたユイカという少女からは、膨大とはいえないものの、本来貴族しか持たない魔力が確認されている。多少なりとも魔力があるならば、将来その魔力が成長する可能性も考えられる。
しかしサクラとかいう少女は、魔力が・ゼロ・なのだ。魔力がゼロなものはいくら成長してもゼロのままだ。魔力というものは生まれ付いてのもので、有りか無ししかない。魔力が成長することはあっても、ないものが発現することはナイのである。
そこで大神官と魔法技術局長官のだした答えは、こうだった。
聖女召喚は成功した。だが一人の聖女であって、二人ではない。あくまで召喚されたのは一人の聖女のみであったと。
幸いまだ召喚が成功したことは王城に報告はしてあるが、二人いたことは報告はしていない。
なんといっても召喚した聖女が二人だったことは、いままでの歴史上なかったことだからだ。
だから慎重に確かめてからということになった。おかげで歴史に黒い汚点を残すことは避けられた。
魔法技術局長官は、ほっと胸をなでおろした。そこで下された結論は
サクラを・・なかったことにしよう・・・
だった。
桜は今までとはうってかわって、小さい鉄格子の付いた殺風景な部屋に一人取り残され、不安に押しつぶされそうになっていた。
魔力ゼロと認定されてから、ほかの人の対応が手のひらを返したようにうって変わった。
羨望から蔑みに。
いままで優しい言葉をかけてもらっていた神官達からも、汚いものでも見るかのような眼で見られた。
それもそうだ。
この国には・・・特に神殿には選民思想が根付いている。そう魔力を持てるものと持たざるもの。魔力を持たざるものは神殿に入ることは禁忌とされてきた。
魔力を持たない彼女が神殿内にいることそのものが、神を侮辱することにほかならないからだ。
鍵をかけられた扉からは、神官達の会話が聞こえてくる。
「わたしにはあの者が聖女ではないことは、わかっていたよ。だってあの真っ黒の髪に、真っ黒の目、なんておぞましい。きっと心根も真っ黒で醜いに違いない」
「おそらく召喚のときに聖女様に嫉妬して、無理やりひっついてきたのだろう。卑しい分際で身の程をわきまえろ!」
私は神官達の侮蔑や批難の言葉を聴きながら、硬い長いすに腰掛けた。
寒いよぉ・・・。ここは隙間風が入ってくる。不安だ。怖い。いつまで私はここにいたらいいのだろう・・。
寒さに震えながら待つ時は永遠に感じた。
その扉が開いたのは、それから何時間もたってからのことだった。
もう夕食の時間はとうに過ぎているのに、食事や水ですらもらえなかった。
もちろんお腹は空いていたが、それよりもこれからの不安でそんなことは気にもならなかった。
現れたのはセイアレスだった。共の者も連れずに一人で来たのだ。
「だまって着いてきてください」と言って私の肩を掴み、乱暴に細い回廊を抜けて目的の部屋に来た。
そこには町娘らしき服とわずかな食べ物と少しのお金が詰まった袋がおいてあった。
「この服に着替えてください。」
私は彼のいうことに従った。彼の声には逆らえないような響きがある。
私が着ていたのは聖女の衣装だ。それを衝立の奥で脱いで、用意された服を着た。
今まで着ていた上質の絹の感触ではなく、荒くざらざらとした感触が肌を包む。
殺されるのだろうか?
全神経を集中させて、周囲を観察した。
殺されるのだとしても、このまま甘んじて殺されるつもりはない。
ここに剣はないけど、倉島流剣術免許皆伝の名にかけて、せめて一矢報いてから殺されるつもりだ。
だってあんまりじゃないの。
勝手に異世界につれてこられたと思ったら、結局間違いだったってことであっさり殺されるなんて、この国には人権はないのか。
顔が熱くなってきて、目に涙が溜まっていくのを感じた。
だめだ、だめだ、諦めちゃだめだ。
そう、武器になりそうなものを探そう。そこにあるペンのようなものでも、刺す場所によっては致命傷になるだろう。幸い敵は一人。油断したところを狙えばなんとかなるかもしれない。
ペンの場所を確認し、衝立からでる。
するとセイアレスが小さな小瓶を持っているのが見えた。
「着替えましたか?そうしたら、次はこれを飲んでください」
これって毒じゃないの?
「・・・・その毒で私を殺すつもりですか・・・?」
動揺を見せないように隠しながら聞く。
するとセイアレスはその端正な顔に微笑をたたえて、優しい声で言った。
「・・・違いますよ。これはあなたの思っているようなものではありません。これは声を奪う魔薬です。これを飲んでくれるのならば、あなたを解放しましょう。」
「・・・っ!!」
彼らは召喚の失敗を隠すために桜から声を奪おうというのだ。
言葉を発することのできない異世界からきた少女が、ほんの少しの食べ物とお金で町に放りだされて、生きていけるとでも思っているのだろうか?
いや、思っていないだろう。そういうことなのだ。彼らは私の死を望んでいるのだ!!
だけどそれがわかっているからと言って、飲まない選択肢はなさそうだった。そうセイアレスの目が語っていた。
「さあ、あまり困らせないでください。早く飲んだほうが痛い思いをしなくてすみますよ」
セイアレスはその小瓶を無理やり桜の口に押し当てた。
「やだっ・・・!!!ん!」
いやだいやだ。こんなのあんまりだ。勝手にこんなところに連れてきて、私から家族を奪ったくせに、この上声まで奪わないで!!
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その小瓶からはあまつさえ緑色のにごった液体が流れ出し、瓶の口から10センチほど垂れている。普通ならその液体は床に落ちるだろう。だけどそうはならない。瓶の口から垂れ下がったままだ。
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普通に触れる・・・。
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よし。時間が止まっているのならば今できることは一つだ!!
私はその小瓶をそうっとセイアレスの手から離すと、その中身をそばにある花瓶の中に放り込んだ。小瓶の中身は私が触れた瞬間に、液体に戻った。
そうしておいてその小瓶をまた元のようにセイアレスの手に戻す。これで私が小瓶の下に口が来るように潜り込めば、完璧だ。
お願い時よ、戻って!
そう願った瞬間に、時は再び元の時間を刻み始めた。
セイアレスは小瓶が空になったのをみて、満足の笑みを浮かべた。彫像のように美しい顔に刻まれたその微笑みは、その悪魔のような所業とは反対に神々しいものだった。
少し苦しむふりをして何度か咳き込んだ後、かすれた声にならない声を出して涙を流した。
「ごほっ!!・・・・っ」
「それでいいのですよ」
それをみてセイアレスは満足したようだ。
もうこんな瑣末なことには関わるのも時間が惜しいとばかりに私をさっさと運搬人に引き渡し、神殿からも王都からも遠く離れた場所に置き去りにされた。
何事もなかったかのように・・・。
私は捨てられたのだ。
そう思ったら、ものすごく腹が立ってきた。
勝手に異世界に召喚して、聖女だと奉っておきながら、魔力がゼロだからポイ捨てするだと――――!!!
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