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アルフリードの愛
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オレは死んだのか?・・・最後に見たのは彼女の泣いている顔だ。あんな顔をさせたくはなかった。
オレの死を見て、どうか傷つかないでいて欲しい・・・。
ああ・・そうだ・・でも彼女の傍にはあのユーリスがいる。おそらくオレがいなくても大丈夫だろう。
だができることならば、オレが彼女の傍でずっといたかった。
あの、いつも前向きで、頑固で、たまに訳の分からないことを言う彼女が大好きだった。
遠くでなにかが聞こえる・・・。
「・・・・フリード王子・・・アルフリード王子・・・」
はっと気がつくと目の前に、ルークの顔があった。
そこは執務室で、いつもの見慣れた机が目の前にある。その傍らにルーク補佐官が資料を持って立っていた。
「・・・・・・!!!」
自分でも何が起こったのか理解できない。急いで体を確認するが、どこにも怪我は無い上に服に血すらついていなかった。
一体どういうことなんだ?!!
ルーク補佐官が心配そうな目で見ている。
「殿下、昨夜から一度もお休みになられていないのでお疲れなのでしょう。少しでもいいので仮眠されてください」
目の前の机の上に置かれた、イワノフ町襲撃に関する書類が目に入る。
ある書類に目を留めると、それは以前、署名したはずの書類だった。なのに目の前にある署名欄は空欄のままだった。
どういうことか分からないが、これはきっとサクラがやったことなのだろう。
周りの状況から鑑みるに、おそらく時間が巻き戻った。
彼女は元気なのだろうか。最後に見た彼女は、エルドレッドにやられた傷で苦しんでいた。
涙と血を顔中に浮かべて、それでも諦めるなと・・頑張っていた。
彼女は今どこにいるんだ・・・・。
オレは探査魔法を展開した。だんだん範囲を広めていく。普段は魔力の消費が半端無いので、めったなことでは使わない魔法だが、サクラに会うまでは安心できなかった。
居た!!
彼女の居場所を突き止めた瞬間!オレは転移魔法で彼女の元へ飛んでいた。
「サクラ!大丈夫か?!」
「あれっ。アルっ!!」
サクラがそこにいた。元気そうで良かった。
ほっとした次の瞬間、彼女が風呂に入っている最中だと気づく。
顔を背けようとしたら、風呂から飛び出てきた彼女が体を触ってくる。
「大丈夫?怪我は?もうなんとも無いの?!!」
体中を確認した後で、オレの目を見つめてほっとした表情になる。
「良かった!!もう死んでしまうんじゃないかと思ったよ!」
その吸い込まれそうに黒く光る瞳に涙が溢れていく。その桜色の唇を震わせながらオレの顔をずっと見ていた彼女が、何かに気がついたようにして妙な声をあげた。
「ひぇっ!!」
自分が裸だということに今更気がついたようだった。慌てた顔をしてエルドレッドの指輪をはめようとするので、止めた。
腕輪をしている限り、オレの記憶はなくならない。
これ以上過去に戻されて、また大魔獣退治をさせられるのはかなわない。あの作業はあまり楽しいものではなかったからだ。
「それは、やっても無駄だ!オレの記憶は無くならないから止めろ!」
彼女の両腕を掴んで、それを阻止する。自然とサクラの裸が目に入る。
腰まで伸びる濡れたままの艶やかな黒髪が、体の曲線をなおさらに強調している。白い肌が風呂上りのためピンク色に染まっていて、オレの理性を揺るがす。
もうどうでも良くなって、この可愛い生き物をこの腕に抱きしめようとした直前に、扉が開いてユーリスが現れた。
「サクラ!!大丈夫ですか?!」
邪魔な奴だ。この男がサクラを溺愛していることは知っている。だが・・だからこそ彼女の安全に関しては信頼して任せられる。ユーリスは騎士団の中でも群を抜いて強い。
先程もあの伝説の武器、聖魔鑓を持ったセイアレスを相手に無傷で帰ってきた。オレよりも戦いに関しては強いだろう。
だけど、それとこれとは別だ。
オレはサクラをユーリスに渡すつもりは、これっぽっちも無い。
オレはオレのやり方で彼女を手に入れるつもりだ。
次の瞬間サクラの絶叫が、ルベージュ子爵家のお屋敷に響き渡った。
「いやぁぁぁっーーーーー!!!!」
オレの死を見て、どうか傷つかないでいて欲しい・・・。
ああ・・そうだ・・でも彼女の傍にはあのユーリスがいる。おそらくオレがいなくても大丈夫だろう。
だができることならば、オレが彼女の傍でずっといたかった。
あの、いつも前向きで、頑固で、たまに訳の分からないことを言う彼女が大好きだった。
遠くでなにかが聞こえる・・・。
「・・・・フリード王子・・・アルフリード王子・・・」
はっと気がつくと目の前に、ルークの顔があった。
そこは執務室で、いつもの見慣れた机が目の前にある。その傍らにルーク補佐官が資料を持って立っていた。
「・・・・・・!!!」
自分でも何が起こったのか理解できない。急いで体を確認するが、どこにも怪我は無い上に服に血すらついていなかった。
一体どういうことなんだ?!!
ルーク補佐官が心配そうな目で見ている。
「殿下、昨夜から一度もお休みになられていないのでお疲れなのでしょう。少しでもいいので仮眠されてください」
目の前の机の上に置かれた、イワノフ町襲撃に関する書類が目に入る。
ある書類に目を留めると、それは以前、署名したはずの書類だった。なのに目の前にある署名欄は空欄のままだった。
どういうことか分からないが、これはきっとサクラがやったことなのだろう。
周りの状況から鑑みるに、おそらく時間が巻き戻った。
彼女は元気なのだろうか。最後に見た彼女は、エルドレッドにやられた傷で苦しんでいた。
涙と血を顔中に浮かべて、それでも諦めるなと・・頑張っていた。
彼女は今どこにいるんだ・・・・。
オレは探査魔法を展開した。だんだん範囲を広めていく。普段は魔力の消費が半端無いので、めったなことでは使わない魔法だが、サクラに会うまでは安心できなかった。
居た!!
彼女の居場所を突き止めた瞬間!オレは転移魔法で彼女の元へ飛んでいた。
「サクラ!大丈夫か?!」
「あれっ。アルっ!!」
サクラがそこにいた。元気そうで良かった。
ほっとした次の瞬間、彼女が風呂に入っている最中だと気づく。
顔を背けようとしたら、風呂から飛び出てきた彼女が体を触ってくる。
「大丈夫?怪我は?もうなんとも無いの?!!」
体中を確認した後で、オレの目を見つめてほっとした表情になる。
「良かった!!もう死んでしまうんじゃないかと思ったよ!」
その吸い込まれそうに黒く光る瞳に涙が溢れていく。その桜色の唇を震わせながらオレの顔をずっと見ていた彼女が、何かに気がついたようにして妙な声をあげた。
「ひぇっ!!」
自分が裸だということに今更気がついたようだった。慌てた顔をしてエルドレッドの指輪をはめようとするので、止めた。
腕輪をしている限り、オレの記憶はなくならない。
これ以上過去に戻されて、また大魔獣退治をさせられるのはかなわない。あの作業はあまり楽しいものではなかったからだ。
「それは、やっても無駄だ!オレの記憶は無くならないから止めろ!」
彼女の両腕を掴んで、それを阻止する。自然とサクラの裸が目に入る。
腰まで伸びる濡れたままの艶やかな黒髪が、体の曲線をなおさらに強調している。白い肌が風呂上りのためピンク色に染まっていて、オレの理性を揺るがす。
もうどうでも良くなって、この可愛い生き物をこの腕に抱きしめようとした直前に、扉が開いてユーリスが現れた。
「サクラ!!大丈夫ですか?!」
邪魔な奴だ。この男がサクラを溺愛していることは知っている。だが・・だからこそ彼女の安全に関しては信頼して任せられる。ユーリスは騎士団の中でも群を抜いて強い。
先程もあの伝説の武器、聖魔鑓を持ったセイアレスを相手に無傷で帰ってきた。オレよりも戦いに関しては強いだろう。
だけど、それとこれとは別だ。
オレはサクラをユーリスに渡すつもりは、これっぽっちも無い。
オレはオレのやり方で彼女を手に入れるつもりだ。
次の瞬間サクラの絶叫が、ルベージュ子爵家のお屋敷に響き渡った。
「いやぁぁぁっーーーーー!!!!」
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