月の魔女と呼ばれるまで

空流眞壱

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古代遺跡の出来事

閑話5 開拓村の人々

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月の魔女とよばれるまで

閑話5 開拓村の人々

沙更たちが居なくなった後、他の開拓村の面々がセーナが居た開拓村の跡地を訪れていた。そもそも、他の開拓村の面々は、ここを欲しがっていたからだ。他の村に比べて広い耕作面積に、モンスターに襲われる危険も少なかったことで他の開拓村から優遇されていると思われていた。

実は、それもセーナの両親が定期的にモンスターを討伐していたからなのだが、それすら知らない。無知は罪なりとよく言った物である。

しかし、訪れてみたら村じたいが綺麗さっぱり無くなっていた。そして、畑も荒らされていて使い物にならなくなっていたのだ。

「あれま、ここにあった村が無くなっている。あれだけ血にまみれた建物も何もかも綺麗さっぱりだ」

「邪教の集団に、ここの情報を売ってお目こぼしして貰ったのがばれたのか?建物も再利用しようと思ってたのだが」

「おまえら、欲深すぎ。綺麗さっぱり無くなったのなら、ここらも畑にするか。どちらにしろ、広く作らないと土地が痩せてるせいであまり良いのが取れないからな」

そう言う他の開拓村の面々。邪教の集団にセーナの情報を売ったことで、お金を得て少し暮らしに余裕が出来たといったところだろう。ここに、セーナが居れば大暴れの大惨事になったはずだ。

それ故、自分たちが行ったことを顧みない。それが身を滅ぼす元となるのだが、それも後の話だ。そう、セーナがそれを知った時にどうなるかを分かっていなかったことが後々、大惨事を呼ぶことになるのだから。
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