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新たなる住処
第217話 瘴気の湧き出す先1
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月の魔女とよばれるまで
第217話 瘴気の湧き出す先1
サンクチュアリを張って、瘴気の浄化をしている間に休憩を入れると沙更の探査魔法でノイズが入った場所を探すことにした。
距離として、多分一キロほどだろうか。先ほどまでとは全然違うほどの濃度の瘴気に包まれた場所が見つかった。森の中でもうっそうと茂る木々の中にある小さな祠がその中心点であった。
「こんな所に小さな祠?」
「森の中程から更に奥にこんな場所あった?」
沙更の言葉に続いてミリアもつい口を出してしまう。こんな所に祠があると聞いた覚えが無いからだ。
ミリアは、それで無くても孤児院住まいでウエストエンドに住んで長い。それに、シスターヴァレリーはウエストエンドの長老格であるだけに知識も見識も深い。
そんな中で暮らしていて、その話を聞いたことが無いのだから不思議に思うのも当然であった。
その疑問も祠の近くから現れた異形の者に遮られることになる。
「まさか、ここをかぎつけるとはな。むっ、貴様か強大なる魔力の持ち主は我らに仇なすと言うのなら死んで貰おう」
そう言うと同時に、瘴気の中から次々とモンスターが現れていく。数も10が100になり1000になり、あまりの数に囲まれている形になってしまっていた。
そんな状態でも沙更に変化は無い。内なる魔力が支えてくれていたし、ミリアが居てくれることが大きかった。
「大丈夫、セーナちゃんはあたしが守るから」
「まったく、これだけの数で来るって言うんだから、面白え!」
「確実にこいつが元凶という分けか」
「瘴気を絶つには倒さないといけないわ」
そこまで言ったところで、異形の者が合図をする前にモンスター達がこちらに向けて一気に動き出した。それに合わせるように、沙更の手にスターサファイアのロッドが現れた。
一気に集まる魔力の濃度に、異形の者は沙更の魔力が神の物だと気付く。そして、その魔力に光が纏われていることも。
「この魔力、貴様まさか!?」
異形の物は、その魔力から推測される存在を考えたくは無かった。そう、それは月女神の再臨を意味したからだ。
「まさか、まさかあの憎っくき女神が復活したというのか!?魂を半分に割って、復活を阻止するように細工すら施したのだぞ!?」
数千年前にした細工すら無効にされていることに気付いてしまった。むしろ、異界の神々よりも月女神の方が神としての格が上であり、そうしてもなお復活出来る余地があったと言うことを知らなかった。
そもそも、月女神はこの世界を作った創造神と同列の力を持つ神であり、最後に残った神なのだ。それ故に、神としても強力な力を有していた。
なので、それだけの存在を抹殺しようとするならば、かなりの儀式が必要になる上に月女神以上のエネルギーを使う必要があった。
異界の神々は、それに気付いていなかったのだ。肉体と精神を分離して、魂を二つに割ったことで復活を阻止できると信じていたのだから。
第217話 瘴気の湧き出す先1
サンクチュアリを張って、瘴気の浄化をしている間に休憩を入れると沙更の探査魔法でノイズが入った場所を探すことにした。
距離として、多分一キロほどだろうか。先ほどまでとは全然違うほどの濃度の瘴気に包まれた場所が見つかった。森の中でもうっそうと茂る木々の中にある小さな祠がその中心点であった。
「こんな所に小さな祠?」
「森の中程から更に奥にこんな場所あった?」
沙更の言葉に続いてミリアもつい口を出してしまう。こんな所に祠があると聞いた覚えが無いからだ。
ミリアは、それで無くても孤児院住まいでウエストエンドに住んで長い。それに、シスターヴァレリーはウエストエンドの長老格であるだけに知識も見識も深い。
そんな中で暮らしていて、その話を聞いたことが無いのだから不思議に思うのも当然であった。
その疑問も祠の近くから現れた異形の者に遮られることになる。
「まさか、ここをかぎつけるとはな。むっ、貴様か強大なる魔力の持ち主は我らに仇なすと言うのなら死んで貰おう」
そう言うと同時に、瘴気の中から次々とモンスターが現れていく。数も10が100になり1000になり、あまりの数に囲まれている形になってしまっていた。
そんな状態でも沙更に変化は無い。内なる魔力が支えてくれていたし、ミリアが居てくれることが大きかった。
「大丈夫、セーナちゃんはあたしが守るから」
「まったく、これだけの数で来るって言うんだから、面白え!」
「確実にこいつが元凶という分けか」
「瘴気を絶つには倒さないといけないわ」
そこまで言ったところで、異形の者が合図をする前にモンスター達がこちらに向けて一気に動き出した。それに合わせるように、沙更の手にスターサファイアのロッドが現れた。
一気に集まる魔力の濃度に、異形の者は沙更の魔力が神の物だと気付く。そして、その魔力に光が纏われていることも。
「この魔力、貴様まさか!?」
異形の物は、その魔力から推測される存在を考えたくは無かった。そう、それは月女神の再臨を意味したからだ。
「まさか、まさかあの憎っくき女神が復活したというのか!?魂を半分に割って、復活を阻止するように細工すら施したのだぞ!?」
数千年前にした細工すら無効にされていることに気付いてしまった。むしろ、異界の神々よりも月女神の方が神としての格が上であり、そうしてもなお復活出来る余地があったと言うことを知らなかった。
そもそも、月女神はこの世界を作った創造神と同列の力を持つ神であり、最後に残った神なのだ。それ故に、神としても強力な力を有していた。
なので、それだけの存在を抹殺しようとするならば、かなりの儀式が必要になる上に月女神以上のエネルギーを使う必要があった。
異界の神々は、それに気付いていなかったのだ。肉体と精神を分離して、魂を二つに割ったことで復活を阻止できると信じていたのだから。
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