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新たなる住処
第218話 瘴気が湧き出す先2
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月の魔女とよばれるまで
第218話 瘴気が湧き出す先2
瘴気を使い、一気にモンスターを呼んだ異形の者は、その数で絶対的優位に立った事を疑わずにいた。ほぼ異界となったこの森の瘴気を使い、一気にモンスターを1000以上呼んだのだから、ただの冒険者ならばこれで終わりのはずだった。
だが、相手に月女神の魂と器を受け継いだ沙更が居ることを考慮に入れればそう言う傲慢な考えにはならない。神の器を自在に操れる才能は、たかが千ごときのモンスターで怯む相手ではなかった。
沙更の神代の濃度を持つ魔力を集めるスターサファイアのロッドがまばゆく輝く。それは濃密な魔力が集まっている証拠であり、魔力が沙更を祝福している証でもあった。
異形の者からしてみれば、魔力は月女神の祝福そのものであり、この世界の人間にとりわけ作用する力であった。それだけに忌ま忌ましさを感じざるを得なかった。
(月女神が復活するとは、我らの計画があの御方にこのことを知られればどんなことになるのかすら恐ろしくて想像も出来ぬ)
異形の者がそう思っている中、沙更は集まる魔力に変化が現れていた。魔力が光っていたのが陰ってきたからだ。瘴気に覆われた為では無く、属性転換を行ったことによる変化だった。
「行って、影なる刃シャドウブレード!!」
光あるところに影あり、光を影に変化させ放つは無数の影の刃。数で押すモンスター達に対抗するために作り出した影の剣。
瘴気から身を守るのなら光魔法が一番だが、瘴気の中で使う攻撃魔法ならば闇魔法が一番使い勝手が良い。効力も増幅されるし、モンスターといえど闇を無効に出来るのはほんの一握りなのだ。
そして、これだけ暗い中ならば影の刃の切れ味は相当な事になる。そして、神代の魔力濃度がその切れ味に磨きをかける形になった。
そして、モンスターの影から生まれし刃はモンスター達の死角から無数に襲いかかった。次々と影の刃に切られ、割られていくモンスター達。数秒の内に、1000以上いたモンスター達は影の刃により抹消されていた。
その事に、異形の者は怨嗟の声を上げる。
「光から影を無数に生み出すだと!?くそ、瘴気が影の力を増幅させたのか!!」
「瘴気から守るのなら光だけれど、瘴気の中から攻撃するのなら闇魔法の方が術の力を増幅するのだから、対多数なら使うのは当然だと思うのだけど?」
沙更は、そういう点もエーベルから知識を引き継いでいる。現代の魔法士では失われた知識も、エーベルから引き継いだことできちんと物にしていると言う証であった。
「貴様だけは、我が手で始末して見せよう」
「そうさせると思うの?」
異形の者が動くと同時に動くはミリア。シャドウブレードを使った後とは言え、沙更がミリアをフォローしないわけが無い。
「ミリアお姉さん、これでいつも通りですよ」
そう言うと同時に、ミリアにマイティアップが掛かる。エアウォークとマイティアップ、二つの補助魔法をかけられたミリアの動きがもの凄く鋭くなっていく。
「ありがとうセーナちゃん。行くよ!!」
ミリアは白の直刀を抜くと同時に魔力が白の直刀に行き渡る。本当ならば、武器に魔力を纏わせること自体上級技なのだが、白の直刀と相性が良いミリアならではと言えた。
白の直刀にミリアの魔力が行き渡るとひときわ輝く。その輝きを見た異形の者は驚くしか無かった。
第218話 瘴気が湧き出す先2
瘴気を使い、一気にモンスターを呼んだ異形の者は、その数で絶対的優位に立った事を疑わずにいた。ほぼ異界となったこの森の瘴気を使い、一気にモンスターを1000以上呼んだのだから、ただの冒険者ならばこれで終わりのはずだった。
だが、相手に月女神の魂と器を受け継いだ沙更が居ることを考慮に入れればそう言う傲慢な考えにはならない。神の器を自在に操れる才能は、たかが千ごときのモンスターで怯む相手ではなかった。
沙更の神代の濃度を持つ魔力を集めるスターサファイアのロッドがまばゆく輝く。それは濃密な魔力が集まっている証拠であり、魔力が沙更を祝福している証でもあった。
異形の者からしてみれば、魔力は月女神の祝福そのものであり、この世界の人間にとりわけ作用する力であった。それだけに忌ま忌ましさを感じざるを得なかった。
(月女神が復活するとは、我らの計画があの御方にこのことを知られればどんなことになるのかすら恐ろしくて想像も出来ぬ)
異形の者がそう思っている中、沙更は集まる魔力に変化が現れていた。魔力が光っていたのが陰ってきたからだ。瘴気に覆われた為では無く、属性転換を行ったことによる変化だった。
「行って、影なる刃シャドウブレード!!」
光あるところに影あり、光を影に変化させ放つは無数の影の刃。数で押すモンスター達に対抗するために作り出した影の剣。
瘴気から身を守るのなら光魔法が一番だが、瘴気の中で使う攻撃魔法ならば闇魔法が一番使い勝手が良い。効力も増幅されるし、モンスターといえど闇を無効に出来るのはほんの一握りなのだ。
そして、これだけ暗い中ならば影の刃の切れ味は相当な事になる。そして、神代の魔力濃度がその切れ味に磨きをかける形になった。
そして、モンスターの影から生まれし刃はモンスター達の死角から無数に襲いかかった。次々と影の刃に切られ、割られていくモンスター達。数秒の内に、1000以上いたモンスター達は影の刃により抹消されていた。
その事に、異形の者は怨嗟の声を上げる。
「光から影を無数に生み出すだと!?くそ、瘴気が影の力を増幅させたのか!!」
「瘴気から守るのなら光だけれど、瘴気の中から攻撃するのなら闇魔法の方が術の力を増幅するのだから、対多数なら使うのは当然だと思うのだけど?」
沙更は、そういう点もエーベルから知識を引き継いでいる。現代の魔法士では失われた知識も、エーベルから引き継いだことできちんと物にしていると言う証であった。
「貴様だけは、我が手で始末して見せよう」
「そうさせると思うの?」
異形の者が動くと同時に動くはミリア。シャドウブレードを使った後とは言え、沙更がミリアをフォローしないわけが無い。
「ミリアお姉さん、これでいつも通りですよ」
そう言うと同時に、ミリアにマイティアップが掛かる。エアウォークとマイティアップ、二つの補助魔法をかけられたミリアの動きがもの凄く鋭くなっていく。
「ありがとうセーナちゃん。行くよ!!」
ミリアは白の直刀を抜くと同時に魔力が白の直刀に行き渡る。本当ならば、武器に魔力を纏わせること自体上級技なのだが、白の直刀と相性が良いミリアならではと言えた。
白の直刀にミリアの魔力が行き渡るとひときわ輝く。その輝きを見た異形の者は驚くしか無かった。
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