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極星騎士団と王都冒険者ギルド
第51話 オーク大発生の元凶の対処
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月の魔女と聖剣
第51話 オーク大発生の元凶の対処
騎士達の攻勢で、オークの軍団自体にそれなりの被害を与えたが中核部にはほぼ被害なしであった。そこに、波状攻撃とばかりに仕掛けたのがパウエル達だった。
「切り込むのは俺の役目だ!リーダーとミリアはヘレナとセーナちゃんを頼むぜ」
「ガレム、久しぶりに大暴れできる絶好の機会だ。やれるだけやってこい!」
「あたしの方は任せておいて。ガレム、無茶しすぎないでよ」
先に行くはガレム、相棒の聖鋼の斧を持ちオークの群れに突っ込む。オークたちも棍棒などを使って応戦するがそれでもガレムは止まることはない。邪魔する者すべて、聖鋼の斧が斬り捨てていく。
そもそも、木製の棍棒と聖鋼を比べること自体が間違っている。何もなかったの様に、オークごと棍棒を真っ二つにしていくのだ。斧自体の重さはそれほどでもないが、血糊がついたところで切れ味に寸分の鈍りすらないのがすごすぎた。
まだ、ハイマイティアップを使っていないのにこの状態である。Bランク冒険者の凄みをオークたちに見せつけていた。
方や、パウエルも魔鉄の青い剣でオークとやり合う。一対一ならひけを取るわけもない。巨人族とやり合った経験は、彼に取っても自信になっていた。過信はしないが、相棒たる魔鉄の青い剣がパウエルの腕に応える。彼が放つ鋭い斬撃がオークの命を奪っていく。
ガレムが突っ込んだ後をパウエルが道を広げていく。ミリアは、沙更やヘレナの近接防御を担当していた。数が多いだけにこちらにもわんさかとなだれ込んでくるが、白の直刀に魔力を纏わせての高速斬撃により一匹たりとも接近を許していない。
パウエルもミリアも今回は、自分の実力を確認するためにあえてハイマイティアップの補助を受けていなかった。が、それでもBランク冒険者の範疇を逸脱していた。ガレムもそうだが、既に実力がAランクに到達していることは確実だろうと沙更は思う。
沙更もなにもしないと言うわけでもなく、ミリアの死角から襲いかかるオークをウィンドカッターの魔法で首を跳ね飛ばしていく。無詠唱での音速の刃をオーク達に見切れというのは無理筋そのもので、あっという間に首を切り落とされてしまっていた。
ヘレナはもしもの時のために魔鉄のメイスを持っていたものの、ミリアと沙更の鉄壁の守りに少しはやっていた気持ちを落ち着けることが出来ていた。治療は今のところ必要なく、オーク達はミリアと沙更の後ろに行くことが出来ずにいた。
ガレムが突っ込みまくり、オーク達に囲まれようとも聖鋼の斧がガレムの身を守る。上位種のオークファイターも出てきたが、鋼鉄の剣であっても聖鋼の斧の一撃には敵うはずもない。縦横無尽に振るわれる聖鋼の斧の攻撃をよけきれずにそのまま倒れ伏したのだった。
オークファイターがやられたことに、オークロードも驚き。そのまま前線に動く。それに気づいたのは、ミリア。沙更たちの近接防御をしていたが、ガレムが突っ込みに突っ込んだ結果。ガレムにオークの大半が集中する格好となっていた。
オークロード自体もかなりの強さを持つモンスターだが、それを翻弄したのはミリアの速度だった。周りにオークのお付きすらあまりいなかったのも運の尽き。お付きのオークをミリアの瞬時の踏み込みによる白の直刀の一撃で切り捨てられ、さらに踏み込むのを見たオークロードは、魔鉄の盾を前に出して防御するもその盾を一閃で断ち切られてしまう。
盾を切られて落ちる音と共にさらに動くミリア。状況を飲み込めないままミリアの白の直刀の唐竹割りの一撃を受けて、体を真っ二つにされてオークロードは命を落とした。
オークファイターですらガレムにあっさりと蹴散らされたことに、オークエンペラーも驚く。騎士達までならば、オークファイターが出ればどうにでもなった。が、騎士たちとガレムを同列に考えたこと自体が既に間違えだと言うことに気づいた時には、オークロードすら討ち取られた後だった。
オークファイターが討ち取られた後、オークウィザードがガレムに向けて炎魔法を放つが、それに気づいた沙更が迎撃とばかりに放ったのはスピードに勝る雷魔法であった。
炎魔法にぶつかる雷魔法。魔力が込められている量の差で炎をかき消し、炎魔法を放ったオークウィザードまで雷が襲いかかる。炎をかき消されるとは思いもしなかったオークウィザードは、沙更の雷魔法に焼かれて倒れた。魔力量の差が大きすぎる上に、魔法に込めていた魔力量にも格差がありすぎたからだ。
徐々に追い詰められていくオークの軍団。たった5人の冒険者に、ここまでオークの軍団をボロボロにされるとはオークエンペラーも思っていなかった。オークエンペラーの頭には、同族をあっさりと殺していく冒険者への怒りしかない。怒りの咆哮をあげて、己の気持ちを鼓舞した。
そこに現れたのは、言うまでもなくガレム。オークエンペラーの前に現れた時には、沙更の支援は完全に入っており、万全の状態であった。
怒りのままに、ガレムとの一騎打ちに入るオークエンペラー。オークよりも2倍以上大きい体とその体に相応しい筋肉を使っての怪力を伝える黒い魔鉄の斧。それに対抗するは、万全の状態でさらに筋力増強のスキルを使って能力を最大限に引き上げたガレムの白い光沢が光る聖鋼の斧だ。
斧と斧が交錯し、力と力がぶつかり合う。数合打ち合っていったん距離を開ける。双方ともに最高の一撃をくりだすが、材質の差が勝敗を分けてしまうこととなる。オークエンペラーの黒い魔鉄の斧の刃にヒビが入ると同時に、ガレムの聖鋼の斧がさらなる力で押し切ったのだ。
聖鋼の斧が黒い魔鉄の斧を断ち割ると同時に、オークエンペラーの体に命中する。魔鉄の鎧を身に纏っていたが、それですら破壊し、オークエンペラーに深い傷を負わせた。
それでも立ち上がるオークエンペラー。だが、その前にガレムが立つ。
「俺の勝ちだ!!」
そう言ってガレムは聖鋼の斧をオークエンペラーの首に叩き付ける。鎧もない首では、その鋭い一撃に耐えられるわけもなくオークエンペラーの首は宙を舞った。
オーク大発生の元凶はかくしてガレムによって討ち取られ、王都シルバールは平穏を取り戻したのだ。
第51話 オーク大発生の元凶の対処
騎士達の攻勢で、オークの軍団自体にそれなりの被害を与えたが中核部にはほぼ被害なしであった。そこに、波状攻撃とばかりに仕掛けたのがパウエル達だった。
「切り込むのは俺の役目だ!リーダーとミリアはヘレナとセーナちゃんを頼むぜ」
「ガレム、久しぶりに大暴れできる絶好の機会だ。やれるだけやってこい!」
「あたしの方は任せておいて。ガレム、無茶しすぎないでよ」
先に行くはガレム、相棒の聖鋼の斧を持ちオークの群れに突っ込む。オークたちも棍棒などを使って応戦するがそれでもガレムは止まることはない。邪魔する者すべて、聖鋼の斧が斬り捨てていく。
そもそも、木製の棍棒と聖鋼を比べること自体が間違っている。何もなかったの様に、オークごと棍棒を真っ二つにしていくのだ。斧自体の重さはそれほどでもないが、血糊がついたところで切れ味に寸分の鈍りすらないのがすごすぎた。
まだ、ハイマイティアップを使っていないのにこの状態である。Bランク冒険者の凄みをオークたちに見せつけていた。
方や、パウエルも魔鉄の青い剣でオークとやり合う。一対一ならひけを取るわけもない。巨人族とやり合った経験は、彼に取っても自信になっていた。過信はしないが、相棒たる魔鉄の青い剣がパウエルの腕に応える。彼が放つ鋭い斬撃がオークの命を奪っていく。
ガレムが突っ込んだ後をパウエルが道を広げていく。ミリアは、沙更やヘレナの近接防御を担当していた。数が多いだけにこちらにもわんさかとなだれ込んでくるが、白の直刀に魔力を纏わせての高速斬撃により一匹たりとも接近を許していない。
パウエルもミリアも今回は、自分の実力を確認するためにあえてハイマイティアップの補助を受けていなかった。が、それでもBランク冒険者の範疇を逸脱していた。ガレムもそうだが、既に実力がAランクに到達していることは確実だろうと沙更は思う。
沙更もなにもしないと言うわけでもなく、ミリアの死角から襲いかかるオークをウィンドカッターの魔法で首を跳ね飛ばしていく。無詠唱での音速の刃をオーク達に見切れというのは無理筋そのもので、あっという間に首を切り落とされてしまっていた。
ヘレナはもしもの時のために魔鉄のメイスを持っていたものの、ミリアと沙更の鉄壁の守りに少しはやっていた気持ちを落ち着けることが出来ていた。治療は今のところ必要なく、オーク達はミリアと沙更の後ろに行くことが出来ずにいた。
ガレムが突っ込みまくり、オーク達に囲まれようとも聖鋼の斧がガレムの身を守る。上位種のオークファイターも出てきたが、鋼鉄の剣であっても聖鋼の斧の一撃には敵うはずもない。縦横無尽に振るわれる聖鋼の斧の攻撃をよけきれずにそのまま倒れ伏したのだった。
オークファイターがやられたことに、オークロードも驚き。そのまま前線に動く。それに気づいたのは、ミリア。沙更たちの近接防御をしていたが、ガレムが突っ込みに突っ込んだ結果。ガレムにオークの大半が集中する格好となっていた。
オークロード自体もかなりの強さを持つモンスターだが、それを翻弄したのはミリアの速度だった。周りにオークのお付きすらあまりいなかったのも運の尽き。お付きのオークをミリアの瞬時の踏み込みによる白の直刀の一撃で切り捨てられ、さらに踏み込むのを見たオークロードは、魔鉄の盾を前に出して防御するもその盾を一閃で断ち切られてしまう。
盾を切られて落ちる音と共にさらに動くミリア。状況を飲み込めないままミリアの白の直刀の唐竹割りの一撃を受けて、体を真っ二つにされてオークロードは命を落とした。
オークファイターですらガレムにあっさりと蹴散らされたことに、オークエンペラーも驚く。騎士達までならば、オークファイターが出ればどうにでもなった。が、騎士たちとガレムを同列に考えたこと自体が既に間違えだと言うことに気づいた時には、オークロードすら討ち取られた後だった。
オークファイターが討ち取られた後、オークウィザードがガレムに向けて炎魔法を放つが、それに気づいた沙更が迎撃とばかりに放ったのはスピードに勝る雷魔法であった。
炎魔法にぶつかる雷魔法。魔力が込められている量の差で炎をかき消し、炎魔法を放ったオークウィザードまで雷が襲いかかる。炎をかき消されるとは思いもしなかったオークウィザードは、沙更の雷魔法に焼かれて倒れた。魔力量の差が大きすぎる上に、魔法に込めていた魔力量にも格差がありすぎたからだ。
徐々に追い詰められていくオークの軍団。たった5人の冒険者に、ここまでオークの軍団をボロボロにされるとはオークエンペラーも思っていなかった。オークエンペラーの頭には、同族をあっさりと殺していく冒険者への怒りしかない。怒りの咆哮をあげて、己の気持ちを鼓舞した。
そこに現れたのは、言うまでもなくガレム。オークエンペラーの前に現れた時には、沙更の支援は完全に入っており、万全の状態であった。
怒りのままに、ガレムとの一騎打ちに入るオークエンペラー。オークよりも2倍以上大きい体とその体に相応しい筋肉を使っての怪力を伝える黒い魔鉄の斧。それに対抗するは、万全の状態でさらに筋力増強のスキルを使って能力を最大限に引き上げたガレムの白い光沢が光る聖鋼の斧だ。
斧と斧が交錯し、力と力がぶつかり合う。数合打ち合っていったん距離を開ける。双方ともに最高の一撃をくりだすが、材質の差が勝敗を分けてしまうこととなる。オークエンペラーの黒い魔鉄の斧の刃にヒビが入ると同時に、ガレムの聖鋼の斧がさらなる力で押し切ったのだ。
聖鋼の斧が黒い魔鉄の斧を断ち割ると同時に、オークエンペラーの体に命中する。魔鉄の鎧を身に纏っていたが、それですら破壊し、オークエンペラーに深い傷を負わせた。
それでも立ち上がるオークエンペラー。だが、その前にガレムが立つ。
「俺の勝ちだ!!」
そう言ってガレムは聖鋼の斧をオークエンペラーの首に叩き付ける。鎧もない首では、その鋭い一撃に耐えられるわけもなくオークエンペラーの首は宙を舞った。
オーク大発生の元凶はかくしてガレムによって討ち取られ、王都シルバールは平穏を取り戻したのだ。
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