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極星騎士団と王都冒険者ギルド
第55話 オーク大発生の後始末4
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月の魔女と聖剣
第55話 オーク大発生の後始末4
ガーゼルベルトがグレイドを諫めている中、入ってきたエリィの圧が凄かった。流石に、実力を持った冒険者だったことが窺える。
「グランドマスター!?私、パウエルさん達に任せると言いましたよね?なんでグランドマスターが出ようとしてるんですか!?そんな許可誰が出したんですか!!」
「エリィ、落ち着け。わしが鈍るから出たかっただけだ。既に討伐自体は終わっておるのは知っておる」
「知っておるじゃありません!!グランドマスターが出たら、誰が決済をするというのです?」
「そのくらいの権限はエリィにもあるだろうが」
「私に権限があってもどこまで必要なのかの情報はグランドマスター以外持っていないでしょう?判断が出来かねますし、そもそもチーフの私にそんな権限渡さないでください!!」
エリィが怒るのも納得で、一番偉い人間がほいほいとモンスターの討伐に行かれては困るのだ。怪我でもしようものなら大事だし、倒れたりしたら冒険者ギルドの屋台骨すら揺らぎかねない。
ガーゼルベルトと違うのは、ガーゼルベルトの場合は出ると決めた場合他の仕事は既にもう片付いていること。そして、それだけの大事の時と決めてあった。
対して、グレイドの場合は気分によって変わってしまうのも問題で、その対処にエリィが振り回されているというのは王都冒険者ギルドでは知りたくなくても分かってしまう暗黙の了解と言うことになっていた。
確かに、エリィ自身は今でも現役に戻れるほどの実力を持っている。が、いろいろと精神的に辛いことがあって受付嬢に転向したと言う過去を持っていた。それだけに、勝手にグランドマスターが動き回るというのは看過できる話では無かったようだ。
「まったく、部下に苦労をさせすぎるのもどうかと思うがな」
「ちっ、だから貴様は嫌みを言いに来たのか!?」
「元々、彼らを駆り出したのならお前が出る幕があるわけがなかろう。勝手をしないように釘を刺しに来た。宰相として時間を捻出するのはなかなか骨が折れる」
さらっと愚痴まで言われ、グレイドとしても口をつぐまざるを得ない。確かに、王家や政治からは離れたとはいえ冒険者も国民であることに変わりは無い。それだけに、無茶をさせるギルドマスターがいれば介入されることになる。
介入しているのがガーゼルベルトだからこれで済んでいる。下手な貴族ならギルドごと寄越せと言われかねないのだが。
なんと言うか当事者のパウエル達がガーゼルベルトとグレイドのやりとりを見つつ、どうした物かと思っていたのが笑えない。
「どちらにしろ、彼らの腕はお前も認めるだろう。極星騎士団と訓練できる腕だぞ?」
「な、なんだと!?極星騎士団と合同で訓練できるのなら、冒険者としては確実に一流と言っているものだろうが」
「だからそう言っている。それに、彼女は冒険者を超えているからそのつもりでいろ。下手なことをしてみろ、俺がけんかを買ってやる」
ガーゼルベルトの言葉に、グレイドはその本気度を感じ取っていた。そう言う意味でも、ここにいる辺境から来た冒険者は別格なのだろうだけは理解出来た。
2人がやり合う姿を見つつ、エリィは頭が痛いと思いつつもパウエル達が依頼を無事こなしてくれたことを喜んでいた。
「2人はおいておきましょう。今回は無茶な依頼を受けていただいてありがとうございます。そして、無事に帰ってきてくれたことにほっとしています」
「こちらとして出来ることをしたまでだ。俺たちだけじゃ、荷が勝ちすぎたところだが彼女がいてくれるからな」
パウエルは、そう言って沙更のことを見た。
第55話 オーク大発生の後始末4
ガーゼルベルトがグレイドを諫めている中、入ってきたエリィの圧が凄かった。流石に、実力を持った冒険者だったことが窺える。
「グランドマスター!?私、パウエルさん達に任せると言いましたよね?なんでグランドマスターが出ようとしてるんですか!?そんな許可誰が出したんですか!!」
「エリィ、落ち着け。わしが鈍るから出たかっただけだ。既に討伐自体は終わっておるのは知っておる」
「知っておるじゃありません!!グランドマスターが出たら、誰が決済をするというのです?」
「そのくらいの権限はエリィにもあるだろうが」
「私に権限があってもどこまで必要なのかの情報はグランドマスター以外持っていないでしょう?判断が出来かねますし、そもそもチーフの私にそんな権限渡さないでください!!」
エリィが怒るのも納得で、一番偉い人間がほいほいとモンスターの討伐に行かれては困るのだ。怪我でもしようものなら大事だし、倒れたりしたら冒険者ギルドの屋台骨すら揺らぎかねない。
ガーゼルベルトと違うのは、ガーゼルベルトの場合は出ると決めた場合他の仕事は既にもう片付いていること。そして、それだけの大事の時と決めてあった。
対して、グレイドの場合は気分によって変わってしまうのも問題で、その対処にエリィが振り回されているというのは王都冒険者ギルドでは知りたくなくても分かってしまう暗黙の了解と言うことになっていた。
確かに、エリィ自身は今でも現役に戻れるほどの実力を持っている。が、いろいろと精神的に辛いことがあって受付嬢に転向したと言う過去を持っていた。それだけに、勝手にグランドマスターが動き回るというのは看過できる話では無かったようだ。
「まったく、部下に苦労をさせすぎるのもどうかと思うがな」
「ちっ、だから貴様は嫌みを言いに来たのか!?」
「元々、彼らを駆り出したのならお前が出る幕があるわけがなかろう。勝手をしないように釘を刺しに来た。宰相として時間を捻出するのはなかなか骨が折れる」
さらっと愚痴まで言われ、グレイドとしても口をつぐまざるを得ない。確かに、王家や政治からは離れたとはいえ冒険者も国民であることに変わりは無い。それだけに、無茶をさせるギルドマスターがいれば介入されることになる。
介入しているのがガーゼルベルトだからこれで済んでいる。下手な貴族ならギルドごと寄越せと言われかねないのだが。
なんと言うか当事者のパウエル達がガーゼルベルトとグレイドのやりとりを見つつ、どうした物かと思っていたのが笑えない。
「どちらにしろ、彼らの腕はお前も認めるだろう。極星騎士団と訓練できる腕だぞ?」
「な、なんだと!?極星騎士団と合同で訓練できるのなら、冒険者としては確実に一流と言っているものだろうが」
「だからそう言っている。それに、彼女は冒険者を超えているからそのつもりでいろ。下手なことをしてみろ、俺がけんかを買ってやる」
ガーゼルベルトの言葉に、グレイドはその本気度を感じ取っていた。そう言う意味でも、ここにいる辺境から来た冒険者は別格なのだろうだけは理解出来た。
2人がやり合う姿を見つつ、エリィは頭が痛いと思いつつもパウエル達が依頼を無事こなしてくれたことを喜んでいた。
「2人はおいておきましょう。今回は無茶な依頼を受けていただいてありがとうございます。そして、無事に帰ってきてくれたことにほっとしています」
「こちらとして出来ることをしたまでだ。俺たちだけじゃ、荷が勝ちすぎたところだが彼女がいてくれるからな」
パウエルは、そう言って沙更のことを見た。
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