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辺境伯対他貴族
第83話 街道沿いの盗賊退治3
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月の魔女と聖剣
第83話 街道沿いの盗賊退治3
街道からかなり外れた場所にある大きめの洞窟は、盗賊たちのねぐらであった。入り口側に、見張りだろうか一人の男が立っている。エアウォークで加速している為、普通なら気取られそうだが未だに気付いていない。
「ねぐらでしょうか?」
「十中八九そうだと思う。それにしても、大分奥にねぐらがあるよね。街道まで遠いのは王国騎士団を警戒してかな?」
「結構大きい洞窟だな。他にもわらわら居そうだぜ」
「下手に大振りするのは厳しいか…。ガレム、気をつけろよ」
「リーダー、ここで大振り出来るほど余裕がある場所じゃねえのは理解してるぜ?まあ、相棒はそこまで大きいわけじゃねえけどな」
元々が鉄のハンドアックスだっただけに、聖鋼の斧はそれほど大きくはない。小型な分取り回しに優れる上に切れ味は素材のおかげで抜群であった。洞窟内で少し問題がありそうなのはパウエルの魔鉄の青い剣くらいだろう。
ミリアの白の直刀は魔力で長さを切り替えられるだけにそう言う心配はいらないし、ヘレナの魔鉄のメイスも片手用であったから狭い場所でも問題は無かったからだ。
武器の問題はほぼ無いことを確認して、見張りの盗賊をスリープクラウドの魔法で眠らせるとそのまま洞窟に入って行く。先頭をミリア、最後尾を沙更が受け持ちヘレナを真ん中で守る形を取る。どちらにしろ、挟み撃ちはないと思うがそれでも用心は必要だった。
ある程度進むとやはりというか毒矢のトラップが仕掛けてあって、ミリアがトラップ発見スキルであっさりと看破し、つがえてあった弓の弦を切り落とすして無効化しておく。落とし穴のトラップも同時に仕掛けてあったが、それもミリアの前にはあってないも同然だった。
トラップが仕掛けてあった場所の側に分かれ道があり、右と左に分かれていた。ここで分散するのは悪手だとばかりに右に進路を取る。どちらにしろ、挟み撃ちになったとしても応戦できる状態なのでそう言う意味では安心であった。
そのまま前に進めば、盗賊のねぐらではなく。どうやら宝物庫の方に出たようだった。銀の延べ棒や宝石などが無造作に置かれている。ここで、金に目がくらんで手を出したらトラップがあって、致命傷を負ったなんてことがあり得るだけに、ミリアが慎重にトラップを探っていった。
ミリアがトラップを探っている間、軽くここで休憩を取ることにする。来た方向から足音はしないため、ここで休めるのなら休んでおいたほうが良いだろうと言うことになったからだ。
「なかなかに盗賊のねぐらにしては厳重な気がするな」
「だな、ここまでしっかりとトラップをはってやがる。ミリアじゃなければ、下手すりゃ引っかかってるぜ。Cランクの連中じゃきついかもな」
「少なくてもセリエ先輩たちに来させる場所ではないわね。盗賊がいないのにトラップの探知と解除は厳しいから」
「ですね。ミリアお姉さんの腕が一流なのは捌き方を見ても分かります。魔力鑑定は出来ますけど、解除までは来ませんから」
沙更としてもミリアの腕の凄さは感じ入るものがあった。罠探知大と罠解除極のスキルは伊達では無い。探索系で必要なスキルは実践でのみ鍛えられる。そのスキルを極と大と言う時点で、かなりの場数を踏んできたと言う証。他の冒険者でまねが出来るわけもなかったのだ。
第83話 街道沿いの盗賊退治3
街道からかなり外れた場所にある大きめの洞窟は、盗賊たちのねぐらであった。入り口側に、見張りだろうか一人の男が立っている。エアウォークで加速している為、普通なら気取られそうだが未だに気付いていない。
「ねぐらでしょうか?」
「十中八九そうだと思う。それにしても、大分奥にねぐらがあるよね。街道まで遠いのは王国騎士団を警戒してかな?」
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「下手に大振りするのは厳しいか…。ガレム、気をつけろよ」
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元々が鉄のハンドアックスだっただけに、聖鋼の斧はそれほど大きくはない。小型な分取り回しに優れる上に切れ味は素材のおかげで抜群であった。洞窟内で少し問題がありそうなのはパウエルの魔鉄の青い剣くらいだろう。
ミリアの白の直刀は魔力で長さを切り替えられるだけにそう言う心配はいらないし、ヘレナの魔鉄のメイスも片手用であったから狭い場所でも問題は無かったからだ。
武器の問題はほぼ無いことを確認して、見張りの盗賊をスリープクラウドの魔法で眠らせるとそのまま洞窟に入って行く。先頭をミリア、最後尾を沙更が受け持ちヘレナを真ん中で守る形を取る。どちらにしろ、挟み撃ちはないと思うがそれでも用心は必要だった。
ある程度進むとやはりというか毒矢のトラップが仕掛けてあって、ミリアがトラップ発見スキルであっさりと看破し、つがえてあった弓の弦を切り落とすして無効化しておく。落とし穴のトラップも同時に仕掛けてあったが、それもミリアの前にはあってないも同然だった。
トラップが仕掛けてあった場所の側に分かれ道があり、右と左に分かれていた。ここで分散するのは悪手だとばかりに右に進路を取る。どちらにしろ、挟み撃ちになったとしても応戦できる状態なのでそう言う意味では安心であった。
そのまま前に進めば、盗賊のねぐらではなく。どうやら宝物庫の方に出たようだった。銀の延べ棒や宝石などが無造作に置かれている。ここで、金に目がくらんで手を出したらトラップがあって、致命傷を負ったなんてことがあり得るだけに、ミリアが慎重にトラップを探っていった。
ミリアがトラップを探っている間、軽くここで休憩を取ることにする。来た方向から足音はしないため、ここで休めるのなら休んでおいたほうが良いだろうと言うことになったからだ。
「なかなかに盗賊のねぐらにしては厳重な気がするな」
「だな、ここまでしっかりとトラップをはってやがる。ミリアじゃなければ、下手すりゃ引っかかってるぜ。Cランクの連中じゃきついかもな」
「少なくてもセリエ先輩たちに来させる場所ではないわね。盗賊がいないのにトラップの探知と解除は厳しいから」
「ですね。ミリアお姉さんの腕が一流なのは捌き方を見ても分かります。魔力鑑定は出来ますけど、解除までは来ませんから」
沙更としてもミリアの腕の凄さは感じ入るものがあった。罠探知大と罠解除極のスキルは伊達では無い。探索系で必要なスキルは実践でのみ鍛えられる。そのスキルを極と大と言う時点で、かなりの場数を踏んできたと言う証。他の冒険者でまねが出来るわけもなかったのだ。
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