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辺境伯対他貴族
第88話 街道沿いの盗賊退治8
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月の魔女と聖剣
第88話 街道沿いの盗賊退治8
黒い甲冑の男が洞窟を崩した後、しばらくして崩れた場所から沙更達が出てきた。土に干渉出来るのは黒い甲冑の男の剣だけではないからだ。5人とも怪我らしい怪我を負っても無く、五体無事だった。
「あの剣、宝剣なのかな?大地に干渉するだけの力がある剣なんて聞いたことが無かったけど」
「かもしれねえな。少なくても業物だというのは見て分かった」
ミリアの声に頷くガレム。確かに黒い甲冑の男の持つ剣は今まで見たことがないものだった。大地に干渉出来るだけの力を持つだけで、この世界の最高峰の武器だろうと推測出来る。
「どちらにしろ、あの人と言って良いのか分かりませんけど盗賊達を使い捨てたあたり黒幕側なのでしょうね」
沙更は黒い甲冑の男をそう表すとパウエルもそれに頷く。
「街道を荒らしていたここの盗賊は退治した。それと宝物庫の宝は町に戻すべきだと思うがどうだろう?」
「私は反対しません」
沙更として、そこに反対はしない。パウエルがそうしたいのならそれで良いと思っていたからだ。そう言う意味でも荒野の狼はお金には困っていなかった。
「リーダーがそう思うのなら、それでいいんじゃないか?」
「あたしも反対する理由がないかな。ヘレナも同じように思っているだろうし、別段あたしたちはお金に困ってないしね」
ガレムもミリアも反対しない。ヘレナもパウエルと同じ思いだろうから、そこに関しては聞かなくても分かっていた。同意が取れたことで、一応宝物庫があった場所へ沙更が穴を土魔法で開けていく。いともあっさりやってのけているので、ヘレナが呆れた顔をしていたが。
崩れた洞窟に穴を開けて、元宝物庫のところまで戻ると宝も土砂で埋まっていた。そこも沙更が土砂をいったん虚空庫に入れて除去すると埋もれたものが出てきた。それもそのまま虚空庫に入れておく。土砂は元通りに戻して置いた。
盗賊達が潰れたところに関しては、弔いだけはしておくが浄化はしない。自らなったのだから、その責任を取るべきだと沙更は考えたからだ。盗賊達に殺された人達が居れば、弔いはしただろうが。
そのまま洞窟を出ると王都に向けて動く。結局王都に黒幕がいるだろうという推測が成り立っていた。黒い甲冑の男がそちらに向かったのは足跡が残っていたからだ。甲冑がそれなりに重いのか、普通の人間よりも足跡がしっかり残っていたからだった。ここを離れてからそんなに時間が経っていないと言うのもあり、消えてはいなかった。
対貴族ともなれば、また面倒な事になると思いつつもこの国はもう持たないのかもしれないと愚考してしまう。完全に国として末期になってしまっていたからだ。1000年も持っている時点で凄すぎると言えたが、崩れ落ちる時が来たのかもしれないと思ってしまっていた。
第88話 街道沿いの盗賊退治8
黒い甲冑の男が洞窟を崩した後、しばらくして崩れた場所から沙更達が出てきた。土に干渉出来るのは黒い甲冑の男の剣だけではないからだ。5人とも怪我らしい怪我を負っても無く、五体無事だった。
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「どちらにしろ、あの人と言って良いのか分かりませんけど盗賊達を使い捨てたあたり黒幕側なのでしょうね」
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「私は反対しません」
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ガレムもミリアも反対しない。ヘレナもパウエルと同じ思いだろうから、そこに関しては聞かなくても分かっていた。同意が取れたことで、一応宝物庫があった場所へ沙更が穴を土魔法で開けていく。いともあっさりやってのけているので、ヘレナが呆れた顔をしていたが。
崩れた洞窟に穴を開けて、元宝物庫のところまで戻ると宝も土砂で埋まっていた。そこも沙更が土砂をいったん虚空庫に入れて除去すると埋もれたものが出てきた。それもそのまま虚空庫に入れておく。土砂は元通りに戻して置いた。
盗賊達が潰れたところに関しては、弔いだけはしておくが浄化はしない。自らなったのだから、その責任を取るべきだと沙更は考えたからだ。盗賊達に殺された人達が居れば、弔いはしただろうが。
そのまま洞窟を出ると王都に向けて動く。結局王都に黒幕がいるだろうという推測が成り立っていた。黒い甲冑の男がそちらに向かったのは足跡が残っていたからだ。甲冑がそれなりに重いのか、普通の人間よりも足跡がしっかり残っていたからだった。ここを離れてからそんなに時間が経っていないと言うのもあり、消えてはいなかった。
対貴族ともなれば、また面倒な事になると思いつつもこの国はもう持たないのかもしれないと愚考してしまう。完全に国として末期になってしまっていたからだ。1000年も持っている時点で凄すぎると言えたが、崩れ落ちる時が来たのかもしれないと思ってしまっていた。
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