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第二王子との邂逅
第97話 王立学園編入
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月の魔女と聖剣
第97話 王立学園編入
リエットと一緒に学園に行ってから数日後、沙更は王立学園の編入試験をジークの手続きのおかげで無事に受けられることになった。試験を受けに学園に行くことになったわけだが、平民枠での編入の為馬車は使わずに徒歩で移動する。沙更はそこでエアウォークで加速することで対応することにした。
馬車顔負けの速度で王立学園に到着するとその移動速度を見た学園の教師が驚きの表情を浮かべていた。それもそのはず、あれだけの加速魔法をずっと維持し続けるというのは魔法士としてあり得ないことであった。さらに言うのなら、その加速度が他の魔法士に真似が出来ないところまで行ってしまっている。
「貴女、今の魔法は貴女のオリジナル?」
「今はいない師匠から教えて貰った魔法です。かなりの頻度で使っているので」
教師にそこまで伝えると羨ましそうな顔をされて、沙更として困ってしまった。教えられなくはないが、エアウォーク自体沙更の独自魔法なだけに、魔力の消費量は桁違いに多い。古代魔法に近い部分もあるため、今の魔法士では多分扱うことが出来ないだけに教えたところで使えないだろう。
教師とのやりとりを終えて、学園内に入るとこの時期に編入試験を受ける人はまれなのだろう。妙に注目されている気が沙更はしていた。いくつもの視線を感じられるだけに、値踏みしている人間もいそうだがそこは気にしないことにしておく。
どちらにしろ、ここに入る為にここに来ているのだからそのあたりを気にせずに試験場所へと向かう。あらかじめ教えられていた場所には、1人の教師が待っていた。
「君が編入を望む人かい?私は、ワィズナー。この学園で教師をしていて、今日の編入試験の監督官でもある。よろしく」
「今回編入試験を受けさせてもらう沙更です。よろしくおねがいします」
教師の挨拶に沙更も挨拶をする。そのまま、試験用の用紙を渡されて編入試験が始まった。
受け取った用紙に書かれている問題を見つつ、リエットが沙更には簡単かもと言っていた理由を理解した。異世界の知恵を持ち合わせる沙更からすれば、中学校レベルの問題でしかない。この国の歴史も事前にリエットから歴史書を一冊借りて置いたことでほぼ試験の範囲をカバー出来ていたのだ。
とは言え、満点では目立ちすぎるだろうと思って沙更は若干手を抜くことにした。編入できるだけの頭を持ち合わせることを証明しつつも完全ではないという風に装うことにして、問題を解いていく。
編入試験は五つの科目からで、魔法に関しては実技のために編入試験には入っていなかった。
が、試験官であるワィズナーは沙更の魔力に気づいていた。隠蔽している時点で、かなりのものなのだろうと推測するがその推測すら上回る事を今の彼は知らない。試験は制限時間よりも若干早く終わり、用紙はワィズナーの手に沙更が渡す。
「不正はなかったのは私から報告しておこう。結果は明日、ここで発表するよ」
「分かりました。また明日」
ワィズナーの言葉に頷いて、教室から出て行く沙更。それを見送るワィズナーは、沙更の力が見えないことにこれから学園が荒れるなと思いつつも面白いことになるだろうと踏んだのだった。
第97話 王立学園編入
リエットと一緒に学園に行ってから数日後、沙更は王立学園の編入試験をジークの手続きのおかげで無事に受けられることになった。試験を受けに学園に行くことになったわけだが、平民枠での編入の為馬車は使わずに徒歩で移動する。沙更はそこでエアウォークで加速することで対応することにした。
馬車顔負けの速度で王立学園に到着するとその移動速度を見た学園の教師が驚きの表情を浮かべていた。それもそのはず、あれだけの加速魔法をずっと維持し続けるというのは魔法士としてあり得ないことであった。さらに言うのなら、その加速度が他の魔法士に真似が出来ないところまで行ってしまっている。
「貴女、今の魔法は貴女のオリジナル?」
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教師にそこまで伝えると羨ましそうな顔をされて、沙更として困ってしまった。教えられなくはないが、エアウォーク自体沙更の独自魔法なだけに、魔力の消費量は桁違いに多い。古代魔法に近い部分もあるため、今の魔法士では多分扱うことが出来ないだけに教えたところで使えないだろう。
教師とのやりとりを終えて、学園内に入るとこの時期に編入試験を受ける人はまれなのだろう。妙に注目されている気が沙更はしていた。いくつもの視線を感じられるだけに、値踏みしている人間もいそうだがそこは気にしないことにしておく。
どちらにしろ、ここに入る為にここに来ているのだからそのあたりを気にせずに試験場所へと向かう。あらかじめ教えられていた場所には、1人の教師が待っていた。
「君が編入を望む人かい?私は、ワィズナー。この学園で教師をしていて、今日の編入試験の監督官でもある。よろしく」
「今回編入試験を受けさせてもらう沙更です。よろしくおねがいします」
教師の挨拶に沙更も挨拶をする。そのまま、試験用の用紙を渡されて編入試験が始まった。
受け取った用紙に書かれている問題を見つつ、リエットが沙更には簡単かもと言っていた理由を理解した。異世界の知恵を持ち合わせる沙更からすれば、中学校レベルの問題でしかない。この国の歴史も事前にリエットから歴史書を一冊借りて置いたことでほぼ試験の範囲をカバー出来ていたのだ。
とは言え、満点では目立ちすぎるだろうと思って沙更は若干手を抜くことにした。編入できるだけの頭を持ち合わせることを証明しつつも完全ではないという風に装うことにして、問題を解いていく。
編入試験は五つの科目からで、魔法に関しては実技のために編入試験には入っていなかった。
が、試験官であるワィズナーは沙更の魔力に気づいていた。隠蔽している時点で、かなりのものなのだろうと推測するがその推測すら上回る事を今の彼は知らない。試験は制限時間よりも若干早く終わり、用紙はワィズナーの手に沙更が渡す。
「不正はなかったのは私から報告しておこう。結果は明日、ここで発表するよ」
「分かりました。また明日」
ワィズナーの言葉に頷いて、教室から出て行く沙更。それを見送るワィズナーは、沙更の力が見えないことにこれから学園が荒れるなと思いつつも面白いことになるだろうと踏んだのだった。
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