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聖剣の鞘の行方
第150話 聖剣の鞘の捜索2
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月の魔女と聖剣
第150話 聖剣の鞘の捜索2
古代遺跡から出た一行は、そのまま遺跡から離れ一路ロストガーデンまで向かうことにした。野営をするにしても遺跡の側にいるよりはロストガーデンに近いほうが安全なのは分かりきっていたからだ。
日暮れの時間になってしまっているだけに、加速して古代遺跡を後にする。稼働している遺跡など他にはないだけに、この時代の技術で対応出来ない時にはエーベルに頼ることになりそうだと沙更は思う。無論、それらがなくとも顔は出そうとと思っていたのはご先祖様への思いがあるからであった。
月のコンパスを手に入れた事で、聖剣の鞘に関してなんとか目処がついたと言える。見つけるのにはまだ時間はかかるだろうとは思うが、それでも一歩進めたことだけは確かだった。
日もとっぷり暮れた頃、元開拓村方面からロストガーデンに戻ることが出来た。門自体は旧エンシェントゲートの物を利用している。町自体の建物は半分以上モンスターに破壊されなかったこともあり、それらは再利用されていた。
それでも復興に時間がかかっているのは、ウエストエンドの再開発と同時進行になってしまったことで人手が足りなくなってしまったからであった。元々、開拓村の前にようやく出来た町であった為、周囲に人が多い場所がない。それがかなりの足かせとなっていたのだ。
本来ならここで一晩宿を探すところだが、帰った時点でロストガーデンの少ない宿は既に空き部屋がない状態となっていた。確認が終わった時点で、ロストガーデンから離れる事を頭に入れる。宿に泊まれない以上、ここに留まる意味がなかったからだ。
野営で夜を過ごすことは休むことにあまりならない。だが、沙更がいるのなら話は別で古代魔法は現在では出来ない事も可能にしてしまうからだった。
「今晩は流石に街に泊まるのは無理そうです」
「幼い治癒士様が気にすることではないです。宿が埋まっているのは時間として仕方のないことですし」
「下手に領主特権を使う方がまずい。民たちに反感を持たれるのはまずいのはよく知っている」
流石にそのあたりは二人ともわかっているようだ。パウエルたちとしても横入りした上に領主特権を使うのは下策だと理解しているし、そうすることはしない。
ロストガーデンから出るつもりでいたのだが、街の門の側の空き地があったので衛兵に話をして、そこを使わせて貰うことにし、沙更が土魔法で適当な大きさで組み上げた干しレンガ造りの家を建てて、そこで休むことにしたのだが、それにもウィリアムは驚く他なかった。
『土魔法で家を建てるとは、やはり途方もないな。普通ならば、土魔法の熟練の者が慣れた工法で作ってもこれだけ見事な建物は作れない。それを考えれば魔法で、これだけの家を作り上げるとは凄すぎる』
魔力消費を考えてもウィリアムに、これだけの事が出来る国が頭に浮かばない。リエットは、沙更に救って貰った時の土の家を知っているだけに安心している。知っているかいないかが二人の判断を分ける形になった。
結局、この日は沙更が作った魔法の土の家で寝ることになったのだった。
11/2 一部修正しました。 11/6全体的に見直しを入れて、追加した部分があります。
第150話 聖剣の鞘の捜索2
古代遺跡から出た一行は、そのまま遺跡から離れ一路ロストガーデンまで向かうことにした。野営をするにしても遺跡の側にいるよりはロストガーデンに近いほうが安全なのは分かりきっていたからだ。
日暮れの時間になってしまっているだけに、加速して古代遺跡を後にする。稼働している遺跡など他にはないだけに、この時代の技術で対応出来ない時にはエーベルに頼ることになりそうだと沙更は思う。無論、それらがなくとも顔は出そうとと思っていたのはご先祖様への思いがあるからであった。
月のコンパスを手に入れた事で、聖剣の鞘に関してなんとか目処がついたと言える。見つけるのにはまだ時間はかかるだろうとは思うが、それでも一歩進めたことだけは確かだった。
日もとっぷり暮れた頃、元開拓村方面からロストガーデンに戻ることが出来た。門自体は旧エンシェントゲートの物を利用している。町自体の建物は半分以上モンスターに破壊されなかったこともあり、それらは再利用されていた。
それでも復興に時間がかかっているのは、ウエストエンドの再開発と同時進行になってしまったことで人手が足りなくなってしまったからであった。元々、開拓村の前にようやく出来た町であった為、周囲に人が多い場所がない。それがかなりの足かせとなっていたのだ。
本来ならここで一晩宿を探すところだが、帰った時点でロストガーデンの少ない宿は既に空き部屋がない状態となっていた。確認が終わった時点で、ロストガーデンから離れる事を頭に入れる。宿に泊まれない以上、ここに留まる意味がなかったからだ。
野営で夜を過ごすことは休むことにあまりならない。だが、沙更がいるのなら話は別で古代魔法は現在では出来ない事も可能にしてしまうからだった。
「今晩は流石に街に泊まるのは無理そうです」
「幼い治癒士様が気にすることではないです。宿が埋まっているのは時間として仕方のないことですし」
「下手に領主特権を使う方がまずい。民たちに反感を持たれるのはまずいのはよく知っている」
流石にそのあたりは二人ともわかっているようだ。パウエルたちとしても横入りした上に領主特権を使うのは下策だと理解しているし、そうすることはしない。
ロストガーデンから出るつもりでいたのだが、街の門の側の空き地があったので衛兵に話をして、そこを使わせて貰うことにし、沙更が土魔法で適当な大きさで組み上げた干しレンガ造りの家を建てて、そこで休むことにしたのだが、それにもウィリアムは驚く他なかった。
『土魔法で家を建てるとは、やはり途方もないな。普通ならば、土魔法の熟練の者が慣れた工法で作ってもこれだけ見事な建物は作れない。それを考えれば魔法で、これだけの家を作り上げるとは凄すぎる』
魔力消費を考えてもウィリアムに、これだけの事が出来る国が頭に浮かばない。リエットは、沙更に救って貰った時の土の家を知っているだけに安心している。知っているかいないかが二人の判断を分ける形になった。
結局、この日は沙更が作った魔法の土の家で寝ることになったのだった。
11/2 一部修正しました。 11/6全体的に見直しを入れて、追加した部分があります。
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