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北方への探索行
第160話 崩れた古代遺跡3
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月の魔女と聖剣
第160話 崩れた古代遺跡3
空間魔法による高度なトラップを抜けたことで、今まで何もなかったことが逆に嵐の前の静けさだったと思う四人だが、一人トラップに気付いた沙更はここが多分異空間なのだろうと理解した。外と時間の流れもそうだが、遺跡の内部は完全に隔離されていると思って良いのだろうと思う。
外は崩れているのに中は崩れているどころか頑丈なままの時点で不思議であるのだから、特殊な場所なのだろうと推測する。聖剣の鞘を下手な人間から守る為に作られたものなのかもしれない。
他にも同じようなトラップがあるか、沙更は探査魔法を使いつつ探るが魔法の効果範囲内では反応はなかった。遺跡内部では探査魔法も外よりも範囲が狭くなっている。ある程度魔力に干渉を受けているのだろう。魔力が使えないと言うわけでもないため、そこまで気にはならないがやはり魔力を使ってここを維持している気がしてきたのは沙更が気にし過ぎているからだろうか?
相変わらず、遺跡内部は赤い壁と通路があるだけ。空間魔法のトラップは特殊な物で、一回発見して以後見つかってはいない。足音も5人のものが響き渡っているだけだ。ここまでなにもない遺跡も珍しいと思っているとついに一番奥へ到達したようだ。
通路が途絶えた先には赤い金属扉が待ち構えていた。鍵らしいものは無く、そもそも鍵穴すらない。古代遺跡だけに、他の方法があるのだろうと推測するが答えがかなり先進的なものだったことに後で驚くことになる。
「扉に鍵穴がないです。触ってみれば良いのでしょうか?」
「少なくても鍵があるようには見えないよ。単純に力押しと言うわけでもなさそうだしね」
沙更の言葉にミリアが応じる。少なくてもこの扉が変わっている事だけは確かで、様子を探っていたパウエルも口を開いた。
「この遺跡は異質な場所だな。古代はこう言う場所が多かったのだろうか?」
「ここだけが特殊な感じがするのです。少なくても他にもありそうな感じでは無いと思います」
エーベルの意識が封じ込められた魔法陣がある遺跡と比べてもやはり特殊過ぎる。扉までの間に何も無かったこともそうだが、一回階段を降りただけの遺跡にしてはやけに広すぎる気がした。そして、何もないと言うのもかなり精神面で堪えると言うことを実体験することになったのだから、これも経験と言うべきなのだろう。
ミリアが扉に触ってみるが反応は無く、特にトラップが発動したりすることもない。だが、沙更が触った瞬間に扉が大音を立てて開き始めたから、沙更を含めて驚くしかなかった。やはり沙更の推測通り、魔力に反応した結果扉が開いたとしか取れない。
赤い金属扉の先は大きい広間になっているが、通路とは違い暗がりのままであった。どうやら、ここがこの遺跡の最深部と言うことになるらしい。
沙更が光魔法で周囲を照らし出すと暗がりは、聖剣の鞘が納められた台座になっていて、その台座に聖剣の鞘が納まっていた。
聖剣の鞘は聖剣とは違い、金属製ではないように見えるが神鋼を使っていることから普通の金属ではないのだろう。そう言う意味では金属部分は地金の所で、表面は別の素材で出来ていると言うことらしい。
第160話 崩れた古代遺跡3
空間魔法による高度なトラップを抜けたことで、今まで何もなかったことが逆に嵐の前の静けさだったと思う四人だが、一人トラップに気付いた沙更はここが多分異空間なのだろうと理解した。外と時間の流れもそうだが、遺跡の内部は完全に隔離されていると思って良いのだろうと思う。
外は崩れているのに中は崩れているどころか頑丈なままの時点で不思議であるのだから、特殊な場所なのだろうと推測する。聖剣の鞘を下手な人間から守る為に作られたものなのかもしれない。
他にも同じようなトラップがあるか、沙更は探査魔法を使いつつ探るが魔法の効果範囲内では反応はなかった。遺跡内部では探査魔法も外よりも範囲が狭くなっている。ある程度魔力に干渉を受けているのだろう。魔力が使えないと言うわけでもないため、そこまで気にはならないがやはり魔力を使ってここを維持している気がしてきたのは沙更が気にし過ぎているからだろうか?
相変わらず、遺跡内部は赤い壁と通路があるだけ。空間魔法のトラップは特殊な物で、一回発見して以後見つかってはいない。足音も5人のものが響き渡っているだけだ。ここまでなにもない遺跡も珍しいと思っているとついに一番奥へ到達したようだ。
通路が途絶えた先には赤い金属扉が待ち構えていた。鍵らしいものは無く、そもそも鍵穴すらない。古代遺跡だけに、他の方法があるのだろうと推測するが答えがかなり先進的なものだったことに後で驚くことになる。
「扉に鍵穴がないです。触ってみれば良いのでしょうか?」
「少なくても鍵があるようには見えないよ。単純に力押しと言うわけでもなさそうだしね」
沙更の言葉にミリアが応じる。少なくてもこの扉が変わっている事だけは確かで、様子を探っていたパウエルも口を開いた。
「この遺跡は異質な場所だな。古代はこう言う場所が多かったのだろうか?」
「ここだけが特殊な感じがするのです。少なくても他にもありそうな感じでは無いと思います」
エーベルの意識が封じ込められた魔法陣がある遺跡と比べてもやはり特殊過ぎる。扉までの間に何も無かったこともそうだが、一回階段を降りただけの遺跡にしてはやけに広すぎる気がした。そして、何もないと言うのもかなり精神面で堪えると言うことを実体験することになったのだから、これも経験と言うべきなのだろう。
ミリアが扉に触ってみるが反応は無く、特にトラップが発動したりすることもない。だが、沙更が触った瞬間に扉が大音を立てて開き始めたから、沙更を含めて驚くしかなかった。やはり沙更の推測通り、魔力に反応した結果扉が開いたとしか取れない。
赤い金属扉の先は大きい広間になっているが、通路とは違い暗がりのままであった。どうやら、ここがこの遺跡の最深部と言うことになるらしい。
沙更が光魔法で周囲を照らし出すと暗がりは、聖剣の鞘が納められた台座になっていて、その台座に聖剣の鞘が納まっていた。
聖剣の鞘は聖剣とは違い、金属製ではないように見えるが神鋼を使っていることから普通の金属ではないのだろう。そう言う意味では金属部分は地金の所で、表面は別の素材で出来ていると言うことらしい。
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