185 / 211
対公爵 対邪神
第170話 防具の刷新
しおりを挟む
月の魔女と聖剣
第170話 防具の刷新
冒険者ギルドから戻ってきて、パウエル達の宿屋ではなく孤児院のミリアの部屋で防具の刷新を行うことにした。パウエルのコートに、ガレムのジャケット。ヘレナの神官服にミリアの幻影の衣。すべて魔力の糸で織り上げた代物であり、Bランク冒険者が装備しても見劣りしない物ではあるがこれ以上の高難易度クエストを受けるには心許なくなっていた。
それを今の沙更の魔力で刷新していく。昔と違い、魔力操作も慣れて魔力の糸の質も上がったことで、前ですら鋼鉄のフルプレートアーマーよりも頑丈だと言われたがそれを遙かに超える代物が出来上がっていた。
沙更の新しくしたエーテルドレスがオリハルコン並だとしたら、パウエルとガレムにヘレナの3人の分はミスリル並まで落としているが、それでも前に比べれば格段に性能は上がっている。前はガレムのジャケットに回復促進の付与効果が付いていたが、それを遙かに上回る効果が付いてきてしまっていた。
パウエルのコートには火と氷の耐性と物理耐性が付いていたし、ガレムのジャケットには回復促進と物理耐性に火と氷の耐性が付与されていて、ヘレナの神官服は回復魔法強化、火と氷耐性と役割に応じて耐性や効果がずらしてある。
3人のはまだ効果を落としているだけまだ常識範囲内てはあるが、ミリア用の幻影の衣改め幻界の衣は魔力を通せば姿を消すことが出来るのは変わらずに素早さに補強が入るようになっている。そこに魔法耐性を付けてある時点で跳ね上がってしまっているのだが、ガレムのジャケットも負けず劣らずであるために二人だけが跳ねている印象であった。
ここまでやってようやく満足したと沙更が感じたあたり相当と言える。このクラスの装備品なら相当強いモンスター相手でも善戦出来るだけのポテンシャルを持たせることに成功していたのだから。
流石に盾だけは今回も作成する事はしなかった。パウエルも今は魔鉄のラウンドシールドを持っているし、これ以上の品を与えたら遠慮されるのは分かりきった話であったから。
「と言う事で防具を刷新してみました」
「いや、だからあっさり言っているけれどこれだけの服をこんなにあっさり作るなんて、途轍もないことだわ。セーナちゃんが相当気にしてくれたのはわかる。けど、凄すごるわ」
「ああ、ここまでになるとは予想の上を越えられた感じだ」
「気合を入れて作ったのは見りゃ分かる。気にしてくれてるのもな、俺たちはその気持ちにあぐらはかけねえよ」
「今回もセーナちゃんに頑張って貰っちゃったから、その気持ちはありがたく受け取らせてもらうね」
沙更からの贈り物である装備品を受け取らないと言う選択肢はない。それは作ってくれた物への冒涜になってしまうし、わざわざ作ってくれた心意気を無にする事であった。とてつもない装備品ではあるが、それは四人の為に作った物であって、沙更が使う物では無いからだ。
第170話 防具の刷新
冒険者ギルドから戻ってきて、パウエル達の宿屋ではなく孤児院のミリアの部屋で防具の刷新を行うことにした。パウエルのコートに、ガレムのジャケット。ヘレナの神官服にミリアの幻影の衣。すべて魔力の糸で織り上げた代物であり、Bランク冒険者が装備しても見劣りしない物ではあるがこれ以上の高難易度クエストを受けるには心許なくなっていた。
それを今の沙更の魔力で刷新していく。昔と違い、魔力操作も慣れて魔力の糸の質も上がったことで、前ですら鋼鉄のフルプレートアーマーよりも頑丈だと言われたがそれを遙かに超える代物が出来上がっていた。
沙更の新しくしたエーテルドレスがオリハルコン並だとしたら、パウエルとガレムにヘレナの3人の分はミスリル並まで落としているが、それでも前に比べれば格段に性能は上がっている。前はガレムのジャケットに回復促進の付与効果が付いていたが、それを遙かに上回る効果が付いてきてしまっていた。
パウエルのコートには火と氷の耐性と物理耐性が付いていたし、ガレムのジャケットには回復促進と物理耐性に火と氷の耐性が付与されていて、ヘレナの神官服は回復魔法強化、火と氷耐性と役割に応じて耐性や効果がずらしてある。
3人のはまだ効果を落としているだけまだ常識範囲内てはあるが、ミリア用の幻影の衣改め幻界の衣は魔力を通せば姿を消すことが出来るのは変わらずに素早さに補強が入るようになっている。そこに魔法耐性を付けてある時点で跳ね上がってしまっているのだが、ガレムのジャケットも負けず劣らずであるために二人だけが跳ねている印象であった。
ここまでやってようやく満足したと沙更が感じたあたり相当と言える。このクラスの装備品なら相当強いモンスター相手でも善戦出来るだけのポテンシャルを持たせることに成功していたのだから。
流石に盾だけは今回も作成する事はしなかった。パウエルも今は魔鉄のラウンドシールドを持っているし、これ以上の品を与えたら遠慮されるのは分かりきった話であったから。
「と言う事で防具を刷新してみました」
「いや、だからあっさり言っているけれどこれだけの服をこんなにあっさり作るなんて、途轍もないことだわ。セーナちゃんが相当気にしてくれたのはわかる。けど、凄すごるわ」
「ああ、ここまでになるとは予想の上を越えられた感じだ」
「気合を入れて作ったのは見りゃ分かる。気にしてくれてるのもな、俺たちはその気持ちにあぐらはかけねえよ」
「今回もセーナちゃんに頑張って貰っちゃったから、その気持ちはありがたく受け取らせてもらうね」
沙更からの贈り物である装備品を受け取らないと言う選択肢はない。それは作ってくれた物への冒涜になってしまうし、わざわざ作ってくれた心意気を無にする事であった。とてつもない装備品ではあるが、それは四人の為に作った物であって、沙更が使う物では無いからだ。
0
あなたにおすすめの小説
異世界子供ヤクザ【ダラムルバクト】
忍絵 奉公
ファンタジー
孤児院からスラムで育ったバクト。異空間収納と鑑定眼のダブルギフト持ちだった。王都西地区20番街では8割を縄張りとする先代のじいさんに拾われる。しかしその爺さんが死んだときに幹部同士のいざこざが起こり、組は解散。どさくさにまぎれてバクトが5・6番街の守役となった。物語はそこから始まる。7・8番街を収めるダモンとの争い。また後ろ盾になろうと搾取しようとする侯爵ポンポチーコ。バクトは彼らを越えて、どんどん規格外に大きくなっていく。
没落領地の転生令嬢ですが、領地を立て直していたら序列一位の騎士に婿入りされました
藤原遊
ファンタジー
魔力不足、財政難、人手不足。
逃げ場のない没落領地を託された転生令嬢は、
“立て直す”以外の選択肢を持たなかった。
領地経営、改革、そして予想外の縁。
没落から始まる再建の先で、彼女が選ぶ未来とは──。
※完結まで予約投稿しました。安心してお読みください。
無能妃候補は辞退したい
水綴(ミツヅリ)
ファンタジー
貴族の嗜み・教養がとにかく身に付かず、社交会にも出してもらえない無能侯爵令嬢メイヴィス・ラングラーは、死んだ姉の代わりに15歳で王太子妃候補として王宮へ迎え入れられる。
しかし王太子サイラスには周囲から正妃最有力候補と囁かれる公爵令嬢クリスタがおり、王太子妃候補とは名ばかりの茶番レース。
帰る場所のないメイヴィスは、サイラスとクリスタが正式に婚約を発表する3年後までひっそりと王宮で過ごすことに。
誰もが不出来な自分を見下す中、誰とも関わりたくないメイヴィスはサイラスとも他の王太子妃候補たちとも距離を取るが……。
果たしてメイヴィスは王宮を出られるのか?
誰にも愛されないひとりぼっちの無気力令嬢が愛を得るまでの話。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
イジメられっ子世に憚る。
satomi
ファンタジー
主人公須藤正巳はぼんやりと教室で授業を受けていた。その時、突然教室中に物凄い量の光が…。 正巳が属する2-C全員が異世界転移することとなってしまった。 その世界では今まで正巳が陰キャとして読み漁ったラノベともゲームとも異なり、レベルがカウントダウン制。つまりレベル999よりレベル1の方が強い。という世界だった。 そんな中、クラスのリーダー的陽キャである神谷により全員で教室の外に出ることに。 いきなりドラゴンに出会い、クラスの全員がとった行動が『正巳を囮にして逃げること』だった。 なんとか生き延びた正巳は、まず逃げた連中へ復讐を誓う。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる