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対公爵 対邪神
第171話 白い直刀の変化
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月の魔女と聖剣
第171話 白い直刀の変化
防具を新しくした後で、パウエルやガレムの武器を確認していく。ヘレナのメイスは見たところ問題は無さそうだったので、パウエルとガレムを優先的に見ていく。ガレムの聖鋼の斧に関して刃こぼれは見えないが、パウエルの魔鉄の青い剣はところどころ刃こぼれがあったため、修復魔法で元通りにはした。けれど、無茶をすれば今後いきなり折れる可能性を否定出来なかった。
「パウエルさん、この剣に愛着があるのは知っていますがこのまま使い込むのなら折れる可能性を頭に入れて置いてください」
「高ランクモンスター相手なら、魔鉄では厳しいか」
「魔力で保護したとしても、硬さの問題が出てきます。ガレムさんの斧は材質的に優良なので大丈夫だと思いますが、パウエルさんのは魔鉄なので限界があります」
沙更として、そこは言っておく必要があった。とは言っても魔鉄の青い剣はパウエルの相棒である。言われて新しい剣を買えるかと言えば否だろう。王都が廃墟となった今では高級装備品もなかなかウエストエンドに入って来ない。
パウエルとガレムの武器は特別で、進化した物だけに再度同じことが起きないとは言えないのも悩みどころであった。元が鉄の武器でガレムのに至っては量産品であったし、パウエルの鉄の剣も数打ち物に比べれば若干マシと言うような品物であったから。
二人の武器を確認してからミリアに渡していた白の直刀を預かると沙更の魔力に反応して、少しずつ形を変えていく。直刀であることに変わりはないが、魔法で刀身を変化させなければ全長48cmほどと大きいナイフの域を超えなかったが今では全長60cmほどと大きくなっていたし、刀身に淡い光を纏っている。
明らかに強くなったのを感じさせる直刀に、ヘレナが頭を抱えた。
「セーナちゃん、今度はなにをやったの?」
「私の魔力が強くなったことで変化したみたいです。ミリアお姉さんもかなりのモンスターとやり合って来ましたから直刀の方が反応してこうなりました」
「修復魔法なしで変化したのは、元々セーナちゃんの魔力で作られた物だからかもしれないな。確かにミリアもガレムに負けないくらいモンスターを倒しているから不思議とは言えないな」
「時期が来たって事なんだろうぜ。ヘレナはあまりに考えすぎなんだ。ミリアが驚いてないのにあたふたしてどうするんだ?」
ガレムが呆れた顔をするとヘレナはその言葉に噛み付く。
「人を超えていることは良いことばかりじゃないのは分かっているでしょう?」
「警戒しすぎだ。何のために俺らがいると思ってる。セーナちゃんが人間を超えてるのは知った話だろう。ミリアまで気にかけてる。ヘレナは常識に囚われすぎだ」
ガレムはヘレナにそう言うとミリアも首を傾げる。
「ヘレナがピリピリするのは分かるけど、今回の件は今までのモンスター退治に直刀が応えてくれただけ。セーナちゃんを責めるようなこと?」
ミリアの言葉にヘレナは答えない。沙更としてはやりたいようにやっているだけなので、ヘレナがそう思っているのは知っているし警戒しているのも分かっていた。
受け入れられるかで揉めるようならばそろそろ移るべきかもしれないと思う。今回の件が終わったら、ミリアに相談することを決めていた。
第171話 白い直刀の変化
防具を新しくした後で、パウエルやガレムの武器を確認していく。ヘレナのメイスは見たところ問題は無さそうだったので、パウエルとガレムを優先的に見ていく。ガレムの聖鋼の斧に関して刃こぼれは見えないが、パウエルの魔鉄の青い剣はところどころ刃こぼれがあったため、修復魔法で元通りにはした。けれど、無茶をすれば今後いきなり折れる可能性を否定出来なかった。
「パウエルさん、この剣に愛着があるのは知っていますがこのまま使い込むのなら折れる可能性を頭に入れて置いてください」
「高ランクモンスター相手なら、魔鉄では厳しいか」
「魔力で保護したとしても、硬さの問題が出てきます。ガレムさんの斧は材質的に優良なので大丈夫だと思いますが、パウエルさんのは魔鉄なので限界があります」
沙更として、そこは言っておく必要があった。とは言っても魔鉄の青い剣はパウエルの相棒である。言われて新しい剣を買えるかと言えば否だろう。王都が廃墟となった今では高級装備品もなかなかウエストエンドに入って来ない。
パウエルとガレムの武器は特別で、進化した物だけに再度同じことが起きないとは言えないのも悩みどころであった。元が鉄の武器でガレムのに至っては量産品であったし、パウエルの鉄の剣も数打ち物に比べれば若干マシと言うような品物であったから。
二人の武器を確認してからミリアに渡していた白の直刀を預かると沙更の魔力に反応して、少しずつ形を変えていく。直刀であることに変わりはないが、魔法で刀身を変化させなければ全長48cmほどと大きいナイフの域を超えなかったが今では全長60cmほどと大きくなっていたし、刀身に淡い光を纏っている。
明らかに強くなったのを感じさせる直刀に、ヘレナが頭を抱えた。
「セーナちゃん、今度はなにをやったの?」
「私の魔力が強くなったことで変化したみたいです。ミリアお姉さんもかなりのモンスターとやり合って来ましたから直刀の方が反応してこうなりました」
「修復魔法なしで変化したのは、元々セーナちゃんの魔力で作られた物だからかもしれないな。確かにミリアもガレムに負けないくらいモンスターを倒しているから不思議とは言えないな」
「時期が来たって事なんだろうぜ。ヘレナはあまりに考えすぎなんだ。ミリアが驚いてないのにあたふたしてどうするんだ?」
ガレムが呆れた顔をするとヘレナはその言葉に噛み付く。
「人を超えていることは良いことばかりじゃないのは分かっているでしょう?」
「警戒しすぎだ。何のために俺らがいると思ってる。セーナちゃんが人間を超えてるのは知った話だろう。ミリアまで気にかけてる。ヘレナは常識に囚われすぎだ」
ガレムはヘレナにそう言うとミリアも首を傾げる。
「ヘレナがピリピリするのは分かるけど、今回の件は今までのモンスター退治に直刀が応えてくれただけ。セーナちゃんを責めるようなこと?」
ミリアの言葉にヘレナは答えない。沙更としてはやりたいようにやっているだけなので、ヘレナがそう思っているのは知っているし警戒しているのも分かっていた。
受け入れられるかで揉めるようならばそろそろ移るべきかもしれないと思う。今回の件が終わったら、ミリアに相談することを決めていた。
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