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第十八話 今日の暑さ
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ミンミンミーン…ジー…ミーンミンミンミーン
バタッ…
「あちぃー…」
「そうですね」
梅雨もすっかりと明け本格的な夏が来た。毎日が25度以上あった。
「マリーエアコン入れよう」
「入れたら動かなくなるじゃないですか」
「う~ご~く~か~ら~」
「扇風機で十分でしょ」
「む~り~」
扇風機で遊びながら言っているその光景は大丈夫そうに見えるのだが…
「とけちゃ~う~」
「その時は固め直しますよ」
「マリー様お願いします」
「……………つけっぱなしはダメですよ」
「はい」
ピッ!
グウォォォ…
スイッチを入れた途端博士は、エアコンの前に立ち風を仰ぎ始めた。
「はぁぁぁあー、生きかえる~」
「よかったですね」
「エアコンがいない夏は生きれられません」
エアコンにラブコールをし始めた。
「そうですね、エアコンが無いと困りますものね」
「ふふふふっ、やっとエアコンの魅力が分かったか扇風機派閥め!」
博士は自信満々にこちらを振り向いた。
「だって、エアコンが無いと博士は使い物にならないじゃないですか」
「当たり前じゃん」
自身を持って言わないで頂きたい。使い物にならない博士を何とかする為に活動するのはそれこそ暑苦しい。…面倒くさい。
「大袈裟ですね…」
「何言ってんの!!扇風機はその場のあっつい空気をかき回しているだけ!」
「冷たい風もいますよ」
「極たまにじゃん」
「十分ですよ」
「だがしかし、エアコンはその場で冷たい風を送ってくれるのだぁぁ!!」
ドヤッ…
「そうですか」
博士は自信満々にいるが、
「でもエアコンの方が発電に時間かかりますよね」
「うっ…」
エアコンは機能がいい分、発電力を多くためておく必要がある。この世界の電力は使えないのでほぼ太陽光で補っている。太陽光だって、節約しなければ使えなくなってしまう。そんな中エアコンをガンガンつけっぱなしにするのはよくない。
「それに博士はすぐにエアコンに頼り、つけっぱなし、平均を下回る余計な温度調節、温度差により体調を崩す、これを散々繰り返してきたではないですか」
「た、たしかに、そんなことあったような、、、」
博士、目が泳いでますよ
「扇風機なら、そうならないですし」
だからこそ、低燃費で使い勝手良い扇風機なら安心だ。…温い部屋だと冷たい風はそうそうないけれど。
「マリーは暑さがわからないから言えるんだよ」
「当たり前じゃないですか」
ロボットは外気の温度を測ることはできるが、その温度が冷たいのか暑いのか判断はできない。もちろん、マリーはわからない。博士が「暑い」「死ぬ」と叫んでも「そうですね」で終わる。
「マリーえもん~何か冷たくなる道具出して~」
「無理です」
「なんかあるでしょ~」
「博士は私にポケットをくれましたか?」
「あ、あげた」
「おかしいですね。そんなポケット見当たらないですが」
「こ、今度くっつけてやる」
「そんなもの作る暇があるのなら、他の事してください」
家事を手伝うとか。
「ちえっ~」
拗ねるように
「そういえば…」
物置の方に向かい。何かを取り出した。
デッデデェーン!
細長い形態。ボタンが一つ。大きめの穴。
「そ、それは」
「はい、かき氷機です」
「普通かき氷機って、クマとかハンドル付きじゃないの?」
「そんな夢があるものはうちには存在しません」
「なんと夢がない形のかき氷機!」
現代に風の自動かき氷機だった。
「よし、作ろう!!」
「暑さを紛らわせましょう」
冷凍庫から大きめの氷を取り出す。中に入れる。皿を設置。ボタンを押す。終わり。
「簡単だね…」
「博士でもできますね」
博士と書いてバカと読んだことは聞かなかったことにしよう。
「ポチッとな」
グウォォォ…
無言の空間に音が鳴り響く。音からして氷が削られていることがよく分かる。よく分かるのだが、
「マリー…」
「後ちょっとですよ」
「マリー…」
「ガンバレ、ガンバレ」
「もう、むり、」
「まだ皿一つ分ですよ」
「つ~か~れ~た~」
「……………」
たしかにこのかき氷機は楽だ。ボタン一つでできて…だが、これはボタンを押して持ち上げる必要がある。持ち上げる間に氷が落ちていくのだが、腕に力がない人がやると
「皿一つが限界ですね」
「マリ~やって…」
「自分でやってください」
「けち…」
「働かずもの食うべからず」
「それ、今使う、」
「どうせ、すぐに食べ終わって後から作るんですから今のうちに食べる分作っておきましょう」
「ガンバレ、ガンバレ」
「うぅぅ…」
マリーに応援され+3つ分作った。
「もう、つか、れた」
「お疲れ様です」
マリーはかき氷を作っている間に必要なものを準備した。
「あぁ~美味しい」
「よかったですね」
シャキシャキでキーンとして美味い!!
三つにはイチゴ、ブルーハワイ、メロン
どれもマリーの手作りシロップ。ほんとうにありがたい。
「見てみて!!」
べっ!
舌を出し色の違いを見せる。
「博士、舌の色が死んでます」
「青いシロップだからね」
エアコンの涼しい風。冷たいかき氷。マリーと共にいる夏。
「マリーもかき氷食べれたらよかったのに」
「見てるだけで十分です」
だって、舌の色を変えて楽しむ博士面白いんですもの。
バタッ…
「あちぃー…」
「そうですね」
梅雨もすっかりと明け本格的な夏が来た。毎日が25度以上あった。
「マリーエアコン入れよう」
「入れたら動かなくなるじゃないですか」
「う~ご~く~か~ら~」
「扇風機で十分でしょ」
「む~り~」
扇風機で遊びながら言っているその光景は大丈夫そうに見えるのだが…
「とけちゃ~う~」
「その時は固め直しますよ」
「マリー様お願いします」
「……………つけっぱなしはダメですよ」
「はい」
ピッ!
グウォォォ…
スイッチを入れた途端博士は、エアコンの前に立ち風を仰ぎ始めた。
「はぁぁぁあー、生きかえる~」
「よかったですね」
「エアコンがいない夏は生きれられません」
エアコンにラブコールをし始めた。
「そうですね、エアコンが無いと困りますものね」
「ふふふふっ、やっとエアコンの魅力が分かったか扇風機派閥め!」
博士は自信満々にこちらを振り向いた。
「だって、エアコンが無いと博士は使い物にならないじゃないですか」
「当たり前じゃん」
自身を持って言わないで頂きたい。使い物にならない博士を何とかする為に活動するのはそれこそ暑苦しい。…面倒くさい。
「大袈裟ですね…」
「何言ってんの!!扇風機はその場のあっつい空気をかき回しているだけ!」
「冷たい風もいますよ」
「極たまにじゃん」
「十分ですよ」
「だがしかし、エアコンはその場で冷たい風を送ってくれるのだぁぁ!!」
ドヤッ…
「そうですか」
博士は自信満々にいるが、
「でもエアコンの方が発電に時間かかりますよね」
「うっ…」
エアコンは機能がいい分、発電力を多くためておく必要がある。この世界の電力は使えないのでほぼ太陽光で補っている。太陽光だって、節約しなければ使えなくなってしまう。そんな中エアコンをガンガンつけっぱなしにするのはよくない。
「それに博士はすぐにエアコンに頼り、つけっぱなし、平均を下回る余計な温度調節、温度差により体調を崩す、これを散々繰り返してきたではないですか」
「た、たしかに、そんなことあったような、、、」
博士、目が泳いでますよ
「扇風機なら、そうならないですし」
だからこそ、低燃費で使い勝手良い扇風機なら安心だ。…温い部屋だと冷たい風はそうそうないけれど。
「マリーは暑さがわからないから言えるんだよ」
「当たり前じゃないですか」
ロボットは外気の温度を測ることはできるが、その温度が冷たいのか暑いのか判断はできない。もちろん、マリーはわからない。博士が「暑い」「死ぬ」と叫んでも「そうですね」で終わる。
「マリーえもん~何か冷たくなる道具出して~」
「無理です」
「なんかあるでしょ~」
「博士は私にポケットをくれましたか?」
「あ、あげた」
「おかしいですね。そんなポケット見当たらないですが」
「こ、今度くっつけてやる」
「そんなもの作る暇があるのなら、他の事してください」
家事を手伝うとか。
「ちえっ~」
拗ねるように
「そういえば…」
物置の方に向かい。何かを取り出した。
デッデデェーン!
細長い形態。ボタンが一つ。大きめの穴。
「そ、それは」
「はい、かき氷機です」
「普通かき氷機って、クマとかハンドル付きじゃないの?」
「そんな夢があるものはうちには存在しません」
「なんと夢がない形のかき氷機!」
現代に風の自動かき氷機だった。
「よし、作ろう!!」
「暑さを紛らわせましょう」
冷凍庫から大きめの氷を取り出す。中に入れる。皿を設置。ボタンを押す。終わり。
「簡単だね…」
「博士でもできますね」
博士と書いてバカと読んだことは聞かなかったことにしよう。
「ポチッとな」
グウォォォ…
無言の空間に音が鳴り響く。音からして氷が削られていることがよく分かる。よく分かるのだが、
「マリー…」
「後ちょっとですよ」
「マリー…」
「ガンバレ、ガンバレ」
「もう、むり、」
「まだ皿一つ分ですよ」
「つ~か~れ~た~」
「……………」
たしかにこのかき氷機は楽だ。ボタン一つでできて…だが、これはボタンを押して持ち上げる必要がある。持ち上げる間に氷が落ちていくのだが、腕に力がない人がやると
「皿一つが限界ですね」
「マリ~やって…」
「自分でやってください」
「けち…」
「働かずもの食うべからず」
「それ、今使う、」
「どうせ、すぐに食べ終わって後から作るんですから今のうちに食べる分作っておきましょう」
「ガンバレ、ガンバレ」
「うぅぅ…」
マリーに応援され+3つ分作った。
「もう、つか、れた」
「お疲れ様です」
マリーはかき氷を作っている間に必要なものを準備した。
「あぁ~美味しい」
「よかったですね」
シャキシャキでキーンとして美味い!!
三つにはイチゴ、ブルーハワイ、メロン
どれもマリーの手作りシロップ。ほんとうにありがたい。
「見てみて!!」
べっ!
舌を出し色の違いを見せる。
「博士、舌の色が死んでます」
「青いシロップだからね」
エアコンの涼しい風。冷たいかき氷。マリーと共にいる夏。
「マリーもかき氷食べれたらよかったのに」
「見てるだけで十分です」
だって、舌の色を変えて楽しむ博士面白いんですもの。
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