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小大陸編
とばっちり達
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海の国 会議室
「当初は小大陸の調査は、もっと後の予定でしたが、襲撃があったとなれば話は違います。早急に小大陸を調査し、現地の魔物の動向を知らなければなりません」
緊急で行われた会議において、海の国の大将軍がそう発言した。
誰もが、まさか海を越えてまで、魔物が襲撃するとは思っていなかったため、難民の受け入れを最優先として、小大陸の調査は後回しにされていた。
しかし、海を越えての襲撃が起こったため、小大陸の調査を調査し、これが一時の物なのか、対処すべき案件なのかを知る必要があった。
「祈りの国も同意します」
「エルフの森もです」
至極妥当な意見なためすぐさま同意する2国であったが、問題はどのような調査をするかである。
「ですが、小大陸の我々を追い出した魔物達です。生半可な規模では…」
(それは分る。分かるのだが…)
ドナートはそう発言する船の国の騎士を見ながら、極力、後ろにいるユーゴの方に意識を向けないように努めていた。
普通に考えれば、大陸を離れて魔物ひしめく小大陸に調査を送るとなれば、こちらも大船団を組み、勇者や特級冒険者をダース単位で揃える必要がある。
だが今この場には、なんなら今から小大陸に出向き、調査団上陸の橋頭保を確保するくらいなら、日帰りで出来そうな者がいるのだ。
「私が行きましょう」
「おお」 「守護聖人様が」 「ユーゴ殿なら」
(そもそも会議に出た事といい、何故こうも積極的なのだ…)
起立して名乗りを上げたのは、やはりと言うかユーゴである。
船の国とエルフの森は、彼の事について詳しく知らなかったため、誰だと困惑していたが、前回の海の国での事件を解決したこともあり、海の国の重鎮たちは安堵の声を漏らしていた。
(婆さんも向こうに行ける。解決したらソフィアちゃんも早く母親の所へ帰れる。うむ一石二鳥)
本人は思いっきり身内の都合で決断していたが…。
「失礼ですが貴殿は?」
「申し遅れました。ユーゴと言います。少々腕っぷしの方には自信がありまして」
「船の国の方々よ。この方は海神の使いであり、我々も国家の危機を救って頂いたのだ」
「おお神々の!」 「神の使いとは…」 「神話には船神様以外にも居ると聞いていたが…」 「彼はドロテア様が連れてきた…」
そう問う船の国の一行に対し、海の国の国王が説明し興奮する会議室。
「そこでですが、どなたか転移で私を連れて行ってくれませんか?」
「…では私が」
小大陸にも転移の魔法はあり、一縷の望みをかけてと、騎士の1人が名乗りを上げて故郷への帰還を決める。
この決断のせいで、とんでもない事になるが…。
(我が国からも守護騎士の誰かを出そう。ベルトルドが倒れなければいいが…。後、派遣される守護騎士も…)
現地からの連絡要員として、貴重であるが通信魔具を携帯させた守護騎士を派遣する事を決めたドナートであったが、彼は親友がユーゴの腰の軽さに対して倒れないかを心配し、ある意味地獄行きとなる守護騎士に謝罪の念を送っていた。
こうして憐れな生贄達2人が、怪物と共に小大陸に渡る事が決定したのである。
「実は同行させたい人物が1人いまして」
訂正。怪物も2人いる様である。
◆
祈りの国 総長執務室
「守護騎士マイク。出頭いたしました!」
「うむ。楽にしろ」
「はっ!」
守護騎士の中でも最年少のマイクは総長室に呼び出されており、休めの姿勢で意識を集中する。
「お前に特別任務を命令する。心して聞くように」
「はっ!」
(僕なんかに特別任務!?祈りの国に重大な危機が!?)
特別任務とは、守護騎士の中でも最も信頼の置ける様な、最精鋭の騎士に与えられる任務である。
そんな任務を与えられた誇らしさと、事態の重要性に緊張するマイク。
「小大陸へと渡り、現地の情報を逐一報告せよ。通信魔具を与える」
「はっ!」
(最重要の案件だ!海の国の軍との共同か?いずれにしろ地獄の様な体験をするだろう。気を引き締めろ!)
「これからすぐに海の国に転移で行き、ドナートの指示を受けろ」
「はっ!守護騎士マイク拝命いたしました!これから海の国へ転移で赴き、ドナート枢機卿からの指示を受けた後、小大陸に渡り現地の情報を逐一報告します!」
「うむ。心してかかる様に。これが物品の持ち出し許可証だ。以上だ。退出してよし」
「はっ!守護騎士マイク退出します!」
与えられた任務の重大さに武者震いを起こしながら部屋を退出したマイクは、すぐさま物品管理官から魔具一式を借り受けると、海の国へと転移するのであった。
「許せよ」
マイクが退出した後、ベルトルドがポツリと呟いた。
守護騎士マイク。彼は通信魔具の取り扱いに特に長けており、どんなに遠くからでも、鮮明な声を届けることで知られていた。
マイク自体もそれを見込まれての大抜擢だと思っていたし、それに間違いはないのだが、彼のすると思っていたのは、軍の被害の大きさや、現地の魔物の強さを伝える様な、悲惨な報告をする事であったが、ベルトルドが望んでいたのは、怪物による魔物への一方的虐殺が、どれ程余波を発生させたかであった。
その間違いに気がついていたベルトルドであったが、あえて伝えずに部下の冥福を祈り、許しを請うのであった。
「当初は小大陸の調査は、もっと後の予定でしたが、襲撃があったとなれば話は違います。早急に小大陸を調査し、現地の魔物の動向を知らなければなりません」
緊急で行われた会議において、海の国の大将軍がそう発言した。
誰もが、まさか海を越えてまで、魔物が襲撃するとは思っていなかったため、難民の受け入れを最優先として、小大陸の調査は後回しにされていた。
しかし、海を越えての襲撃が起こったため、小大陸の調査を調査し、これが一時の物なのか、対処すべき案件なのかを知る必要があった。
「祈りの国も同意します」
「エルフの森もです」
至極妥当な意見なためすぐさま同意する2国であったが、問題はどのような調査をするかである。
「ですが、小大陸の我々を追い出した魔物達です。生半可な規模では…」
(それは分る。分かるのだが…)
ドナートはそう発言する船の国の騎士を見ながら、極力、後ろにいるユーゴの方に意識を向けないように努めていた。
普通に考えれば、大陸を離れて魔物ひしめく小大陸に調査を送るとなれば、こちらも大船団を組み、勇者や特級冒険者をダース単位で揃える必要がある。
だが今この場には、なんなら今から小大陸に出向き、調査団上陸の橋頭保を確保するくらいなら、日帰りで出来そうな者がいるのだ。
「私が行きましょう」
「おお」 「守護聖人様が」 「ユーゴ殿なら」
(そもそも会議に出た事といい、何故こうも積極的なのだ…)
起立して名乗りを上げたのは、やはりと言うかユーゴである。
船の国とエルフの森は、彼の事について詳しく知らなかったため、誰だと困惑していたが、前回の海の国での事件を解決したこともあり、海の国の重鎮たちは安堵の声を漏らしていた。
(婆さんも向こうに行ける。解決したらソフィアちゃんも早く母親の所へ帰れる。うむ一石二鳥)
本人は思いっきり身内の都合で決断していたが…。
「失礼ですが貴殿は?」
「申し遅れました。ユーゴと言います。少々腕っぷしの方には自信がありまして」
「船の国の方々よ。この方は海神の使いであり、我々も国家の危機を救って頂いたのだ」
「おお神々の!」 「神の使いとは…」 「神話には船神様以外にも居ると聞いていたが…」 「彼はドロテア様が連れてきた…」
そう問う船の国の一行に対し、海の国の国王が説明し興奮する会議室。
「そこでですが、どなたか転移で私を連れて行ってくれませんか?」
「…では私が」
小大陸にも転移の魔法はあり、一縷の望みをかけてと、騎士の1人が名乗りを上げて故郷への帰還を決める。
この決断のせいで、とんでもない事になるが…。
(我が国からも守護騎士の誰かを出そう。ベルトルドが倒れなければいいが…。後、派遣される守護騎士も…)
現地からの連絡要員として、貴重であるが通信魔具を携帯させた守護騎士を派遣する事を決めたドナートであったが、彼は親友がユーゴの腰の軽さに対して倒れないかを心配し、ある意味地獄行きとなる守護騎士に謝罪の念を送っていた。
こうして憐れな生贄達2人が、怪物と共に小大陸に渡る事が決定したのである。
「実は同行させたい人物が1人いまして」
訂正。怪物も2人いる様である。
◆
祈りの国 総長執務室
「守護騎士マイク。出頭いたしました!」
「うむ。楽にしろ」
「はっ!」
守護騎士の中でも最年少のマイクは総長室に呼び出されており、休めの姿勢で意識を集中する。
「お前に特別任務を命令する。心して聞くように」
「はっ!」
(僕なんかに特別任務!?祈りの国に重大な危機が!?)
特別任務とは、守護騎士の中でも最も信頼の置ける様な、最精鋭の騎士に与えられる任務である。
そんな任務を与えられた誇らしさと、事態の重要性に緊張するマイク。
「小大陸へと渡り、現地の情報を逐一報告せよ。通信魔具を与える」
「はっ!」
(最重要の案件だ!海の国の軍との共同か?いずれにしろ地獄の様な体験をするだろう。気を引き締めろ!)
「これからすぐに海の国に転移で行き、ドナートの指示を受けろ」
「はっ!守護騎士マイク拝命いたしました!これから海の国へ転移で赴き、ドナート枢機卿からの指示を受けた後、小大陸に渡り現地の情報を逐一報告します!」
「うむ。心してかかる様に。これが物品の持ち出し許可証だ。以上だ。退出してよし」
「はっ!守護騎士マイク退出します!」
与えられた任務の重大さに武者震いを起こしながら部屋を退出したマイクは、すぐさま物品管理官から魔具一式を借り受けると、海の国へと転移するのであった。
「許せよ」
マイクが退出した後、ベルトルドがポツリと呟いた。
守護騎士マイク。彼は通信魔具の取り扱いに特に長けており、どんなに遠くからでも、鮮明な声を届けることで知られていた。
マイク自体もそれを見込まれての大抜擢だと思っていたし、それに間違いはないのだが、彼のすると思っていたのは、軍の被害の大きさや、現地の魔物の強さを伝える様な、悲惨な報告をする事であったが、ベルトルドが望んでいたのは、怪物による魔物への一方的虐殺が、どれ程余波を発生させたかであった。
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