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はじまり
はじまり
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「な、なんなんだ!?貴様は!?」
「世界樹を守ってるって言ったろ?」
かつて仲間だった者達の塵が舞う中、イライジャは剣を抜いて必死に威嚇するが、月に照らされた怪物は、なんでもないように彼に語り掛ける。
「いったいどうやって!?なぜ死んでない!?」
「いや驚いた。まさか心臓が止まるなんてな。そういう能力だったか?だとしたら確かに隠し玉だ」
混乱の極致にあったイライジャは、明らかに敵であった怪物に、なぜ死んでいないかと見当外れな質問をしてしまうが、返って来た返答もまた見当外れなもので、己の心臓が止まった事など何てことはないと言ってのける。
「俺が来てやっぱりよかった。ヨボヨボババアになって心臓が止まったら、婆さんでもぽっくり死んじまうだろ」
「おおお!」
「まあまあ、少し落ち着いて。あんたに用がある人がいてね」
「バカな!?は、離せ!」
(なぜ力が使える!?)
「そんじゃ行くぞ」
「お、おおおおおおおおお!?」
神の加護、異能を人から剥がす、自らの力を確かにイライジャは使い剣を振るったのに、目の前の怪物はそれを払いのけると、彼の首を掴み上げて、そのまま夜の森を疾駆した。
◆
世界樹 祭壇
「それじゃ俺はこれで」
「ああ。ありがとうよ坊や」
「お安い御用さ」
イライジャが連れてこられたのは、あれほど焦がれた世界樹の目の前であった。しかし、イライジャ1人が来ても意味が無いのだ。
「あんたとやり合うにはここでしかできないけど、圧縮や怪力がいたら世界樹が折られちまうからね」
「…何者だ」
怪物が去ったことで安堵したイライジャであったが、今度は目の前の世界樹の根に座っているエルフの老婆を警戒する。彼をして、これほど歳を取ったエルフを見たことが無かったのだ。
そして、老婆の言う通り、異能を剥がす力以外は、単なる強者と言っていいイライジャ1人では、世界樹を破壊する事が出来ないのだ。
「はん?……フェッフェッフェッフェッ。まあ、印象が随分違うのは自覚があるがね。しかし、あの妖精族の少女。私らの性能を落として、作りやすくしようとした時の、最初の試作体だね?あんたらと合流してたのも驚いたけど、あんな物騒な能力を持ってたとは…。でも今まで眠っていたところを見ると、神が全て死因を持っていることを確信できなかったみたいだね。今でも生きてるし間違っては無いだろうけど、もっととんでもないのが現れるとは考えなかったのかい?」
「何者かと聞いている!」
「フェッフェッフェッフェッ」
「何が可笑しい!」
"死に目"のミリイの素性と、自分達が眠りについていた理由を当てられ、イライジャは大声で詰問するが、老婆は何が可笑しいのか、腹の底から笑っているかのようだった。
「人生という奴がさ。世界樹と神々に不満を持っていた私が世界樹を守り、そんな明らかに危険な私を押さえるために、神々が作った兄弟の、兄はあんたらから私を助けて旦那になって、弟はむしろ世界樹と神々を殺したくてたまらないときた。笑うしかないじゃないか」
「ま、まさか!?まさか貴様!?」
「もう世界樹に人種を作る力は残っていない。妖精種はエルフから他の人種を作るための試験体じゃない。ドワーフは採掘道具じゃない。巨人種は大型の作業道具じゃない。魚人種は水中道具じゃない。人間もさ。どこでもある程度活動できる汎用道具じゃない。あんたが寝ている間に持ち主は消え去り、残ってるのは私らは道具じゃないと言ってた奇特な神と、その神の力を伝えて人種の存続にかかわっている世界樹だけさ」
「"神からの贈り物"おおおおおおおおおおお!」
「ようやく気付いたかい。さあ、けりを付けようじゃないか」
「ど、どこへ!?むうっ!?」
老婆が年老いた怨敵だと分かったイライジャは、自分の力を発動しながら切り掛かるも、老婆はまるでいなかったかのように消え去り、彼は困惑しながら辺りを見回すと、突然世界樹が強烈な光を発し、彼は目を細めて身構える。
「エゴで作られた者の怨嗟と悲哀は分かります。ですがもうその時ではないのです。今を生きている者に仇なすならば…」
「お前まさかあああああああ!?」
「対処します」
姿を現すはエルフの女性。
魔法使いの強さは眼を見ろと言われるが、その目からは瞳の色と同じく、青い魔力が炎のように燃え盛り、長い金の髪は溢れる魔力で舞い踊り、右手には長い白の杖。
在りし日の戦神マグナスにすら、間合いの一歩後ろで命を取られると言わしめ、竜の長達ですら一対一は決してしなかった神話。
"最初の魔法使い"にして"人のはじまり"
シディラの長子が光を放ちながら現れた。
「【鎮圧】!?なぜ効かない!?」
「無駄です。貴方達の鎮圧は、神に反逆した人種を押さえつけるための物」
「死ねええええええ!」
自分の力が通じない今のシディラの長子が、どのような状態で現れているかを悟ったイライジャは、ならばと剣を抜いて襲い掛かる。
「【安息を 別れを 優しき 夜よ 穏やかに 永遠の 眠りを 対処する】」
イライジャには一言にしか聞こえなかったが、その後急な眠気に襲われ、地面に倒れる寸前にシディラの長子に抱きかかえられた。
「あなた…。これでよかったんですよね…」
そのままゆっくりとイライジャを横たえたシディラの長子は、もの悲しそうにそう呟いた。
◆
辞典
"はじまり"
敢えて語らず
真実は神話と共に消え去って久しい。
「世界樹を守ってるって言ったろ?」
かつて仲間だった者達の塵が舞う中、イライジャは剣を抜いて必死に威嚇するが、月に照らされた怪物は、なんでもないように彼に語り掛ける。
「いったいどうやって!?なぜ死んでない!?」
「いや驚いた。まさか心臓が止まるなんてな。そういう能力だったか?だとしたら確かに隠し玉だ」
混乱の極致にあったイライジャは、明らかに敵であった怪物に、なぜ死んでいないかと見当外れな質問をしてしまうが、返って来た返答もまた見当外れなもので、己の心臓が止まった事など何てことはないと言ってのける。
「俺が来てやっぱりよかった。ヨボヨボババアになって心臓が止まったら、婆さんでもぽっくり死んじまうだろ」
「おおお!」
「まあまあ、少し落ち着いて。あんたに用がある人がいてね」
「バカな!?は、離せ!」
(なぜ力が使える!?)
「そんじゃ行くぞ」
「お、おおおおおおおおお!?」
神の加護、異能を人から剥がす、自らの力を確かにイライジャは使い剣を振るったのに、目の前の怪物はそれを払いのけると、彼の首を掴み上げて、そのまま夜の森を疾駆した。
◆
世界樹 祭壇
「それじゃ俺はこれで」
「ああ。ありがとうよ坊や」
「お安い御用さ」
イライジャが連れてこられたのは、あれほど焦がれた世界樹の目の前であった。しかし、イライジャ1人が来ても意味が無いのだ。
「あんたとやり合うにはここでしかできないけど、圧縮や怪力がいたら世界樹が折られちまうからね」
「…何者だ」
怪物が去ったことで安堵したイライジャであったが、今度は目の前の世界樹の根に座っているエルフの老婆を警戒する。彼をして、これほど歳を取ったエルフを見たことが無かったのだ。
そして、老婆の言う通り、異能を剥がす力以外は、単なる強者と言っていいイライジャ1人では、世界樹を破壊する事が出来ないのだ。
「はん?……フェッフェッフェッフェッ。まあ、印象が随分違うのは自覚があるがね。しかし、あの妖精族の少女。私らの性能を落として、作りやすくしようとした時の、最初の試作体だね?あんたらと合流してたのも驚いたけど、あんな物騒な能力を持ってたとは…。でも今まで眠っていたところを見ると、神が全て死因を持っていることを確信できなかったみたいだね。今でも生きてるし間違っては無いだろうけど、もっととんでもないのが現れるとは考えなかったのかい?」
「何者かと聞いている!」
「フェッフェッフェッフェッ」
「何が可笑しい!」
"死に目"のミリイの素性と、自分達が眠りについていた理由を当てられ、イライジャは大声で詰問するが、老婆は何が可笑しいのか、腹の底から笑っているかのようだった。
「人生という奴がさ。世界樹と神々に不満を持っていた私が世界樹を守り、そんな明らかに危険な私を押さえるために、神々が作った兄弟の、兄はあんたらから私を助けて旦那になって、弟はむしろ世界樹と神々を殺したくてたまらないときた。笑うしかないじゃないか」
「ま、まさか!?まさか貴様!?」
「もう世界樹に人種を作る力は残っていない。妖精種はエルフから他の人種を作るための試験体じゃない。ドワーフは採掘道具じゃない。巨人種は大型の作業道具じゃない。魚人種は水中道具じゃない。人間もさ。どこでもある程度活動できる汎用道具じゃない。あんたが寝ている間に持ち主は消え去り、残ってるのは私らは道具じゃないと言ってた奇特な神と、その神の力を伝えて人種の存続にかかわっている世界樹だけさ」
「"神からの贈り物"おおおおおおおおおおお!」
「ようやく気付いたかい。さあ、けりを付けようじゃないか」
「ど、どこへ!?むうっ!?」
老婆が年老いた怨敵だと分かったイライジャは、自分の力を発動しながら切り掛かるも、老婆はまるでいなかったかのように消え去り、彼は困惑しながら辺りを見回すと、突然世界樹が強烈な光を発し、彼は目を細めて身構える。
「エゴで作られた者の怨嗟と悲哀は分かります。ですがもうその時ではないのです。今を生きている者に仇なすならば…」
「お前まさかあああああああ!?」
「対処します」
姿を現すはエルフの女性。
魔法使いの強さは眼を見ろと言われるが、その目からは瞳の色と同じく、青い魔力が炎のように燃え盛り、長い金の髪は溢れる魔力で舞い踊り、右手には長い白の杖。
在りし日の戦神マグナスにすら、間合いの一歩後ろで命を取られると言わしめ、竜の長達ですら一対一は決してしなかった神話。
"最初の魔法使い"にして"人のはじまり"
シディラの長子が光を放ちながら現れた。
「【鎮圧】!?なぜ効かない!?」
「無駄です。貴方達の鎮圧は、神に反逆した人種を押さえつけるための物」
「死ねええええええ!」
自分の力が通じない今のシディラの長子が、どのような状態で現れているかを悟ったイライジャは、ならばと剣を抜いて襲い掛かる。
「【安息を 別れを 優しき 夜よ 穏やかに 永遠の 眠りを 対処する】」
イライジャには一言にしか聞こえなかったが、その後急な眠気に襲われ、地面に倒れる寸前にシディラの長子に抱きかかえられた。
「あなた…。これでよかったんですよね…」
そのままゆっくりとイライジャを横たえたシディラの長子は、もの悲しそうにそう呟いた。
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"はじまり"
敢えて語らず
真実は神話と共に消え去って久しい。
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