163 / 172
ちょっとしたサプライズ
7
しおりを挟む
sideクリス
「こりゃ待つのじゃ!歯を磨くのじゃ!」
「やだー!えへへ」
「やなのー!えっへえっへ!」
ソファに座っていると、夜に寝る前の小さい頃の僕たちが、歯磨きさせようとしているセラお姉ちゃんから逃げ回っている。弟妹たちがよくしている光景だけど、自分たちもしているところを見ると、なんだか恥ずかしい気持ちになる。
「クリス捕まえたのじゃ!」
「きゃああ!」
「ほれ、いーするのじゃ。いー」
「いー」
「おお。お利口じゃのう」
「えへへ」
捕まった僕が素直に口を開けている。どうやら、追いかけっこをしたかっただけらしい。
「クリスにあんな素直な時期があったなんて」
「うるさいよコレット。そもそもコレットだって」
「はーいコレットちゃん。お口開けましょうねー」
「あー」
「偉いですねー」
「えっへ」
「……私は元々素直」
「よく言うよ」
揶揄ってくるコレットだけど、逃げ出した方のコレットはルーお姉ちゃんに捕まっており、こっちも素直に口を開けて歯磨きされていた。どうやらコレットも羞恥心を感じているようで、反論にいつもの切れがない。
「それに髪だってジネットママに洗われたんでしょ?」
「……うるさい」
「あいた!?」
今度はこちらの番だと、いつもより髪が綺麗に整えられているコレットを揶揄うと、頭に手刀が降って来た。近接での戦いはコレットの方が一枚も二枚も上手なため、避ける事が出来なかった。
「コレットとクリスが仲良しさんでパパ泣きそう。ぐす」
コレットとじゃれてると、鼻を少し赤くしたパパが僕の隣に座り、本当に泣きそうになっていた。パパは今も昔も変わらないようで、僕たちや弟妹たちの事で、いつも一喜一憂して感激している。
「パパ。クリスが素直じゃない」
「コレットだって」
「ぐすぐす」
僕たちのやり取りがよく分からないパパの琴線に触れたようで、一層泣き出しそうになっている。
「っておや?2人とも体が凝ってますね。ちょっと揉んであげましょう」
「え? そうかな?」
「クリスが素直。これはスキンシップしたいパパの作戦」
「バレちゃあしょうがない。大人しくマッサージされなさい」
「ちょっ!?」
「お客さんリラックスしてくださーい」
気遣い気な表情から豹変したパパに、無理やり後ろを向かされると、肩を揉まれ始めた。未来でも何故かパパはマッサージが得意で、受けているとすごく気持ちがいい。どうやら昔から得意だったみたいだ。
「うーん。これは魔法使い特有の凝り方してますね」
「そんな凝り方あるの?」
「あるある。練習で杖とか構えたまま自分の精神に集中するから、結構特有の筋肉の凝りになる」
冗談だと思いながら聞き返すと、心当たりのある真面目な答えが返って来た。一時期コレットはパパが写真家だと思っていたけど、自分は整体かマッサージの職についていると思っていたのは、こういうところが原因だろう。
「パパ私も」
「もちろん!」
暫くパパからマッサージされていると、羨ましくなったのだろう。コレットもパパにお願いしていた。普段はなんだかんだ言いながらも、コレットはかなり甘えん坊で、家族との触れ合いを大事にしている。
「お客さんどうですかー?」
「極楽極楽。ふわあ」
今も普段と変わらず無表情だが、非常にリラックスしているのが分かる。というかリラックスしすぎて今にも寝そうだ。まあ、過去に来たという体験のせいで緊張していたけど、今も昔も変わらない家族に安心したのだろう。あくびをして頭が下がり始めている。
「すうすう」
「お休みコレット。パパは部屋に運ぶから」
「うん」
遂に寝息を立て始めたコレットをパパが抱え上げ、リビングから出て行く。
「クリス御坊ちゃまも部屋の準備は出来ておりますので」
「ありがとうアレクシアママ」
「いえお気になさらず。ぐす」
アレクシアママ。もう1人のお母さんに、物心ついてから世間を知って少し戸惑ったけど、いつも僕たちを愛してくれているママを皆が大好きだ。でも無表情なんだけど感激屋なのはパパと似ていて、今も鼻をすすって泣きそうになっている。
「はいクリス。耳掻きしましょうねー」
「しないよママ」
そんな事を考えていると、ママが耳かきを持ってボクの隣に座って来た。もうそんなママにしてもらう歳じゃないから、ここは拒否の一手だ。
「えーんえーん。クリスがママの言う事聞いてくれないよー」
そうすると、ママが目元に手を当てて、泣いているふりを始めた。どうも聞いた話では、ボクはしょっちゅう引っ掛かってたみたいだけど、流石にもう騙されない。
「じゃあパパがしてもらう!」
「あらあらうふふ」
そんな時、パパがリビングに戻って来て、それなら自分がとママの膝に頭を乗せ、ママも困ったように笑いながらパパの耳掃除を始める。
よく思うのだけれど、ママの胸の大きさじゃ膝元なんて見えないはずなのに、綺麗に耳を掃除出来ているのはなぜだろうか。
それに何と言うか、いつもの事だけど本当に夫婦仲がいい。こっちが恥ずかしい位いい。
「さあクリスの番よ」
「いいって!おやすみなさい!」
このままではなし崩しに耳掃除されるので、慌ててリビングを出て自分に用意された部屋に逃げ込む。優しいママだけど、もうちょっと年頃の息子の事を考えて欲しかった。
「こりゃ待つのじゃ!歯を磨くのじゃ!」
「やだー!えへへ」
「やなのー!えっへえっへ!」
ソファに座っていると、夜に寝る前の小さい頃の僕たちが、歯磨きさせようとしているセラお姉ちゃんから逃げ回っている。弟妹たちがよくしている光景だけど、自分たちもしているところを見ると、なんだか恥ずかしい気持ちになる。
「クリス捕まえたのじゃ!」
「きゃああ!」
「ほれ、いーするのじゃ。いー」
「いー」
「おお。お利口じゃのう」
「えへへ」
捕まった僕が素直に口を開けている。どうやら、追いかけっこをしたかっただけらしい。
「クリスにあんな素直な時期があったなんて」
「うるさいよコレット。そもそもコレットだって」
「はーいコレットちゃん。お口開けましょうねー」
「あー」
「偉いですねー」
「えっへ」
「……私は元々素直」
「よく言うよ」
揶揄ってくるコレットだけど、逃げ出した方のコレットはルーお姉ちゃんに捕まっており、こっちも素直に口を開けて歯磨きされていた。どうやらコレットも羞恥心を感じているようで、反論にいつもの切れがない。
「それに髪だってジネットママに洗われたんでしょ?」
「……うるさい」
「あいた!?」
今度はこちらの番だと、いつもより髪が綺麗に整えられているコレットを揶揄うと、頭に手刀が降って来た。近接での戦いはコレットの方が一枚も二枚も上手なため、避ける事が出来なかった。
「コレットとクリスが仲良しさんでパパ泣きそう。ぐす」
コレットとじゃれてると、鼻を少し赤くしたパパが僕の隣に座り、本当に泣きそうになっていた。パパは今も昔も変わらないようで、僕たちや弟妹たちの事で、いつも一喜一憂して感激している。
「パパ。クリスが素直じゃない」
「コレットだって」
「ぐすぐす」
僕たちのやり取りがよく分からないパパの琴線に触れたようで、一層泣き出しそうになっている。
「っておや?2人とも体が凝ってますね。ちょっと揉んであげましょう」
「え? そうかな?」
「クリスが素直。これはスキンシップしたいパパの作戦」
「バレちゃあしょうがない。大人しくマッサージされなさい」
「ちょっ!?」
「お客さんリラックスしてくださーい」
気遣い気な表情から豹変したパパに、無理やり後ろを向かされると、肩を揉まれ始めた。未来でも何故かパパはマッサージが得意で、受けているとすごく気持ちがいい。どうやら昔から得意だったみたいだ。
「うーん。これは魔法使い特有の凝り方してますね」
「そんな凝り方あるの?」
「あるある。練習で杖とか構えたまま自分の精神に集中するから、結構特有の筋肉の凝りになる」
冗談だと思いながら聞き返すと、心当たりのある真面目な答えが返って来た。一時期コレットはパパが写真家だと思っていたけど、自分は整体かマッサージの職についていると思っていたのは、こういうところが原因だろう。
「パパ私も」
「もちろん!」
暫くパパからマッサージされていると、羨ましくなったのだろう。コレットもパパにお願いしていた。普段はなんだかんだ言いながらも、コレットはかなり甘えん坊で、家族との触れ合いを大事にしている。
「お客さんどうですかー?」
「極楽極楽。ふわあ」
今も普段と変わらず無表情だが、非常にリラックスしているのが分かる。というかリラックスしすぎて今にも寝そうだ。まあ、過去に来たという体験のせいで緊張していたけど、今も昔も変わらない家族に安心したのだろう。あくびをして頭が下がり始めている。
「すうすう」
「お休みコレット。パパは部屋に運ぶから」
「うん」
遂に寝息を立て始めたコレットをパパが抱え上げ、リビングから出て行く。
「クリス御坊ちゃまも部屋の準備は出来ておりますので」
「ありがとうアレクシアママ」
「いえお気になさらず。ぐす」
アレクシアママ。もう1人のお母さんに、物心ついてから世間を知って少し戸惑ったけど、いつも僕たちを愛してくれているママを皆が大好きだ。でも無表情なんだけど感激屋なのはパパと似ていて、今も鼻をすすって泣きそうになっている。
「はいクリス。耳掻きしましょうねー」
「しないよママ」
そんな事を考えていると、ママが耳かきを持ってボクの隣に座って来た。もうそんなママにしてもらう歳じゃないから、ここは拒否の一手だ。
「えーんえーん。クリスがママの言う事聞いてくれないよー」
そうすると、ママが目元に手を当てて、泣いているふりを始めた。どうも聞いた話では、ボクはしょっちゅう引っ掛かってたみたいだけど、流石にもう騙されない。
「じゃあパパがしてもらう!」
「あらあらうふふ」
そんな時、パパがリビングに戻って来て、それなら自分がとママの膝に頭を乗せ、ママも困ったように笑いながらパパの耳掃除を始める。
よく思うのだけれど、ママの胸の大きさじゃ膝元なんて見えないはずなのに、綺麗に耳を掃除出来ているのはなぜだろうか。
それに何と言うか、いつもの事だけど本当に夫婦仲がいい。こっちが恥ずかしい位いい。
「さあクリスの番よ」
「いいって!おやすみなさい!」
このままではなし崩しに耳掃除されるので、慌ててリビングを出て自分に用意された部屋に逃げ込む。優しいママだけど、もうちょっと年頃の息子の事を考えて欲しかった。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
辺境の最強魔導師 ~魔術大学を13歳で首席卒業した私が辺境に6年引きこもっていたら最強になってた~
日の丸
ファンタジー
ウィーラ大陸にある大国アクセリア帝国は大陸の約4割の国土を持つ大国である。
アクセリア帝国の帝都アクセリアにある魔術大学セルストーレ・・・・そこは魔術師を目指す誰もが憧れそして目指す大学・・・・その大学に13歳で首席をとるほどの天才がいた。
その天才がセレストーレを卒業する時から物語が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる