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二章
24話
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四階層の突き当たりに座って、干し肉なんかを齧りながら、小休止をしていた。
「よし、MPも回復したし、締めに行きますか」
制御装置によって、レベルとMPを視界の左上に表示させている。多分、網膜に投影しているとは思うけど、本当のところはよく分からない。
取り敢えずMP管理に便利だから使っているだけだ。
MPの表示が全回復しているのを見て、俺は休憩を止めて立ち上がる。
ここ何日かで慣れた道を歩く。
やがて、五階層に続く階段が現れたので、迷いなく進む。
五階層はこのダンジョンの最下層で、広い部屋にダンジョンボスがいるだけだ。
俺が階段を降りると、部屋の中央にいるボスが俺を認識したようだ。
殺気のような圧がヒシヒシと伝わってくる。
だけど、それももう慣れたものだ。
牽制がてら魔力弾を撃つ。ボスはそれを盾で防ぐ。
ダンジョンボスはタワーシールドと長剣を構えたアイアンソルジャーと呼ばれるゴーレムだ。
3メートル程の身長に鎧を纏ったゴーレムは、重量を感じさせない素早さで突進してきた。
アイアンソルジャーとの間に魔力盾を展開したが、やはりあっさり砕かれる。
振るわれる長剣に魔力刃を纏った短剣を合わせる。アイアンソルジャーの力を流し、バランスを崩させる。
「よし」
「グガッ」
よろめくアイアンソルジャーに魔力刃を切り返して振り下ろす。しかし、アイアンソルジャーは強引に態勢を立て直し、タワーシールドで魔力刃を受ける。
「やるなぁ」
取り回しの利きにくいタワーシールドを自在に扱うとは、ステータスだけじゃなく技量も高い。俺は後に跳んでアイアンソルジャーから距離を取る。
「本当はもう少し楽しみたいんだけどね。変身」
亜空間倉庫から出現した闘衣を身に纏うと、俺のステータスが底上げされる。その倍率は5倍にもなる。
こうなってしまうと、いかにアイアンソルジャーと言えども相手にならない。
他の階層のゴーレムと同じく四肢を切り落とし、ゴーレムコアを抜き取った。
「お、魔法使いのレベルがMAXになったな」
変身を解除する。
視界に映るレベルを確認すると、ジョブレベルが上がっていた。
「よし、MPも回復したし、締めに行きますか」
制御装置によって、レベルとMPを視界の左上に表示させている。多分、網膜に投影しているとは思うけど、本当のところはよく分からない。
取り敢えずMP管理に便利だから使っているだけだ。
MPの表示が全回復しているのを見て、俺は休憩を止めて立ち上がる。
ここ何日かで慣れた道を歩く。
やがて、五階層に続く階段が現れたので、迷いなく進む。
五階層はこのダンジョンの最下層で、広い部屋にダンジョンボスがいるだけだ。
俺が階段を降りると、部屋の中央にいるボスが俺を認識したようだ。
殺気のような圧がヒシヒシと伝わってくる。
だけど、それももう慣れたものだ。
牽制がてら魔力弾を撃つ。ボスはそれを盾で防ぐ。
ダンジョンボスはタワーシールドと長剣を構えたアイアンソルジャーと呼ばれるゴーレムだ。
3メートル程の身長に鎧を纏ったゴーレムは、重量を感じさせない素早さで突進してきた。
アイアンソルジャーとの間に魔力盾を展開したが、やはりあっさり砕かれる。
振るわれる長剣に魔力刃を纏った短剣を合わせる。アイアンソルジャーの力を流し、バランスを崩させる。
「よし」
「グガッ」
よろめくアイアンソルジャーに魔力刃を切り返して振り下ろす。しかし、アイアンソルジャーは強引に態勢を立て直し、タワーシールドで魔力刃を受ける。
「やるなぁ」
取り回しの利きにくいタワーシールドを自在に扱うとは、ステータスだけじゃなく技量も高い。俺は後に跳んでアイアンソルジャーから距離を取る。
「本当はもう少し楽しみたいんだけどね。変身」
亜空間倉庫から出現した闘衣を身に纏うと、俺のステータスが底上げされる。その倍率は5倍にもなる。
こうなってしまうと、いかにアイアンソルジャーと言えども相手にならない。
他の階層のゴーレムと同じく四肢を切り落とし、ゴーレムコアを抜き取った。
「お、魔法使いのレベルがMAXになったな」
変身を解除する。
視界に映るレベルを確認すると、ジョブレベルが上がっていた。
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