24 / 39
二章
23話
しおりを挟む
この世界に来てから早くも一週間が経過した。今はゴーレムダンジョンでレベル上げ兼資金稼ぎをしている。
「四階層のアイアンゴーレムはなかなか美味しいな」
当たり前だけど、美味しいと言っても食べてるわけじゃない。
経験値がマッドゴーレムより格段に高いし、素材の値段も高い。
ゴーレムコアの値段はマッドゴーレムと変わらないが、身体を構成している鉄は魔力を豊富に含んでいるから、それなりに高く売れるんだ。
まぁ、重量がかなりあるので、普通ならたいして持ち帰れないが、俺には亜空間倉庫があるので余裕だ。
高ランクの冒険者ならもっと稼げる場所があるらしく、空いているのも嬉しいポイントだ。疎らというよりガラガラなんだよなぁ。
俺はソロで活動してるから、あんまり人が少なすぎても、もしもの時が心配ではある。
「おっ、次のが来たな」
褐色のゴーレムがノッシノッシと曲がり角から現れた。
俺は魔力弾を放ち、こっちに注意を向ける。胸部を浅く傷つけられたゴーレムは、無機質な顔をこちらに向けて進行方向を変えた。
アイアンゴーレムは思ったよりも足が速い。
まぁ、その重量に比べれば、だけどね。
充分対応可能な速度で走るアイアンゴーレムへと、俺も魔力刃を纏わせた短剣を構える。
ゴーレムの繰り出したパンチを躱して、背後に回り込む。
「ふっ」
軽く息を吐き、手にした短剣を一閃させる。魔力刃は難なくアイアンゴーレムの腕を肩ごと切り裂いた。
短剣を振るう度に、ゴーレムの頭が、脚が、残った腕が飛んでいく。
残ったのは、ゴーレムコアを露出させた胸部だけだった。
こんなにあっさりと切り裂けるのは、《武芸百般》というスキルのお陰みたいだ。これは、制御装置の機能で、俺のステータスを見たことで判明したんだ。
日本にいた時に習った武道の影響なんだろうと勝手に思っている。多分、大きく違ってはいないだろう。
ゴーレムコアを胸部から引き抜くと、機能の停止したゴーレムの残骸を亜空間倉庫へと投げ入れるのだった。
「四階層のアイアンゴーレムはなかなか美味しいな」
当たり前だけど、美味しいと言っても食べてるわけじゃない。
経験値がマッドゴーレムより格段に高いし、素材の値段も高い。
ゴーレムコアの値段はマッドゴーレムと変わらないが、身体を構成している鉄は魔力を豊富に含んでいるから、それなりに高く売れるんだ。
まぁ、重量がかなりあるので、普通ならたいして持ち帰れないが、俺には亜空間倉庫があるので余裕だ。
高ランクの冒険者ならもっと稼げる場所があるらしく、空いているのも嬉しいポイントだ。疎らというよりガラガラなんだよなぁ。
俺はソロで活動してるから、あんまり人が少なすぎても、もしもの時が心配ではある。
「おっ、次のが来たな」
褐色のゴーレムがノッシノッシと曲がり角から現れた。
俺は魔力弾を放ち、こっちに注意を向ける。胸部を浅く傷つけられたゴーレムは、無機質な顔をこちらに向けて進行方向を変えた。
アイアンゴーレムは思ったよりも足が速い。
まぁ、その重量に比べれば、だけどね。
充分対応可能な速度で走るアイアンゴーレムへと、俺も魔力刃を纏わせた短剣を構える。
ゴーレムの繰り出したパンチを躱して、背後に回り込む。
「ふっ」
軽く息を吐き、手にした短剣を一閃させる。魔力刃は難なくアイアンゴーレムの腕を肩ごと切り裂いた。
短剣を振るう度に、ゴーレムの頭が、脚が、残った腕が飛んでいく。
残ったのは、ゴーレムコアを露出させた胸部だけだった。
こんなにあっさりと切り裂けるのは、《武芸百般》というスキルのお陰みたいだ。これは、制御装置の機能で、俺のステータスを見たことで判明したんだ。
日本にいた時に習った武道の影響なんだろうと勝手に思っている。多分、大きく違ってはいないだろう。
ゴーレムコアを胸部から引き抜くと、機能の停止したゴーレムの残骸を亜空間倉庫へと投げ入れるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる