10 / 10
「エピローグ」
しおりを挟む
「エピローグ」
セシル、デビッド、ユジンはリング下でがっちりと握手をした。
「あー、何とか血を見ずに済んで良かったな。防刃チョッキのこと、知らなかったから、めちゃくちゃ焦ったよ。デビッド!教えといてくれよなぁ!」
「まあ、まあ、知ってりゃ油断が出るってもんでね。最後まで緊張感もって、警備できただろ?」
「とりあえず、緊張が解けてフラフラだよ。控室で休もうや・・・。」
とリングに背を向けるとケネス警部が戻ってきて、
「みんな、ありがとう。3人の協力なしに解決は無かったよ。チャックさんも結果的に無事済んで良かった。本当にありがとう!」
と3人と握手を交わす。
セシルが、ケネス警部にそっと顔を近づけて、耳元でこっそりと言った。
「ケネス警部、この事件の記者会見は、明日以降にしてくれませんか?」
「なんでだ、セシル?」
「そりゃ、デイリーLAの特ダネにしたいからじゃないですか!明日は、大増刷間違いなし!俺は社長賞!いや、ピューリツァー賞だ!」
「いや、そこまでは無いな・・・。」
とデビッドとユジンが笑いながらセシルに突っ込む。
「ところで、デビッド、お前以前からマスクマンでプロレスに出てたのか?公務員の副業禁止の服務違反だぞ。」
とケネス警部。
「そこは、ノーギャラのボランティアってことで堪忍してください。今回は潜入捜査員だったってことにしてくださいよ~。」
「さぁて、どうするかな?」
「そんな~・・・・」
ケネス警部とセシルとユジンは大笑いするが、その笑い声は、チャック・イェーガーへの大歓声でかき消されて、ひとびとの耳に届くことは無かった。
END
追伸
「アグ&マチ」シリーズを最後までお読みいただきありがとうございました!
これでこのシリーズは「ひとます完結」させていただきます。
沢山の応援と「エール」ありがとうございました!
門真の「こども食堂」で有効に使わせていただきますねー!
(@^^)/~~~
セシル、デビッド、ユジンはリング下でがっちりと握手をした。
「あー、何とか血を見ずに済んで良かったな。防刃チョッキのこと、知らなかったから、めちゃくちゃ焦ったよ。デビッド!教えといてくれよなぁ!」
「まあ、まあ、知ってりゃ油断が出るってもんでね。最後まで緊張感もって、警備できただろ?」
「とりあえず、緊張が解けてフラフラだよ。控室で休もうや・・・。」
とリングに背を向けるとケネス警部が戻ってきて、
「みんな、ありがとう。3人の協力なしに解決は無かったよ。チャックさんも結果的に無事済んで良かった。本当にありがとう!」
と3人と握手を交わす。
セシルが、ケネス警部にそっと顔を近づけて、耳元でこっそりと言った。
「ケネス警部、この事件の記者会見は、明日以降にしてくれませんか?」
「なんでだ、セシル?」
「そりゃ、デイリーLAの特ダネにしたいからじゃないですか!明日は、大増刷間違いなし!俺は社長賞!いや、ピューリツァー賞だ!」
「いや、そこまでは無いな・・・。」
とデビッドとユジンが笑いながらセシルに突っ込む。
「ところで、デビッド、お前以前からマスクマンでプロレスに出てたのか?公務員の副業禁止の服務違反だぞ。」
とケネス警部。
「そこは、ノーギャラのボランティアってことで堪忍してください。今回は潜入捜査員だったってことにしてくださいよ~。」
「さぁて、どうするかな?」
「そんな~・・・・」
ケネス警部とセシルとユジンは大笑いするが、その笑い声は、チャック・イェーガーへの大歓声でかき消されて、ひとびとの耳に届くことは無かった。
END
追伸
「アグ&マチ」シリーズを最後までお読みいただきありがとうございました!
これでこのシリーズは「ひとます完結」させていただきます。
沢山の応援と「エール」ありがとうございました!
門真の「こども食堂」で有効に使わせていただきますねー!
(@^^)/~~~
10
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる






