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「処女懐胎事件の顛末」
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「処女懐胎事件の顛末」
約20分後、生徒会室で陽菜が目を覚ました。
「ん、んんん…、あれ、私どうなったんですか?シャワー室で記憶が無くなってるんですけど…。あっ、その前に「お花摘み」に行かせてもらいますね。事の経緯を話すと長くなるでしょうから…。」
と立ち上がった瞬間、下半身に日頃感じないごわつきを感じた。貞操帯を身に付けていたことを思い出し夏子に鍵を求めた。夏子が貞操帯の入っていた袋を持ち上げた瞬間、鍵が転がり落ち大きなソファーの背もたれと座面の隙間に落ち込んだ。
慌てて手を入れて探すが見つからない。2分、3分と時間が経過すると陽菜がプルプルと震えてきた。
「あかん、もう我慢できへん…。まりあさん、稀世姉さん失礼します…。」
股間を押さえて陽菜が立ち上がり生徒会室を飛び出ていくと夏子が「悪いことを考えている顔」で陽菜を追いかけた。
「陽菜ちゃん、貞操帯つけての「はばかり」の実況頼むで!「陽菜チャンネル」でアップしたら10万視聴は固いで!私が録画したるから一緒に見せてやー!」
5分後、半べそをかいた陽菜と満面の笑みの夏子が生徒会室に戻って来た。嬉しそうに貞操帯装着時の排尿状況についてまりあと稀世に詳細を語っている横で陽菜は真っ赤になって黙っているだけだった。
「陽菜はおトイレで鍵かけたらよかったんとちゃうんか?なんももろ見せにせんでもよかったやろうに…。」
気の毒そうにまりあが陽菜を気遣うが稀世が横で笑いながら言った。
「まりあさん、それは無理やわ!なっちゃんの鍵開け技術にかかったらトイレの鍵なんか瞬殺で開けられてしまうわな。とりあえず、陽菜ちゃんもいつまでも貞操帯つけておくわけにいけへんやろう?貞操帯の鍵は見つからへんから代わりになっちゃんが鍵を開けたってや。」
陽菜が自らスカートをめくり、夏子が陽菜の股間に潜り込んでピックを差し込みカチャカチャとするとすぐに貞操帯の鍵は開いた。陽菜はさっさと自前のショーツに履き替えると呟いた。
「十字軍のヨーロッパ遠征の際に貞操帯を履かされた貴婦人たちも、ご主人が出征したらすぐにこうやって合い鍵屋さんに外してもらってたんやろな…。」
横で聞いていたまりあと稀世は納得して大きく頷いた。
その後、4人の話題は逮捕された近衛の話になった。警備員室が府警に連絡し、近衛が連行されたことは夏子がすでに嗅ぎつけていた。近衛のパソコンに残された動画データから連続強姦事件は立証されるのは間違いなかった。
被害に遭った女生徒達は可哀そうだが、これで事件はひとまず決着することになるであろうことを4人は予想した。
今回は隠しカメラ等の盗撮でなく、近衛が身に付けたウェアラブル端末でも映像は個人の趣味として保存されていただけで、ネットに流出していないことがせめてもの救いだった。その中には二階堂結衣の映像もあった。
4人は照れながらも6人の被害者映像と近衛のパソコンに残された計画書をチェックした。水泳の補習授業は大概、最終時限の6時間目に行われ、ひとりの体育教師が生徒がおぼれないようにチェックするために少人数の生徒で行われることを近衛は知っており、体育科の予定をハッキングすることにより、目当ての女生徒が補習を受ける日を狙ったことが分かった。
笑気ガスは化学の知識があれば化学室の機材で生成することができることや、水蒸気が更衣室内に流出しないよう密閉式のシャワー室が災いし、少量のガスで昏睡させることができることも分かった。
処女を狙い撃ちできた理由は、盗まれた無記名アンケートを近衛の持つ化学の授業での試験解答等の文字とをAIで照合させ、経験なしと答えたアンケートが誰の回答なのかを知ることができたようだった。
近衛は、学内で更衣室の消臭・防カビのオゾン消毒を提案し、取り扱い免許を持つ自らがその責任者となる事で6時限目以降の入室権を手に入れていた。
残された「行為」の動画から、近衛は性交後、女生徒にシャワーを浴びさせ出血跡は流し去り、水着を元に戻すとシャワー室の壁にもたれさせる体制で座らせてガスを止めガス濃度を薄めることで事後約30分で自然に目が覚めるよう調整していたことも分かった。
近衛の行動と女生徒の反応について、夏子と陽菜が持った疑問を唯一生前に性交の経験を持つまりあに尋ねた。
「犯された女の子がみんな笑顔でいるのは笑気ガスのせいとしても、ナニを入れられて全然痛がらへんのはなんでなんですかねぇ?」
「初めての時って、めっちゃ痛いって聞いてるんですけど。出血はシャワーで流されたとして初めての時って変な挿入感って残らないもんなんですかねぇ?」
稀世も興味深そうにまりあの返答を待っているとまりあが赤面してつぶやいた。
「それは、近衛が丁寧にローションを使ってたのと「そち…」やから…。」
口ごもるまりあに稀世が聞こえなかったのでもう一度言ってくれと催促すると、真っ赤になってまりあは言った。
「それは、近衛が極端な「粗ちん」やから、女の子は痛くなかったんやと思うわ…。それに、めっちゃ「早漏」やしな。みんな1分程の事やから、感じる前に事は終わってたんとちゃうかな…。」
あまりになまめかしい回答に陽菜は赤面し下を向き、稀世の目は中空を泳いだが夏子は興味津々の顔でまりあにたずねた。
「まりあさんは何本くらい見て来たんですか?やっぱり相手はプロレスラーですか?ごついレスラーのナニはやっぱりごついんですか?将来に備えてご教授お願いします!近衛のナニを小さいって言いきるって事はでかいナニでの経験があるって事ですよね!近衛は自分のナニが小さいとか早いと判断できないように、比較できない経験のない処女だけを狙ったって事なんですかねぇ?まりあさんの考えを教えてください!」
ぐいぐい攻め込んでくる夏子にまりあも真っ赤になってどもりながら答えた。
「そ、そ、そんなに経験はあれへんよ。か、身体の大きさとナニの大きさは関係ない…。あー、もうこの話はおしまい!おしまい!結衣ちゃんの心のケアもせなあかんねんからあほな話はもうおしまい!今日は、これで解散!」
と強引に話を打ち切り、夏子にデコピンを入れると帰り支度を始め、稀世と陽菜も従ったが、最後まで夏子はまりあに絡みついていた。
「おまけ」
「おまけのおまけ」
リクエストにお答えしてまりあさんと稀世ちゃんのシャワーシーンもアップしまーす(笑)!
約20分後、生徒会室で陽菜が目を覚ました。
「ん、んんん…、あれ、私どうなったんですか?シャワー室で記憶が無くなってるんですけど…。あっ、その前に「お花摘み」に行かせてもらいますね。事の経緯を話すと長くなるでしょうから…。」
と立ち上がった瞬間、下半身に日頃感じないごわつきを感じた。貞操帯を身に付けていたことを思い出し夏子に鍵を求めた。夏子が貞操帯の入っていた袋を持ち上げた瞬間、鍵が転がり落ち大きなソファーの背もたれと座面の隙間に落ち込んだ。
慌てて手を入れて探すが見つからない。2分、3分と時間が経過すると陽菜がプルプルと震えてきた。
「あかん、もう我慢できへん…。まりあさん、稀世姉さん失礼します…。」
股間を押さえて陽菜が立ち上がり生徒会室を飛び出ていくと夏子が「悪いことを考えている顔」で陽菜を追いかけた。
「陽菜ちゃん、貞操帯つけての「はばかり」の実況頼むで!「陽菜チャンネル」でアップしたら10万視聴は固いで!私が録画したるから一緒に見せてやー!」
5分後、半べそをかいた陽菜と満面の笑みの夏子が生徒会室に戻って来た。嬉しそうに貞操帯装着時の排尿状況についてまりあと稀世に詳細を語っている横で陽菜は真っ赤になって黙っているだけだった。
「陽菜はおトイレで鍵かけたらよかったんとちゃうんか?なんももろ見せにせんでもよかったやろうに…。」
気の毒そうにまりあが陽菜を気遣うが稀世が横で笑いながら言った。
「まりあさん、それは無理やわ!なっちゃんの鍵開け技術にかかったらトイレの鍵なんか瞬殺で開けられてしまうわな。とりあえず、陽菜ちゃんもいつまでも貞操帯つけておくわけにいけへんやろう?貞操帯の鍵は見つからへんから代わりになっちゃんが鍵を開けたってや。」
陽菜が自らスカートをめくり、夏子が陽菜の股間に潜り込んでピックを差し込みカチャカチャとするとすぐに貞操帯の鍵は開いた。陽菜はさっさと自前のショーツに履き替えると呟いた。
「十字軍のヨーロッパ遠征の際に貞操帯を履かされた貴婦人たちも、ご主人が出征したらすぐにこうやって合い鍵屋さんに外してもらってたんやろな…。」
横で聞いていたまりあと稀世は納得して大きく頷いた。
その後、4人の話題は逮捕された近衛の話になった。警備員室が府警に連絡し、近衛が連行されたことは夏子がすでに嗅ぎつけていた。近衛のパソコンに残された動画データから連続強姦事件は立証されるのは間違いなかった。
被害に遭った女生徒達は可哀そうだが、これで事件はひとまず決着することになるであろうことを4人は予想した。
今回は隠しカメラ等の盗撮でなく、近衛が身に付けたウェアラブル端末でも映像は個人の趣味として保存されていただけで、ネットに流出していないことがせめてもの救いだった。その中には二階堂結衣の映像もあった。
4人は照れながらも6人の被害者映像と近衛のパソコンに残された計画書をチェックした。水泳の補習授業は大概、最終時限の6時間目に行われ、ひとりの体育教師が生徒がおぼれないようにチェックするために少人数の生徒で行われることを近衛は知っており、体育科の予定をハッキングすることにより、目当ての女生徒が補習を受ける日を狙ったことが分かった。
笑気ガスは化学の知識があれば化学室の機材で生成することができることや、水蒸気が更衣室内に流出しないよう密閉式のシャワー室が災いし、少量のガスで昏睡させることができることも分かった。
処女を狙い撃ちできた理由は、盗まれた無記名アンケートを近衛の持つ化学の授業での試験解答等の文字とをAIで照合させ、経験なしと答えたアンケートが誰の回答なのかを知ることができたようだった。
近衛は、学内で更衣室の消臭・防カビのオゾン消毒を提案し、取り扱い免許を持つ自らがその責任者となる事で6時限目以降の入室権を手に入れていた。
残された「行為」の動画から、近衛は性交後、女生徒にシャワーを浴びさせ出血跡は流し去り、水着を元に戻すとシャワー室の壁にもたれさせる体制で座らせてガスを止めガス濃度を薄めることで事後約30分で自然に目が覚めるよう調整していたことも分かった。
近衛の行動と女生徒の反応について、夏子と陽菜が持った疑問を唯一生前に性交の経験を持つまりあに尋ねた。
「犯された女の子がみんな笑顔でいるのは笑気ガスのせいとしても、ナニを入れられて全然痛がらへんのはなんでなんですかねぇ?」
「初めての時って、めっちゃ痛いって聞いてるんですけど。出血はシャワーで流されたとして初めての時って変な挿入感って残らないもんなんですかねぇ?」
稀世も興味深そうにまりあの返答を待っているとまりあが赤面してつぶやいた。
「それは、近衛が丁寧にローションを使ってたのと「そち…」やから…。」
口ごもるまりあに稀世が聞こえなかったのでもう一度言ってくれと催促すると、真っ赤になってまりあは言った。
「それは、近衛が極端な「粗ちん」やから、女の子は痛くなかったんやと思うわ…。それに、めっちゃ「早漏」やしな。みんな1分程の事やから、感じる前に事は終わってたんとちゃうかな…。」
あまりになまめかしい回答に陽菜は赤面し下を向き、稀世の目は中空を泳いだが夏子は興味津々の顔でまりあにたずねた。
「まりあさんは何本くらい見て来たんですか?やっぱり相手はプロレスラーですか?ごついレスラーのナニはやっぱりごついんですか?将来に備えてご教授お願いします!近衛のナニを小さいって言いきるって事はでかいナニでの経験があるって事ですよね!近衛は自分のナニが小さいとか早いと判断できないように、比較できない経験のない処女だけを狙ったって事なんですかねぇ?まりあさんの考えを教えてください!」
ぐいぐい攻め込んでくる夏子にまりあも真っ赤になってどもりながら答えた。
「そ、そ、そんなに経験はあれへんよ。か、身体の大きさとナニの大きさは関係ない…。あー、もうこの話はおしまい!おしまい!結衣ちゃんの心のケアもせなあかんねんからあほな話はもうおしまい!今日は、これで解散!」
と強引に話を打ち切り、夏子にデコピンを入れると帰り支度を始め、稀世と陽菜も従ったが、最後まで夏子はまりあに絡みついていた。
「おまけ」
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