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第五章 事件がいっぱい、学校生活(十五歳)
047 外せない指輪の理由
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ロマンチック詐欺。それは、マジグラム上などで有名人を語り、相手に恋愛感情を抱かせたのち、金銭的な話を持ちかけ、実際に会う前に多額のお金を騙し取る詐欺のこと。
そもそも恋に落ちた者は、本来の判断力や洞察力を欠いた状態にあるため、騙されやすくなるらしい。
ラブリープリンスなキリルンとして多忙な日々を送る、フロッキー王国の王子、キリルを呼び出し、詳しく話を聞いた私は、やはりナターシャは「詐欺に引っかかっているのではないか?」と、疑いを深めたところである。
因みに、ブラック・ローズ科的思考でこの件を捉えた場合「へぇー、恋愛感情を巧みに利用するなんて、非道でクールじゃん」と正直、口笛を吹きそうになる。しかし、親友であるナターシャがその詐欺に引っかかっている可能性がある今は、呑気に口笛は吹けそうもない。
(恋する気持ちを利用するなんて、ちょっとやり過ぎだわ)
そう思わない事もない。勿論ブラック・ローズ科に所属する手前、大きな声では言えないが、詐欺師を懲らしめたい気持ちすら沸き始めている。
(問題はナターシャに、どうわかってもらうかだけど)
恋に溺れるナターシャを、ドーパミン溢れる海から救い出すためには、正攻法では無理そうだ。
(そうだなぁ……)
いっそ本物のブルーノを誘拐したのち、惚れ薬を無理やり摂取させる。そしてナターシャに引き渡せば、めでたし、めでたしになるかも知れない。
(あ、でも、DMで培った関係性の辻褄が合わないとバレちゃうか)
となると、ナターシャのマジカルデバイスをハッキングし、二人のやり取りを入手して、それで……。
私が一人思考の渦に巻き込まれていると。
「ところでさ、君達は付き合ってるの?」
キリルが唐突に尋ねてきた。
「そうだよ」
「同郷のよしみです」
ルーカスと私は同時に答える。
「なるほど。複雑な関係のようだ」
苦笑いを浮かべるキリルは、ルーカスと私の薬指にあからさまな視線を向けた。
そこにあるのは、外そうと思えばいつだって外す事の出来る、マンドラゴラの葉がモチーフになった指輪だ。
もはや私の中で薬指の一部と化すそれを、どうして抜き取る事をしないのか。
実のところ、私にもよく理由がわからない。
ただ最近、この謎が解明されかけた事があった。
ナターシャとちょっとした口喧嘩の末。
『なんだかんだ、指輪を取らないってことは、植物マニアの事が好きってことでしょ?いい加減、認めなよ』
そう言われたのである。
私は「違うし」とムッとしながらも、己の心に「何故、指輪をしているか?」について、真剣に問いかけてみた。
すると突然、閃いたのである。
『ここにはめていれば無くさないし。いずれお金に困った時、質屋に売るためよ。その時まで紛失しないよう、指にはめておいてあるだけ』
実に論理的な答えだと、スッキリしたのだが。
『だったら、銀行の貸金庫に預けておけばいいじゃない。傷もつかないし、無くしたりしないでしょ』
ナターシャから真っ当な意見が飛び出し、私は振り出しに戻ってしまった。
その事を踏まえると、確かにルーカスと私は複雑な関係であるようだと認めざるを得ない。
もっとも、複雑にしているのは私だけなのかも知れないけれど。
「そもそも、好きな子がいるのに、何で婚約なんてしたんだよ」
キリルがルーカスに単刀直入に尋ねる声で、私は視線を指輪から二人へ移す。
「それは両親、主に母上からの圧がすごいから」
「あー、お前は次世代の国王だもんな」
「……ま、そういうこと」
ルーカスはチラリと私を横目で捉えつつ答えた。
「ルシアちゃんは、お前のその、何というか。特異な体質のことは知ってるのか?」
キリルは遠慮がちにルーカスに問う。
「知ってる。お互い了承した上で結ばれた仲だし」
ルーカスは堂々と嘘をつき、胸を張る。
もはや通常運転な彼にかける言葉はない。
「お前、重症だな……」
キースがもっともな意見を述べたので、私も頷いておいた。
「で、君もグールなの?」
キースの視線が私に移る。
どうやら私に尋ねているようだ。
「いいえ、私は……」
(人間?でも)
ミュラー曰く、私の体の一部は神に分け与えられたものだと言っていた。となると私は人間でも、勿論グールでもない。
(私は一体)
人生十五年目にして、初めて私は『自分が属する種族は何なのか』という問題に突き当たる。
「彼女のことはいいだろ。大事なのはお互いを想う気持ちなんだから」
ルーカスが口を尖らせる。
「そうは言っても、グールと付き合うのはそれ相応の覚悟がいるだろ」
「覚悟?」
覚悟など微塵もない私は流れのまま尋ねる。
「食べられる覚悟ってこと」
「食べられる?」
「勿論、生きる為の餌としてって意味で」
キースが何気なく放った言葉に、私は固まる。
何故なら自分がルーカスの餌となる可能性。それを一度も考えた事がなかったからだ。
思い起こせば、確かにルーカスは私を「食べたい」と口にする。けれどそれはいつも冗談っぽい口調だった。
(そっか、半分グールだけど、ルーカスはグールだもんね)
よって、私を餌として感じる事もある。
それはごく自然な事だ。
私がお腹を空かせ、「今日はスパゲティーを食べたい」と思う気持ちと同じくらいの感覚で、グールは「今日は人を食べたい」と感じるのだろう。
(ただ、ローミュラー王国には、白の園にクリスタルがあるから)
その欲求を、グール達は抑えられているだけ。そしてルーカスは半分だけグールだから、クリスタルがなくとも、人間を食べる事なく生活出来ている。
「失礼な、僕はルシアを食べたいけど、食べない。グールだけど理性的に生きるよう、常日頃から細心の注意を払ってるからな」
「けど、お前の国から飛び出したグールが、各地で人を食べ、問題を起こしたのち殺される事件は年に数回、確実に目にする。いいか?食べたいと言う欲求は、理性でどうにかなるものではないんだぞ」
キースが強い口調でルーカスを諭す。
「それに、お前が一人前のグールになるには、食べなきゃなんだろ?」
何をとは明確に口にしないのは、キリルの優しさなのかも知れない。
「僕はこのままでいい」
「でも、愛する者を取り込みたいと思うのは、グールの逃れられない欲求だって。そうやってグールはより強くなる種族だって。お前が昔、自分でそう言ってたんだぞ?」
初めて明かされる事ばかりだ。
どうやらグールはかなり複雑で厄介な特性を持った種族らしい。
(やだ、食べないでよね)
キリルの言葉に思わず身構える。
「僕はルシアを食べたい。けど、食べない」
まるでそれが自分に課せられた罪だと言った口調で、ルーカスは呟く。
とても辛そうで、厳しい表情。
ルーカスがいつもはひた隠しにした気持ちが少しだけ露呈した。そんな風に見える。
多分彼は私を捕食したい。けれど、理性がそれを許さないのだろう。
(わかる、かも)
私もルーカスを殺したいと思う時がある。でも理性が、それをするなと訴えかけてくる。
「わ、わかったよ。すまない。言い過ぎた。俺だってお前には幸せになって欲しいし。もう追求はしない。ごめん」
キリルが慌てたように口にする。
二人の関係を詳しくは知らない。しかし、お互い傷付け合うような関係ではない。それだけは確かなようだ。
二人の会話に黙って耳を傾ける私は、ふとミュラーの言葉を思い出す。
『君はグールにはならない。何故なら君はグールを狩る側だからだ』
何の問いかけに対する言葉だったか。詳しくはすぐに思い出すことは出来ない。
(そっか、私はグールにならない)
だからルーカスは種族の生存本能として、敵なる私を食べたいのかも知れない。そして私は、そんなルーカスを狩らなければならない側にいる。
それが正しい現実だと、密かに気付く。
私は自分の左手の薬指にはまる指輪を、ジッと見つめる。
歪な関係である私達が揃いの指輪をはめている意味。それはもしかしたら、互いが己の理性を守るために、必要だからそこにあるのかも知れない。
私は何となく、外せない指輪の意味を見つけたような気がしたのであった。
そもそも恋に落ちた者は、本来の判断力や洞察力を欠いた状態にあるため、騙されやすくなるらしい。
ラブリープリンスなキリルンとして多忙な日々を送る、フロッキー王国の王子、キリルを呼び出し、詳しく話を聞いた私は、やはりナターシャは「詐欺に引っかかっているのではないか?」と、疑いを深めたところである。
因みに、ブラック・ローズ科的思考でこの件を捉えた場合「へぇー、恋愛感情を巧みに利用するなんて、非道でクールじゃん」と正直、口笛を吹きそうになる。しかし、親友であるナターシャがその詐欺に引っかかっている可能性がある今は、呑気に口笛は吹けそうもない。
(恋する気持ちを利用するなんて、ちょっとやり過ぎだわ)
そう思わない事もない。勿論ブラック・ローズ科に所属する手前、大きな声では言えないが、詐欺師を懲らしめたい気持ちすら沸き始めている。
(問題はナターシャに、どうわかってもらうかだけど)
恋に溺れるナターシャを、ドーパミン溢れる海から救い出すためには、正攻法では無理そうだ。
(そうだなぁ……)
いっそ本物のブルーノを誘拐したのち、惚れ薬を無理やり摂取させる。そしてナターシャに引き渡せば、めでたし、めでたしになるかも知れない。
(あ、でも、DMで培った関係性の辻褄が合わないとバレちゃうか)
となると、ナターシャのマジカルデバイスをハッキングし、二人のやり取りを入手して、それで……。
私が一人思考の渦に巻き込まれていると。
「ところでさ、君達は付き合ってるの?」
キリルが唐突に尋ねてきた。
「そうだよ」
「同郷のよしみです」
ルーカスと私は同時に答える。
「なるほど。複雑な関係のようだ」
苦笑いを浮かべるキリルは、ルーカスと私の薬指にあからさまな視線を向けた。
そこにあるのは、外そうと思えばいつだって外す事の出来る、マンドラゴラの葉がモチーフになった指輪だ。
もはや私の中で薬指の一部と化すそれを、どうして抜き取る事をしないのか。
実のところ、私にもよく理由がわからない。
ただ最近、この謎が解明されかけた事があった。
ナターシャとちょっとした口喧嘩の末。
『なんだかんだ、指輪を取らないってことは、植物マニアの事が好きってことでしょ?いい加減、認めなよ』
そう言われたのである。
私は「違うし」とムッとしながらも、己の心に「何故、指輪をしているか?」について、真剣に問いかけてみた。
すると突然、閃いたのである。
『ここにはめていれば無くさないし。いずれお金に困った時、質屋に売るためよ。その時まで紛失しないよう、指にはめておいてあるだけ』
実に論理的な答えだと、スッキリしたのだが。
『だったら、銀行の貸金庫に預けておけばいいじゃない。傷もつかないし、無くしたりしないでしょ』
ナターシャから真っ当な意見が飛び出し、私は振り出しに戻ってしまった。
その事を踏まえると、確かにルーカスと私は複雑な関係であるようだと認めざるを得ない。
もっとも、複雑にしているのは私だけなのかも知れないけれど。
「そもそも、好きな子がいるのに、何で婚約なんてしたんだよ」
キリルがルーカスに単刀直入に尋ねる声で、私は視線を指輪から二人へ移す。
「それは両親、主に母上からの圧がすごいから」
「あー、お前は次世代の国王だもんな」
「……ま、そういうこと」
ルーカスはチラリと私を横目で捉えつつ答えた。
「ルシアちゃんは、お前のその、何というか。特異な体質のことは知ってるのか?」
キリルは遠慮がちにルーカスに問う。
「知ってる。お互い了承した上で結ばれた仲だし」
ルーカスは堂々と嘘をつき、胸を張る。
もはや通常運転な彼にかける言葉はない。
「お前、重症だな……」
キースがもっともな意見を述べたので、私も頷いておいた。
「で、君もグールなの?」
キースの視線が私に移る。
どうやら私に尋ねているようだ。
「いいえ、私は……」
(人間?でも)
ミュラー曰く、私の体の一部は神に分け与えられたものだと言っていた。となると私は人間でも、勿論グールでもない。
(私は一体)
人生十五年目にして、初めて私は『自分が属する種族は何なのか』という問題に突き当たる。
「彼女のことはいいだろ。大事なのはお互いを想う気持ちなんだから」
ルーカスが口を尖らせる。
「そうは言っても、グールと付き合うのはそれ相応の覚悟がいるだろ」
「覚悟?」
覚悟など微塵もない私は流れのまま尋ねる。
「食べられる覚悟ってこと」
「食べられる?」
「勿論、生きる為の餌としてって意味で」
キースが何気なく放った言葉に、私は固まる。
何故なら自分がルーカスの餌となる可能性。それを一度も考えた事がなかったからだ。
思い起こせば、確かにルーカスは私を「食べたい」と口にする。けれどそれはいつも冗談っぽい口調だった。
(そっか、半分グールだけど、ルーカスはグールだもんね)
よって、私を餌として感じる事もある。
それはごく自然な事だ。
私がお腹を空かせ、「今日はスパゲティーを食べたい」と思う気持ちと同じくらいの感覚で、グールは「今日は人を食べたい」と感じるのだろう。
(ただ、ローミュラー王国には、白の園にクリスタルがあるから)
その欲求を、グール達は抑えられているだけ。そしてルーカスは半分だけグールだから、クリスタルがなくとも、人間を食べる事なく生活出来ている。
「失礼な、僕はルシアを食べたいけど、食べない。グールだけど理性的に生きるよう、常日頃から細心の注意を払ってるからな」
「けど、お前の国から飛び出したグールが、各地で人を食べ、問題を起こしたのち殺される事件は年に数回、確実に目にする。いいか?食べたいと言う欲求は、理性でどうにかなるものではないんだぞ」
キースが強い口調でルーカスを諭す。
「それに、お前が一人前のグールになるには、食べなきゃなんだろ?」
何をとは明確に口にしないのは、キリルの優しさなのかも知れない。
「僕はこのままでいい」
「でも、愛する者を取り込みたいと思うのは、グールの逃れられない欲求だって。そうやってグールはより強くなる種族だって。お前が昔、自分でそう言ってたんだぞ?」
初めて明かされる事ばかりだ。
どうやらグールはかなり複雑で厄介な特性を持った種族らしい。
(やだ、食べないでよね)
キリルの言葉に思わず身構える。
「僕はルシアを食べたい。けど、食べない」
まるでそれが自分に課せられた罪だと言った口調で、ルーカスは呟く。
とても辛そうで、厳しい表情。
ルーカスがいつもはひた隠しにした気持ちが少しだけ露呈した。そんな風に見える。
多分彼は私を捕食したい。けれど、理性がそれを許さないのだろう。
(わかる、かも)
私もルーカスを殺したいと思う時がある。でも理性が、それをするなと訴えかけてくる。
「わ、わかったよ。すまない。言い過ぎた。俺だってお前には幸せになって欲しいし。もう追求はしない。ごめん」
キリルが慌てたように口にする。
二人の関係を詳しくは知らない。しかし、お互い傷付け合うような関係ではない。それだけは確かなようだ。
二人の会話に黙って耳を傾ける私は、ふとミュラーの言葉を思い出す。
『君はグールにはならない。何故なら君はグールを狩る側だからだ』
何の問いかけに対する言葉だったか。詳しくはすぐに思い出すことは出来ない。
(そっか、私はグールにならない)
だからルーカスは種族の生存本能として、敵なる私を食べたいのかも知れない。そして私は、そんなルーカスを狩らなければならない側にいる。
それが正しい現実だと、密かに気付く。
私は自分の左手の薬指にはまる指輪を、ジッと見つめる。
歪な関係である私達が揃いの指輪をはめている意味。それはもしかしたら、互いが己の理性を守るために、必要だからそこにあるのかも知れない。
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