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第六章 父と特訓、筋肉アップのサマーバケーション(十五歳)
054 里帰り
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ナターシャが引っ掛かった、ロマンチック詐欺事件。あまりにお粗末な顛末だったからか。それともお金を奪われる事がなかったからか。
思いの外、ナターシャは落ち込む事なく、無事期末試験を終える事が出来たようだ。
そして私達はついに、最上級生となる、五年生への進級が決まった。
進級が決まったということは、一ヶ月の夏休みに入る事にもなると言うことで。
「へー、今年はご両親とバカンスに行くんだ」
ナターシャは私と会話しながらも、家宝である魔法の鏡を、紫色をした、シルクの布に包み込んでいる。もはや休み前の儀式といった感じ。私にとっては、寂しさを感じる瞬間だ。
そんなナターシャの横顔を眺めつつ、私は首を横に振る。
「バカンスじゃないよ。父さんに魔法の腕を磨いてもらうだけ」
「あーそっか。ルシアのお父様って魔法のプロフェッショナルだっけ?」
「プロフェッショナルかどうかはわからないけど、でも強いと思う」
だからこそ私はこの夏、父の元で魔法の訓練を受ける事にした。
勿論そう思うようになったきっかけはルーカスだ。
少なくともあと一年。一緒に卒業したいとアリア校長先生に告げた手前、私にはその責任がある。
その為には、ルーカスがグール化しないよう、注意を払う必要がある。そして万が一、ルーカスがグール化しかけ、私を食べようとした時。
今の私では彼に勝てない。その事をまざまざと実感した私は、今回の帰省を決めたのである。
勿論この事は誰にも言ってない。周囲にはただ、帰省するとだけ伝えてある。だからこそ、ナターシャもバカンスだと思っていたわけだ。
「植物マニア君も一緒?」
「違うよ。私一人。ルーカスは学校に残って、マンドラゴラの生育を見守るってさ」
「あらら。前回は仲良く帰省したのに?」
「三日もいなかったけどね」
「なるほど」
納得した声をあげたナターシャは、鏡を小脇に抱える。
「じゃ、最後の長期休みに行ってくる。手紙書くから」
「うん。良い夏休みを」
ナターシャと私はお互い肩を抱き合う。そしてナターシャを見送った私は、ガランと静まる部屋に一人残された。
「いつもはベッドに顔を埋めちゃうところだけど」
私も明日、ローミュラー王国に出発する予定だ。
「さ、荷造りしなきゃ」
私は一人、いつの間にか増えてしまった荷物の仕分け作業に取り掛かるのであった。
***
父から指定されたのは、ローミュラー王国の王都にある、とある貴族の屋敷だった。
「灯台もと暗しとは、良く言ったものね」
私は学校所属のグリフォン。エルマーの背にまたがりながら下を見下ろし呟く。
高い石垣に囲まれた広大な敷地の中央にそびえる、華麗な屋敷。その建物は、石造りのファサードが真っ白に塗られ、屋根にはスレートの瓦が重なり合っている。屋敷の前には、整然と並べられた花壇が広がり、彩り豊かな花々が咲き誇っている。
「すごいお金もちそう。毎回テーブルマナーとか厳しかったらどうしよう」
目に飛び込む光景に、若干尻込みする私。
敷地内に入ると、樹木が生い茂る広い庭園が広がっている。中央には噴水が設置され、そこから水の音が静かに響いている。庭園を進むと、美しい花々に囲まれたロータリーがあった。
私はロータリー前でこちらに手を振る、見覚えのある人物の姿を発見する。
「エルマー、あそこに降りてもらえる?」
「キューン!!」
私の言葉に答えたエルマーは、ゆっくりと降下する。そして地面に足をつけた後、エルマーは忙しなく飛び立って行く。
帰省が重なるこの時期は、エルマーにとっては繁忙期。あっち、こっちへと引く手数多で大忙しなのである。
「ありがとう、エルマー」
私は飛び立つエルマーに声をかける。
「キューン」
私のお礼に嬉しそうな声をあげると、エルマーは翼を羽ばたかせ、あっという間に去って行った。
「ただいま戻りました」
「おかえりなさい、ルシア。元気そうで良かったわ!」
母はニコニコ顔で私の手を掴む。三人でひっそりと住んでいた時よりずっと、小綺麗な格好になった母。
背後に映る、立派な屋敷のせいもあり、貴族の御夫人といった感じに見える。相変わらず年齢不詳な可憐さを持ち合わせ、快活な雰囲気を全身から溢れ出している母。
(若い時にモテていたのがわかるような)
しかし、よくよく見るとほうれい線が増えている気がした。
(まぁ、一年ぶりだし)
私が成長する分、母は歳を取る。
それが正しい時の経ち方だ。
「ルシア。また背が伸びたんじゃないか?」
母の横に立っていた父が私の肩を抱く。隠しきれない気品ある佇まいを見せる父は、代わり映えのしない黒いスリーピースに身を包んでいる。
(まぁ、貴族の男性ってみんなこんな感じか)
もはやスリーピーススーツに、トップハット。それからステッキは男性の制服だ。
もしかしたら、一家の長となる男性は、決断疲れによる誤判断を防ぐため、わざと同じような服を着る事にしているのかも知れない。
私はいつだったか、ナターシャの鏡から教えてもらった話を思い出しながら、父の顔を見上げる。去年顔を合わせた時より、少し頬がこけているような気がしなくもない。
「もう背は伸びてないような」
「いいや、伸びた。母さんを追い越してるし、きっと来年は私を追い越すかもな」
父の冗談に母がクスクスと声をあげて笑う。
久しぶりの家族団らんの時間だった。
「ところでルシア。魔法学校生活はどう? 友達とは上手くやってる?」
母は去年と同じ事を尋ねてくる。
「楽しいし、友達とも上手くやってる」
(この前は詐欺師から救ったし)
流石にそれを母に告げると、大袈裟に心配する事がわかっているため、心で付け足しておくに留める。
「そう。なら安心ね。それで、ルーカス殿下とはどうなの?」
母は私の左手に視線を落とす。
「別に。変わらずって感じ」
「変わらずって、それじゃわからないわよ。それに手紙でも殿下との事は全然教えてくれないし」
母はぷくうと頬を膨らませた。
「じゃ、母さんは父さんとのことを全部、両親に報告してた?」
「それは……」
母がそっと視線をそらし、私は勝ちを確信する。
そもそもグール化し、自我を失いかけたルーカスに食べられそうになりました……なんてことは口が裂けても言えるはずがない。
「とにかく、特に何もない。お陰様で充実した学生生活を送れているってこと」
「……そうね。でも、もし困った事があったらすぐ相談しなさいよ。離れていても私達は家族なんだから」
「わかってるって」
私はコクリと首を縦に振った。
「さあ、今日は厨房を借りるお願いをしておいたから、腕をふるってご馳走を作るわ! だからルシアは父さんと部屋で休んでいて」
「うん」
我が家のムードメーカーである母が張り切って、屋敷の中に入っていく。
「まずは、お世話になっている方に挨拶をしておこう。私の可愛い娘だと紹介もしたいしね」
「うん」
両親を匿っている人物。王族派なのは間違いないが、一体どんな人なんだろうと緊張しつつ、私は地面に置いた鞄を持ち上げる。
すると即座にポーターらしき人物が現れ、私の手から鞄をエレガントに奪い去った。
「任せて大丈夫だ。彼が部屋まで運んでくれるから」
鞄を凝視したまま固まる私に、父が声をかける。
「お嬢様、腕を」
父がおどけた声と共に私に腕を差し出す。
「ありがとう、遠慮なく借りるわね」
私も父の冗談のノリに付き合う。
家族サービスの一環だ。
屋敷の中に入ると、豪華な装飾が施された玄関が迎えてくれた。白黒の大理石の床には、真っ赤な絨毯が敷かれている。その先には、天井が高く輝かしいシャンデリアが揺れていた。
「ここは誰の家なの?」
屋敷内の長い廊下を歩きながら、私はどんどん意気消沈していく。
何故なら、そこかしこに高そうな彫刻や絵画が飾られており、「これはただ者ではない」とひしひしと感じてきたからだ。
「ここは、モディリアーニ侯爵家だよ。ローミュラー王国内でも建国から貴族籍に名を連ねる家系で、父の時代は議会の議長を勤めていらした方だよ」
議会の議長と聞き、呑気に葉巻を吸いながら、マンドラゴラになった私の処分を率先して話し合う、ハーヴィストン侯を思い出す。
「モディリアーニ侯は父さんにとっていい人?」
侯爵という言葉に良い印象のない私は、思わず尋ねる。
「一度国を見捨てた私を呼び戻したのは彼なんだ。少なくとも国を思う気持ちだけは、間違いないと思っているよ」
良い人なのか、悪い人なのか。
微妙に判断に困る解答だ。
「父さんはその人を信じられる?」
より具体的な情報を入手するために、質問を変えてみる。
「信じるに値する人なんじゃないかな?」
(何故に疑問形?)
またもや絶妙に断言する事を避ける父。
「それに、私や母さんに何かあった時。モディリアーニ侯にはお前の後見人になってもらうよう、お願いしてあるんだ」
私がムッとした顔をしたのに気付いたのか、父が付け加えた。
「つまり、私とソフィアの大事な娘を預けるに値する人物だという事だ」
父はお得意の慈悲深い、優しい笑みを私に向ける。
「父さんと母さんに何かあるとか、例えでも聞きたくないんだけど」
私はこの世で想像するに、一番最悪な事を口にした父を、罰としてしっかりと睨んでおいたのであった。
思いの外、ナターシャは落ち込む事なく、無事期末試験を終える事が出来たようだ。
そして私達はついに、最上級生となる、五年生への進級が決まった。
進級が決まったということは、一ヶ月の夏休みに入る事にもなると言うことで。
「へー、今年はご両親とバカンスに行くんだ」
ナターシャは私と会話しながらも、家宝である魔法の鏡を、紫色をした、シルクの布に包み込んでいる。もはや休み前の儀式といった感じ。私にとっては、寂しさを感じる瞬間だ。
そんなナターシャの横顔を眺めつつ、私は首を横に振る。
「バカンスじゃないよ。父さんに魔法の腕を磨いてもらうだけ」
「あーそっか。ルシアのお父様って魔法のプロフェッショナルだっけ?」
「プロフェッショナルかどうかはわからないけど、でも強いと思う」
だからこそ私はこの夏、父の元で魔法の訓練を受ける事にした。
勿論そう思うようになったきっかけはルーカスだ。
少なくともあと一年。一緒に卒業したいとアリア校長先生に告げた手前、私にはその責任がある。
その為には、ルーカスがグール化しないよう、注意を払う必要がある。そして万が一、ルーカスがグール化しかけ、私を食べようとした時。
今の私では彼に勝てない。その事をまざまざと実感した私は、今回の帰省を決めたのである。
勿論この事は誰にも言ってない。周囲にはただ、帰省するとだけ伝えてある。だからこそ、ナターシャもバカンスだと思っていたわけだ。
「植物マニア君も一緒?」
「違うよ。私一人。ルーカスは学校に残って、マンドラゴラの生育を見守るってさ」
「あらら。前回は仲良く帰省したのに?」
「三日もいなかったけどね」
「なるほど」
納得した声をあげたナターシャは、鏡を小脇に抱える。
「じゃ、最後の長期休みに行ってくる。手紙書くから」
「うん。良い夏休みを」
ナターシャと私はお互い肩を抱き合う。そしてナターシャを見送った私は、ガランと静まる部屋に一人残された。
「いつもはベッドに顔を埋めちゃうところだけど」
私も明日、ローミュラー王国に出発する予定だ。
「さ、荷造りしなきゃ」
私は一人、いつの間にか増えてしまった荷物の仕分け作業に取り掛かるのであった。
***
父から指定されたのは、ローミュラー王国の王都にある、とある貴族の屋敷だった。
「灯台もと暗しとは、良く言ったものね」
私は学校所属のグリフォン。エルマーの背にまたがりながら下を見下ろし呟く。
高い石垣に囲まれた広大な敷地の中央にそびえる、華麗な屋敷。その建物は、石造りのファサードが真っ白に塗られ、屋根にはスレートの瓦が重なり合っている。屋敷の前には、整然と並べられた花壇が広がり、彩り豊かな花々が咲き誇っている。
「すごいお金もちそう。毎回テーブルマナーとか厳しかったらどうしよう」
目に飛び込む光景に、若干尻込みする私。
敷地内に入ると、樹木が生い茂る広い庭園が広がっている。中央には噴水が設置され、そこから水の音が静かに響いている。庭園を進むと、美しい花々に囲まれたロータリーがあった。
私はロータリー前でこちらに手を振る、見覚えのある人物の姿を発見する。
「エルマー、あそこに降りてもらえる?」
「キューン!!」
私の言葉に答えたエルマーは、ゆっくりと降下する。そして地面に足をつけた後、エルマーは忙しなく飛び立って行く。
帰省が重なるこの時期は、エルマーにとっては繁忙期。あっち、こっちへと引く手数多で大忙しなのである。
「ありがとう、エルマー」
私は飛び立つエルマーに声をかける。
「キューン」
私のお礼に嬉しそうな声をあげると、エルマーは翼を羽ばたかせ、あっという間に去って行った。
「ただいま戻りました」
「おかえりなさい、ルシア。元気そうで良かったわ!」
母はニコニコ顔で私の手を掴む。三人でひっそりと住んでいた時よりずっと、小綺麗な格好になった母。
背後に映る、立派な屋敷のせいもあり、貴族の御夫人といった感じに見える。相変わらず年齢不詳な可憐さを持ち合わせ、快活な雰囲気を全身から溢れ出している母。
(若い時にモテていたのがわかるような)
しかし、よくよく見るとほうれい線が増えている気がした。
(まぁ、一年ぶりだし)
私が成長する分、母は歳を取る。
それが正しい時の経ち方だ。
「ルシア。また背が伸びたんじゃないか?」
母の横に立っていた父が私の肩を抱く。隠しきれない気品ある佇まいを見せる父は、代わり映えのしない黒いスリーピースに身を包んでいる。
(まぁ、貴族の男性ってみんなこんな感じか)
もはやスリーピーススーツに、トップハット。それからステッキは男性の制服だ。
もしかしたら、一家の長となる男性は、決断疲れによる誤判断を防ぐため、わざと同じような服を着る事にしているのかも知れない。
私はいつだったか、ナターシャの鏡から教えてもらった話を思い出しながら、父の顔を見上げる。去年顔を合わせた時より、少し頬がこけているような気がしなくもない。
「もう背は伸びてないような」
「いいや、伸びた。母さんを追い越してるし、きっと来年は私を追い越すかもな」
父の冗談に母がクスクスと声をあげて笑う。
久しぶりの家族団らんの時間だった。
「ところでルシア。魔法学校生活はどう? 友達とは上手くやってる?」
母は去年と同じ事を尋ねてくる。
「楽しいし、友達とも上手くやってる」
(この前は詐欺師から救ったし)
流石にそれを母に告げると、大袈裟に心配する事がわかっているため、心で付け足しておくに留める。
「そう。なら安心ね。それで、ルーカス殿下とはどうなの?」
母は私の左手に視線を落とす。
「別に。変わらずって感じ」
「変わらずって、それじゃわからないわよ。それに手紙でも殿下との事は全然教えてくれないし」
母はぷくうと頬を膨らませた。
「じゃ、母さんは父さんとのことを全部、両親に報告してた?」
「それは……」
母がそっと視線をそらし、私は勝ちを確信する。
そもそもグール化し、自我を失いかけたルーカスに食べられそうになりました……なんてことは口が裂けても言えるはずがない。
「とにかく、特に何もない。お陰様で充実した学生生活を送れているってこと」
「……そうね。でも、もし困った事があったらすぐ相談しなさいよ。離れていても私達は家族なんだから」
「わかってるって」
私はコクリと首を縦に振った。
「さあ、今日は厨房を借りるお願いをしておいたから、腕をふるってご馳走を作るわ! だからルシアは父さんと部屋で休んでいて」
「うん」
我が家のムードメーカーである母が張り切って、屋敷の中に入っていく。
「まずは、お世話になっている方に挨拶をしておこう。私の可愛い娘だと紹介もしたいしね」
「うん」
両親を匿っている人物。王族派なのは間違いないが、一体どんな人なんだろうと緊張しつつ、私は地面に置いた鞄を持ち上げる。
すると即座にポーターらしき人物が現れ、私の手から鞄をエレガントに奪い去った。
「任せて大丈夫だ。彼が部屋まで運んでくれるから」
鞄を凝視したまま固まる私に、父が声をかける。
「お嬢様、腕を」
父がおどけた声と共に私に腕を差し出す。
「ありがとう、遠慮なく借りるわね」
私も父の冗談のノリに付き合う。
家族サービスの一環だ。
屋敷の中に入ると、豪華な装飾が施された玄関が迎えてくれた。白黒の大理石の床には、真っ赤な絨毯が敷かれている。その先には、天井が高く輝かしいシャンデリアが揺れていた。
「ここは誰の家なの?」
屋敷内の長い廊下を歩きながら、私はどんどん意気消沈していく。
何故なら、そこかしこに高そうな彫刻や絵画が飾られており、「これはただ者ではない」とひしひしと感じてきたからだ。
「ここは、モディリアーニ侯爵家だよ。ローミュラー王国内でも建国から貴族籍に名を連ねる家系で、父の時代は議会の議長を勤めていらした方だよ」
議会の議長と聞き、呑気に葉巻を吸いながら、マンドラゴラになった私の処分を率先して話し合う、ハーヴィストン侯を思い出す。
「モディリアーニ侯は父さんにとっていい人?」
侯爵という言葉に良い印象のない私は、思わず尋ねる。
「一度国を見捨てた私を呼び戻したのは彼なんだ。少なくとも国を思う気持ちだけは、間違いないと思っているよ」
良い人なのか、悪い人なのか。
微妙に判断に困る解答だ。
「父さんはその人を信じられる?」
より具体的な情報を入手するために、質問を変えてみる。
「信じるに値する人なんじゃないかな?」
(何故に疑問形?)
またもや絶妙に断言する事を避ける父。
「それに、私や母さんに何かあった時。モディリアーニ侯にはお前の後見人になってもらうよう、お願いしてあるんだ」
私がムッとした顔をしたのに気付いたのか、父が付け加えた。
「つまり、私とソフィアの大事な娘を預けるに値する人物だという事だ」
父はお得意の慈悲深い、優しい笑みを私に向ける。
「父さんと母さんに何かあるとか、例えでも聞きたくないんだけど」
私はこの世で想像するに、一番最悪な事を口にした父を、罰としてしっかりと睨んでおいたのであった。
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