男性保護特務警護官~あべこべな異世界は男性が貴重です。美少年の警護任務は婚活です!

タッカー

文字の大きさ
83 / 100
第七章 温泉旅行は愛と波乱に満ちている

第八十話 五月雨五月は思案する

しおりを挟む
 店舗の座敷は十畳ほどの広さで和風の個室、人目を気にせず落ち着けて一安心。注文を済ませてしばらく、人気メニューの天ざる蕎麦などを中心に昼食がテーブルに並ぶ。もちろん梅、深夜子の前には蕎麦のみならず、カツ丼、天丼などご飯メニューも盛りだくさん。そんな中、いぶかしげな面持ちで五月が口を開く。

「――で、どうして貴女がここにいらっしゃるのかしら? 万里さん」
 五月がジトッと隣に視線を向ける。

 そこにはごきげんで座布団の上にあぐらをかいている万里の姿があった。広めのテーブルに五月、万里が隣り合わせ。朝日、梅、深夜子が向かい側に座っている。

 深夜子と梅は手元に並ぶ昼食に気を取られつつも、万里にチラチラと視線を送っている。昨日、万里が朝日の窮地を救った話を聞いているのであまり強く出れないようだ。

「あれあれぇ? みなさん冷たいねぇ~。美人さんからウチの坊ちゃんに連絡があって、お昼をごちそうしてくれるってからやって来たんだけどねぇ~」
 深夜子ら三人の視線が朝日に集まる。
「うん。その……万里さんにちゃんとお礼してなかったでしょ? だから今日のお昼をいっしょにってあるじ君に頼んだんだ。それで万里さん、主君は?」
「ああ、坊ちゃんは来ないよ。と言うより『特区外に平気で外出とか相変わらずキミは変わってるね! いくらボクが前衛的な男と言ってもさすがに付き合い切れないよ!』だってさぁ」
「あはは。なるほど」
「でもこの後のホテルで合流の話はOKじゃない」

 実は夏の件(※第三章参照)が解決して以降、朝日と主はメールでやりとりしたり、ネットゲームなどで交流を深めていた。 

 同じ温泉に来ていることがわかったので連絡を取り、いっしょに遊ぼうと朝日が持ちかけたのである。なんだかんだと貴重な同年代の男性で、一般的なおとなしい男性よりも強気な主は朝日と話が合うことが多かったのだ。

 
 ――しばらくは万里の存在に多少戸惑っていたが、深夜子たちも時間が経てばいつものノリに戻って食事がすすむ。

 朝日が深夜子、梅と食後のデザートはどれにする? など相談していると、突然万里が五月の肩に腕を回して引き寄せた。

「あ~そうだそうだ。なぁ、お嬢様」
「ちょっ!? いきなり、な、なんですのっ!? 暑苦しいで――」(うちの社長ボスルートの情報でさぁ……)
(!? ……何かありましたの?)

 耳打ちを始めた万里の声色で内容を察して、五月も声をひそめ耳を傾ける。

(ああ、どうも昨晩から桐生傘下の暴力団連中が本館側に入ってるらしいねぇ)
(桐生の!? ……でも、万里さん。五月雨うち海土路そちらもそもそも桐生と同じ経推同盟けいすいどうめいの企業。昨日の件も三社通じて決着済みですわよ。どうしてまた?)
(あ~、確かオタクのオチビちゃんとも前に一度やらかしてんじゃな~い? 昨日はあたいが間に入ったとは言え、元は同じく美人さんが原因。ヤクザもんが二回連続で同じ相手に面子を潰されたとあっちゃあねぇ……わかんだろぉ) 
(しかし、一度収めた問題を蒸し返して……それ以前に同盟内での表だった揉め事はご法度ですわ。それに桐生関連の暴力団と言えば”鬼竜会きりゅうかい”ですわよね。今更、その傘下組織の連中ごときが出て来て何かできる話ではありませんでしょうに……) 
(影嶋一家かげじまいっか)
(なっ!?)
 その一言で五月の顔色が変わった。

(ありゃあ? やっぱり。お嬢様ともあろう者が知らなかったのかい? 前回も、今回も、オタクらと揉めたのは影嶋一家の連中したっぱじゃない)
(そんなっ……!? よりにもよって……あの)
 
 五月が絶句する理由。指定暴力団『影嶋一家』――。

 武蔵区に本拠地を置く構成員三十名程度の小規模ながら過激派で知られる暴力団。表向きには大型組織に所属していない単独勢力とされるが、実際には国内を二分する大型組織の一つ『鬼竜会きりゅうかい』つまりは桐生建設関連の末端組織にして、いわゆる実働部隊である。

(まあ、海土路ウチ五月雨オタクも鬼竜会と揉めることはないけどさぁ、ヤクザもんの定番は下のモンが、こいつらが勝手にやりました。ウチらは何にも関与してませ~ん。だよねぇ?)
 万里の言う通りである。影嶋一家は鬼竜会(桐生建設)と無関係の体で色々な荒事をこなしている実働部隊だ。つとめて冷静にしていた五月にも動揺が見える。

(それともう一つ。影嶋の若頭・・・・・もお目見えしてるらしいねぇ)
(……影嶋かげじま不知火しらぬい)
(さすがお嬢様よくご存知で。んじゃ、すまないけどあたいも社長ボスから後はノータッチを言われるもんでさぁ)
(いえ、万里さん。これで充分、情報感謝しますわ)
(そうかい。ま、今すぐどうこうって話じゃないからねぇ。この後はウチの坊ちゃんと遊ぶ約束もしてるみたいだしさぁ)
(ええ、この件は今晩にでもゆっくり検討させていただきますわ。万が一に朝日様へ害が及ぶなら、五月雨と桐生で戦争も致し方なしですわね)
(ははっ、怖い怖い。それにオタクにゃあの・・オチビちゃんがいるじゃな~い。影嶋一家と言えど一筋縄じゃいかないだろうねぇ――)

 五月と万里がそんな話をしている間に朝日たちのデザートタイムは終了。主との約束もあるため、万里と別れて一旦ホテルへと戻ることになった。

 その帰り道――。

「あの……朝日様?」
 ふと朝日が五月の手を取って心配気に顔を見上げていた。五月としては顔に出ないようにしていたつもりだったのだが……人の顔色に敏感な朝日が何かを察したようである。その手をきゅっと握りしめてくる。

「あの……五月さん。ちょっと表情が暗いみたいだけど……大丈夫かなって思って……その、僕にできる――――うわぷっ!?」
「ああっ! 朝日様! なんてお優しい! 大丈夫、なんでもありませんわ。もう朝日様ったら、五月は、五月は本当に幸福者ですわあああああっ!!」
 ここはあえて・・・過剰に反応して気取られないように努力する。自分の胸に朝日の顔が埋まるほどにぐいぐいと抱きしめる。とても心地よい。
 
「ふぁっ!? 五月さっきー!? 公衆の面前でそれはアウト」
「おいこら! 突然朝日を抱きしめて何してやがんだ!?」

 迫真の演技に深夜子たちも想定通りの反応である。だがこれは素振り・・・であって、決して欲望からではないのだ!
 
 朝日と引き剥がされ、少し名残惜しい――ではなく。五月は頭の中で冷静にこれからの対処方法を組み上げているのであった。

 あとわずかで手に届くところまで来た愛しの朝日との任務完了ゴールイン何人なんぴとたりともその邪魔は許さない。

 ――そして、それは五月に限ったことでは無いのだ。


 海土路みどろあるじとの待ち合わせ時間も近くなり、朝日たちは宿泊している男性福祉対応のリゾートホテル『別館海神わだつみ』、その三階にあるロビーラウンジへと来ていた。

 このフロアにはアミューズメント施設が色々と揃っている。朝日は主とここである遊び・・・・をする約束をして、待ち合わせ場所にラウンジを指定していたのだ。

 もちろん高級ホテル並みにティータイムメニューも充実しており、深夜子と梅はさっそくメニューからスイーツをあれこれ物色している。

 ――さほど待たずして主たちが姿を現す。後ろにはタクティクスメンバー、蛇内へびうち万里ばんり流石寺りゅうせきじ月美つきみ、そして花美はなみではなく、えびす顔の肉だるま、丸大まるだい公子きみこの三人がついて来ていた。
 
「やあ、朝日クン待たせたね。十月の健康診断以来かな――って、どうしてキミは真っ昼間から浴衣姿なのかなっ!?」
 開口一番。挨拶と同時にツッコミをいれるキノコヘアにしてモブフェイスのお坊ちゃま。海土路みどろあるじ十八歳である。

「えへへ、会うのは久しぶりだね主君。だって温泉卓球・・・・だよ? 正装はこれに決まってるじゃん!」と、挨拶半分に胸をはって主張する朝日。

 そう、主と約束をしていたのは卓球で勝負することであった。やはり温泉と言えば何故か設置されている卓球台がお約束。しかしここは場末の温泉宿とは訳が違う。

 フロア内には本格的な卓球場が設置されており、貸し出しラケットも種類豊富でシェーク、ペン、それぞれが戦型に合わせたラバーまで選べる充実ぶりだ。

 浴衣姿にスリッパでやる気満々の朝日とは対象的に、主は有名メーカーの卓球用ユニフォーム姿。自前のラケットも手に持って、何やら自信ありげな様子。

「ふふん、朝日クン。キミのメールに少しは腕に覚えがあるような事が書いてあったけど――」
(おっ、チャーシューじゃねえか? お前も来てたのかよ? プロレスの時以来だな)
(あひいいっ!? やっ、ややややや大和梅ぇ!? いっ、いいいいやあああああああっ!!)
「実はボクのママが卓球のオリンピック選手と知り合いでね――」
(ちょっとチビ猫! きみちゃんが怯えてるですよ! 近寄らないで欲しいですよっ!!)
(はあ? 知るかよ! 俺は別になんにもしてねぇだろ? にしてもお前はいつ見てもちんちくりんだな、眼鏡チビ)
「もちろん色々と身体を鍛えてるボクだけど、卓球は昔からプロの指導を――」
(んなあっ!? 相っ変わらずブーメランが得意ですよチビ猫はっ! 月美は――うきゃああああああっ!)
(月美つきみんおひさ。そして今日もスーツの下はエロビッチな下着)
(なっ、なっ、なんで月美の下着をチェックするですよっ!? 触るな変態っ、ノータッチですよおおおっ!!)
「うるさぁーーーっい! なんでボクが話してる時に後ろで騒ぐんだああああああっ!?」

 なんの因果か、梅とめぐり合わせのいい丸大公子が悲鳴をあげ、そこに月美が割って入り梅と額をこすりあわさんばかりに張り合うと、その後ろから深夜子がわさわさとボディチェック。

 双方入り交じって賑やかなやり取りが始まり、怒鳴りちらす主を「まあまあ」となだめながら朝日も加わる。そんな光景を少し離れた場所から生暖かい目で見つめる二人がいる。

「あっははは! やっぱ面白い連中だねぇ」
「まったく、よく飽きませんこと……」

 ロビーで和気あいあいとする朝日たちを見守りながら、ラウンジのソファーで隣りあってお茶を飲んでいる五月と万里であった。

「それで……万里さん。こちらが約束の品ですわ」
 上品な仕草でティーカップをソーサーに置いて、五月はポケットから取り出したUSBメモリーを万里の前へと差し出す。
「ん~、さすがはお嬢様。仕事が早いねぇ~」
「はぁ……朝日様のためとは言え……わたくしともあろう者がこんな真似を」

 上機嫌でモノを受け取る万里とは真逆に苦い顔の五月、どうやら何か裏取引の模様である。

「あ~たまんないねぇ。男への愛に狂って次々と悪事に手を染め、堕ちていく美女イケメンエリート警護官! そそるじゃな~い」
 万里が胸の前で手を組んで、柄に合わない乙女チックな声を出す。 
「んなあっ!? なっ、ななな何を人聞きの悪いっ! 大事の前の小事。ついでに・・・・実家から少しデータを借りただけ・・・・・ですわっ!!」
 顔を真っ赤にした五月がバンッ! と机を叩いて叫びながら立ち上がる。

 が、「あ――――」数秒して、周りの客からのいぶかしげな視線に気づきソファーへと縮こまった。
「とにかく万里さん。ちゃんとした依頼なのですから――――っ!!」
「ああ、大丈夫さぁ。もう花美が本館むこう潜入もぐってるからねぇ~、ご依頼の情報は夕方にはお渡しできるさね。しかし驚いたよ、お嬢様の方からあたいに電話とか珍しいと思ったら……わざわざウチらに仕事の依頼・・・・・とはねぇ。でもさぁ、オタクにゃ寝待ってお嬢ちゃんがいるだろうになんでまた?」
「単純に時間と人手不足ですわ。深夜子さんには夜に動いていただくつもりですから」
「はぁん、色々考えてんだねぇ――」


 そうやって五月と万里が話し込んでいる間に、朝日たちは先に卓球場へ移動していた。話を終えてから二人も卓球場へと追いかけ顔を出すのであった。
しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

まずはお嫁さんからお願いします。

桜庭かなめ
恋愛
 高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。  4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。  総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。  いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。  デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!  ※特別編7が完結しました!(2026.1.29)  ※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録、感想をお待ちしております。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

元おっさんの幼馴染育成計画

みずがめ
恋愛
独身貴族のおっさんが逆行転生してしまった。結婚願望がなかったわけじゃない、むしろ強く思っていた。今度こそ人並みのささやかな夢を叶えるために彼女を作るのだ。 だけど結婚どころか彼女すらできたことのないような日陰ものの自分にそんなことができるのだろうか? 軟派なことをできる自信がない。ならば幼馴染の女の子を作ってそのままゴールインすればいい。という考えのもと始まる元おっさんの幼馴染育成計画。 ※この作品は小説家になろうにも掲載しています。 ※【挿絵あり】の話にはいただいたイラストを載せています。表紙はチャーコさんが依頼して、まるぶち銀河さんに描いていただきました。

お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?

すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。 お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」 その母は・・迎えにくることは無かった。 代わりに迎えに来た『父』と『兄』。 私の引き取り先は『本当の家』だった。 お父さん「鈴の家だよ?」 鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」 新しい家で始まる生活。 でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。 鈴「うぁ・・・・。」 兄「鈴!?」 倒れることが多くなっていく日々・・・。 そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。 『もう・・妹にみれない・・・。』 『お兄ちゃん・・・。』 「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」 「ーーーーっ!」 ※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。 ※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 ※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。 ※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

迷子を助けたら生徒会長の婚約者兼女の子のパパになったけど別れたはずの彼女もなぜか近づいてくる

九戸政景
恋愛
新年に初詣に来た父川冬矢は、迷子になっていた頼母木茉莉を助け、従姉妹の田母神真夏と知り合う。その後、真夏と再会した冬矢は真夏の婚約者兼茉莉の父親になってほしいと頼まれる。 ※こちらは、カクヨムやエブリスタでも公開している作品です。

処理中です...