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第七章 温泉旅行は愛と波乱に満ちている
第八十六話 約束の腕時計
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――絶対絶命と思える危機。
もはや残された道は、朝日のため何人を道連れにするか。そんな思考に深夜子が切り替えようとした時、不知火が目の前にある物を垂らしてイヤらしい笑みを浮かべた。
それは腕時計。少し細目のシルバーメッシュバンド、ゴールドのベゼルにシンプルなフェイスデザイン。
『――はい、じゃあこれ。腕出して』
『え? これって朝日君の?』
『うん、腕時計。僕のと交換。ちゃんと朝までに、僕が起きる前に帰って来てるって……約束して』
――そう、深夜子が左腕につけていた朝日の腕時計だ。
「ねぇねぇ? これってさ、男物だよねぇ~? キャハッ!」
ちろり。朝日の腕時計を不知火の赤い舌が撫でる。
深夜子の猛禽類のような目が、日頃に無いほど大きく見開かれた。全身の血が沸騰するかのような感覚に襲われ、身体の痛みは意識の外へと追い出される。
「うあああああああ! 朝日君の時計ええええええ! 返せええええええええっ!!」
仰向けに倒れていた体勢から、深夜子自身も動かせないと思っていた身体がはね上がる。突然の咆哮とその動きに、不知火もギョッとした目を向け驚いている。
左手を軸に両足を広げながら回転。勢いで身体を浮かせ、そのまま片手立ちで蹴りを不知火の脇腹に見舞う。しかし、悲しいかな事態の好転には至らない。その蹴りに充分な威力は込められていなかった。
「いったぁ~い。まだそんな動けるとかぁ~、マジありえないんですけどぉ?」
不知火の身体がわずかに揺れた程度。結果、辛うじて起きあがっている深夜子を、床に這いつくばらせるために三節棍を数回振らせるだけに過ぎなかった。
「うあっ、あぐぅっ!」
無論、深夜子は無理な動きの反動に加え、三節棍で打ち据えられた衝撃に耐えきれず再び床を這うことになった。不知火は三節棍を肩にかけ、少し不愉快そうに揺らしながら倒れた深夜子へと近寄ってくる。
「あ、ああああさひくんのとけぇ、あううっ!」
どすん。食い下がろうとする深夜子の腹部に不知火の蹴りが入った。
「ぎゃうっ! か、返せ! かえっ、がふっ! うぐあああああ!」
鈍い音と深夜子のうめき声が繰り返し響く。何度目かの蹴り足がみぞおちへと吸い込まれ、深夜子は悶絶してうずくまった。
「もぉ~、しつこくてキモいんですけどぉ。これさぁ、彼ぴっぴに貰ったのぉ? そんな大事なわけぇ? ん~、まぁいいかぁ。どっちみちぃ、そろそろおっしま~い。キャハハッ!」
腕時計をジロジロとながめ品定めをしていた不知火だが、そう言って何やら手で合図を送る。すると控えていた組員の内三人が深夜子を取り囲み、胸ポケットから拳銃を取り出して構えた。
その拳銃は日本ではコルト・ガバメントと呼ばれる45口径の銃。軍用のため殺傷能力は高い。
「うぐ……とけい……かえせ」
それでも深夜子は拳銃に目もくれず、うずくまりながら顔を上げ、不知火を睨みつける。
「はいはい、ほんとしつこぉ~い。でさぁ、それはともかくぅ~これから穴だらけになって貰いまぁ~す。ねぇねぇ? 今どんな気分? キャハハッ!」
不知火の言葉に合わせ、三人が深夜子に銃口を向けた。すると、そこに土山が不知火に近寄ってきて耳打ちをする。
「姐御。ここは男性特区扱いになってやして、拳銃を使わすのは後々マズいと思いやすが……」
男性特区では銃の使用はもちろん、携帯することも厳しく取り締まられている。それ故に土山が不知火を諌めようとした。
「あ゛あ゛んっ!? 土山ぁ? お前ぇ、いつから不知火ちゃんに意見できるようになったんだぁ? ヘタレぬかしてんじゃねえぞこらぁ!? んなことやってっから五月雨ンとこに舐められんだろうがよぉ!!」
余程勘に触ったのか、常に軽い口調だった不知火が豹変。顔のあちこちに血管を浮き立たせ、眉間にシワをつくり、ドスの聞いた口調へと変わって殺気を撒き散らす。
「しっ、失礼しやした」
サングラスごしでもわかる怯え。土山を含め、周りの組員たちも凍りつく。それを見た不知火は満足したらしく、ケロリとまた元の軽いノリへと変貌した。
「キャハハッ! それじゃあ~、寝待ちゃんを穴だらけにしてぇ~、五月雨ンとこにプレゼンツしてあげちゃお~! あっ、そうだぁその前にぃ~、腕時計は返してあげるねぇ~。不知火ちゃんチョ~やっさしぃ!」
処刑の前に何かを思いついたのか、不知火は自分の足元に朝日の腕時計をポトリと落とす。――そして、右足をゆっくり上げ、それを、踏み砕いた。
シルバーメッシュの金属バンド、フェイスガラス、時計の部品、つぶれた本体の周りにそれらが無惨にも飛び散る。
「キャハハハハハハハッ! あ~、ごめんねごめんねぇ~。も~、不知火ちゃんったら足が滑っちゃった感じぃ?」
踏み砕いた朝日の腕時計から不知火はゆっくりと足を上げ、下卑た笑顔を深夜子へと向けた。
「あっ、あっ、あああああ――」
大切な朝日の腕時計。約束の腕時計。――深夜子の視界にある全てが紅に染まっていく。
「ああああああああああああああっ!!! あざひくんのとげええええええええええっ!!! こ、壊れちゃっ、こわれ、こわ、うわああああああああああああああああ!!! こ、交換って、あた、あたし返すって、ひっ、ひいいいいいいいいいいん!!」
動ける動けないなど関係ない。深夜子は這いずるように時計の残骸に覆い被さる。号泣、ただそれにすがるように号泣した。
「うっわ~っ、ちょっと不知火ちゃんドン引きかもぉ~」
「おいおい。たかが腕時計で情けねえ女だな」
「どうなってんだ? コイツ……」
不知火も組員たちも、深夜子を遠巻きにして嘲笑する。しばらく腕時計の残骸をかき集めながら号泣を続けた深夜子。――泣き尽くした後は、その場からピクリとも動かず、声もまったく発しなくなった。
「あっれ~電池切れかなぁ~? なぁ~んか、思ったよりもつまんなかったなぁ~。んじゃそろそ――」
不知火が拳銃を持たせた組員に合図を送ろうとした時、チャリっと言う音が聞こえた。
「「「「「!?」」」」」
見ると深夜子がコインを数枚片手に握りしめ、ふらりと起き上がっていた。両手は力なくだらりとぶら下がり、目線は振り乱された黒髪に隠れ表情もよく見えない。声もまったく漏らさず、ただ無言でふらふらとしている。
「はぁああああ~? 寝待ちゃんはガチおバカちゃんなのかなぁ~? フルボッコの状態でぇ、今さらあのコイン飛ばしで拳銃相手にぃ? 不知火ちゃんもさすがに困惑ぅ~。はぁ、もういいや! キャハ! キャハハハッ!!」
そう言って不知火が右手を上げた”撃ち殺せ”の指示である。
深夜子へ銃口を向けている三人が、引き金を引こうと指に力を入れた――――が、突如。轟音が全員の耳をつんざいた。
「「「うわっ!?」」」「「「何っ!?」」」
まるで落雷。猛烈な金切音が部屋全体に響く!
「え?」「は?」「へ?」
拳銃を持っていた三人は見た。その音と同時に、自分たちが銃を握る手元に銀の閃光が走ったのを――そして。
「「「あっ!? ああああああっ!? うっぎゃああああああああああっ!!!」」」
三人が三人とも手を庇い、その場でのたうち回り絶叫をあげる。
彼女らの足元に散らばるのは、グリップや引き金が砕かれた拳銃。大量の血だまり。それと――手や指だった多数の肉塊。
「はぁっ!?」
「おいっ! 大丈夫かっ!?」
「えっ、ちょっ、何が、今の音って……」
突然の事態に絶句する不知火。悶絶する三人の惨状に動揺する組員たち。そこにボソボソと小さな声が聞こえてきた。全員の視線がその発生源、深夜子へと集まる。
「寝待流指弾術――」
左手を右手首に添え、右手の指はコインを弾き飛ばしたであろう形を作っていた。薄手のグローブは薬指と小指部分を残して消し飛んだかのよう破け、静電気がパチパチと音を立てている。
「『飛椚・雷』――フヒッ、お前タち……全員……朝日君の時計ト同じ二」
――壊してヤル。
「「「「「――ッ!?」」」」」
ふいに不知火を含む全員が異様な錯覚に襲われる。――まるで自分たちの足元が数センチ沈んだ。例えるなら深夜の、暗闇の泥沼に捕らわれたかのような感覚であった。
もはや残された道は、朝日のため何人を道連れにするか。そんな思考に深夜子が切り替えようとした時、不知火が目の前にある物を垂らしてイヤらしい笑みを浮かべた。
それは腕時計。少し細目のシルバーメッシュバンド、ゴールドのベゼルにシンプルなフェイスデザイン。
『――はい、じゃあこれ。腕出して』
『え? これって朝日君の?』
『うん、腕時計。僕のと交換。ちゃんと朝までに、僕が起きる前に帰って来てるって……約束して』
――そう、深夜子が左腕につけていた朝日の腕時計だ。
「ねぇねぇ? これってさ、男物だよねぇ~? キャハッ!」
ちろり。朝日の腕時計を不知火の赤い舌が撫でる。
深夜子の猛禽類のような目が、日頃に無いほど大きく見開かれた。全身の血が沸騰するかのような感覚に襲われ、身体の痛みは意識の外へと追い出される。
「うあああああああ! 朝日君の時計ええええええ! 返せええええええええっ!!」
仰向けに倒れていた体勢から、深夜子自身も動かせないと思っていた身体がはね上がる。突然の咆哮とその動きに、不知火もギョッとした目を向け驚いている。
左手を軸に両足を広げながら回転。勢いで身体を浮かせ、そのまま片手立ちで蹴りを不知火の脇腹に見舞う。しかし、悲しいかな事態の好転には至らない。その蹴りに充分な威力は込められていなかった。
「いったぁ~い。まだそんな動けるとかぁ~、マジありえないんですけどぉ?」
不知火の身体がわずかに揺れた程度。結果、辛うじて起きあがっている深夜子を、床に這いつくばらせるために三節棍を数回振らせるだけに過ぎなかった。
「うあっ、あぐぅっ!」
無論、深夜子は無理な動きの反動に加え、三節棍で打ち据えられた衝撃に耐えきれず再び床を這うことになった。不知火は三節棍を肩にかけ、少し不愉快そうに揺らしながら倒れた深夜子へと近寄ってくる。
「あ、ああああさひくんのとけぇ、あううっ!」
どすん。食い下がろうとする深夜子の腹部に不知火の蹴りが入った。
「ぎゃうっ! か、返せ! かえっ、がふっ! うぐあああああ!」
鈍い音と深夜子のうめき声が繰り返し響く。何度目かの蹴り足がみぞおちへと吸い込まれ、深夜子は悶絶してうずくまった。
「もぉ~、しつこくてキモいんですけどぉ。これさぁ、彼ぴっぴに貰ったのぉ? そんな大事なわけぇ? ん~、まぁいいかぁ。どっちみちぃ、そろそろおっしま~い。キャハハッ!」
腕時計をジロジロとながめ品定めをしていた不知火だが、そう言って何やら手で合図を送る。すると控えていた組員の内三人が深夜子を取り囲み、胸ポケットから拳銃を取り出して構えた。
その拳銃は日本ではコルト・ガバメントと呼ばれる45口径の銃。軍用のため殺傷能力は高い。
「うぐ……とけい……かえせ」
それでも深夜子は拳銃に目もくれず、うずくまりながら顔を上げ、不知火を睨みつける。
「はいはい、ほんとしつこぉ~い。でさぁ、それはともかくぅ~これから穴だらけになって貰いまぁ~す。ねぇねぇ? 今どんな気分? キャハハッ!」
不知火の言葉に合わせ、三人が深夜子に銃口を向けた。すると、そこに土山が不知火に近寄ってきて耳打ちをする。
「姐御。ここは男性特区扱いになってやして、拳銃を使わすのは後々マズいと思いやすが……」
男性特区では銃の使用はもちろん、携帯することも厳しく取り締まられている。それ故に土山が不知火を諌めようとした。
「あ゛あ゛んっ!? 土山ぁ? お前ぇ、いつから不知火ちゃんに意見できるようになったんだぁ? ヘタレぬかしてんじゃねえぞこらぁ!? んなことやってっから五月雨ンとこに舐められんだろうがよぉ!!」
余程勘に触ったのか、常に軽い口調だった不知火が豹変。顔のあちこちに血管を浮き立たせ、眉間にシワをつくり、ドスの聞いた口調へと変わって殺気を撒き散らす。
「しっ、失礼しやした」
サングラスごしでもわかる怯え。土山を含め、周りの組員たちも凍りつく。それを見た不知火は満足したらしく、ケロリとまた元の軽いノリへと変貌した。
「キャハハッ! それじゃあ~、寝待ちゃんを穴だらけにしてぇ~、五月雨ンとこにプレゼンツしてあげちゃお~! あっ、そうだぁその前にぃ~、腕時計は返してあげるねぇ~。不知火ちゃんチョ~やっさしぃ!」
処刑の前に何かを思いついたのか、不知火は自分の足元に朝日の腕時計をポトリと落とす。――そして、右足をゆっくり上げ、それを、踏み砕いた。
シルバーメッシュの金属バンド、フェイスガラス、時計の部品、つぶれた本体の周りにそれらが無惨にも飛び散る。
「キャハハハハハハハッ! あ~、ごめんねごめんねぇ~。も~、不知火ちゃんったら足が滑っちゃった感じぃ?」
踏み砕いた朝日の腕時計から不知火はゆっくりと足を上げ、下卑た笑顔を深夜子へと向けた。
「あっ、あっ、あああああ――」
大切な朝日の腕時計。約束の腕時計。――深夜子の視界にある全てが紅に染まっていく。
「ああああああああああああああっ!!! あざひくんのとげええええええええええっ!!! こ、壊れちゃっ、こわれ、こわ、うわああああああああああああああああ!!! こ、交換って、あた、あたし返すって、ひっ、ひいいいいいいいいいいん!!」
動ける動けないなど関係ない。深夜子は這いずるように時計の残骸に覆い被さる。号泣、ただそれにすがるように号泣した。
「うっわ~っ、ちょっと不知火ちゃんドン引きかもぉ~」
「おいおい。たかが腕時計で情けねえ女だな」
「どうなってんだ? コイツ……」
不知火も組員たちも、深夜子を遠巻きにして嘲笑する。しばらく腕時計の残骸をかき集めながら号泣を続けた深夜子。――泣き尽くした後は、その場からピクリとも動かず、声もまったく発しなくなった。
「あっれ~電池切れかなぁ~? なぁ~んか、思ったよりもつまんなかったなぁ~。んじゃそろそ――」
不知火が拳銃を持たせた組員に合図を送ろうとした時、チャリっと言う音が聞こえた。
「「「「「!?」」」」」
見ると深夜子がコインを数枚片手に握りしめ、ふらりと起き上がっていた。両手は力なくだらりとぶら下がり、目線は振り乱された黒髪に隠れ表情もよく見えない。声もまったく漏らさず、ただ無言でふらふらとしている。
「はぁああああ~? 寝待ちゃんはガチおバカちゃんなのかなぁ~? フルボッコの状態でぇ、今さらあのコイン飛ばしで拳銃相手にぃ? 不知火ちゃんもさすがに困惑ぅ~。はぁ、もういいや! キャハ! キャハハハッ!!」
そう言って不知火が右手を上げた”撃ち殺せ”の指示である。
深夜子へ銃口を向けている三人が、引き金を引こうと指に力を入れた――――が、突如。轟音が全員の耳をつんざいた。
「「「うわっ!?」」」「「「何っ!?」」」
まるで落雷。猛烈な金切音が部屋全体に響く!
「え?」「は?」「へ?」
拳銃を持っていた三人は見た。その音と同時に、自分たちが銃を握る手元に銀の閃光が走ったのを――そして。
「「「あっ!? ああああああっ!? うっぎゃああああああああああっ!!!」」」
三人が三人とも手を庇い、その場でのたうち回り絶叫をあげる。
彼女らの足元に散らばるのは、グリップや引き金が砕かれた拳銃。大量の血だまり。それと――手や指だった多数の肉塊。
「はぁっ!?」
「おいっ! 大丈夫かっ!?」
「えっ、ちょっ、何が、今の音って……」
突然の事態に絶句する不知火。悶絶する三人の惨状に動揺する組員たち。そこにボソボソと小さな声が聞こえてきた。全員の視線がその発生源、深夜子へと集まる。
「寝待流指弾術――」
左手を右手首に添え、右手の指はコインを弾き飛ばしたであろう形を作っていた。薄手のグローブは薬指と小指部分を残して消し飛んだかのよう破け、静電気がパチパチと音を立てている。
「『飛椚・雷』――フヒッ、お前タち……全員……朝日君の時計ト同じ二」
――壊してヤル。
「「「「「――ッ!?」」」」」
ふいに不知火を含む全員が異様な錯覚に襲われる。――まるで自分たちの足元が数センチ沈んだ。例えるなら深夜の、暗闇の泥沼に捕らわれたかのような感覚であった。
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