88 / 100
第七章 温泉旅行は愛と波乱に満ちている
第八十五話 深夜子に迫る危機
しおりを挟む
――深夜子と不知火の戦いは一進一退、二人の実力は均衡していた。
右手を前に突き出し、全身脱力気味にゆらゆらとしながらも深夜子の構えに隙は無い。対する不知火はカラフルで装飾過多な鉄棍を中段にビシリと構え、尖端で小さな円をリズミカルに描いて攻撃のチャンスをうかがう。
互いに手足の運び、肩の動き、目線、呼吸。巧みに牽制を掛けあい間合いをはかっている。数秒――不知火の鉄棍がギリギリ届くか届かないかの距離になった瞬間。
「キャハッ!」
予備動作なし。不知火の迅速な踏み込みが数十センチの間合いを削り取る。このわずかな距離が、二人にとって必殺の空間である。
仕掛けるは鉄棍中段三連突き。最もかわしにくい胴体が狙いだ。
「キャハハハッ!!」
目にも止まらぬ疾風の三連撃! 深夜子の腹部へ三つの風穴を開けたかに見えた。
ところがすでに深夜子はその場にいない。寝待流体術『影法師《かげぼうし》』。実体は鉄棍の右横30センチ、しっかりと回避している。
――に終わらない。
不知火が鉄棍を引き戻すのに合わせ、今度は深夜子が同等のスピードで間合いを詰めた。
「んー。そいやっ」
独特な気の抜ける掛け声。不知火へと放つは側頭部を狙った左回し蹴り! 掛け声とは正反対の鋭さで、足刀はこめかみまで後十数センチと迫る。――が、素早く間にねじ込まれた鉄棍がそれを阻む。
「キャハッ! ざぁ~んねんでし……たああっ!?」
ニヤリと深夜子へ視線を向けた不知火が面食らう。
なんと止められた左足を起点に、深夜子はそのまま空中へと飛び上がり半回転。
「ほいっ、と!」
がら空きになっている不知火の背中に向けて、曲芸さながらの飛び蹴りをお見舞いする。
「がはッ!? ――くぅっ!」
その強烈な威力に不知火は宙を舞う。だが、すぐさま中空で身体をひねり、鉄棍を床に突き立てその勢いを殺す。
曲芸には曲芸。
鉄棒選手も顔負けの動きで、登り棒のように突き立てた鉄棍を利用して着地する。簡単にやってのけているが、凄まじい腕力とバランス感覚の成せる技である。
「いっ、たぁ~い! もぉ~、その”かげぼ~し”ってチョ~うざぁ~い。不知火ちゃんのテンション鬼萎えるんですけどぉ~?」
背中を押さえて愚痴りながらも、すでに迎撃の体勢を整えている。そのため、追撃に移れなかった深夜子は仕方なく間合いを取り直す。
傍目にはわずかながら深夜子が有利に戦いを進め始めている、ように見えた。
――しかし、幾度目かのにらみ合い。
「んじゃあ~、そろそろぉ、こんなのはどうかなぁ~? キャハッ!」
唐突に意味ありげな一言。にも関わらず、不知火はなんのへんてつも無い中段突きを繰り出してくる。しかも間合いの外からだ。なんのつもりだろう? 深夜子がそう思った矢先。
右脇腹に衝撃が走る!
「――ぐうっ!?」
馬鹿な? かわした、いや、届かないはずの尖端が、深夜子の脇腹に到達していた。
突然の事態に混乱するも、脇腹を押さえながら条件反射的にバックステップ。追撃を受けないよう、今までよりも間合いを広める。
「むう。今……なんで?」
深夜子が不知火へと訝しげな視線を向ける。
「キャハハッ! あっれあれぇ~、どうしたのかなぁ~? もしかしてぇ、それってぇ、びっくりした顔? キャハッ! 目つき悪いから、不知火ちゃんわっかんなぁ~い」
まるでイタズラを成功させた子供のような態度を見せる不知火。
マズい。相手には何かがある。でも深夜子には今それが何かわからない。それがマズい。当然、考える間もない。不知火がそんな余裕は与えないとばかりに迫ってくる。
「ほぅ~ら、どんどんいっちゃいますよぉ~。キャハハッ!」
「むうっ!?」
一転して不知火は、払い技を中心とした連携攻撃にパターンを変えてきた。――いや、違う。これが本来の攻撃方法なのだろう。仕掛けのために、深夜子にあえて鉄棍の間合いを測らせるために、わざと突き中心の攻撃を繰り出していたのだ。
「キャハッ、キャハッ、キャハハハッ!!!」
深夜子と不知火の間に、鉄棍がつくる虹色の残像が美しい曲線を描きながら肉薄する。
足元への連続突きから払い上げ、その途中で再度突きへと変化する。それを避けたと思えば、くるりと回転しながら横払い。さらに不知火が持ち手を変えることによって、縦横無尽に鉄棍が深夜子へと迫る。
「ぐっ、むっ、――かはっ!」
再び脇腹へのひと突き。やはり間合いの外でも届く突きが入り混じっている。そして、それが恐ろしく効果的に連携攻撃に組み込まれていた。二撃、三撃。辛うじて直撃は避けているが、ダメージは深夜子の身体へ確実に蓄積していく。
”見切り”ができなければ『影法師』は使えない。
完全に上を行かれた。深夜子は心中で歯噛みする。ならば! 間合いが関係ない密着戦闘に持ち込むほかない。反転。被弾覚悟で一気に踏み込む。
「むううっ!」
「わおっ! トッコ~して来ちゃう感じぃ? キャハハッ!」
それを見た不知火が間合いを維持するため、逆に後退しながらの攻撃。対して深夜子は強引に追いかける展開へと変化。急激に広範囲での動きを見せる二人の攻防に飲まれ、宴会場のパーティションや組まれた机、イスなどが吹き飛び、崩れ落ちる。
「うー、痛いけどっ! ふっ、ふんぐうっ!」
苦肉の策。深夜子は、甘んじて一部の攻撃を受けることで一気に間合いを詰める。――取った! ついには不知火の懐へと入り込む。
「ふっふぅ~ん。いらっしゃあ~い、ア~ンド、おっ疲れちゃんでしたぁ~!」
まさかの一言。深夜子の背筋に強烈な悪寒が走る。
懐に入られるのを待ってましたと言わんばかりに、不知火の顔はにやけていた。即座に回避へ切り替えようとした深夜子の目に、その理由がスローモーションで飛び込んで来る。
鉄棍の持ち手部分。不知火の親指が何かを押し込み、さらに手首が回転。鉄棍を捻ると同時に、棍を三等分するように接合面が二箇所現れた。
間近で見て初めて理解できる。カラフルな色、過剰な装飾。それらは簡単に仕掛けを見破られないための擬態。その接合部の中には鎖が見える。
つまり、それは三本の短い鉄棍が二本の鎖につながれた武器。
「ッ!? ……仕込み……三節棍?」
「キャハハッ! 大当たりぃ~。やっぱぁ、腕が立って、目のいいおバカちゃんって、コレに引っ掛かりまくるからウっけるぅ~!」
三節棍によるカウンター攻撃。次の瞬間。深夜子は顎と胴に凄まじい衝撃を受け、視界が途切れた――。
「うっ!? ぐううううううっ!」
数秒か、それとも数十秒か。わずかの間、途切れていた意識が戻った深夜子の目に映ったのは床。
どうやら倒れている。さらに、顔に何か乗っている? ……足? 頭が動かせず横目で確認をする。見えたのは、ニヤニヤと嬉しそうに深夜子を見下ろす不知火の顔。それと自分を踏みつけているスニーカーであった。
「キャハハハハハハハッ! おっはようちゃんでぇ~す。いやぁマジでさぁ~健闘も健闘、チョ~健闘だったよぉ。普通の奴ならガチであの世に直行便なのにぃ~、寝待ちゃんだっけぇ? 不知火ちゃんの『龍のひと咬み』のお味はいかがだったぁ~? キャハッ!」
「あぐうっ!」
蹴り転がされ、左脇腹の痛みで微かに記憶が戻る。不意に顎を打ち抜かれ意識が朦朧となり、最後に食らった攻撃。不知火が鞭でも扱うように三節棍を振り回した後の加速を加えた中段突き。
防刃ジャケットはおろか、強化素材で作られている戦闘対応型スーツまで完全に貫かれている。それらがなければ、確実に腹部を貫かれていたであろう必殺の一撃であった。
深夜子は自身の状態を把握する。ギリギリ腹部に出血は無いが、衝撃によるダメージが尋常でない。肩や胸部などに打ち込みも食らっており、身体を自由に動かせるまで回復するのには暫く時間が必要だろう。
つまり今は身体がまともに動かない。よって「キャハッ! んじゃあ~、お楽しみタ~イム。行っちゃう感じぃ?」と言うことを意味する。
(ごめん……朝日君。あたし約束守れないかも……)
深夜子の身に危機が迫る。
右手を前に突き出し、全身脱力気味にゆらゆらとしながらも深夜子の構えに隙は無い。対する不知火はカラフルで装飾過多な鉄棍を中段にビシリと構え、尖端で小さな円をリズミカルに描いて攻撃のチャンスをうかがう。
互いに手足の運び、肩の動き、目線、呼吸。巧みに牽制を掛けあい間合いをはかっている。数秒――不知火の鉄棍がギリギリ届くか届かないかの距離になった瞬間。
「キャハッ!」
予備動作なし。不知火の迅速な踏み込みが数十センチの間合いを削り取る。このわずかな距離が、二人にとって必殺の空間である。
仕掛けるは鉄棍中段三連突き。最もかわしにくい胴体が狙いだ。
「キャハハハッ!!」
目にも止まらぬ疾風の三連撃! 深夜子の腹部へ三つの風穴を開けたかに見えた。
ところがすでに深夜子はその場にいない。寝待流体術『影法師《かげぼうし》』。実体は鉄棍の右横30センチ、しっかりと回避している。
――に終わらない。
不知火が鉄棍を引き戻すのに合わせ、今度は深夜子が同等のスピードで間合いを詰めた。
「んー。そいやっ」
独特な気の抜ける掛け声。不知火へと放つは側頭部を狙った左回し蹴り! 掛け声とは正反対の鋭さで、足刀はこめかみまで後十数センチと迫る。――が、素早く間にねじ込まれた鉄棍がそれを阻む。
「キャハッ! ざぁ~んねんでし……たああっ!?」
ニヤリと深夜子へ視線を向けた不知火が面食らう。
なんと止められた左足を起点に、深夜子はそのまま空中へと飛び上がり半回転。
「ほいっ、と!」
がら空きになっている不知火の背中に向けて、曲芸さながらの飛び蹴りをお見舞いする。
「がはッ!? ――くぅっ!」
その強烈な威力に不知火は宙を舞う。だが、すぐさま中空で身体をひねり、鉄棍を床に突き立てその勢いを殺す。
曲芸には曲芸。
鉄棒選手も顔負けの動きで、登り棒のように突き立てた鉄棍を利用して着地する。簡単にやってのけているが、凄まじい腕力とバランス感覚の成せる技である。
「いっ、たぁ~い! もぉ~、その”かげぼ~し”ってチョ~うざぁ~い。不知火ちゃんのテンション鬼萎えるんですけどぉ~?」
背中を押さえて愚痴りながらも、すでに迎撃の体勢を整えている。そのため、追撃に移れなかった深夜子は仕方なく間合いを取り直す。
傍目にはわずかながら深夜子が有利に戦いを進め始めている、ように見えた。
――しかし、幾度目かのにらみ合い。
「んじゃあ~、そろそろぉ、こんなのはどうかなぁ~? キャハッ!」
唐突に意味ありげな一言。にも関わらず、不知火はなんのへんてつも無い中段突きを繰り出してくる。しかも間合いの外からだ。なんのつもりだろう? 深夜子がそう思った矢先。
右脇腹に衝撃が走る!
「――ぐうっ!?」
馬鹿な? かわした、いや、届かないはずの尖端が、深夜子の脇腹に到達していた。
突然の事態に混乱するも、脇腹を押さえながら条件反射的にバックステップ。追撃を受けないよう、今までよりも間合いを広める。
「むう。今……なんで?」
深夜子が不知火へと訝しげな視線を向ける。
「キャハハッ! あっれあれぇ~、どうしたのかなぁ~? もしかしてぇ、それってぇ、びっくりした顔? キャハッ! 目つき悪いから、不知火ちゃんわっかんなぁ~い」
まるでイタズラを成功させた子供のような態度を見せる不知火。
マズい。相手には何かがある。でも深夜子には今それが何かわからない。それがマズい。当然、考える間もない。不知火がそんな余裕は与えないとばかりに迫ってくる。
「ほぅ~ら、どんどんいっちゃいますよぉ~。キャハハッ!」
「むうっ!?」
一転して不知火は、払い技を中心とした連携攻撃にパターンを変えてきた。――いや、違う。これが本来の攻撃方法なのだろう。仕掛けのために、深夜子にあえて鉄棍の間合いを測らせるために、わざと突き中心の攻撃を繰り出していたのだ。
「キャハッ、キャハッ、キャハハハッ!!!」
深夜子と不知火の間に、鉄棍がつくる虹色の残像が美しい曲線を描きながら肉薄する。
足元への連続突きから払い上げ、その途中で再度突きへと変化する。それを避けたと思えば、くるりと回転しながら横払い。さらに不知火が持ち手を変えることによって、縦横無尽に鉄棍が深夜子へと迫る。
「ぐっ、むっ、――かはっ!」
再び脇腹へのひと突き。やはり間合いの外でも届く突きが入り混じっている。そして、それが恐ろしく効果的に連携攻撃に組み込まれていた。二撃、三撃。辛うじて直撃は避けているが、ダメージは深夜子の身体へ確実に蓄積していく。
”見切り”ができなければ『影法師』は使えない。
完全に上を行かれた。深夜子は心中で歯噛みする。ならば! 間合いが関係ない密着戦闘に持ち込むほかない。反転。被弾覚悟で一気に踏み込む。
「むううっ!」
「わおっ! トッコ~して来ちゃう感じぃ? キャハハッ!」
それを見た不知火が間合いを維持するため、逆に後退しながらの攻撃。対して深夜子は強引に追いかける展開へと変化。急激に広範囲での動きを見せる二人の攻防に飲まれ、宴会場のパーティションや組まれた机、イスなどが吹き飛び、崩れ落ちる。
「うー、痛いけどっ! ふっ、ふんぐうっ!」
苦肉の策。深夜子は、甘んじて一部の攻撃を受けることで一気に間合いを詰める。――取った! ついには不知火の懐へと入り込む。
「ふっふぅ~ん。いらっしゃあ~い、ア~ンド、おっ疲れちゃんでしたぁ~!」
まさかの一言。深夜子の背筋に強烈な悪寒が走る。
懐に入られるのを待ってましたと言わんばかりに、不知火の顔はにやけていた。即座に回避へ切り替えようとした深夜子の目に、その理由がスローモーションで飛び込んで来る。
鉄棍の持ち手部分。不知火の親指が何かを押し込み、さらに手首が回転。鉄棍を捻ると同時に、棍を三等分するように接合面が二箇所現れた。
間近で見て初めて理解できる。カラフルな色、過剰な装飾。それらは簡単に仕掛けを見破られないための擬態。その接合部の中には鎖が見える。
つまり、それは三本の短い鉄棍が二本の鎖につながれた武器。
「ッ!? ……仕込み……三節棍?」
「キャハハッ! 大当たりぃ~。やっぱぁ、腕が立って、目のいいおバカちゃんって、コレに引っ掛かりまくるからウっけるぅ~!」
三節棍によるカウンター攻撃。次の瞬間。深夜子は顎と胴に凄まじい衝撃を受け、視界が途切れた――。
「うっ!? ぐううううううっ!」
数秒か、それとも数十秒か。わずかの間、途切れていた意識が戻った深夜子の目に映ったのは床。
どうやら倒れている。さらに、顔に何か乗っている? ……足? 頭が動かせず横目で確認をする。見えたのは、ニヤニヤと嬉しそうに深夜子を見下ろす不知火の顔。それと自分を踏みつけているスニーカーであった。
「キャハハハハハハハッ! おっはようちゃんでぇ~す。いやぁマジでさぁ~健闘も健闘、チョ~健闘だったよぉ。普通の奴ならガチであの世に直行便なのにぃ~、寝待ちゃんだっけぇ? 不知火ちゃんの『龍のひと咬み』のお味はいかがだったぁ~? キャハッ!」
「あぐうっ!」
蹴り転がされ、左脇腹の痛みで微かに記憶が戻る。不意に顎を打ち抜かれ意識が朦朧となり、最後に食らった攻撃。不知火が鞭でも扱うように三節棍を振り回した後の加速を加えた中段突き。
防刃ジャケットはおろか、強化素材で作られている戦闘対応型スーツまで完全に貫かれている。それらがなければ、確実に腹部を貫かれていたであろう必殺の一撃であった。
深夜子は自身の状態を把握する。ギリギリ腹部に出血は無いが、衝撃によるダメージが尋常でない。肩や胸部などに打ち込みも食らっており、身体を自由に動かせるまで回復するのには暫く時間が必要だろう。
つまり今は身体がまともに動かない。よって「キャハッ! んじゃあ~、お楽しみタ~イム。行っちゃう感じぃ?」と言うことを意味する。
(ごめん……朝日君。あたし約束守れないかも……)
深夜子の身に危機が迫る。
0
あなたにおすすめの小説
まずはお嫁さんからお願いします。
桜庭かなめ
恋愛
高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。
4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。
総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。
いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。
デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!
※特別編7が完結しました!(2026.1.29)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしております。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
再婚相手の連れ子は、僕が恋したレンタル彼女。――完璧な義妹は、深夜の自室で「練習」を強いてくる
まさき
恋愛
「初めまして、お兄さん。これからよろしくお願いしますね」
父の再婚によって現れた義理の妹・水瀬 凛(みなせ りん)。
清楚なワンピースを纏い、非の打ち所がない笑顔で挨拶をする彼女を見て、僕は息が止まるかと思った。
なぜなら彼女は、僕が貯金を叩いて一度だけレンタルし、その圧倒的なプロ意識と可憐さに――本気で恋をしてしまった人気No.1レンタル彼女だったから。
学校では誰もが憧れる高嶺の花。
家では親も感心するほど「理想の妹」を演じる彼女。
しかし、二人きりになった深夜のキッチンで、彼女は冷たい瞳で僕を射抜く。
「……私の仕事のこと、親に言ったらタダじゃおかないから」
秘密を共有したことで始まった、一つ屋根の下の奇妙な生活。
彼女は「さらなるスキルアップ」を名目に、僕の部屋を訪れるようになる。
「ねえ、もっと本気で抱きしめて。……そんなんじゃ、次のデートの練習にならないでしょ?」
これは、仕事(レンタル)か、演技(家族)か、それとも――。
完璧すぎる義妹に翻弄され、理性が溶けていく10日間の物語。
『著者より』
もしこの話が合えば、マイページに他の作品も置いてあります。
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/658724858
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
迷子を助けたら生徒会長の婚約者兼女の子のパパになったけど別れたはずの彼女もなぜか近づいてくる
九戸政景
恋愛
新年に初詣に来た父川冬矢は、迷子になっていた頼母木茉莉を助け、従姉妹の田母神真夏と知り合う。その後、真夏と再会した冬矢は真夏の婚約者兼茉莉の父親になってほしいと頼まれる。
※こちらは、カクヨムやエブリスタでも公開している作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる