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第七章 温泉旅行は愛と波乱に満ちている
第八十四話 開戦!寝待深夜子VS影嶋一家
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――不意をついて深夜子が駆け出す!
「んっ?」「えっ?」
手前の二人が深夜子の接近に気づいた時にはもう遅い。金属音と同時に、二人の頭は重たい何かに弾かれたように揺れる!
「――ぎゃふっ!?」「――ぐはぁ!?」
その衝撃は砲丸でもぶつけられたのかと錯覚するレベル。二人は体勢を持ち直すこともなく、意識を手放し、その場に崩れ落ちた。
「なっ!? こいつ何をしやがった!?」
後ろで一部始終を見ていた組員の一人が驚愕する。今、倒れた二人と深夜子の間は二メートル以上は空いていたのだ。
これぞ寝待流指弾術『飛椚』――深夜子の手に、いつの間にか握られているのはゲーセン用コイン。出掛けに滑った奴である。その威力はいつかのポップコーン(※#23参照)とはワケが違う。
「くそおっ! コイツ何しやがった?」
「飛び道具か? 間合いをつぶせ! 身体掴んで動きを止め――ぐぎゃ!?」
隙は見逃さない。指示に集中していた一人も『飛椚』で片付ける。ここから出口までの間に残るは二人。だが、たどり着くまでにもう二人、いや、三人は加わるだろう。
しかも、残りの二人には間合いを詰められてしまった。これでは『飛椚』は使えない。想定より動きが良い、なかなか厄介な連中だ。深夜子は一旦足を止める。
「はぁ、お腹空いた」
ついでに愚痴も漏れた。
「やっ、やろう! バカにしてんのかぁ!?」
意図せず挑発成功。愚痴を聞いた組員の一人が怒って鉄パイプを振り上げた。
「よっ、と」
これはラッキー隙だらけ。がら空きになった顎へ向け、深夜子は右回し蹴りを放つ。
「――あがっ!?」
カウンター気味に蹴りが入って、あっさりと崩れ落ちた。しかし、その陰からもう一人の組員が飛び出てくる。
「うおらあああっ!」
深夜子の胴をつかむようにタックルをかける。蹴りの戻り際を狙っての一撃。本当に厄介な連中だ。これはかわせない。深夜子は胴を取らせる代わりに、右手を相手の左脇へと滑り込ませる。
「ひぎゃあああああ!?」
次の瞬間。深夜子にタックルを成功させたはずの組員は、左肩をかばいながら悶絶していた。
「寝待流格闘術――『纏絡』」
蹴り足を戻す隙をついて、確実にタックルは入った。しかし、そこから胴締めが決まる寸前。深夜子は組員の左腕に絡みつくようにして身体を回転させる。そして、まるでウナギが握り締める手から滑り出るかの如く、組員の背後へするりと抜け出した。相手の左肩脱臼のオマケ付きである。
「なんだよ今の? 捕まったはずなのに……なんで?」
「そ、そんな、コイツ……一体何モンだ!?」
わずか一分にも満たない間に五人がやられた。さすがの影嶋一家組員たちにも動揺が走る。
「てめえ! 一体何をしやがった?」
「んー、肩を外しただけ?」
「んなこたぁ見りゃわかるわ!」
「くそっ、舐めた返事しやがって!」
「え? ……あ、んと。お腹減ったのは五月と打ち合わせで、おやつ食べそこねたから」
「ちくしょう会話が成立しねえ!」
深夜子さんは初対面の方々とお話しするのは苦手なのだ! 人見知りなのだ!
よく分からないが、相手が動揺してくれるならば話は早い。出口の扉まであとわずか。組員たちは何故か自分を警戒して動きが鈍っている。深夜子は交戦を控え、組員たちの間を抜きに向かった。
一人は跳び箱でも越えるようにして、一人はその顔を踏み台にして、深夜子は軽業師のように飛び跳ね、組員たちをかわし、翻弄する。これで扉までの距離はわずか、あとは着地と同時に加速して扉に体当たりすればいい。そのまま外に転げ出ることができれば、任務完了したも同然だ。
――しかし!
「キャハハッ! もしかして逃げ切れると思っちゃったぁ? ざぁ~んねん。不知火ちゃんが間に合っちゃいましたぁ~!」
「なっ!?」
まさに深夜子が床に着地したと同時。不意に不知火の声が響き、鉄棍が唸りを上げて襲いかかる!
どうやって追いつかれた!? 当然ながら、深夜子は最も交戦したくない相手である不知火との位置関係も考慮して逃げを打った。わずか数秒間のアドバンテージとは言え、それを埋められた事実に驚く。
「――くっ! のわっ!? うわたっ!?」
考える間もなく。鉄棍による突きが深夜子の足元を狙って二発、三発と床をえぐる。
厚手の絨毯に直径4センチほどの穴がしっかりと残る。不知火の鉄棍は長さ六尺(約180センチ)、先端が六角錐になっており貫通力も高い。深夜子は飛び跳ねるようにかわしながら、鉄棍の長さと形状をしっかり把握する。
「じゃあ、土山ぁ~! 不知火ちゃんが遊んでる間にぃ~固めちゃう感じぃ? キャハッ! それからぁ~、誰か来ても邪魔になるからぁおまかせでよっろぉ~」
軽い口調とは別物。中段に構えた鉄棍の尖端を深夜子に向け、ゆらゆらと揺らしながら不知火はじわりと間合いを詰めてくる。扉には近づかせない。と言わんばかりの牽制である。
一目でわかる隙のない構え、強行突破が困難なのは明白だ。不知火と見合ったまま数秒間が経過。指示された組員たちも動き出してしまった。
「お前ら、姐御は一対一だ。今のうちに逃げ場がねぇようにガッチリ固めな」
「「「了解しやした!」」」
これではもう戦いながら次のチャンスを伺うしかない。一対一になった今、集中あるのみ。深夜子は頭を切り替える。
鉄棍のリーチは把握した。バックステップで間合いを取りつつ、両手にそれぞれ八枚のゲーセン用コインをこっそりと握り込む。
「ひゅ~やっぱ、いい動きしってるぅ~。キャハッ! 楽しめそぅ――――って、ありぃ?」
ここは出し惜しみせず出端を挫く! 不知火に向け、深夜子の両手から金属音が響く。
一秒間に十六連射!
『飛椚』は両手を使って最大十六枚まで連続発射が可能である。
「キャハハッ!」
目の前に広がり迫る弾丸に不知火は動じない。
素早く鉄棍の中心に両手を移動させると、猛烈な勢いで回転させた! カラフルな虹色の円形盾が不知火の前に描かれ現れる。
『扇風棍』――十六の金属音が響くとコインは左右上下に弾き返され宙を舞った。
「すっごぉ~い! 今の手品マジでウケるんですけどぉ、コインを弾いてんのぉ? キャハッ! チョ~器用。……んじゃあ~、お礼にぃ~、不知火ちゃんの手品も見せたげるよぉ。キャハハッ!!」
軽い口調でそう言いながら、足を引き、姿勢を低くし、陸上競技スタート直前と言わんばかりの体勢で鉄棍を構える。
そして不知火が床を蹴った刹那! 深夜子はその姿を見失った。
「――キャハハッ! ハロハロ~」
ほんの一瞬。二メートル以上間合いがあった深夜子の後ろに不知火が回り込んでいた!
「んなぁっ!?」
いつの間に? 目は離していなかった。
不意を打たれた深夜子の頭上に、鉄棍の降り下ろし攻撃が迫る。
「くうっ」
それでも持ち前の反射神経で、身体をひねってギリギリでかわす。鉄棍は空を切って床に叩きつけられた。
――にも関わらず不知火はニヤリと口元を歪めている。そう、鉄棍術の本領はここからである。
空振った鉄棍が床に当たった反動を使って軌道を変える。初撃をしのいで油断したところに、追撃が入るまでがワンセットだ。
床を打った力を利用して、生き物のように鉄棍をうねらせる。加速した尖端を、深夜子の胴体に向けて突き放つ!
「キャハッ! くら……えっ?」
その時。不知火の目に映ったのはしゃがんだ状態から、左右に身をかわそうとしている二人の深夜子!
「はあああああっ!?」
さすがの不知火も驚愕で手元が狂う。
それでも勢いで左側の深夜子へと鉄棍を突き入れた瞬間。――そこには何もいない。
まるで、元々そちら側にしかいなかったかの如く、右側へと回避を完了し、さも涼しげな顔をしている深夜子がいた。
「ちょっと、ちょっと、今の手品さすがにヤバくなぁ~い? 分身系女子とかチョ~キモいんですけどぉ」
「寝待流体術――『影法師』。……そっちも今どき『縮地法』とかスーパーレア」
どうやら自分が思っていた以上に厄介な相手らしい。深夜子と不知火、お互いに同様の再評価を行う。
「……ねえ、姐御のアレを完全にかわした奴、初めて見たんだけど……」
「何やってるかほとんどわかんなかった。アイツ……マジやばくね?」
どっちもどっち、観戦している組員たちは人間離れした技の応酬に呆然となっていた。
「んっ?」「えっ?」
手前の二人が深夜子の接近に気づいた時にはもう遅い。金属音と同時に、二人の頭は重たい何かに弾かれたように揺れる!
「――ぎゃふっ!?」「――ぐはぁ!?」
その衝撃は砲丸でもぶつけられたのかと錯覚するレベル。二人は体勢を持ち直すこともなく、意識を手放し、その場に崩れ落ちた。
「なっ!? こいつ何をしやがった!?」
後ろで一部始終を見ていた組員の一人が驚愕する。今、倒れた二人と深夜子の間は二メートル以上は空いていたのだ。
これぞ寝待流指弾術『飛椚』――深夜子の手に、いつの間にか握られているのはゲーセン用コイン。出掛けに滑った奴である。その威力はいつかのポップコーン(※#23参照)とはワケが違う。
「くそおっ! コイツ何しやがった?」
「飛び道具か? 間合いをつぶせ! 身体掴んで動きを止め――ぐぎゃ!?」
隙は見逃さない。指示に集中していた一人も『飛椚』で片付ける。ここから出口までの間に残るは二人。だが、たどり着くまでにもう二人、いや、三人は加わるだろう。
しかも、残りの二人には間合いを詰められてしまった。これでは『飛椚』は使えない。想定より動きが良い、なかなか厄介な連中だ。深夜子は一旦足を止める。
「はぁ、お腹空いた」
ついでに愚痴も漏れた。
「やっ、やろう! バカにしてんのかぁ!?」
意図せず挑発成功。愚痴を聞いた組員の一人が怒って鉄パイプを振り上げた。
「よっ、と」
これはラッキー隙だらけ。がら空きになった顎へ向け、深夜子は右回し蹴りを放つ。
「――あがっ!?」
カウンター気味に蹴りが入って、あっさりと崩れ落ちた。しかし、その陰からもう一人の組員が飛び出てくる。
「うおらあああっ!」
深夜子の胴をつかむようにタックルをかける。蹴りの戻り際を狙っての一撃。本当に厄介な連中だ。これはかわせない。深夜子は胴を取らせる代わりに、右手を相手の左脇へと滑り込ませる。
「ひぎゃあああああ!?」
次の瞬間。深夜子にタックルを成功させたはずの組員は、左肩をかばいながら悶絶していた。
「寝待流格闘術――『纏絡』」
蹴り足を戻す隙をついて、確実にタックルは入った。しかし、そこから胴締めが決まる寸前。深夜子は組員の左腕に絡みつくようにして身体を回転させる。そして、まるでウナギが握り締める手から滑り出るかの如く、組員の背後へするりと抜け出した。相手の左肩脱臼のオマケ付きである。
「なんだよ今の? 捕まったはずなのに……なんで?」
「そ、そんな、コイツ……一体何モンだ!?」
わずか一分にも満たない間に五人がやられた。さすがの影嶋一家組員たちにも動揺が走る。
「てめえ! 一体何をしやがった?」
「んー、肩を外しただけ?」
「んなこたぁ見りゃわかるわ!」
「くそっ、舐めた返事しやがって!」
「え? ……あ、んと。お腹減ったのは五月と打ち合わせで、おやつ食べそこねたから」
「ちくしょう会話が成立しねえ!」
深夜子さんは初対面の方々とお話しするのは苦手なのだ! 人見知りなのだ!
よく分からないが、相手が動揺してくれるならば話は早い。出口の扉まであとわずか。組員たちは何故か自分を警戒して動きが鈍っている。深夜子は交戦を控え、組員たちの間を抜きに向かった。
一人は跳び箱でも越えるようにして、一人はその顔を踏み台にして、深夜子は軽業師のように飛び跳ね、組員たちをかわし、翻弄する。これで扉までの距離はわずか、あとは着地と同時に加速して扉に体当たりすればいい。そのまま外に転げ出ることができれば、任務完了したも同然だ。
――しかし!
「キャハハッ! もしかして逃げ切れると思っちゃったぁ? ざぁ~んねん。不知火ちゃんが間に合っちゃいましたぁ~!」
「なっ!?」
まさに深夜子が床に着地したと同時。不意に不知火の声が響き、鉄棍が唸りを上げて襲いかかる!
どうやって追いつかれた!? 当然ながら、深夜子は最も交戦したくない相手である不知火との位置関係も考慮して逃げを打った。わずか数秒間のアドバンテージとは言え、それを埋められた事実に驚く。
「――くっ! のわっ!? うわたっ!?」
考える間もなく。鉄棍による突きが深夜子の足元を狙って二発、三発と床をえぐる。
厚手の絨毯に直径4センチほどの穴がしっかりと残る。不知火の鉄棍は長さ六尺(約180センチ)、先端が六角錐になっており貫通力も高い。深夜子は飛び跳ねるようにかわしながら、鉄棍の長さと形状をしっかり把握する。
「じゃあ、土山ぁ~! 不知火ちゃんが遊んでる間にぃ~固めちゃう感じぃ? キャハッ! それからぁ~、誰か来ても邪魔になるからぁおまかせでよっろぉ~」
軽い口調とは別物。中段に構えた鉄棍の尖端を深夜子に向け、ゆらゆらと揺らしながら不知火はじわりと間合いを詰めてくる。扉には近づかせない。と言わんばかりの牽制である。
一目でわかる隙のない構え、強行突破が困難なのは明白だ。不知火と見合ったまま数秒間が経過。指示された組員たちも動き出してしまった。
「お前ら、姐御は一対一だ。今のうちに逃げ場がねぇようにガッチリ固めな」
「「「了解しやした!」」」
これではもう戦いながら次のチャンスを伺うしかない。一対一になった今、集中あるのみ。深夜子は頭を切り替える。
鉄棍のリーチは把握した。バックステップで間合いを取りつつ、両手にそれぞれ八枚のゲーセン用コインをこっそりと握り込む。
「ひゅ~やっぱ、いい動きしってるぅ~。キャハッ! 楽しめそぅ――――って、ありぃ?」
ここは出し惜しみせず出端を挫く! 不知火に向け、深夜子の両手から金属音が響く。
一秒間に十六連射!
『飛椚』は両手を使って最大十六枚まで連続発射が可能である。
「キャハハッ!」
目の前に広がり迫る弾丸に不知火は動じない。
素早く鉄棍の中心に両手を移動させると、猛烈な勢いで回転させた! カラフルな虹色の円形盾が不知火の前に描かれ現れる。
『扇風棍』――十六の金属音が響くとコインは左右上下に弾き返され宙を舞った。
「すっごぉ~い! 今の手品マジでウケるんですけどぉ、コインを弾いてんのぉ? キャハッ! チョ~器用。……んじゃあ~、お礼にぃ~、不知火ちゃんの手品も見せたげるよぉ。キャハハッ!!」
軽い口調でそう言いながら、足を引き、姿勢を低くし、陸上競技スタート直前と言わんばかりの体勢で鉄棍を構える。
そして不知火が床を蹴った刹那! 深夜子はその姿を見失った。
「――キャハハッ! ハロハロ~」
ほんの一瞬。二メートル以上間合いがあった深夜子の後ろに不知火が回り込んでいた!
「んなぁっ!?」
いつの間に? 目は離していなかった。
不意を打たれた深夜子の頭上に、鉄棍の降り下ろし攻撃が迫る。
「くうっ」
それでも持ち前の反射神経で、身体をひねってギリギリでかわす。鉄棍は空を切って床に叩きつけられた。
――にも関わらず不知火はニヤリと口元を歪めている。そう、鉄棍術の本領はここからである。
空振った鉄棍が床に当たった反動を使って軌道を変える。初撃をしのいで油断したところに、追撃が入るまでがワンセットだ。
床を打った力を利用して、生き物のように鉄棍をうねらせる。加速した尖端を、深夜子の胴体に向けて突き放つ!
「キャハッ! くら……えっ?」
その時。不知火の目に映ったのはしゃがんだ状態から、左右に身をかわそうとしている二人の深夜子!
「はあああああっ!?」
さすがの不知火も驚愕で手元が狂う。
それでも勢いで左側の深夜子へと鉄棍を突き入れた瞬間。――そこには何もいない。
まるで、元々そちら側にしかいなかったかの如く、右側へと回避を完了し、さも涼しげな顔をしている深夜子がいた。
「ちょっと、ちょっと、今の手品さすがにヤバくなぁ~い? 分身系女子とかチョ~キモいんですけどぉ」
「寝待流体術――『影法師』。……そっちも今どき『縮地法』とかスーパーレア」
どうやら自分が思っていた以上に厄介な相手らしい。深夜子と不知火、お互いに同様の再評価を行う。
「……ねえ、姐御のアレを完全にかわした奴、初めて見たんだけど……」
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