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第一章
第17話 元暗黒騎士は元職場にカチコミを決める
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「俺達と一緒に戦って欲しい」
亜人のレジスタンスのリーダー、片翼のダンは俺に頭を下げた。
「戦うって何と戦うんだ」
「ユグドラ王国……騎士団と教会の連中に一矢報いたい」
なるほど、こいつらもあの連中にはかなり鬱憤が溜まってるらしい。
元暗黒騎士の俺に頼むってことは、余程の思いがあるんだろう。
「戦ってどうする。お前達が得られるものは何だ」
「亜人達の自由と安寧。それが俺達の望みだ」
「そのために戦うと?」
「不満か?」
別に不満なんかない。
戦いたいなら好きにすればいい。
そこに俺を巻き込まないでほしい。
俺だってあの職場はクソだと思ってる。
けどこっちから手を出すつもりはない。
「悪いけど、俺は参加しない。やりたきゃ自分たちでやればいい」
「黒き剣! お前は己の中の正義がある男では無かったのか! このままユグドラの好きなようにやらせるつもりか?」
「悪いけどそれは誇張された噂だよ。俺に正義感とか使命感なんてものはない。生活のために戦ってただけだ。善悪を計れるような賢い人間じゃないさ」
「だがお前は亜人を殺さなかった。それは正義感から来る行動では無いのか?」
「違う。俺の自分勝手な行動の結果だ。お前達みたいな亜人が、殺すほど悪いやつには思えなかったってだけだ」
実際ユグドラ王国はやり過ぎだ。
迫害なんて今時流行らないだろ。
それに違和感を持たない国民も終わってる。
虫唾が走る。
あそこでの暮らしは心が暗くなる一方だった。
だからダンの気持ちも分かるつもりだ。
「俺が戦う理由がない。レジスタンスの味方をすれば、今度は殺すほど悪いやつじゃないユグドラの人間を殺すことになる。それじゃあ、俺のポリシーに反する」
「そうか、お前は俺達亜人の味方というわけではないのだな。あくまで自分の中の基準を基に行動をする男だ」
「理解が早くて助かる。お前達のことは同情するが、手伝ってやれそうなことはない」
出来ればレジスタンスなどせずに、俺達みたいにここで平和に暮らせばいいのに。
あれ、そういえばここって死の大地って言われてたよな。
「なぁ、どうしてお前らはこのマヤトの地で平気そうに暮らしてるんだ? 死の大地なんだろ、ここって」
「私たち獣人は自然への適応力が高いの。人間みたいなヤワな体じゃない。だから平気」
「もっとも、死の大地と呼ばれるだけあって我々獣人でも堪えるがな。それにお前達が倒したドラゴンのように、規格外の魔物ばかり生息している。だから地下のアジトで過ごしてるんだ。こっちも命懸けさ」
なるほど。
死の大地はあくまで人間基準で生きていけない土地ってことか。
これもユグドラの人間の偏った思想から来た考え方だな。
亜人がここで生きていけるか、考えてすらいないってことか。
「ねぇ。私も聞きたいことがあるわ」
アリアスが横から出てきた。
「あなた達獣人がここで暮らしていけてるってことは、食糧があるってことよね」
そうだった。
俺達の目的はこの地で手に入る食糧を探すことだ。
ナイスだアリアス。
さっきから俺の聞きたかったことを、いい感じに聞き出してくれている。
頭のいい美少女エルフ、いい!
「そうか。お前達はまだこの地に来て日が浅いのだな」
ダンは少し考えてから、答えた。
「交換条件だ。ここでの食糧の情報を与える代わりに、俺達に協力してくれ」
「どうするレクス。私は情報が欲しいけれど、あなたはユグドラとこれ以上関わりは持ちたく無いのよね。だったら断ってもいいんじゃないかしら……?」
「そうだな。少し考えさせてくれないか」
「あまり時間がない。俺達も襲撃の準備をしているんでな」
◆◆◆
「ねぇ、あのレジスタンスのことどう思う?」
アリアスは心配そうに尋ねてくる。
「同族のために戦う、正義感のあるやつらだと思う。俺とはまるで正反対だな」
俺は自分のことばかり考えてるからな。
誰かのために戦ったことなんて、前世を含めて一度もない。
「私は、出来れば彼らに協力したい」
「食糧の情報が欲しいからか」
「それもあるけれど……。ユグドラに虐げられてきた辛さはよく分かるわ。私もやつらにはいつか一泡吹かせてやりたいって思ってるもの」
「みんなそうだろうさ。だから戦うこと自体は否定しない」
「でもあなたは参加しないのよね」
「俺自身に危害を加えらえたわけじゃないからな」
これは俺の信条と言ってもいい。
やられたらやり返せ。
ただしやられる前は手を出すな。
前世で親に教わった言葉だ。
泣き虫だった子供の頃、いじめっ子にやり返してやれと言われた。
そして勇気を出して反撃したら、それからいじめっ子は俺を虐めなくなった。
その時親に言われたのだ。
『理不尽なことに反抗するのは勇気のあることだよ』
『でも理由もなく力を使ったら、今度はお前があの子たちと同じになるんだよ』
それを聞いて俺は衝撃を受けた。
力には振るっていい時と悪い時があるのだと知った。
力の使い方を間違えると、それはただの悪でしかないのだ。
当たり前のことだが、小学校低学年の俺にはこの世の真理のように思えた。
だからブラックのベンチャー企業で、責任を押し付けられてクビになっても我慢した。
失業保険も貰えたし、転職先も見つかったから。
まぁその後死んだんだけど。
だから転生して、理不尽な目に遭っても我慢していた。
俺に直接危害を加えてきたわけじゃなかったから。
俺が前世のいじめっ子と同じようになりたくないから。
ユグドラのクソなやつらと同じになりたくないからだ。
「アリアスは協力したければすればいい。食糧事情も聞けるだろうしな」
「あなたは? 彼らはあなたの力を欲しているのよ。ユグドラの黒き剣の力を」
「俺が力を貸して暴れたら、今度はより一層亜人たちへの迫害が強まるかもしれない。そうなったら俺は彼らを追い詰めたも同然だ」
無闇に力を使ってはいけない。
これは前世もこの世界も同じことだ。
一時的に勝利を得られても、その後俺がいなくなったら彼らはどうなるのか。
出来ればそんなことになって欲しくない。
俺が出来るのは静観だ。
「なぁに。危なくなったら助けるくらいのことならしてやるさ。心配するなよ」
「レクス……あなたがそう言うなら、いいんだけれど……」
アリアスは少し困った顔をしている。
やはり俺にも加わって欲しかったのだろうか。
でもなぁ。俺が参加したら間違いなく騎士団と教会のやつらがうるさいからなぁ。
俺がどうしたものかと悩んでいると、他の獣人がフェリスに伝言を伝えているのが目に入った。
なんか慌てているように見える。
どうしたんだろう。悪い知らせでも入ったのか?
「た、大変だよボス! 聖女ローレシアがユグドラ王への反逆の罪で処刑されるって情報が入ったの!」
「なんだと?」
返事をしたのはダンではなく、俺だった。
「それは本当なのか? あの、あのローレシアが処刑?」
「王都に潜入してるメンバーからの連絡なの。間違いないの。処刑日は明日、国民たちの前で火炙りにした後、死体を広間に捨てて市民の不満をぶつけさせる予定らしいの」
「レクス、聖女ローレシアってあの聖女さまのことよね。あなたと一緒で、人間も亜人も分け隔てなく助けてくれる女神の代弁者と言われてる、あのローレシア?」
「俺と同じなもんか。あの子は正真正銘の善人で、お人好しな子だ」
俺の知る限り、この世界で一番の善人と言っていい。
だって俺なんかに話しかけてくれたし、笑顔で手を振ってくれたし。
あと別れの時も悲しそうな顔をしてくれた。
あのローレシアが処刑されるだと?
「そんな馬鹿な話があってたまるか」
やはりこの世界も、前世と同じだ。
まともな人間が死んでしまう。残るのはクズだけだ。
あの眩しい笑顔が二度と見れなくなるだと?
俺の転生ブラック職場生活の唯一の救いだった、あの子が死ぬ?
「どういうことだ。詳しく話してくれ」
俺は気付けば、レジスタンスのメンバー達に話しかけていた。
あり得ない。
聖女ローレシアが殺される理由なんてあるはずがない。
亜人のレジスタンスのリーダー、片翼のダンは俺に頭を下げた。
「戦うって何と戦うんだ」
「ユグドラ王国……騎士団と教会の連中に一矢報いたい」
なるほど、こいつらもあの連中にはかなり鬱憤が溜まってるらしい。
元暗黒騎士の俺に頼むってことは、余程の思いがあるんだろう。
「戦ってどうする。お前達が得られるものは何だ」
「亜人達の自由と安寧。それが俺達の望みだ」
「そのために戦うと?」
「不満か?」
別に不満なんかない。
戦いたいなら好きにすればいい。
そこに俺を巻き込まないでほしい。
俺だってあの職場はクソだと思ってる。
けどこっちから手を出すつもりはない。
「悪いけど、俺は参加しない。やりたきゃ自分たちでやればいい」
「黒き剣! お前は己の中の正義がある男では無かったのか! このままユグドラの好きなようにやらせるつもりか?」
「悪いけどそれは誇張された噂だよ。俺に正義感とか使命感なんてものはない。生活のために戦ってただけだ。善悪を計れるような賢い人間じゃないさ」
「だがお前は亜人を殺さなかった。それは正義感から来る行動では無いのか?」
「違う。俺の自分勝手な行動の結果だ。お前達みたいな亜人が、殺すほど悪いやつには思えなかったってだけだ」
実際ユグドラ王国はやり過ぎだ。
迫害なんて今時流行らないだろ。
それに違和感を持たない国民も終わってる。
虫唾が走る。
あそこでの暮らしは心が暗くなる一方だった。
だからダンの気持ちも分かるつもりだ。
「俺が戦う理由がない。レジスタンスの味方をすれば、今度は殺すほど悪いやつじゃないユグドラの人間を殺すことになる。それじゃあ、俺のポリシーに反する」
「そうか、お前は俺達亜人の味方というわけではないのだな。あくまで自分の中の基準を基に行動をする男だ」
「理解が早くて助かる。お前達のことは同情するが、手伝ってやれそうなことはない」
出来ればレジスタンスなどせずに、俺達みたいにここで平和に暮らせばいいのに。
あれ、そういえばここって死の大地って言われてたよな。
「なぁ、どうしてお前らはこのマヤトの地で平気そうに暮らしてるんだ? 死の大地なんだろ、ここって」
「私たち獣人は自然への適応力が高いの。人間みたいなヤワな体じゃない。だから平気」
「もっとも、死の大地と呼ばれるだけあって我々獣人でも堪えるがな。それにお前達が倒したドラゴンのように、規格外の魔物ばかり生息している。だから地下のアジトで過ごしてるんだ。こっちも命懸けさ」
なるほど。
死の大地はあくまで人間基準で生きていけない土地ってことか。
これもユグドラの人間の偏った思想から来た考え方だな。
亜人がここで生きていけるか、考えてすらいないってことか。
「ねぇ。私も聞きたいことがあるわ」
アリアスが横から出てきた。
「あなた達獣人がここで暮らしていけてるってことは、食糧があるってことよね」
そうだった。
俺達の目的はこの地で手に入る食糧を探すことだ。
ナイスだアリアス。
さっきから俺の聞きたかったことを、いい感じに聞き出してくれている。
頭のいい美少女エルフ、いい!
「そうか。お前達はまだこの地に来て日が浅いのだな」
ダンは少し考えてから、答えた。
「交換条件だ。ここでの食糧の情報を与える代わりに、俺達に協力してくれ」
「どうするレクス。私は情報が欲しいけれど、あなたはユグドラとこれ以上関わりは持ちたく無いのよね。だったら断ってもいいんじゃないかしら……?」
「そうだな。少し考えさせてくれないか」
「あまり時間がない。俺達も襲撃の準備をしているんでな」
◆◆◆
「ねぇ、あのレジスタンスのことどう思う?」
アリアスは心配そうに尋ねてくる。
「同族のために戦う、正義感のあるやつらだと思う。俺とはまるで正反対だな」
俺は自分のことばかり考えてるからな。
誰かのために戦ったことなんて、前世を含めて一度もない。
「私は、出来れば彼らに協力したい」
「食糧の情報が欲しいからか」
「それもあるけれど……。ユグドラに虐げられてきた辛さはよく分かるわ。私もやつらにはいつか一泡吹かせてやりたいって思ってるもの」
「みんなそうだろうさ。だから戦うこと自体は否定しない」
「でもあなたは参加しないのよね」
「俺自身に危害を加えらえたわけじゃないからな」
これは俺の信条と言ってもいい。
やられたらやり返せ。
ただしやられる前は手を出すな。
前世で親に教わった言葉だ。
泣き虫だった子供の頃、いじめっ子にやり返してやれと言われた。
そして勇気を出して反撃したら、それからいじめっ子は俺を虐めなくなった。
その時親に言われたのだ。
『理不尽なことに反抗するのは勇気のあることだよ』
『でも理由もなく力を使ったら、今度はお前があの子たちと同じになるんだよ』
それを聞いて俺は衝撃を受けた。
力には振るっていい時と悪い時があるのだと知った。
力の使い方を間違えると、それはただの悪でしかないのだ。
当たり前のことだが、小学校低学年の俺にはこの世の真理のように思えた。
だからブラックのベンチャー企業で、責任を押し付けられてクビになっても我慢した。
失業保険も貰えたし、転職先も見つかったから。
まぁその後死んだんだけど。
だから転生して、理不尽な目に遭っても我慢していた。
俺に直接危害を加えてきたわけじゃなかったから。
俺が前世のいじめっ子と同じようになりたくないから。
ユグドラのクソなやつらと同じになりたくないからだ。
「アリアスは協力したければすればいい。食糧事情も聞けるだろうしな」
「あなたは? 彼らはあなたの力を欲しているのよ。ユグドラの黒き剣の力を」
「俺が力を貸して暴れたら、今度はより一層亜人たちへの迫害が強まるかもしれない。そうなったら俺は彼らを追い詰めたも同然だ」
無闇に力を使ってはいけない。
これは前世もこの世界も同じことだ。
一時的に勝利を得られても、その後俺がいなくなったら彼らはどうなるのか。
出来ればそんなことになって欲しくない。
俺が出来るのは静観だ。
「なぁに。危なくなったら助けるくらいのことならしてやるさ。心配するなよ」
「レクス……あなたがそう言うなら、いいんだけれど……」
アリアスは少し困った顔をしている。
やはり俺にも加わって欲しかったのだろうか。
でもなぁ。俺が参加したら間違いなく騎士団と教会のやつらがうるさいからなぁ。
俺がどうしたものかと悩んでいると、他の獣人がフェリスに伝言を伝えているのが目に入った。
なんか慌てているように見える。
どうしたんだろう。悪い知らせでも入ったのか?
「た、大変だよボス! 聖女ローレシアがユグドラ王への反逆の罪で処刑されるって情報が入ったの!」
「なんだと?」
返事をしたのはダンではなく、俺だった。
「それは本当なのか? あの、あのローレシアが処刑?」
「王都に潜入してるメンバーからの連絡なの。間違いないの。処刑日は明日、国民たちの前で火炙りにした後、死体を広間に捨てて市民の不満をぶつけさせる予定らしいの」
「レクス、聖女ローレシアってあの聖女さまのことよね。あなたと一緒で、人間も亜人も分け隔てなく助けてくれる女神の代弁者と言われてる、あのローレシア?」
「俺と同じなもんか。あの子は正真正銘の善人で、お人好しな子だ」
俺の知る限り、この世界で一番の善人と言っていい。
だって俺なんかに話しかけてくれたし、笑顔で手を振ってくれたし。
あと別れの時も悲しそうな顔をしてくれた。
あのローレシアが処刑されるだと?
「そんな馬鹿な話があってたまるか」
やはりこの世界も、前世と同じだ。
まともな人間が死んでしまう。残るのはクズだけだ。
あの眩しい笑顔が二度と見れなくなるだと?
俺の転生ブラック職場生活の唯一の救いだった、あの子が死ぬ?
「どういうことだ。詳しく話してくれ」
俺は気付けば、レジスタンスのメンバー達に話しかけていた。
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